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第三章 奪われた神、太陽の如く
12.わくわくする演出
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「何してんだ、お前…?」
ハヤテの呆れた声が、静まり返った部屋に響く。
「…………」
「おいおい、無視かよ?」
2時間程、時間を戻そう。
****
「おーい、居ねえのか?」
セルムブルグのカムナクイナの屋敷前。
呼ばれたから来てみたものの、中はもぬけの殻。
(んだ、この気持ち悪い感覚は…)
夢を見る国とは比べ物にならないくらい広大な領地なのにも関わらず、付近は気持ち悪いほど静かだった。
仕方なくカムナクイナの屋敷まで足を運んで声をかけたが、反応は返ってこない。
しかも、付近には異常なほど強い気配が漂っている。
恐らく、常人なら立っていることも困難なレベルのものだ。
形容し難いが、イメージで言うと妖気やら魔力やら。そういう何か嫌な雰囲気を街の全体から感じる。
(これは、メルクーリ達は連れて来なくて正解だったかもな…)
ここまで不可解な現象が揃えば、『何かある』というのは想像に難くない。
「チッ」
ハヤテは舌打ちして、街を歩き始めた。
(痕跡一つ残ってねえな。まるで初めから人が居なかったみたいじゃねえか)
ハヤテの知る限り、こんな巨大な土地の生き物をまるまる全て消してしまうような神、怪異の類はない。
子供を攫ったり、女を攫ったり…と、あったとしても中途半端な伝承しかなく、それにしてもこの状況を説明するのには無理がある。
不可能だ。
戦闘して殺された…、連れ去られた、そういうのであれば理解はできる。
難度は高いが、不可能ではないから。
ただ、この状況は争った形跡も抵抗した痕跡も無い。
(この領地には神やら何やらのバケモノが多少揃ってたはずだが…、それも無抵抗で消えたのか…?)
こんな辺境に居るのは信仰心のほとんど無い木っ端の神霊達ばかりなので、力のある相手ならあるいは可能かもしれないが。
なんにせよ、情報が足りない。
そしてそれは奇しくも、ハヤテが望んでいた状況なのだった。
****
「クソ、まじでどうなってんだ…?」
結論から述べると、何も無かった。
痕跡もそうだが、ハヤテに対してのアクションも無い。
相当な時間この街を歩き回ったので何かトリックがあって消えたのだとしたら、ハヤテも今頃消えていておかしくないはずだ。
それがないということはつまり、完全にこの街の領地民のみを狙って行われたものと言うことになる。
ヒントの一つも無いのでは、流石のハヤテも謎解きに入ることはできない。
現在唯一の情報は
・跡形もなくあらゆる種族の生き物たちが消えた
これだけ。
ちなみに、ハヤテの知る限りの情報というのは、何もこの世界の情報だけではない。
ハヤテはこの世界に来てから直ぐにメルクーリの部屋を奪い取り、そこの本棚を始めとしたあらゆる本を読み尽くしている。
つまり、多少はこの世界や、他の世界の伝承に対する知識を身に着けているわけだ。
そのハヤテを持ってしても情報がほぼ増やせないとなると、打つ手無し。
流石のハヤテも────。
(いや、待てよ…。確かに俺の知る限りの神話や怪異の類でそれらしきものはいないが…、神隠しのような伝承自体は存在するんじゃねえか…?)
