ママと中学生の僕

キムラエス

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ママと中学生の僕

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 パパが死んだときにママと約束した。それはママと僕の間に隠し事はしないということと、ママは僕に、僕はママに嘘を付かないということだ。僕はまだ小さくて難しいことは分からなかったけれど、パパが死んでから何回か繰り返えされた、おじいちゃんやおばあちゃんを含めた親戚のおじさんやおばさん達の集まりが終わって、家の中にママと僕だけが残されて、誰も居なくなった家の中で、ママが「アッくん少しだけごめんね。」と謝ってから、皆の前では絶対に泣かなかったママが大声でパパの名前を言いながら涙をボロボロ流して泣いた。僕はパパが死んで神妙な顔をしていたのだけど、パパはいつも忙しくて一緒に遊んでもらったこともなかったし、パパが入院してからは薬の臭いがする病室でパパはいつも寝ていたから、そうか、死んじゃったんだなぐらいであまり悲しくなかった。でも、ママが大きな声で泣き始めた時に、あぁ、ママは悲しくて泣きたいのに我慢していたのだなと思ったら、急にママが可哀そうになって、僕も涙が止まらくなって、ママが泣き止んで顔を上げた時にママの横に、声は出さなかったけど立ったまま僕は涙を流していた。ママは泣いている僕を見て、少しびっくりした顔をした後、ウンウンと頷いて、「そうだね、アッくんも泣くの我慢していたのだよね。あんな人達の前でなんて泣けないものね。ごめんね、我慢させていたね。もう好きなだけ泣いて良いんだよ。」と言って、立っている僕を抱き寄せて大きなおっぱいに顔を押し付けさせてくれた。小学生になってからはママは『もうお兄ちゃんなのだからおかしいよね』と言って、昔のように抱っこしてくれなくて、久しぶりにママのフワフワしたおっぱいの感触を顔に感じて、ママの甘い匂いを漏らすまいと精一杯吸い込んだら、鼻がグズグズって鳴って、それを泣き声と勘違いしたのかママは僕を更に強く抱きしめて、僕をあやすように背中を撫ぜながら座って何かを考えていた。しばらくして、ママは僕の体から手を解いて前に座らせて僕の目を見ながらこう言ったんだ。「アッくん、もうアッくんとママしか居ないの。これからは二人で頑張るしかないの。ママは頑張るよ、だからアッくんはママを助けてね。」って。ママは話をする時に僕の目を見て話す。ママは優しい目の奥をしている。ママに見つめられるとほんのりと幸せな気分になって、僕は「うん。」と頷いて、「僕はママを助けるよ。」と答えると、さっきまで泣いていたママの目は綺麗な三日月になって嬉しそうにニッコリとした。それからママは、コホンと咳ばらいをして、「あのね、パパとママは結婚する時にお約束をしたの。」と言って、「これはとっても大事な事だったの。」と付け加えた。「それはパパとママの間に隠し事はしないということ。皆、恥ずかしいことや辛いことを人に隠して何もなかったように暮らしているの。でもパパとママが結婚して二人で暮らしていくためにはお互いが何が嬉しいのか、何が悲しいのか、何を求めるているのか言葉にすることはすごく大事で、何でも二人で話をして一緒に考えていこうということを約束したの。それと、パパはママに、ママはパパに絶対に嘘は付かないということ。どんなに小さな嘘でも付いてしまったら、その小さな嘘を隠すために大きな嘘を付くことになってしまう。嘘が分かってしまったらパパとママは喧嘩をしてしまうかも知れない。そうならないためにどんな小さなことでも嘘は付かずに正直にお話しをしましょうということも決めたの。」ママはパパの言葉をなぞるように優しく低い声で話してくれて、「ちょっと難しいかもしれないけど、アッくんはもうお兄ちゃんだから分かるよね。」と優しい細い目で僕の顔を見た。「嘘は悪い事だよ。」と僕が答えると、ママの目は優しい三日月になって、「アッくんはおりこうさんね。」ともう一度僕を抱きしめてくれた。「パパはいなくなってしまったけど、ママはパパとの約束はとっても大事なことだと思っているの。