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第1章
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後2日でアーク祭。
アーク祭は春一番のお祭りで、沢山の人達が今年一年の作物の実りを祝う日
私もお店を開く前に色々な料理を出すことにしたんだ。
結局、クロウが毎日来てくれて沢山お買い物出来た!真新しい物ばかりだったから・・・お父さん!ごめんなさい!
半分近くもお金を使ってしまいました、お陰様で鞄の中身は一杯です。まだ入るっていうから、恐ろしい。
こんなに買ったのに、、まだ入る無限。無限って凄いね。
そんな訳で試作品も沢山作れました!
お祭りって事だから、手軽に食べれる様に焼き菓子を何種類か用意して、メインは肉かな?市場は肉料理が殆どだったのよね、特に串焼き。デザートと飲み物も欲しいけど、私1人だと大変だし。うーん、困った。
トントン
ドアの叩く音がして、彩音は考えを止めドアを開けた。
「あら?こんにちは。今日はどうしたの?」
「こんにちは!あやねさん!お父さんから聞いたんですが、
アーク祭にお店を出すんですか??」
うさ耳のミミニーちゃんでした。
どうやら、彩音の料理が気になり来た様です。
「あらあら、情報が早いわね。ふふっ、ちょうど今 何を出そうか考えていたんだけど・・そうだ!ミミニーちゃん!試食してくれる?何種類か考えたんだけど、私1人だと沢山は種類が置けなくて困っていた所なの。どうかな?」
彩音のお願いに耳をピンと立てて、満面の笑みで「うん!!」答えてくれた。
「助かるゎ~、色々作ったのを出すから待ってね。」
彩音は鞄に手を入れて画面を出し、作り置きしていた試作品を何個か出した。テーブルの上はいっぱいになり、それに目を輝かせるミミニーちゃん。
「気になったのから試食してみて、感想を教えてね!」
彩音の言葉を聞き、ミミニーちゃんは目の前にあったクッキーを手にとった。
「むむむ!これは!!程よい食感で口の中に入れても甘さが控えめ。ドライフルーツの味も消えていない、、うん!美味しい!
こっちはっと、んん?!同じドライフルーツだけど、カリカリになっていてまた違う甘みが口の中に広がる・・・こんな味もあったんだ、、」
(凄い、まるで評論家の様だゎ。頼んで正解だったかも)
彩音は感心して、ミミニーちゃんを見ていると試食が終わり、用意して置いたティーを飲んでいた。
「!!?これは!ただのお水でも、エールでも無いなんて!あやねさん!是非、この飲み物は出すべきです!」
「あら?食べ物よりも飲み物の方が美味しかったのね、」
苦笑しながらも受け入れる。
「いぇ、全て美味しかったんですが私達の飲み物は井戸水かエールしか無いので、他の飲み物がとても嬉しいんです!」
(へぇ~そうなんだ、ティーは市場で見つけた紅茶のダージリンに良く似た葉っぱを見つけて、試しに作ったら美味しかったのよね、まぁ家畜の餌になってたなんて・・・あの喜び様なら言わない方がいいわね、)
彩音は良いことを聞いたと、心のメモに仕舞った。
「あっと、少し長いし過ぎました、そろそろ帰りますね!ありがとうございました!」
ミミニーちゃんはお礼を言うと扉へと手をかける。
「あっ!待って!ちょっとだけ、、、うーんと。あった!はいこれ、何種類か詰めたから家族で食べて見てね。今日はありがとう」
パァーーッ!!
「ありがとうございます!やった!お父さんが気になってたので、喜びます。ぅわぁ~この入れ物も可愛い・・・絶対に当日も買いに来ます!!」
(大安売りの時に買った布の袋にあんなに喜んで、ふふっ可愛い)
ミミニーちゃんを見送り、部屋に戻る。
うん!よし、作るのが決まったから後は準備しないと。
アーク祭は3日間って言ってたから・・・1日100個限定で作れば十分かしら?
多く作っても、入れ物が足りないかな?鞄に入れとけば新鮮のままだから良いだろうけど
売れ残ったら悲しいから、100個でいいかな!
クッキーも大きめに作れば袋に2個入るかな?
あっ・作るのはいいけど入れ物はどうしよう・・・
うーん。!お父さんの日記に書いてあったような?
ゴソゴソ。
パラパラ
あったあった、お父さんもこの世界でやり繰りしたなら、何かしらあったわよね?
【ジリーの容器は最高だ。何たって軽いしリサイクルできる素材だ。その辺に捨てても自然分解される。何たって元手がかからないから頼みやすい。】
えっ?ジリー?誰だろ?
うーん、とりあえずクロウに聞いてみようかな?
