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第1章

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チュッ
チュッ

・・・はい。もぅ諦めましたよ、何故か火が付いたアランさんが話を聞かない事を忘れてました。


私は今、馬車の中でアランさんに抱っこされながらチューの嵐を受けてます。「まなみは何故こんなに愛らしいのだ。神よ!私達を巡り合わせてくれた事に感謝する!」っと ずーっと、愛を囁やかれ
もう、お腹いっぱいです。
もー入りません。
はい。シャットダウン~受付終了ーー


「素知らぬふりをして、私を誘惑しているんだね。まったく、まなみゎ可愛くてしょうがないな・・・だからか、リードリッヒ様に目を付けられたなら気をつけねばいけないな。」


ん?王子様?なんで王子様が出てきたの?
『王子様に目を付けられたらどうなるんですか?』
「ん?あぁ、リードリッヒ様の目に止まった使い魔は契約を書き換えられてな。それは、寝る間も与えず死ぬ迄戦いの前線に行かされると噂を聞いたのだよ。リードリッヒ様自身も狂戦士と言われるし、隣国や戦場に赴く方だからね、、、噂だが一応気をつけねば。」


「って、話を聞いていたのかい?そんなに震えて、大丈夫だよ?いくらリードリッヒ様でも愛しいまなみを渡すわけがないだろ?
ほら、もう屋敷に着いたよ。夕飯を食べて、一緒にお風呂で温まろうな!もちろん人型になって。チュッ」


「(そんな怖い人なんだ、だってあの目。目だけで人を凍てつかせる。そんな目だった、、アランさんから離れないようにしよう。)はい、」


真奈美はアランの言葉半分しか聞いておらず、最後は気付いていなかった。それが、自分を苦しめるとは知らず 生半可な答えをしてしまったのだ。




それを後悔するのはまだ先である。
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