つまり、現象そのものは存在するが、実態を持たないモノ。
確かにそれは存在する。
中国や日本の話によく出てくる妖怪のような部類の"実態を持つもの"ではなく、神隠しや自己像幻視というような、伝承は存在するが、それ自体は生き物として設定されていない"現象"。
ここで、一つの可能性がハヤテの頭に芽生えた。
「おいおい、マジかよ…!」
ハヤテはここに来て、いつもより凶悪に笑顔を浮かべた。
そう、ハヤテのそれはまさに正解を導く糸口。
「つまり、この世界に降りているのは"修羅神仏そのもの"ではなく『伝承自体』ってわけかッ…!」
本当に、バケモノじみた頭の回転速度である。
結論を述べよう。
この世界に降り立った堕神や堕天使。消えた仏神に異界の悪魔。
いずれも全て、『伝承そのものが具現化して降りてきたもの』である。
わかりやすく言い換えるなら、『神という存在が降りてきたのでは無い』。
それは逆に言えば伝承やそれに近いモノさえ存在していれば、それが概念的なものであっても、この世界に降臨することが可能ということを意味している。
例えば、有名な思考実験には『ラプラスの悪魔』『マクスウェルの悪魔』というものが存在する。
これらは存在しない悪魔を、『存在すると仮定して』、もしくは『"知恵"という概念を悪魔として』呼称しているわけだが、上記の前提条件に照らし合わせれば、この世界には
世界のありとあらゆる天才学者達を混乱の海に沈めた『ラプラスの悪魔』『マクスウェルの悪魔』という大怪物が存在していることになる。
熱力学をあざ笑う最強の悪魔、そして今この瞬間において、世界の終わりまでの全てを知ることが許された全知の悪魔。
それは、神を上回る可能性を少なからず保有した特異的な存在。
そんな者達が跋扈している世界。
改めてこの世界の異常性を理解したハヤテは、笑いが止まらない。
しかし…。
「お見事。ようわかったなぁ、坊…?」
その声に、思わずハヤテは固まる。
なぜなら、そこにいたのは消えたはずのカムナクイナだったのだから。
****
カムナクイナはハヤテ達に連絡を送ったあと、直ぐに大型の領地へ報告に行ったのだそう。
この事件は一人では対処しきれない、と判断したゆえの決断だ。
外部の存在に対して信頼を置くことをそこまで好まないカムナクイナが即座にその判断を下したということは、そういう存在が相手なのだろう。
と、話を聞いたところによれば最近、セルムブルグで暴動が起きたらしい。
まあ、蓋を開けてみれば暴動の内容は『家を一つ壊しただけ』という可愛らしいものだが、問題はそこにない。
「ウラで手を引いとった者がおるらしくてなぁ…」
要約すると、その黒幕に喧嘩をふっかけた結果、領地民全員の神隠しに繋がったと。
つまりはそういうことらしい。
ただ、ハヤテはまだ納得行っていない箇所がいくつかある。
例えば、『神隠しの伝承』がこの世界に生き物として存在することは理解できたが、まあまあ大きな街の全ての生き物が丸々消えるなんて聞いたことがない。
伝承がそのままこの世界に来ているなら、むしろそれ以上のことは出来てはいけないはずだ。
なぜなら、伝承を超えて物事を成し遂げてしまったら、それは『伝承の存在』では無くなってしまうから。
伝承は、成長をしない。
元から上限値を決められている。
出来ることは何でもできるが、出来ない事は"できるようにならない"。
そういうものであるはずだ。
ハヤテがそれをカムナクイナに問いかけると、カムナクイナは神妙な面持ちで頷いた。
「それが、最近になって『霊格を底上げされる者』が増えているんよ。私のところもそれ関係の書類でいっぱいいっぱいやわ」
カムナクイナは目を細めて、ハヤテを見る。
「なにせ、坊の事も最初は"そっち側"やと思っとったしね」
確かに、ハヤテの可動範囲は人間のソレを大きく超えすぎている。
逆の立場であれば、ハヤテもそれを疑うだろう。
無理もない。
「まあ、相手の正体は特定できた。その所属もなぁ」
