貴族と使い魔 (旧:貴族は使い魔を溺愛する)

momo6

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第1章

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えっと、、、
これはどう言う状況でしょうか?
この前、来た時は使い魔の皆さんだけでしたけど。

・・・・・うーんと、
確かあの画面に鍛錬場が見れるはずなのに、何で
皆さん、控え室にいるのでしょう?

コテンと首を傾げると1人の騎士さんと目が合いました。

「かっ!可愛いい!君、名前は?どうして、使い魔の制服を着てるの?」
好奇の目で見られ、質問されました。

なるほど、確かに人型の使い魔はいないですね、、
『えっと、、私の名「はい、そこまで。私の使い魔に何か御用かい?諸君。鍛錬場から離れこんなトコにいるとは、、
誰かな?トイレに行くと言ったっきり戻らないのは。鍛錬が簡単過ぎたかい、そうか、なら。もっと厳しくしても大丈夫そうだな?」

「「「いえ!直ぐに戻ります!!!」」」

アランさんが威圧して、皆さん戻りました。
静寂が訪れ、ホッとしました。
アランさんを見るとやはりと言った顔をしてました。

「大丈夫かい?まなみ。怖かっただろう?ほら、私の胸においでっ!!」
「うん、怖かった、、あんなに囲まれたら、アランさんが来て助かりました。ありがとう」

素直にアランさんに抱きつくと、アランさんが固まりました。

(おぅ!ベイビー!なんて可愛いんだ!素直に来るなんて、、よっぽど怖かったのか。・・・たまには、まなみから抱きついてくれるのも悪く無いな。)


アランさんは感動しながらも、真奈美の感触を堪能していた。

「ゴホン、アラン?お前も戻らないと。監視しなくていいのか?また、 隙を見て皆んな来るぞ?」

「チッ、分かってる。まなみ、終わるまで待ってておくれ、チュッ」
男性に声をかけられ、舌打ちしたアランさんは頬にキスを落とし、渋々戻って行った。
アランさんの優しいキスをされても違和感が無くなってきた真奈美。
残された真奈美は控え室の端に座り込み、映像からアランさんを探す。

アランさん、どこかな?
あっ!来た!さっきの男性も一緒だ。誰だろ?親しげだったなぁ

「貴女、お名前をお聞きしてもよろしいかしら?」

!?
懐かしい声!バッと振り返ると、苦楽を共に過ごしたマニーちゃんがいました!
「マニーちゃん!久しぶり!マニーちゃんの主人も騎士さんなの?」
(あっ・・主人を決めるときに無重力を受けてた人かな?騎士の格好だったっけ?)


「?どこかでお会いしました?使い魔の制服を着ているようですけど?」
『あっ!真奈美だよ!今は人間の姿だけど、猫だったまなみ!』

「・・えっ?・・・まなみちゃん?って猫だったわよ?貴女、冗談も大概にして下さる?」

「信じて貰えないかもしれないけど、、うーんと、あっ!マニーちゃんが養成所の時、ニット君がマニーちゃんのスカートを破ってマニーちゃんがニット君のく「キャーー!!それを何で知ってるの!?・・・まなみちゃん?えっ本当に?何で人間の姿なの?」


どうやら、私だと気付いてくれたようです。

『話せば長いんだけど、、』











「・・・そう、色々あったのね、、まなみちゃん!私に何か手伝える事があれば言って!力になるゎ!」
『!  うん!ありがとうマニーちゃん!』

2人は久しぶりの再会を果たし、真奈美の事情を知ったマニーはある事を決意した。
(人間になる方法をまなみちゃんから絶対に聞き出して、私も人間になる!
イワン様に相応しい女性に。私も人間になりたい、イワン様の恋人に!)

マニーの切なる思いを真奈美は気づきもしない。





*****


「待たせたね、さぁ帰ろう。」
『アランさん!では、またね!マニーちゃん!』

マニーと別れの挨拶をして、真奈美はアランの方へ行く。

「おいで、愛しいまなみ。」
『うゎ!ちょっ、ちょっとアランさん!歩けますから、降ろしてください!』
「どこで、狼に狙われるか分からないからね、あんまり騒ぐと小さな口を私が塞いじゃうよ?チュッ」

わゎっ!アランの甘い囁きに赤面しながらキスを落とされた耳を抑えた。真奈美を抱き寄せお姫様抱っこをしながら帰路に着く。それを。男性陣が悔しそうに見つめている。
その中に鋭い目でアランを見つめる人がいた。

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