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61 マミ達 風を感じる (2)
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マミが、ダイヤウィッチィの白のコスチュームを超次元待機状態にして、
一糸纏わぬ裸身になり、優美な柔肌に淡く虹の光粒子を帯びて、
絶景の只中に浮遊して、自然の空気と全身で触れ合う。
周囲の5人の少女達の瞳を意識して、どうしようもなく頬を染めて、
マミが、「…やっぱり太陽の下で何も着てないって恥ずかしいな……」と、
ほのかに身をよじって、
なんとなく、自然の波動を感じて、
おだやかに、自然の空気を吸い込んで、おだやかに、体内の空気を吐いて、
ふと、
思い切り、思いっ切り、自然の空気を吸って、
思い切り、思いっ切り、自然の空気を吐いて、
深い、深い呼吸を、何度も、何度も、繰り返して、
なんとなく、おだやかな面差しになって、ほのかに頬を染めて、
マミが、瞳を閉じて、おだやかな風に肌で触れ合い続ける。
フレナも、クレイアも、マリンも、ミーユも、フィリスも、
なんとなく頬を染めて、マミの裸身に、面差しに、見入ってしまっている。
神界波動が、マミの波動が、限り無く増して、
秘かに、周囲の空間に、超次元空間に、
5人の少女の超次元感覚に、響いていく。
ふと、瞳を開いて、マミが、「…感じた…?」と。
「…感じた…!!」と、フレナが。
クレイアは黙ってうなずき、
マリンは、鋭い瞳で、「…感じました……!!!」と。
ミーユが、この上なく真摯な瞳で、「……感じました……!!!!」と、
身を震わせて、
フィリスが、「…感じました……!!!!」と、どこか愕然とした面持ちで。
ふと、マミが、気まずそうに頬を染めて、「…みんなにも、試してもらって
みたらどうかな、とは、思うんだけど……!!」と。
少し震えて、頬を真紅に染めて、それでも、「…解りました……!!!」と、
ミーユが、コスチュームを超次元待機状態にして、
ガッディスジュエル以外一糸纏わぬ裸身を陽光の下で露わにし、
「…!!!」フィリスも、敢えて一言も言わずに、頬を染めて、裸身になる。
「…こうなりゃわたし一人じたばたしても仕方ないか…!!!」と、
マリンが、覚悟を決めて、やっぱり頬を染めて、思い切り良く裸身を晒す。
マミが、「あの、えーと、
…無理強いするつもりは無かったんだけど……」と、少しうろたえて、
フレナが、「…みんな毎晩裸でお付き合いしてるんだから
それがお日様の下になったってだけでうろたえても
仕方ないと思うんだけど……」と、苦笑して、
マリンが、「…お日様の下で裸はさすがにいろいろと
あるでしょ…!!!?」と、一層頬を染めて、少し強い口調で。
ミーユが、一層頬を染めて、恥ずかしさに震えて、それでも、
懸命に、「あっ、あの…!!!!、マミ様が望んでくださるなら…!!!!、
…わたしは…、…その…、いくらでも…隅々まで……わたしの…
裸…観て…頂いて…構いま…せんから……」と、
ふと、「……わたしなんかで…よろしければ……」と、
なんだか自信が無くて、落ち込みかけながら。
マミが、大いにあせって、「!!っ、そんなっ!!!!、
なんかとか…!!!!、…ミーユはとてもすてきだし…!!!!!、
その、可愛いし、きれいだし、…その、…いい意味で…、
…エロいし…!!!!!」と、懸命に。
ミーユが、「!!!!っ、そっ!!!!、そんな……!!!!」と、
無限を超えて頬を紅くして。
マミが、思い切り頬を染めて、「…えーと、とにかく…!!!!、
…深呼吸…しよう……!!!!!」と。
マミも、ミーユも、フレナも、マリンも、フィリスも、それぞれの表情で
頬を染めて、つられてなんだかクレイアも少し頬を染めて、
それでも、みんな、なんとなく瞳を閉じて、
限界を超えるぐらいに深く自然の空気を吸って、
限界を超えるぐらいに深く自然の空気を吐いて、
ひたすらに、繰り返し続ける。
いつしか、
マミの表情がおだやかになっていく。
周囲の自然に秘められていた、無限の神界波動が、
満ち溢れる様に、果てし無く大きく、響いて、
ミーユを、フレナを、マリンを、フィリスを、クレイアを、マミを、
包み込んで、
ミーユの波動も、フレナの波動も、マリンの波動も、
フィリスの波動も、クレイアの波動も、マミの波動も、
果てし無く増しながら、響いて、
自然の神界波動と、響き合っていく。
ふと、マミが、内心でつぶやく。
(……この、自然の波動が、気持ちいいな……)
(……なんだか、ずうっとこうしていたい……)
(……空気、おいしいな……)
(……風が、気持ちいいな……)
思わず、マミが、瞳を開く。
快晴の、雲一つ無い青く澄んだ大空に、
大きな、美しい虹が、輝いている。
ミーユも、フレナも、マリンも、フィリスも、クレイアも、
なんだか、大きな虹に、観とれてしまう。
クレイアが、少し自嘲気味に、「……自分で、
戦う為だけの力を超えた、本当の強さが必要、なんて、言っといて…、
…戦闘訓練しか思いついてなかった……、
……わたし、結局、戦う事しか……」と。
マミが、わずかに苦笑気味に、「……クレイア、
きみまだ11歳相当だろ…?、…まだまだこれから、
いろんな事に気付いていけばいいんじゃないかな……?」と。
思わず、ほんの少し、クレイアが頬を染める。
苦笑してマミが、「…おれもまだまだ、気付いてない事、解らない事、
山の様にあるし……、
…人に偉そうに言える柄じゃないかあ……」と。
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