それでね、もしアッくんが良いよって言ってくれたら、アッくんとママとで同じ約束をしたいとママは思うのだけど、アッくんはどうかな。」ママの目がまっすぐに僕の目を目を見据えた。泣いているママは嫌だし、ママが喜ぶのであれば何でもママの言う通りにしたいと思ったが、僕はひとつだけママに確認しておく必要があった。「良いよ。でも僕はママと結婚するの?」。ママは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに優しい顔になって、フフフと楽しそうに笑って、「ありがとう。ママは嬉しいよ。アッくんがいてくれてママは本当に嬉しい。結婚しても良いのだけどアッくんとママはいつも一緒なのだから結婚する必要はないのじゃないかな。」と僕のほっぺを両手で挟んだ。実はその時はママの言ったことに対して何かを考えたり、感じたりするには僕はあまりに子供でぼんやりしていたと思うのだけど、泣いていたママが喜んで笑顔になってくれたことが嬉しくて、ママの柔らかい手の中で僕は笑った。僕は本当にママが好きなのだから、ママとの約束だけは絶対に守ろうと思った。

 パパが死んだ時は僕が小学校の2年生で、この時は何も知らなかったのだけど、少し大きくなってからママにパパのことを聞くと、ママはこの時の約束を守って僕が聞いたことは何でも教えてくれた。ママのお父さんとお母さんはママが小さい時に事故で死んでしまったので、ママはママのおばあちゃんと一緒に暮らしていたということは僕も知ってはいたのだけど、パパと結婚する前にはおばぁちゃんも死んで、ママは本当にひとりぼっちになってしまったこと。ママは高校を卒業したら中古車を販売する小さな会社にお勤めをしていて、その会社の販売システムを作ったのが大きな会社に勤めていたパパで、何度か顔を合わせるうちに話をするようになって、ママの会社でのパパのお仕事が終わった時に食事に誘われてから仲良くなったこと。「でもね、ママは本当はお食事には行きたくなかったの。」とママは笑った。「ママは大きいでしょう。パパと並んで街を歩いても絶対に笑われるだけだと思ったの。パパには小さい可愛らしい女の子がお似合いなのに、どうしてママみたいな大きな女を誘うのだろうって。」。ママは身長が170センチも超えていて、おっぱいもお尻も大きい。「何も悪いことしていないのに背丈がどんどん伸びてしまって、せめて体形がシュッとしてくれればまだ救いがあったのだど、横にも成長しちゃって。」。でもママは決して太っているのではなく美人で優しい顔立ちをしている。一方、パパは覚えている限り小さな人で、人には160センチと言っていたらしいが、ママは「もっと小さかったかな。どこもかしこもパパは小さかったよ。」と意味深なことも言った。
「それでね、並んで歩くと案の定ママが肩をすぼめても前かがみになってもどうしてもパパと並ぶと縦も横もママの方がすごく大きいの。すれ違う人たちから笑われているみたいで嫌で嫌で、早くお別れして帰りたかった。でもお食事が終わってパパが駅まで送りますよとおっしゃったから、勝手に帰るわけにもいかず二人で並んで歩いていたら、サツキが歩道沿いにたくさん咲いていたの。そうしたら、パパは『ツツジが綺麗ですね』って。ママは何の気なしに、『あら、これはサツキですよ』って思わず訂正しちゃったの。パパは黙っちゃって。いけない、気分を悪くさせてしまったかな、余計なこと言ってしまったなと後悔していたら、パパが、『そうか、僕がツツジだと信じていたこの花は実はサツキだったのだ』と嬉しそうに呟いて、『万優子さん、僕は本当に草花のことを知らないのです。また是非色々教えてください。知らなかった花の名前が分かるってすごい事ですよね』っておっしゃるの。ママ、本当にびっくりしてしまって、だってパパは有名な大学のご出身で、大きな会社にお勤めで、パパの作ったシステムはいろんな所で使われていて、部下の方もいっぱいいらっしゃる。こんな立派な方が、ママみたいな無教養な女に『もっと教えてください』って本当に楽しそうにおっしゃるの。あぁ、この人は少年のように好奇心を持って純粋な方なんだなと思えて、パパの真意はどうだったかは知らないけど、ママの方から『また会ってください』ってお願いしてしまったの。」