「どこのどいつだ…?」
「まだ聞かんほうがええよ。ただ、相当ヤバい奴らを敵に回しとる。覚悟はしとき…?」
カムナクイナはそういうと、「まあ一応、仮に上の領地から援軍でも来たら。それで相手さんも終いや」と呟いた。
───────それがいけなかった。
「そいつは困るなぁ…?」
「「ッ…!!」」
一瞬、心臓が刺し貫かれたようなヒンヤリとした感覚に襲われた二人は、一瞬でその場を離脱する。
あのハヤテが、死を感じて逃げたのだ。
その事実は、重い。
それを一番理解しているハヤテは、生まれて初めての冷や汗で額を濡らした。
殺気なんてヌルいもんじゃ断じてない。
死というその事実そのものを無理矢理押し付けられたのだ。
「おいおい…。クソわくわくする演出してくれるじゃねえかよ…、三下…」
ハヤテの声には、普段の能天気さは欠片も混じっていなかった。
ハヤテの呆れた声が、静まり返った部屋に響く。
「…………」
「おいおい、無視かよ?」
2時間程、時間を戻そう。
****
「おーい、居ねえのか?」
セルムブルグのカムナクイナの屋敷前。
呼ばれたから来てみたものの、中はもぬけの殻。
(んだ、この気持ち悪い感覚は…)
夢を見る国とは比べ物にならないくらい広大な領地なのにも関わらず、付近は気持ち悪いほど静かだった。
仕方なくカムナクイナの屋敷まで足を運んで声をかけたが、反応は返ってこない。
しかも、付近には異常なほど強い気配が漂っている。
恐らく、常人なら立っていることも困難なレベルのものだ。
形容し難いが、イメージで言うと妖気やら魔力やら。そういう何か嫌な雰囲気を街の全体から感じる。
(これは、メルクーリ達は連れて来なくて正解だったかもな…)
ここまで不可解な現象が揃えば、『何かある』というのは想像に難くない。
「チッ」
ハヤテは舌打ちして、街を歩き始めた。
(痕跡一つ残ってねえな。まるで初めから人が居なかったみたいじゃねえか)
ハヤテの知る限り、こんな巨大な土地の生き物をまるまる全て消してしまうような神、怪異の類はない。
子供を攫ったり、女を攫ったり…と、あったとしても中途半端な伝承しかなく、それにしてもこの状況を説明するのには無理がある。
不可能だ。
戦闘して殺された…、連れ去られた、そういうのであれば理解はできる。
難度は高いが、不可能ではないから。
ただ、この状況は争った形跡も抵抗した痕跡も無い。
(この領地には神やら何やらのバケモノが多少揃ってたはずだが…、それも無抵抗で消えたのか…?)
こんな辺境に居るのは信仰心のほとんど無い木っ端の神霊達ばかりなので、力のある相手ならあるいは可能かもしれないが。
なんにせよ、情報が足りない。
そしてそれは奇しくも、ハヤテが望んでいた状況なのだった。
****
「クソ、まじでどうなってんだ…?」
結論から述べると、何も無かった。
痕跡もそうだが、ハヤテに対してのアクションも無い。
相当な時間この街を歩き回ったので何かトリックがあって消えたのだとしたら、ハヤテも今頃消えていておかしくないはずだ。
それがないということはつまり、完全にこの街の領地民のみを狙って行われたものと言うことになる。
ヒントの一つも無いのでは、流石のハヤテも謎解きに入ることはできない。
現在唯一の情報は
・跡形もなくあらゆる種族の生き物たちが消えた
これだけ。
ちなみに、ハヤテの知る限りの情報というのは、何もこの世界の情報だけではない。
ハヤテはこの世界に来てから直ぐにメルクーリの部屋を奪い取り、そこの本棚を始めとしたあらゆる本を読み尽くしている。
つまり、多少はこの世界や、他の世界の伝承に対する知識を身に着けているわけだ。
そのハヤテを持ってしても情報がほぼ増やせないとなると、打つ手無し。
流石のハヤテも────。
(いや、待てよ…。確かに俺の知る限りの神話や怪異の類でそれらしきものはいないが…、神隠しのような伝承自体は存在するんじゃねえか…?)