容器がたくさん作れたら個数を気にしなくていいしね。
アーク祭は春一番のお祭りで、沢山の人達が今年一年の作物の実りを祝う日
私もお店を開く前に色々な料理を出すことにしたんだ。
結局、クロウが毎日来てくれて沢山お買い物出来た!真新しい物ばかりだったから・・・お父さん!ごめんなさい!
半分近くもお金を使ってしまいました、お陰様で鞄の中身は一杯です。まだ入るっていうから、恐ろしい。
こんなに買ったのに、、まだ入る無限。無限って凄いね。
そんな訳で試作品も沢山作れました!
お祭りって事だから、手軽に食べれる様に焼き菓子を何種類か用意して、メインは肉かな?市場は肉料理が殆どだったのよね、特に串焼き。デザートと飲み物も欲しいけど、私1人だと大変だし。うーん、困った。
トントン
ドアの叩く音がして、彩音は考えを止めドアを開けた。
「あら?こんにちは。今日はどうしたの?」
「こんにちは!あやねさん!お父さんから聞いたんですが、
アーク祭にお店を出すんですか??」
うさ耳のミミニーちゃんでした。
どうやら、彩音の料理が気になり来た様です。
「あらあら、情報が早いわね。ふふっ、ちょうど今 何を出そうか考えていたんだけど・・そうだ!ミミニーちゃん!試食してくれる?何種類か考えたんだけど、私1人だと沢山は種類が置けなくて困っていた所なの。どうかな?」
彩音のお願いに耳をピンと立てて、満面の笑みで「うん!!」答えてくれた。
「助かるゎ~、色々作ったのを出すから待ってね。」
彩音は鞄に手を入れて画面を出し、作り置きしていた試作品を何個か出した。テーブルの上はいっぱいになり、それに目を輝かせるミミニーちゃん。
「気になったのから試食してみて、感想を教えてね!」
彩音の言葉を聞き、ミミニーちゃんは目の前にあったクッキーを手にとった。
「むむむ!これは!!程よい食感で口の中に入れても甘さが控えめ。ドライフルーツの味も消えていない、、うん!美味しい!
こっちはっと、んん?!同じドライフルーツだけど、カリカリになっていてまた違う甘みが口の中に広がる・・・こんな味もあったんだ、、」
(凄い、まるで評論家の様だゎ。頼んで正解だったかも)
彩音は感心して、ミミニーちゃんを見ていると試食が終わり、用意して置いたティーを飲んでいた。
「!!?これは!ただのお水でも、エールでも無いなんて!あやねさん!是非、この飲み物は出すべきです!」
「あら?食べ物よりも飲み物の方が美味しかったのね、」
苦笑しながらも受け入れる。
「いぇ、全て美味しかったんですが私達の飲み物は井戸水かエールしか無いので、他の飲み物がとても嬉しいんです!」
(へぇ~そうなんだ、ティーは市場で見つけた紅茶のダージリンに良く似た葉っぱを見つけて、試しに作ったら美味しかったのよね、まぁ家畜の餌になってたなんて・・・あの喜び様なら言わない方がいいわね、)
彩音は良いことを聞いたと、心のメモに仕舞った。
「あっと、少し長いし過ぎました、そろそろ帰りますね!ありがとうございました!」
ミミニーちゃんはお礼を言うと扉へと手をかける。
「あっ!待って!ちょっとだけ、、、うーんと。あった!はいこれ、何種類か詰めたから家族で食べて見てね。今日はありがとう」
パァーーッ!!
「ありがとうございます!やった!お父さんが気になってたので、喜びます。ぅわぁ~この入れ物も可愛い・・・絶対に当日も買いに来ます!!」
(大安売りの時に買った布の袋にあんなに喜んで、ふふっ可愛い)
ミミニーちゃんを見送り、部屋に戻る。
うん!よし、作るのが決まったから後は準備しないと。
アーク祭は3日間って言ってたから・・・1日100個限定で作れば十分かしら?
多く作っても、入れ物が足りないかな?鞄に入れとけば新鮮のままだから良いだろうけど
売れ残ったら悲しいから、100個でいいかな!
クッキーも大きめに作れば袋に2個入るかな?
あっ・作るのはいいけど入れ物はどうしよう・・・
うーん。!お父さんの日記に書いてあったような?
ゴソゴソ。
パラパラ
あったあった、お父さんもこの世界でやり繰りしたなら、何かしらあったわよね?
【ジリーの容器は最高だ。何たって軽いしリサイクルできる素材だ。その辺に捨てても自然分解される。何たって元手がかからないから頼みやすい。】
えっ?ジリー?誰だろ?
うーん、とりあえずクロウに聞いてみようかな?
容器がたくさん作れたら個数を気にしなくていいしね。
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