。実は、パパとママが結婚するのは大変だったことを僕は知っている。パパのお母さん、つまりおばあちゃんは僕にはとても優しいのだけど、おばあちゃんの家でお泊りした時に、僕に向かって、「俊彦が大きな女を連れてきて、この人と結婚するからって急に言うのよ。おばあちゃんビックリして、万優子さん大きくて綺麗でしょう。とてもとても、銀座のホステスさんに釣り合うような息子ではありませんって言ったら、俊彦が怒っちゃって、冗談なのに。」。ママも少しその傾向があるけれど女の人はおしゃべりだ。おばあちゃんの話を聞くのが僕しかいなかったから、僕に話をしたのだろうけど、僕がママのことを大好きなのを知っているくせにって不思議だった。「苦労して育てて、立派な大学まで出して、さぁ、良いお嫁さん探さなきゃって張り切っていたら、高卒のそれも身寄りのない女を連れて来て、一方的に結婚しますと言われても、はいそうですかとは言えなかったよ。」。パパとママがおばあちゃんをどうやって説得して結婚したのかまでは知らないけれど、おばあちゃんはママが嫌いみたいで、パパが入院した時も死んだ時も「お前がちゃんとしないからだ。お前のせいだ。」。と大きな声でママを責めて、おじいちゃんに怒られていた。パパが病気になったのはママのせいではないことは子供の僕にでも分かることなのに、どうして、おばあちゃんは一番悲しんでいるママを責めるのか、悪くもないママがどうして謝るのかが僕には分からなかった。

 ここから先はママから聞いたのだけど、パパは病院で自分はもう長く生きられないと覚悟をすると、おじいちゃんと何度も話し合って、住んでいる家がママのものになるように手続きをしてくれたらしい。最後は弁護士さんに頼んで書類を作って、パパが死んだ後、弁護士さんのところに皆が集められて説明を受けたそうだ。もともと家はおじいちゃんが建てたものらしく、パパが死んだ後にはママは僕を連れて何処かに引っ越しをしなければいけないと覚悟していたのでびっくりしたそうだ。その時もおばあちゃんは大騒ぎしたらしい。「でもね。」とママは言った。「お家はアッくんが大人になるまで、おじいちゃんからお借りしているつもりなの。」。その時のママは目の前におじいちゃんが居るかのように、きちんと座って頭を下げた。「パパは、ママとアッくんがしばらくは困らないだけのお金も残してくれたの。でもこのお金はアッくんが立派な大人になるためにパパが一生懸命働いて残してくれたお金だから、そのためにきちんと残しておかなければいけいの。だからママは働こうと思う。昼間ママがいなくてアッくんは寂しいかもしれないけど、これからは二人で頑張るのだから、アッくんも賛成してくれるよね。」。後になって考えると、ママは易しい言葉に変えてはいるけど、小学校2年生の僕に結構生々しい事柄を隠すことなく話してくれている。ママにしてみれば口に出すことで自分の覚悟や考えを再認識して自分を振るい立たせていたのかもしれないが、その時の僕は、ママは僕との約束を守って僕に相談してくれているんだという嬉しさがあって、僕もママには隠し事をしないようにしないといけないなと思うだけだった。ママは僕に宣言したとおり、二人きりの生活が始まって3ヵ月もすると昔の友達に紹介してもらって、化粧品の訪問販売員となった。仕事を始めた最初の頃は帰ってきて口も聞けないぐらいに疲れてしまって辛そうで、時々泣いていることもあった。晩御飯はお弁当が続いた時もあったが、少しづつ馴染みのお客さんができてくると、ママを信頼するお客さんが新しいお客さんを紹介してくれたりして、貰えるお金も徐々に増えたみたいで、「パパが昔、仕事が軌道に乗ってきたよとママに教えてくださった時があったのだけど、パパもこんな気持ちだったのかな。」と嬉しそうに話してくれた。ママは今も訪問販売の仕事を続けている。化粧品をたくさん売るためには販売員が上手にお化粧をして綺麗になって、お客さんが私も綺麗になれそうと思ってくれないといけないらしく、もともと綺麗だったママはますます綺麗になった。ママが付ける香水だけは、「どの匂いがアッくんは好き?」と僕に選ばせてくれた。「アッくんがママに抱きついた時に、ママの匂いは良い匂いだと思って欲しいから。」とママは少し恥ずかしそうだった。

