異世界に来たけれど働きたくないからペットになってグーたらしている。

シェルビビ

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異世界で成り上がりたい男の相棒になった母乳が出るようになった私の話

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 仕事に行きたくないと横断歩道を渡らなかったら異世界に来ていた。訳が分からないだろうがそうなのだから仕方がない。

 愛沢このみ26歳。派遣OL。

 突然流行った訳の分からない流行病でワクチンを打ったりリモートワークになった時、私はとても疲れていた。リモートワークになってから仕事の量が見えるようになり、効率よく働いていると思われてから仕事の量が増えてしまった。

 意味が分からないにもほどがある。
 効率よく時間内に終わるために働いていて他の人の1.5倍の仕事が回ってくるなんて。

 久しぶりに会社に行くことになり契約の更新をすることになっていた。派遣社員として働いて3年。育休要員として働いて契約満了の時期が来た。この時期に解雇されたら働き先何て選べない。

「もう仕事したくないよ。正社員と同じ仕事をして年収だって低いし、重要な仕事の手柄だって奪われる。もう嫌……」

 自分を知らない所で人生やり直したい。年だって若返って家族を持ちたい。
 久しぶりに着たスーツは鎧のように重く感じ、太陽の光も眩しく感じられる。


 こっちの世界においで


 誰かの声が聞こえて空を見上げた。声に導かれるように横断歩道を渡らず振り返ると日本じゃない場所にいた。

 ♢

 海の匂いがする。久しぶりに感じる潮風で涙が出そうになった。暫く帰っていない地元の事を思い出していた。近くに食事処があるのだろう。香ばしい美味しそうな匂いを感じる。

「いらっしゃい、迷い人が目の前に現れるなんて信じられないよ。最初に景気づけにいっぱいどうだい?」
「え、ああ、お昼からビール……」
「こっちではエールって言うんだ。まずは飲んでみようか」
「ごめんなさい、お金が……」
「俺たちが払うからいいよ」
「でも……」
「こっちに座りなよ」

 屈強な男たちに囲まれても誰も助けてくれない。異世界ライフは強姦ライフにシフトチェンジしようとしていた。
 ――ああ、ツイていない。

 数時間後にはアヘ顔ダブルピースを決めていると思うと美味しい食事も美味しく感じる。揚げたての魚のフライとエールは以前の世界では味わえなかった。スーパーの総菜のぐちゃぐちゃになった半額の商品を買っていた。だって2年間も部屋に籠っていて彼氏は人生で一度もいたことがない。年齢=彼氏いない歴。私は喪女というやつだった。

 二次元の彼氏のために脱毛してエステに行きお金を稼いでいる日々。裏アカウントでモザイク無しのおまんこを見せておちんちんを見せてもらう生活を送っていた。それでも現実の男に抱かれたことはなかったからね。

(屈強な男にずっと抱かれたくて仕方がなかったんだよね。くくく、レイプ小説に出てくる大男だわ。これは潮吹きパーティーの始まりだ。体力がないから失神してからズッコンバッコンやりまくるやつだ。くっくく、エロ小説ランキング見てきてよかった)

 何杯もエールを飲んでいい感じで酔っぱらうと男たちに囲まれて何処かに向かう。これは絶対にまともな場所じゃない。精液をぶっかけられて虚ろな目で何処かを見て、コポッて下半身から精液吐き出すシチュエーションが想像できる。

 楽しみだなぁ。

 連れて行かれた場所は綺麗な場所で拍子抜けしたけれどこれから始まる行為に比べればどうでもいい事だ。
 さあ、セックスパーティーの始まりだ。

「さっきからニヤニヤしているけれど思っている事は起こらない」
「へえ?」
「異世界から来た処女の女なんて売ったら一生食うに困らない金が手に入る。でも目の下のクマや体調の悪さで値段が下がってしまう」
「ひゃ、そんなハイパーレイプライフが……」
「全く、異世界から来た女って皆セックスが大好きなのか?清純な子が一人もいないじゃないか。むっつりスケベで処女でセックスに抵抗がない。これから体調を良くして、清純を叩きこんでやる。これで俺も爵位を貰って良い嫁を手に入れる。フハハハハハ」

 こうして私は男に駒になる事になってしまった。

「セックス、アクメ潮吹き精子盛り盛り失神は?」
「俺と一緒にいる時はないと思え。俺は今まで勃起したことがない」

 異世界に来て初めて泣いた。3食保証してくれるがそれ以上の事は期待してはいけないと言われた。

 ♢

 男はジュドーという名前で貴族と平民の子供だった。ジュドーの仲間たちが話していたので黙って聞いていた。平民の父親が成り上がりたくて妊娠したのに結果は認められなかった。貴族の銀色の瞳は平民から産まれることはないので、目の色は普段は隠している。

 話を聞いていて男が妊娠して出産することが分かった。
 女の子はいないのか聞きたかったけれど聞いてはいけない雰囲気を出していた。

 貴族と平民には越えられない壁があるらしい。今のところは感じられないけれどいずれは実感することになるのだろう。

 売りに出される時期は分からないけれど今日もお勉強の時間が始まる。
 処女が言いそうな言葉を言わされる練習だ。

 拷問に近い授業なので抜け出して異世界の城下町を歩いている。遠くから名前を呼ばれているのでお店には行って隠れた。異世界人の私は珍しい黒髪黒目でこの世界における幸福の象徴だ。招き猫のような存在である私が入ると裏口から逃がしてくれる。たまにセックスしているカップルや夫婦を眺めながらボーっとする。

「いいなあ、セックスしたいなあ」

 猫だって交尾しているのに私とジュドーはしていない。
 今日は海が荒れている。こんな日は丘のてっぺんまで登って見下ろした方がいい。

 ジュドーが行ってはいけないと言っていた場所は反対方向にある。


「森の中には行ってはいけない。魔女が住んでいるから絶対に行くな」
「行かないよ。魔女って何をするの?」
「呪いをかける」
「誰かかけられた人がいるの?それってどんな呪いなの?まさか」

 ジュドーの下半身を見つめると憤慨されてしまった。ジュドーは180センチの高身長で160センチの身長の私はいつも見上げてしまう。そしておちんちんを見せてくれない。一緒にいて2週間でジュドーのおちんちんは見れていない。他人のおちんちんを見ることは出来たのに。

 この世界の楔はずっしり重く大きい。孕ませることに特化しているみたいだ。

 寝ている時に触ったら起き上がって怒られた。ヒンヒン泣いた。
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