上 下
15 / 16

転生者 語る

しおりを挟む
 リリアの子作りセックスは学校に通っている時も続けられた。スペルマ家は火の魔法が得意で魔力量も多い。
 授業で火の鳥を作らせてリリアはチート能力と過信して魔力を大量に使う。

 褒め称えられると大きくなったおっぱいをぷるんっ♡と揺らして、男子たちを勃起させる。生命維持に必要な1割しか残っていない魔力いない。

 最近リリアは妊娠しないように避妊魔法をかけてもらっている。子作りセックスに気が付いていないのに察しがいい事だ。女性器の保護をする魔術を身体にかけて貰って自信満々なリリア。

 巻き毛の金髪をストレートにして灼眼の瞳で勝気なつり目を化粧で垂れ目にして娼婦館行を免れようとしている。シロカは強制的に子作り禁止になったが中の人が違う事で、いつもと違うリリアが見れることを楽しんでいる。

 自慰禁止した転生者リリアがどのくらい耐えられるのか調べてみた。

 1日目

 余裕のリリアが魔法学校で授業を受けて平民とおしゃべりして公爵家に帰った。自慰も何もしない。

 3日目

 たまに男子の下半身をみている。特に精子がパンパンに詰まった陰嚢の部分をじっと見る。

 5日目

 発情した雌のように呆けた顔をしている時がある。下着は愛液でしっとり濡れているので替えの下着をトイレで交換している。男子たちに誘われて妊娠するといけないのでシロカのザーメンが入った紅茶を飲ませて我慢させる。

 7日目

 自慰しようとするところをメイドとシロカが止めさせる。転生者が前世の人格か憑依した人間か知らないがリリアで自慰していいのはリリアだけ。両手両足をしばって寝ている時も油断させない。

 9日目

 子宮が疼きままならないので女性器保護の魔法を解除しようと魔術師の元に行くが【結婚するまで妊娠できないようにする】と注文したため契約破棄できずにシェリンに解除してほしいとお願いしてくる。

 ♢

 リリアに呼ばれて公爵家に向かうと発情しきってどうしようもない金髪灼眼のストレートヘアのリリアがいた。

「たしゅけて……オナニーしたいよぉ……」

 オナニー。それは久しぶりに聞いた地球の言葉だ。赤と白のストライプの壁紙と品のいい調度品が飾られている部屋で今二人きりだ。

「最初に話していた『転生者』ってなに?」

 ここまで来たら誤魔化さずに話してくれる。おまんこが落ち着いたときに話し始めた。

「わたし、この世界と違う世界で生きてて交通事故で死んで、この世界に来ていたの。」

 リリアの身体にいる人間が話し出した。会社員として働いている28歳の女性で、気に入った小説の中に転生していた。小説の世界と違って皆リリアに親しく話しているが、下級貴族や平民と仲が良くない。このままでは娼婦館行きになってしまう。

「下級貴族と商談なしに話す機会なんてないけれど、以前の世界の常識で判断しているのですね。4か月経ってもまだ慣れないのですか?」
「慣れるわけないじゃない!学校の空き時間でセックスして、休みの日も外でセックスして、こんなの小説に書いてなかった!」
「でも娼婦館行小説なら外でセックスするでしょう?誰にも咎められる描写がないなら皆やっていると思うけれど」
「それは遮断魔法で隠しているのよ。書いてないけれど」

 ああ言えばこう言うで言い訳を繰り返している。

「食事は美味しいですか?」
「美味しいわよ。そういえばマヨネーズもソースもお好み焼きもあるのね。きっとこの世界に同じ転生者の人がいるかもしれないわ」

 リリアが嬉しそうな顔をして両手を合わせて話している。目の前にある紅茶やアフタヌーンティースタンドに置かれている食事は彼女が食べている。勧められても私は拒否をした。

