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こうして幸せになりました
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柔らかいベッドの上で目が覚めると私は驚いた。事務の仕事で身体が硬くなって熟睡できなかったのに、今は軽くなっていたからだ。全裸でシーツに包まれて、横に裸のエリオスがいたけれど問題なかった。
きっと犯された。心の中で毒づきながら、近くにあったクマの着ぐるみと周囲を確認する。何処か分からない部屋の中。豪奢な家具が置かれている事から、エリオスが王から賜わった屋敷なのだと瞬時に理解した。
音が出ないように身体を動かすとクマの着ぐるみを着た。前の部分のチャックを外せば前の部分は丸見えになる。エリオスの下半身に触れた。10センチくらいの柔らかく可愛い男性の部分だった。ムラっとして愛らしい皮が被ったものを口に含めた。お風呂に入ったのか男くさい匂いがしなかった。
唾液を溜めて口を窄めて時間をかけて刺激をすると徐々に大きくなっていく。一旦、口から抜いて大きさを確認するとさっきまでの大きさと比較にならないくらいだ。腹まで反り返っている雄々しい熱杭は、先端にトロっとした液体が溢れそうになっている。ぢゅっと音を立てて吸ってみるとエリオスの身体が大きく反り返った。
寝起きの間抜けな声を聞いて不味いと思ったけれど、最後までやり遂げたい気持ちで一心不乱に射精させることに集中する。
頭を押さえつけられて喉の奥に軽く当たって、ゴクリと口内にある唾や先走りの混ざった物を飲み込むと熱いむせかえるような香りが口内を満たした。
――男の匂いだ。英雄様を射精させることに成功したんだ。
吐き出したい気持ちを我慢して、飲み込む。身体の一部が熱くなり蹲った。今まで感じたことのない感覚で、一瞬お腹を壊したのかと勘違いしてしまった。
ドクッ……♡ドクッン……♡
脈打つ熱杭が元の大きさになるまで咥えたまま舌で刺激をしていた。エリオスがうわ言で
「もう吸わないでくれ……頼む……」
と言っていたが無視をした。小さくなるたびに喉奥で刺激をしていた。元の大きさに戻るころには、心の中で皮被りと呼んでいたおちんちんにキスを繰り返して、子種が入っている部分に深いキスの痕を残していた。
そんなことをしているとまた大きくなってしまい、犯されているから突っかかりがないはずと思って秘部にあてがった。前世の記憶だと上向き外向きがあって、どの体位が入れやすいか決まっているらしい。寝ているエリオスに跨って先端を入れると先端だけは簡単に入った。しかし、そこから先に進もうとしたらピリピリして腰が引けた。
あれ?もしかして私は処女だった?
そうだとしたら色々不味い。物事には順序があってセックスは結婚する時にするべきだ。止めようと思って身体を退かそうとした時、身体がグルんと回転してベッドに押し倒された。雄々しい熱杭は恐らく2回目なのに萎えずお腹につきそうになっている。恐ろしい性欲の強さに顔が強張った。身体中余すところなくキスされて、唇が奪われて口内を蹂躙すると濡れぼそった秘部に体重をかけて一気に入れてきた。声を出したらいけないと思って目を閉じて我慢していた。
「クマめ……夢の中まで私を襲いに来たのか……」
エリオスは憎々しい声を発すると、雄々しい下半身の剣でクマをやっつけようとしている。雌熊と勘違いしているのだろう。一番奥の鈴口に先端が当たると少し痛くて身体が震えた。
「ぁ……♡」
一方的に身体を刺激されて、自分が知らずに身体の内側は奉仕している。絶対に子種が欲しいとせがんでいるようで、ピッタリ吸い付いて離れようとしてくれない。エリオスが腹の底から獣のような声を出して一瞬驚いて、中がぎゅうぎゅうに締まると一瞬動きが止まって奥に白濁が吐精された。
身体の相性は私たちはとてもよかった。とても良すぎたのだ。
***
「はい、あーんして」
あれから3年。私は、エリオスの妻になっていた。結婚は絶対にしないと言っていたけれど、英雄を襲った証拠を彼は出してきて渋々恋人から始めることになった。あの時私に首をチョップしたのは何と本物の熊だった。英雄になった者は代々動物に追いかけられる習慣があり、エリオスはクマに追いかけられるホルモン体質だった。