 ママと約束をした日の夜のことは良く覚えている。僕は小さい時からお風呂はママと入っていて、友達には言えないけど、実は中学2年生になった今でも時々ママとお風呂に入っている。何故かと言うと、今日どんなことがあって、どんなことをしたのだとママとゆっくり話をするのは、お風呂場に閉じ込められて何にも邪魔されないお風呂の時間が一番良くて、ママも体や髪を洗いながらでも、「そうなの。それで。」って熱心に聞いてくれる。それに、湯舟は狭いから大柄なママと一緒に浸かると自然とママと密着できて、もう僕も大きくなって、ママに抱っこしてもらうことも少なくなったのだけど、狭い湯舟の中だと、ママは「アッくんも大きくなって、二人だとやっぱり狭いわね。」と自分が大きいのをさて置いて、「アッくんこっちにいらっしゃい。」とママのお腹の上に乗せてくれて、お湯の中で僕を抱っこしてくれる。お湯に浮かんで僕も軽くなって、ママも楽みたいで二人がお湯にのぼせるまで、僕はママの首に手を回して、フワフワのママのおっぱいに包まれて色々な話をすることができる。僕がママを抱っこしてお風呂に入れたら良いなとは思うのだけど、僕はクラスの中でも一番小さくて150センチもないし、体重もママの半分ぐらいしかないので、「今はママがアッくんを抱っこするのが良いみたい。」とママは言う。
 ママと約束をしたその日も晩御飯を食べて、ママとお風呂に入って、歯を磨いたら眠くなってきたので、ママに「お休みなさい。」と言って僕の部屋に行こうとしたら、ママが「アッくん。」と僕を呼び留めて、「アッくん。お願いがあるの。」と遠慮がちに言った。僕は、さっきママと約束したばかりだったので、「ママは僕に何でもお願いして良いんだよ。」と早速得意気に言ってみたら、ママは、「まぁ、アッくんは小さなパパみたいね。」と優しい目が三日月になって、「あのね、今日はママのお布団でいっしょに寝んねしてくれないかなぁ。」と言った。なんだそんなことかと思ったが、不思議なことにママとはお風呂は一緒に入るのに、寝るのはいつも自分の部屋でひとりで寝ていた。小さい時からそうだったから、何も思わなかったけど、そうか、ママはパパと一緒に寝ていたから、きっとひとりで寝るのが寂しいんだなと気が付いて、「うん。良いよ。」と言ったら、ママは僕を抱きしめて、「アッくん、ありがとう。アッくんと一緒なら安心して眠れそうなの。」と腕に力を込めた。ママのベットに一緒に入ったら、ママは、「早速アッくんにお願いしちゃったな。」と嬉しそうに僕を抱きしめた後、大きなおっぱいで僕を包み込むような姿勢のまま動かなくなった。でも、腕に込められた力でママが寝ていないのは分かった。ママを慰めてあげたいけど何をして良いか分からないので、僕は自由になる右手ですべすべしたショートカットのママの髪を優しく撫ぜてあげた。ママはビックリした諷で目を開いて、「アッくん。」と僕の名を読んだが、すぐにいつもの優しい三日月の目になって、「アッくんはやさしいね。ありがとう。」と言ってくれた。そして「アッくんはママにお願いしたいことはないの?。ママだけお願いするのは恥ずかしいなぁ。」と僕の目を見た。「僕はお願いすることは何もないよ。」とは言ったけど、ママの目は笑っていて、「あれあれ、アッくんとママは約束をしたよね。嘘は付きませんって。」と僕の心の中はお見通しですよの口振りにつられて、恥ずかしかったけど、「あのね。」と小さい声を出すと、ママは「はいはい。何かな。」と催促してくれたので「僕、おっぱい飲みたい。」と日頃から思っていたことを正直に言った。どうも僕のお願いはママが想像していたものとは違ったらしく、ママは最初「えっ。」って少し声を出したが、「あらあら、アッくんはお兄ちゃんになったと思っていたけど、また赤ちゃんに戻っちゃったのかな。」と楽しそうに笑って、今度はママが僕の髪を撫ぜてくれて、優しい目で僕の目を覗き込んだ。「でもねぇ、アッくんが赤ちゃんの時にいっぱい飲んじゃったからもう残ってないのじゃないかなぁ。」と言うので、そうかぁ、やっぱり駄目なんだって悲しそうな顔をしたら、ママは、「そうねぇ、じゃあアッくんママのおっぱい吸ってみる。