「そう。あれ精子を練りこんでいるから美味しいでしょう?」
「え?」
「普通の物にはいれていないけれど、あなたの大好きなシロカの精子を食事に混ぜているの。今飲んでいる紅茶もアフタヌーンティーの食事も。以前パンに練りこんだらリリアは『子種の風味が消えるから冷たくなったらかけて』って言ったの。パンにかかっている白の砂糖かけは精子入りなのよ」

 リリアが口を抑えて真っ青になり信じられない顔をしている。少し前に入って来たシロカとメイドたちは、その顔を無表情で見て新しいアフタヌーンティーセットを静かに置いた。

「女性器保護の魔法を勝手にかけた時ビックリしたけれど、おまんこで精子を味わうよりも口で味わいたかったのかしら」
「おま……」
「閨教育の相手はシロカで処女なんてとっくの昔に捨てているじゃない。大好きなシロカだけの子供を産むって言っていたのに。忘れたの?転生者さん、あなたリリアを何処にやったの?」

 メイドたちがリリアを立たせて服を脱がせて全裸にするとベットに寝かせた。

「や、やめて!」
「リリアならここで喜んでいるのに。向こうでは恥ずかしがってめんどくさい事をさせるのがマナーなのかしら」

 ベットの上でメイドたちが太ももを広げた。リリアの女性の部分を守る貞操帯はどんな魔法でも解除することは出来ない。恥ずかしさのあまりリリアは泣いているが、泣きたいのはリリアの元の人格だろう。

 こんなご褒美プレイに参加できないことを嘆いている。

「子作りすることの重要性は4か月で学んで来たでしょう?それなのに子作りもしない公爵令嬢なんて。同じ貴族として恥よ」
「シェリンもそうじゃない!」

 メイドが持っていた馬に使う鞭で軽く叩くと太ももを閉じようとしたので貞操体を鞭で撫でると顔を背けた。

「王子妃候補で外交もしている私と子作りセックスも何もしていないリリアと比較するの?厚かましいにもほどがあるわよ。どうせ娼婦館行になって子作りするのだから今からやっても同じでしょう?」
「ヤダ!小説では妊娠描写ないもん!」

 暴れて動いているリリアの両手を拘束して魔法を出さないように封印する。リリアに目隠しをするとドアが開く。

 MKCことレオンハルト王子だ。

「避妊魔法は消せないけれど魔法を解読して文字を付け足すことで反転させることが出来る」

 呪文を唱えるとかかっている恥丘に文字が浮き出る。魔法を解読しレオンハルト王子の手から出る白い液体で文字を丁寧に付け足していく。

「やっ♡たしゅけて……レオンハルト王子……」
「いやだね。おっぱいも吸わせてくれないくせに大きくなっていく乳首やおっぱいも吸えないこっちの気にもなってくれ。リリアなら心地のいい東屋で頭を撫でながら吸わせてくれた。彼女のことが好きだったからお前のことが嫌いだ。よしっ、完成した」

 レオンハルトによって新しい魔法が体内に植え付けられる。その途端暴れだして、日本語で沢山のことを話しだした。周囲にいるメイドもレオンハルトも壁側に避難している。

「お嬢様、苦しいですか⁈変わって差し上げたい、僕はここにいます。お嬢様頑張ってください――」

 シロカだけ近くにいた。彼だけがリリアを抱きしめて精神をとどめているようだった。しばらくすると落ち着いたリリア。レオンハルト王子を前に立たせてリリアに近づいた。
 虚ろな目をしたリリアが

