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第3章
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*話は前回のお話に遡ります。
《はぁはぁ、クソ!!せっかく後少しで、この国も俺の物になったのに!!》
爆風に紛れて城から逃げだした者がいた。
それは、褐色の肌に銀髪をなびかせながら空を駆け抜けていた。
赤い瞳には計画を邪魔された為、苛立ちに満ちていた。
《クソ!クソ!!どうすればいいんだ、ーーそうだ。また他の間抜けな人間を使えばいいだけさ。そうさ、他にも人間は居るんだ!ははっ、俺様とした事がーーーっ》
「いつまで喋っているんだ。捕まえたぞ。こんな所に居たんだな?さぁ、俺に付き合って貰おうか。タップリ時間はあるんだ。サシュード。」
《!! お前は!!何故ここにいるんだ?お前は幽閉されていたんじゃ?!》
驚いたと目を見開き、慌てふためくサシュードと呼ばれる者。
ニヤリと笑みを浮かべるロードは、やれやれと言った表情で話し出した。
「よくも嵌めてくれたな。言いたいことは山程あるが、サシュードのお陰でミナに会えたから、殺しはしないさ。ただ殺すには俺の怒りが収まらないからな。ふ」
目は笑っておらず、淡々と話すロードに背筋がゾクリとする。
「サシュード。今から俺の空間で永遠に過ごすがいい。死ぬことも出来ず、飢えに苦しめ。お前1人の孤独を味わえ」
すーーっと手を前に出すと、宝箱が出現しパカっとフタが開くと同時にサシュードは中に吸い込まれていく。
《!!ローードーーー!!!!覚えていーーろーーーよーーーー・・・》
怨みの言葉を吐き捨てながら、宝箱の中へと消えて言った。
「俺を陥れたサシュード。もう永遠に会うことは無い。」
ロードはグッと拳を握りしめ、アランの屋敷へと帰っていった。
サシュードの事を報告する為に。
そもそも、何故ロードがこの場所にいたかと言うと
アランに頼まれリードリッヒを王宮へと連れていったからだ。
その帰りに身に覚えのある魔力を感じる、予め探知する為に王宮周辺に結界を張っており。
そんな事とはつゆ知らず、サシュードは逃げる事に集中しており気付かなかったのだ。
サシュードの正体は魔族。
ロードとは顔馴染みである。
アランの屋敷につくと、先程の事を報告していた。
要件を伝えたら、さっさと愛しのミナを見守る為に帰っていった。
残されたアランは、頭を抱えてしまう。
魔族に操られていたとはいえ、仮にも王族だ。
どう説明したらよいのかーーー悩む。
(よし!詳しく説明が面倒だ。死んだことにしよう!生きたまま、閉じ込められている。なんて報告したら、何を言われるか眼に見えているしな、ーーはぁぁぁ・・)
アランは深いため息をしながら、重い足取りで王宮へと向かう。
そして、城の修復作業をしているリードリッヒを見つけ、事のあらましを説明したのだった。
「はぁーー、どっと疲れたな・・・早く帰ろう。」
厄介ごとが終わり、ひと段落したアランは屋敷へと帰路につく。
《はぁはぁ、クソ!!せっかく後少しで、この国も俺の物になったのに!!》
爆風に紛れて城から逃げだした者がいた。
それは、褐色の肌に銀髪をなびかせながら空を駆け抜けていた。
赤い瞳には計画を邪魔された為、苛立ちに満ちていた。
《クソ!クソ!!どうすればいいんだ、ーーそうだ。また他の間抜けな人間を使えばいいだけさ。そうさ、他にも人間は居るんだ!ははっ、俺様とした事がーーーっ》
「いつまで喋っているんだ。捕まえたぞ。こんな所に居たんだな?さぁ、俺に付き合って貰おうか。タップリ時間はあるんだ。サシュード。」
《!! お前は!!何故ここにいるんだ?お前は幽閉されていたんじゃ?!》
驚いたと目を見開き、慌てふためくサシュードと呼ばれる者。
ニヤリと笑みを浮かべるロードは、やれやれと言った表情で話し出した。
「よくも嵌めてくれたな。言いたいことは山程あるが、サシュードのお陰でミナに会えたから、殺しはしないさ。ただ殺すには俺の怒りが収まらないからな。ふ」
目は笑っておらず、淡々と話すロードに背筋がゾクリとする。
「サシュード。今から俺の空間で永遠に過ごすがいい。死ぬことも出来ず、飢えに苦しめ。お前1人の孤独を味わえ」
すーーっと手を前に出すと、宝箱が出現しパカっとフタが開くと同時にサシュードは中に吸い込まれていく。
《!!ローードーーー!!!!覚えていーーろーーーよーーーー・・・》
怨みの言葉を吐き捨てながら、宝箱の中へと消えて言った。
「俺を陥れたサシュード。もう永遠に会うことは無い。」
ロードはグッと拳を握りしめ、アランの屋敷へと帰っていった。
サシュードの事を報告する為に。
そもそも、何故ロードがこの場所にいたかと言うと
アランに頼まれリードリッヒを王宮へと連れていったからだ。
その帰りに身に覚えのある魔力を感じる、予め探知する為に王宮周辺に結界を張っており。
そんな事とはつゆ知らず、サシュードは逃げる事に集中しており気付かなかったのだ。
サシュードの正体は魔族。
ロードとは顔馴染みである。
アランの屋敷につくと、先程の事を報告していた。
要件を伝えたら、さっさと愛しのミナを見守る為に帰っていった。
残されたアランは、頭を抱えてしまう。
魔族に操られていたとはいえ、仮にも王族だ。
どう説明したらよいのかーーー悩む。
(よし!詳しく説明が面倒だ。死んだことにしよう!生きたまま、閉じ込められている。なんて報告したら、何を言われるか眼に見えているしな、ーーはぁぁぁ・・)
アランは深いため息をしながら、重い足取りで王宮へと向かう。
そして、城の修復作業をしているリードリッヒを見つけ、事のあらましを説明したのだった。
「はぁーー、どっと疲れたな・・・早く帰ろう。」
厄介ごとが終わり、ひと段落したアランは屋敷へと帰路につく。
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