それでもおっぱいでなかったらごめんね。それで良い?」。僕が「うん。」と頷くと、「アッくんはね敦史というんだホントはね。」と小さい声で歌いながら上半身を起こしてパジャマの前ボタンをはずし、横になって大きくて白いおっぱいを僕の顔の前に置いて、「やさしく吸ってね。」とお願いされた。僕は「うん。」と言ってから、ママのおっぱいの良い匂いを思いっきり吸い込んでから、おっぱいの色が変わった丸い円のサイズに合わせて大きく口をひらいて吸い付いた。ママのおっぱいは、おっぱいの先っぽの咥えるところはおっぱいの中に隠れていたけど、顔にあたるやわらかなおっぱいに顔を埋めながら吸っていると、先っぽが出て来たので、それを咥えてチューチュー吸っていたら僕はいつのまにか寝てしまったらしい。翌朝ママから起こされて、「昨夜はおっぱいたくさん飲めた?」と聞かれて、「うん。」とは答えたものの、味を思いだせず、「でも、味がしなかった。」と言ったら、ママは大きな声で笑った。
 それから毎日ママといっしょに寝ていたわけではなく、基本僕は僕の部屋でママは寝室で寝ていた。どちらかが「今日はいっしょに寝ようよ。」とお願いしたら僕がママのベットでいっしょに寝ることになっていた。もっとも僕からのお願いは「今日はママ、お腹が痛いからアッくんひとりで寝てくれる。ごめんなさいね。」と断られる時もあり、その時はママは本当に申し訳ない顔で僕に謝った。「寝ていてどうしても寂しくなったらママのベットに来ても良いのよ。」とママには言われていたが、「ひとりで大丈夫だよ。」と言って、実際小さい頃に夜中に寂しくてママのベットに潜り込むことはしていない。その頃には僕もママのおっぱいはもう出ないことは分かってはいたのだけど、ママと寝る時はかならず「ママのおっぱい飲ませて。」と頼んで、ひとしきりおっぱいを吸った後は、安心してママの大きなおっぱいに顔を付けて眠っていた。何度もママのおっぱいを吸っておっぱいの先っぽを咥えて寝ていたら、そのうち僕はママのおっぱいの甘い匂いを嗅ぐとすぐ眠むたくなる習性が付いてしまったのだけど、ママにはもうひとつの匂いがあった。ママは僕がおっぱいを吸う時は僕が吸いやすいように体の下にある手を上げてくれるのだけど、ママの腋には短くて柔らかい毛がたくさん生えていて、そこからは酸っぱいような甘いような不思議な匂いがして、その匂いを嗅ぐと僕のおちんちんは硬くなった。邪魔だし、硬いままだと困るのでママに「おんちんが痛いよ。」と訴えると、ママは手を下に降ろして、指で僕のおちんちんを摘まんで「まぁ、生意気なおちんちんね。」と優しく叱ような口調になって、「大丈夫よ。おちんちんは硬くなったり、柔らかくなったりするものなの。」とは言ったが、少し楽しそうな顔をしていた。

 中学1年生の時、日曜日の明け方に僕は夢精した。時計を見たらちょうど5時だった。成長の早いクラスの友達から夢精と言うものがどういうものであるかは教えてもらっていたので、目が覚めて、僕夢精しちゃったなと冷静に理解できて、特に慌てることも落ち込むこともなかった。夢の中で僕は大きくてフワフワしたモノに包まれていて、そのフワフワしたものが僕の体のあちこちで優しくうごめいて、あれ、ママなのかな、ママだと嬉しいなって思っていたらおちんちんがむず痒いような感覚を覚えて、おしっこがでそうになって、あっ、お漏らしをしたって思ったら目が覚めて、慌ててパンツの中に手を入れたら粘り気のある何かでパンツの中がひどく濡れていた。そうか、これが夢精っていうんだ、本当に夢を見てしまうんだなとだんだんとはっきりとする頭の中で考えていた。パンツが濡れて気持ち悪かったので着替えなきゃと思ったのだけど、洗濯機の中にパンツが二つ入っていたらママが変に思っちゃうなと気が付いて、恥ずかしいけどママに正直に言おうと考え直して、濡れたパンツが肌になるべく当たらないように変な歩き方で寝室までいって、そっとドアを開けたら、ママは当然ベットの中で寝ていたのだけど、小さな声で、「ママ。ママ。」って呼んだら、ママは直ぐに起きてくれて、「アッくん、どうしたの、眠れないの?」とぼんやりした声を出した。「違うよ。起きてしまったんだ。」