「助けて……フェイロン様……ここから連れ出して結婚して……」

 聞きなれた名前を聞いて驚いていた。周りのメイドやシロカも

「まさか娼婦館でする相手って」
「近衛騎士団長で竜族の血を引きちんぽが二つあると言われているフェイロン公爵閣下……」

 リリアの体内には避妊魔法を反転させた魔法がかかってしまっている。貞操パンツを脱がすとお腹の下に淫紋が浮き出て古代文字で何か書かれている。

「レオンハルト王子、これ何の魔法にしたのですか?」
「ご主人様専用の苗床と書いている。センスがいいだろう。苗床にしたのは俺もおっぱいを吸いたいからだ。早く妊娠して母乳を吸いたい。身体が傷ついてもすぐに治り、穴の伸縮が気持ちよくしたのだ。一度抱けば男も浮気できないように、陰部にお互いの名前が刻まれる。」

 シロカはベルトを下ろして先走りで糸が引いている陰茎をリリアに女性器に埋めた。この場にいる者たちは誰も子作りに突っ込まなかった。

 リリアの名前を苦しそうに呼んでいるシロカ。気持ちよくて潮吹きをしていても反応がない。

 何度目かの中出しでリリアが目覚める。


「あれ?今日はこういうプレイなの?」


 部屋の中、歓喜の声が響きメイドたちが抱きしめ合いレオンハルトを中心に円陣を組んで彼の周りで万歳をした。

「レオンハルト王子万歳!」
「天才レオンハルト王子に祝福を!」

 レオンハルト王子は美しい口を弧を描いて笑った。
 私はレオンハルトの横で笑っていた。

 リリアとシロカに着替えてもらった。続きをしたそうだけれど我慢してもらった。
 転生者の人格がどうなったのか、元のリリアに戻ったのか確認するために準備をしてもらった。

 魔道具で作った持ち運びのできる冷蔵庫に入った瓶を取り出した。

精子ザーメンテイスティングしてもらうわ」

 リリアはゴクンと生唾を飲むと瓶の中身のドロドロを手に持って確認する。閨教育の一環でやっていた授業でリリアは満点を取っている。匂い、練度、飲食でイキのいい精子を確認できる。

「シロカ、嫌だと思うが検査のために協力してほしい」
「はい……お嬢様。いつものようにしてください」

 シロカがリリアに促すとテストの解答用紙が目の前に置かれる。20個ある精子が入った瓶を置くと時間を測る。リリアの真剣な眼差し。全て確認すると文字を書き出した。

「終わりました」

 時間は数分しか経っていない。
 正解を知っているのは厳重に包んだ封筒の中に入っている紙だけだ。

 レオンハルトが取り出して、全員の前で発表をする。

「全部、シロカの精子だ」

 リリアの解答用紙には【全てシロカの精子】と書かれている。

「匂いも嗅がずよくわかったわね」
「何日前に射精したものかよくわかるわ。転生者に意識を支配されていたけれど、おまんこや子宮は自分の意志があったからシロカの精子をよく味わっていたの。ずっと狭い暗い部屋の中で一人でいて死にかけていたけれど、中出しされるたびに生きている感覚が戻っていったの。そう、あれは一方的な支配だったわ」

 リリアは乗っ取られた恐ろしい日の始まりを語りだしたのだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

未亡人メイド、ショタ公爵令息の筆下ろしに選ばれる。ただの性処理係かと思ったら、彼から結婚しようと告白されました。【完結】

高橋冬夏
恋愛
騎士だった夫を魔物討伐の傷が元で失ったエレン。そんな悲しみの中にある彼女に夫との思い出の詰まった家を火事で無くすという更なる悲劇が襲う。 全てを失ったエレンは娼婦になる覚悟で娼館を訪れようとしたときに夫の雇い主と出会い、だたのメイドとしてではなく、幼い子息の筆下ろしを頼まれてしまう。 断ることも出来たが覚悟を決め、子息の性処理を兼ねたメイドとして働き始めるのだった。