つまり、現象そのものは存在するが、実態を持たないモノ。
確かにそれは存在する。
中国や日本の話によく出てくる妖怪のような部類の"実態を持つもの"ではなく、神隠しや自己像幻視というような、伝承は存在するが、それ自体は生き物として設定されていない"現象"。
ここで、一つの可能性がハヤテの頭に芽生えた。
「おいおい、マジかよ…!」
ハヤテはここに来て、いつもより凶悪に笑顔を浮かべた。
そう、ハヤテのそれはまさに正解を導く糸口。
「つまり、この世界に降りているのは"修羅神仏そのもの"ではなく『伝承自体』ってわけかッ…!」
本当に、バケモノじみた頭の回転速度である。
結論を述べよう。
この世界に降り立った堕神や堕天使。消えた仏神に異界の悪魔。
いずれも全て、『伝承そのものが具現化して降りてきたもの』である。
わかりやすく言い換えるなら、『神という存在が降りてきたのでは無い』。
それは逆に言えば伝承やそれに近いモノさえ存在していれば、それが概念的なものであっても、この世界に降臨することが可能ということを意味している。
例えば、有名な思考実験には『ラプラスの悪魔』『マクスウェルの悪魔』というものが存在する。
これらは存在しない悪魔を、『存在すると仮定して』、もしくは『"知恵"という概念を悪魔として』呼称しているわけだが、上記の前提条件に照らし合わせれば、この世界には
世界のありとあらゆる天才学者達を混乱の海に沈めた『ラプラスの悪魔』『マクスウェルの悪魔』という大怪物が存在していることになる。
熱力学をあざ笑う最強の悪魔、そして今この瞬間において、世界の終わりまでの全てを知ることが許された全知の悪魔。
それは、神を上回る可能性を少なからず保有した特異的な存在。
そんな者達が跋扈している世界。
改めてこの世界の異常性を理解したハヤテは、笑いが止まらない。
しかし…。
「お見事。ようわかったなぁ、坊…?」
その声に、思わずハヤテは固まる。
なぜなら、そこにいたのは消えたはずのカムナクイナだったのだから。
****
カムナクイナはハヤテ達に連絡を送ったあと、直ぐに大型の領地へ報告に行ったのだそう。
この事件は一人では対処しきれない、と判断したゆえの決断だ。
外部の存在に対して信頼を置くことをそこまで好まないカムナクイナが即座にその判断を下したということは、そういう存在が相手なのだろう。
と、話を聞いたところによれば最近、セルムブルグで暴動が起きたらしい。
まあ、蓋を開けてみれば暴動の内容は『家を一つ壊しただけ』という可愛らしいものだが、問題はそこにない。
「ウラで手を引いとった者がおるらしくてなぁ…」
要約すると、その黒幕に喧嘩をふっかけた結果、領地民全員の神隠しに繋がったと。
つまりはそういうことらしい。
ただ、ハヤテはまだ納得行っていない箇所がいくつかある。
例えば、『神隠しの伝承』がこの世界に生き物として存在することは理解できたが、まあまあ大きな街の全ての生き物が丸々消えるなんて聞いたことがない。
伝承がそのままこの世界に来ているなら、むしろそれ以上のことは出来てはいけないはずだ。
なぜなら、伝承を超えて物事を成し遂げてしまったら、それは『伝承の存在』では無くなってしまうから。
伝承は、成長をしない。
元から上限値を決められている。
出来ることは何でもできるが、出来ない事は"できるようにならない"。
そういうものであるはずだ。
ハヤテがそれをカムナクイナに問いかけると、カムナクイナは神妙な面持ちで頷いた。
「それが、最近になって『霊格を底上げされる者』が増えているんよ。私のところもそれ関係の書類でいっぱいいっぱいやわ」
カムナクイナは目を細めて、ハヤテを見る。
「なにせ、坊の事も最初は"そっち側"やと思っとったしね」
確かに、ハヤテの可動範囲は人間のソレを大きく超えすぎている。
逆の立場であれば、ハヤテもそれを疑うだろう。
無理もない。
「まあ、相手の正体は特定できた。その所属もなぁ」
「どこのどいつだ…?」
「まだ聞かんほうがええよ。ただ、相当ヤバい奴らを敵に回しとる。覚悟はしとき…?」
カムナクイナはそういうと、「まあ一応、仮に上の領地から援軍でも来たら。それで相手さんも終いや」と呟いた。
───────それがいけなかった。
「そいつは困るなぁ…?」
「「ッ…!!」」
一瞬、心臓が刺し貫かれたようなヒンヤリとした感覚に襲われた二人は、一瞬でその場を離脱する。
あのハヤテが、死を感じて逃げたのだ。
その事実は、重い。
それを一番理解しているハヤテは、生まれて初めての冷や汗で額を濡らした。
殺気なんてヌルいもんじゃ断じてない。
死というその事実そのものを無理矢理押し付けられたのだ。
「おいおい…。クソわくわくする演出してくれるじゃねえかよ…、三下…」
ハヤテの声には、普段の能天気さは欠片も混じっていなかった。
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