と言ったら、ママは「早起きなのね。ママはもう少し寝たいから、いっしょに寝ましょう。」と呑気なことを言いながら顔を僕に向けた。急に夢精とかビックリするようなことを言って、ママを驚かせたらいけないなと思って、「ママ、お漏らししちゃった。パンツを汚してしまった。ごめんなさい。」と事実だけを小さな声で伝えた。ママは、「えっ。」って言って体を起こして、「あらあら、アッくんどうしたの?。怖い夢見たの?」と優しく言ってくれて、「気持ち悪いでしょう。お着換えしましょうね。」とのろのろと起き上がりベットに腰かけて、「お洗濯すれば良いのだから大丈夫よ。」と僕のパジャマのズボンとパンツを一緒に降ろした。その時に、ズボンが濡れていないことに気付いたようで、「あれっ。」と声を出して、脱がせたパンツの中に手を入れて漏らしたところを指で触って、その指をクンクンと匂った。そして、もう一度「あらあら。」と呟いてから。「そうか。」と感心した様子でニッコリとして僕を見て「アッくん、これオシッコじゃないよ。」と教えてくれた。もちろん僕は知っていたが、なんとなく知らない振りをした方が良いのかなと思って、「おねしょじゃないんだ。」とだけ言った。ママは、優しく頷いて、「アッくんがお兄ちゃんになった証拠だよ。」と僕を労わるように目を三日月の形にした。「アッくん寝ている時に何か夢を見たの?」と聞かれたので、正直に「うん、ママに抱っこしてもらっている夢を見ていたら、急におちんちんがキュッとなって漏らしちゃった。」と言うと、ママは、何度目かの「あら、あら。」という感嘆詞を繰り返して、「そうなの。そうなの。ママだったの。」と目をぱちぱちと瞬かせてから、「アッくん、おちんちん気持ち悪いでしょう。そうだ、ママも目が覚めちゃったから、二人でお風呂に入りましょう。」と僕を抱きしめて言ってくれた。
 先にお風呂に入っておちんちんを洗って湯舟に浸かっていたら、ママが入ってきて掛け湯をすると「ママも入れてね。」と大きなお尻を湯舟の隙間に押し込んできた。ママは、「いらっしゃい。」とお腹の上に僕を乗せてくれて、「アッくんが見たのはお風呂の夢だったの?」と聞いてきた。良くは覚えてなかったので、「場所は分からないけど、ママが色々なところをフワフワと触ってた。」と言うと、ママは、「あら、まぁ。」と妙な顔をしたけれど、「夢だものね。」と納得させていた。いつものようにママの首に腕を回して抱きついて、ママの柔らかい体に顔を埋めていたら僕のおちんちはカチカチに硬くなった。ママは、僕のおちんちんを触って、「アッくんのおちんちん硬くてママに刺さりそうね。」と感心して、「アッくんが寝ている時にお漏らしちゃったのは精子といって、男の子が大きくなると自然と体の中に溜るものなの。だから時々外に出して上げなきゃいけないの。外に出す時に、今から出ますよっておちんちんが硬くなるの。だから恥ずかしがらなくて良いのよ。」と教えてくれた。僕は、漏らしたものが精子というのは知っていたが、体の中に溜るものだとは知らなかったので、これから頻繁に夢精があって、その度にバンッを汚してしまうのは大変だなと思っていた。
 ママが「おちんちんを洗いましょうね。」と言うので、「もうさっき洗ったよ。」と教えてあげると、ママは、「違うの。今日からはおちんちんの中もちゃんと洗うのよ。」と少し深刻な顔をして、「本当のおちんちんはこの中にあるの。」と僕のおちんちんの先をつついた。「でも、硬いままだときっと痛いわね。」と独り言みたいに呟いた後、僕に目を向けて、「アッくん、もう一回出してしまおうか。」と聞いてきた。「精子を出すの?」と驚いたら、「そうそう。お精子がまだ残っているみたいだから出しちゃいましょう。」と何故か精子に”お”を付けていた。多分ママも恥ずかしかったのだろう。「アッくん、ここに座って。」と湯舟の縁に僕を座らせて、ママは後ろから僕の背中に柔らかいおっぱいをくっ付けて、後ろから手を回して僕のおちんちんを指で包み込んでゆっくりと動かし始めた。「アッくん痛くない。」と聞かれたので、「うん、痛くないよ。」と答えると、ママは、「アッくん。目をつぶって。そしてママのことを考えて。」と言った。