巨根王宮騎士の妻となりまして

天災
恋愛
 巨根王宮騎士の妻となりまして

完結 チート悪女に転生したはずが絶倫XL騎士は私に夢中~自分が書いた小説に転生したのに独占されて溺愛に突入~

シェルビビ
恋愛
 男の人と付き合ったことがない私は自分の書いた18禁どすけべ小説の悪女イリナ・ペシャルティに転生した。8歳の頃に記憶を思い出して、小説世界に転生したチート悪女のはずが、ゴリラの神に愛されて前世と同じこいつおもしれえ女枠。私は誰よりも美人で可愛かったはずなのに皆から面白れぇ女扱いされている。  10年間のセックス自粛期間を終え18歳の時、初めて隊長メイベルに出会って何だかんだでセックスする。これからズッコンバッコンするはずが、メイベルにばっかり抱かれている。  一方メイベルは事情があるみたいだがイレナに夢中。  自分の小説世界なのにメイベルの婚約者のトリーチェは訳がありそうで。

【R18】悪役令嬢を犯して罪を償わせ性奴隷にしたが、それは冤罪でヒロインが黒幕なので犯して改心させることにした。

白濁壺
恋愛
悪役令嬢であるベラロルカの数々の悪行の罪を償わせようとロミリオは単身公爵家にむかう。警備の目を潜り抜け、寝室に入ったロミリオはベラロルカを犯すが……。

私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~

あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。 「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?

[R18] 18禁ゲームの世界に御招待! 王子とヤらなきゃゲームが進まない。そんなのお断りします。

ピエール
恋愛
R18 がっつりエロです。ご注意下さい えーー!! 転生したら、いきなり推しと リアルセッ○スの真っ最中!!! ここって、もしかしたら??? 18禁PCゲーム ラブキャッスル[愛と欲望の宮廷]の世界 私って悪役令嬢のカトリーヌに転生しちゃってるの??? カトリーヌって•••、あの、淫乱の••• マズイ、非常にマズイ、貞操の危機だ!!! 私、確か、彼氏とドライブ中に事故に遭い•••• 異世界転生って事は、絶対彼氏も転生しているはず! だって[ラノベ]ではそれがお約束! 彼を探して、一緒に こんな世界から逃げ出してやる! カトリーヌの身体に、男達のイヤラシイ魔の手が伸びる。 果たして、主人公は、数々のエロイベントを乗り切る事が出来るのか? ゲームはエンディングを迎える事が出来るのか? そして、彼氏の行方は••• 攻略対象別 オムニバスエロです。 完結しておりますので最後までお楽しみいただけます。 (攻略対象に変態もいます。ご注意下さい)   

R18 優秀な騎士だけが全裸に見える私が、国を救った英雄の氷の騎士団長を着ぐるみを着て溺愛する理由。

シェルビビ
恋愛
 シャルロッテは幼い時から優秀な騎士たちが全裸に見える。騎士団の凱旋を見た時に何で全裸でお馬さんに乗っているのだろうと疑問に思っていたが、月日が経つと優秀な騎士たちは全裸に見えるものだと納得した。  時は流れ18歳になると優秀な騎士を見分けられることと騎士学校のサポート学科で優秀な成績を残したことから、騎士団の事務員として採用された。給料も良くて一生独身でも生きて行けるくらい充実している就職先は最高の環境。リストラの権限も持つようになった時、国の砦を守った英雄エリオスが全裸に見えなくなる瞬間が多くなっていった。どうやら長年付き合っていた婚約者が、貢物を散々貰ったくせにダメ男の子を妊娠して婚約破棄したらしい。  国の希望であるエリオスはこのままだと騎士団を辞めないといけなくなってしまう。  シャルロッテは、騎士団のファンクラブに入ってエリオスの事を調べていた。  ところがエリオスにストーカーと勘違いされて好かれてしまった。元婚約者の婚約破棄以降、何かがおかしい。  クマのぬいぐるみが好きだと言っていたから、やる気を出させるためにクマの着ぐるみで出勤したら違う方向に元気になってしまった。溺愛することが好きだと聞いていたから、溺愛し返したらなんだか様子がおかしい。

処理中です...