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第1章

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「おはようございます!起床の時間になりました!食堂に集まって下さい!!」

(ん?!)
部屋の中に響き渡るアナウンス、真奈美はビックリして飛び起きた。
隣のベッドを見ると、カノンちゃんがダルそうに背伸びしていた

『おはよう!カノンちゃん!』

「・・・ぉはよーー、ったく、、今日もコレよ・・まさか、毎日この声で起こされるのかしら」


どうやら、昨日も同じアナウンスが流れた様だ
食堂に行く前に制服に着替えてから行くみたいだけど、、

(ーーこれを着るの?)

ちらっ。
カノンを見ると器用にジャケットとスカートを着ていた
濃い紺色で金の縁取りがしてあり、胸元には盾と剣のマークが付いている。シンプルだけど、気品がある制服だ。

(やっぱり、私の違う様な?とりあえず着て見るか)

「ちょっとー、準備できたー?そろそろ食堂に行っッ!!?
あなた!!何なの?!その制服は!?」

(やっぱり、おかしいよね?)
そう思ったが、他に着るのも無くこのまま食堂に行く事にした。







「・・そんなに気にしないで、、ふっ、、ふふ、、特別に作ってくれたんだから、、アハ、大事に、、着なさいよ、、」

笑いを堪えながらカノンが慰めてくれた
それは、私の制服にフリフリのレースやキラキラのスパンコールなど金の縁に沿って、縫い付けてあるからだ、
(私だって泣きたいゎ!!)
(なんでロリータみたいな制服を着なきゃならないのよ!
アーマードさーん!普通のを下さいよ~!)

真奈美は心の中で悲痛な叫びを上げた

事の発端は、昨日の夜

ベッドでウトウトしていたら
トントン

「まなみちゃん?あったっしー!制服を渡すの忘れていたから持ってきたわょーん」

『あっ!はい!開けますね、まなみです開けて下さい。』

ギィーー

「遅くにごめんなさいね~~ん、すっかり忘れてて。ちょっと手直ししたから♡明日、食堂でね~ん!おやすみ!」

アーマードさんは渡したらすぐ帰って、私もそのまま寝ちゃったけど・・・
(これは無いよ~~!!)

食堂に行ったら文句言わなくちゃ!





食堂に着くと、どこからこんなに居たのか沢山の動物に驚いた。
どこの動物園ですか?ってぐらい、見慣れた動物達がいた、
よく見ると皆んな制服を少しはイジってる様で、私だけでは無いと胸を撫で下ろした。


朝は立食形式で、お皿に掴みやすいパンを何個か取り空いてる席へ移動した
カノンはカラフルな豆?を食べてた、
(いつの間に取ったんだろ?素早い、、)



食べ終わる頃、教官らしき人が拡張器を持ち
「昨日産まれた者は私の近くに残り、授業を受けた者は昨日の場所に移動しろ!飯を食べてる者は直ぐに残さず食べろ!」

皆んな急いでバタバタと動きだした。私もパンを頬張り、教官の近くに向かう。


その言葉を合図に皆いそいそと部屋から出て行き、
残ったのは私を含め8人だった。
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