ママが後ろにいるのに何故ママのことを考えるのだろうと不思議だったけど、ママの言うとおりに目をつぶって、ママの指の動きを感じながらママの大きなおっぱいやお尻のことを考えた。そうか、これは夢の続きなんだと気が付いて、フワフワの裸のママに包まれて僕はおちんちんを硬くしているんだ。ママが僕のおちおちんを弄っている。ママ、ママ、大好きなママ。って一生懸命ママのことを考えていたら、おちんちんが別の生き物みたいにキュッキュッって浮き上がる気がして、僕は怖くなって「ママ、ママ、ママ、助けてママ。」って叫んでた。暗い穴に落ちていくと思ったら後ろから「アッくん、大丈夫。ママと一緒よ。」というママの声が聞こえて安心したら、僕のおちんちんが更に膨らんで、本当にビュッビュッって感じで何かがおちんちんから飛び出していった。おちんちんの周りに痺れるようなすごく変な感じがあって、体がガクガク震えた。何故だか分からないけど涙が出て来て僕は泣いた。声を出して泣き始めたらママが湯舟から飛び出してきて正面から僕を力いっぱい抱きしめて、「アッくん。アッくん。大丈夫よ。ママがいるから大丈夫よ。」と大きなおっぱいで僕を包み込んでくれた。僕の震えが止まるまでそうしてくれて、僕がやっとママの首に手を回してママに抱きついて「ママ。ママ。」って甘えたら、ママも急に泣き出して何故かは分からないけど「ありがとう、アッくん。」と言ってくれた。
 それから小さくなったおちんちんの皮をママが恐る恐る「痛くない。痛くないからね。」って小さな子供に言い聞かせるように、少しづつ後ろに引っ張ったら、本物のおちんちんが出て来た。そこはやはりママが言うとおり、白いカスみたいなものが沢山付いて汚れていてママも僕もビックリして、お湯を何回も掛けて、ママがソープで洗ったらピンク色のおちおちんになったのだけど、しばらくしたらまた皮の中に引っ込んでしまった。外に出ているとヒリヒリするので、僕的には引っ込んでくれてホッとしたのだけど、ママは「これからはお風呂に入ったら必ず中もきれいに洗うのよ。」と厳しかった。「ヒリヒリするから嫌だなぁ。」と渋ったら、「ママは汚いおちんちんは嫌です。」と怒る。「じゃあ、ママが洗ってくれたら良いよ。」と交換条件を出したら、「パパみたいなこと言って。」と呆れていた。どうやらパパのおちんちんも本物は中に隠れていたみたいだ。「でも汚いのも嫌だし、仕方ないわねぇ。」と少し嬉しそうにママは言った。ママは髪を洗うというので僕は先にお風呂を出た。初めて夢精をして、そのことをママに伝えて、ママとお風呂に入って、そしてママに精子を出してもらうという一連の出来事がなかなか頭の中で整理できずにモヤモヤしていて、僕はママに色々聞いて教えてもらわなければならないような気がしていた。ママのベットに寝っ転がって、ママのお風呂が終わるのを待っていたら知らず知らずのうちに寝てしまったらしく起きたらお昼を過ぎていた。一度寝たら何故かスッキリしていて、今回のことでママと更に仲良くなれたような嬉しさだけが残っていて、やっぱりママに隠しごとをしなくて良かったと思った。

 男子校だったのでクラスの中でもオナニーの話は頻繁に出ていたのだけど、僕は進んでその話に入ることはなかった。ママに精子を出すのを手伝ってもらった事はやはりかなりレアなケースであり、いかに仲の良い友人といえども口にすべきことでないことぐらいは僕も理解していた。ただ、友人の家庭と違って僕の家にはパパは居らず、ママと僕の二人きりなのだから他の家庭に比べてママと仲が良くなるのは当たり前のことだし、二人で頑張って生活していくためにお互いに隠し事はしないと決めたのだから、他のクラスメイトが親に隠すだろうことまでママと共有してもそれはそれで仕方のないことだと納得もしていた。そして何よりも、どの友人のママよりも僕のママは美人でスタイルが良かった。僕がママの子供じゃなかったら、多分ママは風采の上がらない僕の存在なんて気にも止めないだろうなと考えると、僕はママの子供に生まれて本当にラッキーだなと考えていた。