だから、クマの口に射精していると思って生存本能で勃起して犯したのだが、相手は好きになりかけていた私で身体の相性も良かった。徐々に距離を詰めて行く予定が、相手からやってきたから逃げられるわけにはいかない。
沢山中出しした後は両親に挨拶をして、ウエディングドレスを着せてみたいと両親が言っている時に丁度よく仕立て屋さんが来た。どうやらカーテンを作ってもらうために来たのだけれど、何でか知らないけれど私の身体の採寸をしていた。あらかじめエリオスが用意していた仕立て屋だった。
恋人になると言ったのにとんとん拍子で婚約され結婚式をして夫婦になった。仕事を続けてもいいと言われて、エリオスの嫉妬の視線を感じながら働いていた。事務の仕事は慣れてしまい、目を瞑っても出来るようになった頃だった。事務所の近くで保育所を作って、人員不足で今は保育士の仕事をしている。事務員たちが預けている子供たちの面倒を見ている。
異世界で初めて離乳食を作ったけれど、好評で子供たちは食べてくれる。
いいなぁ。私も子供が欲しいなぁ。
自分の年齢を逆算して5人は産めるなと思った時、エリオスがやってきた。
「子供たちは可愛いですね。奥さん」
「あら、そう思いますか?私、子供は5人欲しいですよ」
周りの声に冷やかされて、エリオスは冗談で言ったと思ったら本気だったみたいで子作りを頑張った。毎晩お腹を撫でていたところ、魔力が高い子供が出来る満月の時に出来てしまった。
お腹が少し出てきたときに、仕事を休んで子供を産むことに専念する。
クマに追いかけられるホルモン体質は定期的に射精することで落ち着いている。
子供が生まれた時期は冬だった。寒かったのでクローゼットに入ってるクマの着ぐるみを取り出して着てみるとあたたかい。
その姿を見られてエリオスに抱かれた。抱き潰されて、垂れ流しになっている母乳も沢山吸われた。
「赤ちゃんにあげるミルクがなくなるじゃない」
エリオスの雄々しい熱杭を咥えて口内に吐き出された精子を飲み込んで、「おあいこだね」といった。
エリオスが捨てたクマと花束は今でも飾られていて、クズ男の子供を出産して捨てられた元婚約者に迫られるたびに睨んでいる。もうじき元婚約者は変態貴族と結婚するともっぱらの噂だ。
きっと犯された。心の中で毒づきながら、近くにあったクマの着ぐるみと周囲を確認する。何処か分からない部屋の中。豪奢な家具が置かれている事から、エリオスが王から賜わった屋敷なのだと瞬時に理解した。
音が出ないように身体を動かすとクマの着ぐるみを着た。前の部分のチャックを外せば前の部分は丸見えになる。エリオスの下半身に触れた。10センチくらいの柔らかく可愛い男性の部分だった。ムラっとして愛らしい皮が被ったものを口に含めた。お風呂に入ったのか男くさい匂いがしなかった。
唾液を溜めて口を窄めて時間をかけて刺激をすると徐々に大きくなっていく。一旦、口から抜いて大きさを確認するとさっきまでの大きさと比較にならないくらいだ。腹まで反り返っている雄々しい熱杭は、先端にトロっとした液体が溢れそうになっている。ぢゅっと音を立てて吸ってみるとエリオスの身体が大きく反り返った。
寝起きの間抜けな声を聞いて不味いと思ったけれど、最後までやり遂げたい気持ちで一心不乱に射精させることに集中する。
頭を押さえつけられて喉の奥に軽く当たって、ゴクリと口内にある唾や先走りの混ざった物を飲み込むと熱いむせかえるような香りが口内を満たした。
――男の匂いだ。英雄様を射精させることに成功したんだ。
吐き出したい気持ちを我慢して、飲み込む。身体の一部が熱くなり蹲った。今まで感じたことのない感覚で、一瞬お腹を壊したのかと勘違いしてしまった。
ドクッ……♡ドクッン……♡
脈打つ熱杭が元の大きさになるまで咥えたまま舌で刺激をしていた。エリオスがうわ言で
「もう吸わないでくれ……頼む……」
と言っていたが無視をした。小さくなるたびに喉奥で刺激をしていた。元の大きさに戻るころには、心の中で皮被りと呼んでいたおちんちんにキスを繰り返して、子種が入っている部分に深いキスの痕を残していた。
そんなことをしているとまた大きくなってしまい、犯されているから突っかかりがないはずと思って秘部にあてがった。前世の記憶だと上向き外向きがあって、どの体位が入れやすいか決まっているらしい。寝ているエリオスに跨って先端を入れると先端だけは簡単に入った。しかし、そこから先に進もうとしたらピリピリして腰が引けた。
あれ?もしかして私は処女だった?
そうだとしたら色々不味い。物事には順序があってセックスは結婚する時にするべきだ。止めようと思って身体を退かそうとした時、身体がグルんと回転してベッドに押し倒された。雄々しい熱杭は恐らく2回目なのに萎えずお腹につきそうになっている。恐ろしい性欲の強さに顔が強張った。身体中余すところなくキスされて、唇が奪われて口内を蹂躙すると濡れぼそった秘部に体重をかけて一気に入れてきた。声を出したらいけないと思って目を閉じて我慢していた。
「クマめ……夢の中まで私を襲いに来たのか……」
エリオスは憎々しい声を発すると、雄々しい下半身の剣でクマをやっつけようとしている。雌熊と勘違いしているのだろう。一番奥の鈴口に先端が当たると少し痛くて身体が震えた。
「ぁ……♡」
一方的に身体を刺激されて、自分が知らずに身体の内側は奉仕している。絶対に子種が欲しいとせがんでいるようで、ピッタリ吸い付いて離れようとしてくれない。エリオスが腹の底から獣のような声を出して一瞬驚いて、中がぎゅうぎゅうに締まると一瞬動きが止まって奥に白濁が吐精された。
身体の相性は私たちはとてもよかった。とても良すぎたのだ。
***
「はい、あーんして」
あれから3年。私は、エリオスの妻になっていた。結婚は絶対にしないと言っていたけれど、英雄を襲った証拠を彼は出してきて渋々恋人から始めることになった。あの時私に首をチョップしたのは何と本物の熊だった。英雄になった者は代々動物に追いかけられる習慣があり、エリオスはクマに追いかけられるホルモン体質だった。
だから、クマの口に射精していると思って生存本能で勃起して犯したのだが、相手は好きになりかけていた私で身体の相性も良かった。徐々に距離を詰めて行く予定が、相手からやってきたから逃げられるわけにはいかない。
沢山中出しした後は両親に挨拶をして、ウエディングドレスを着せてみたいと両親が言っている時に丁度よく仕立て屋さんが来た。どうやらカーテンを作ってもらうために来たのだけれど、何でか知らないけれど私の身体の採寸をしていた。あらかじめエリオスが用意していた仕立て屋だった。
恋人になると言ったのにとんとん拍子で婚約され結婚式をして夫婦になった。仕事を続けてもいいと言われて、エリオスの嫉妬の視線を感じながら働いていた。事務の仕事は慣れてしまい、目を瞑っても出来るようになった頃だった。事務所の近くで保育所を作って、人員不足で今は保育士の仕事をしている。事務員たちが預けている子供たちの面倒を見ている。
異世界で初めて離乳食を作ったけれど、好評で子供たちは食べてくれる。
いいなぁ。私も子供が欲しいなぁ。
自分の年齢を逆算して5人は産めるなと思った時、エリオスがやってきた。
「子供たちは可愛いですね。奥さん」
「あら、そう思いますか?私、子供は5人欲しいですよ」
周りの声に冷やかされて、エリオスは冗談で言ったと思ったら本気だったみたいで子作りを頑張った。毎晩お腹を撫でていたところ、魔力が高い子供が出来る満月の時に出来てしまった。
お腹が少し出てきたときに、仕事を休んで子供を産むことに専念する。
クマに追いかけられるホルモン体質は定期的に射精することで落ち着いている。
子供が生まれた時期は冬だった。寒かったのでクローゼットに入ってるクマの着ぐるみを取り出して着てみるとあたたかい。
その姿を見られてエリオスに抱かれた。抱き潰されて、垂れ流しになっている母乳も沢山吸われた。
「赤ちゃんにあげるミルクがなくなるじゃない」
エリオスの雄々しい熱杭を咥えて口内に吐き出された精子を飲み込んで、「おあいこだね」といった。
エリオスが捨てたクマと花束は今でも飾られていて、クズ男の子供を出産して捨てられた元婚約者に迫られるたびに睨んでいる。もうじき元婚約者は変態貴族と結婚するともっぱらの噂だ。
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