 ママの豊満な裸体を思い浮かべたり、鼻孔に残るママの濃厚な体臭が蘇る時に僕のおちんちんはコチコチに硬くなって苦しくはあったのだけど、直接的な要求でママを困らせることはしなかった。あの日、「ママは頑張るよ、だからアッくんはママを助けてね。」と僕に向けてくれたママの目と言葉は絶対に忘れることはなかった。小さい時に欲しいゲームがあっても欲しいなんてママに言ったことはない。ママとは隠し事をしないという約束もしているのだけど、だからと言って僕が我がままを言って良いのかというと決してそうではないと理解していた。ママにはママの世界があって、その中に僕も居る。頑張っているママを僕の我がままで困らせたくはなかった。ママも僕が恋しい時間があるみたいで、そんな時はやたらと僕を構いたがる。その時に思いっきりママに甘えれば良いのだと思っていた。僕は小学校は近所の学校に通ったのだけど、中学校はママの薦めもあって、中高一貫の私立の男子校に入った。小学校や近所の友達と遊んでも、僕はスポーツがあまり得意でなかったし、興味の先がどうも違うみたいで楽しくはなかった。僕としては近所の公立中学校でも別に良かったのだけど、この中学校はイジメ問題で報道されたこともあり、僕としてもママの薦めは渡りに船だった。面白かったのは、仲の悪いママとおばあちゃんが共同戦線を張って僕に私立中学受験を強く勧めてきたことだった。僕が合格した時は手を取り合って喜んだくせに、またすぐに話もしなくなった。中学に入ってすぐに理解したことは、周りのクラスメイトが皆なかなかに勉強が出来てお金持ちの家の子が多いなということだった。ここでトップの成績を取ることは並大抵のことでは難しいなと思った。不可能ではないのだろうけど、そのためには結構な詰め込み作業を覚悟しなければならない。幸いなことに中高一貫校のため、エスカレーターで行く限りは高校入試は免除される。試験用の詰め込みは大学入試に向けて追々やることにして、僕は当面の間、勉強や物事に対しての応用力を付けようと考えた。大学の勉強は覚えることではなく応用・創造することになるのだろうし、その先会社に入って仕事をやる時には知識よりも対応力が問われるのではないかと考えた。中学の成績はトップグループに付いていくぐらいに留めておいて、テストの点数にならないことに時間を掛けてみようと考えて、僕は化学実験クラブとパソコン同好会に入った。ただ、テストの結果はママの知るところとなるので、ママには事前に、成績席次を少し落とすことを説明して心配しないように伝えた。僕の説明を聞いたママはこの時ばかりは細い目を真ん丸にして、「パパとお話しているみたい。」と感心するよりも驚いていた。

 僕が夢精の一件以来まったくその話をしないので、ママは色々と心配だったみたいで晩御飯を食べ終わると、恐る恐るという感じで、「アッくん、お風呂いっしょに入ろうか。」と聞いてきた。僕が何事もなく「いいよ。」と答えると、嬉しそうに「じゃあ早くお片付けするね、アッくんお風呂にお湯を入れてね。」とウキウキとした声で言った。先に湯舟に浸かっているとママが「久しぶりね。」と言いながら浴室に入ってきた。ママが裸で浴室に入ってきた瞬間に浴室はママの濃厚な体臭が立ち込めて、その匂いを嗅いだとたんに僕のおちんちんは硬く尖った。掛け湯をしたママが「ママも入れてね。」と湯舟の隙間に大きなお尻を揺らしながら沈めるとお湯が溢れてザーっという音を立てて排水溝に流れた。ひとごごちつくとママは「アッくん、ちゃんとおちんちんの中洗ってる?」と早速聞いてきた。僕が「ううん。」と首を横に振ると、「どうして、ちゃんと洗わないと汚いでしょう。」と僕の髪を撫ぜる。「僕、ママに洗って欲しいんだ。」と甘えた声を出してお湯から立ち上がったら、コチコチのおちんちんがママの目の前に現れた。ママは、気づいていたくせに、「あらあら、こんなになってしまって。アッくんも、おちんちんも甘えん坊ね。」と嬉しそうに言ってから、「確かにお精子出してあげないと洗えないわね。」と前回のように僕を湯舟の縁に座らせて後ろから大きくて柔らかい体が僕の背中に密着したと思ったら、ママの白い手が後ろから回ってきて僕のおちんちを弄った。ママの爪はピカピカで綺麗だ。「お客様に商品をお見せする時に手は必ず一緒にお見せするわけでしょう。指と爪はお客様がびっくりするぐらいに奇麗にしておかなければならないの。」とママは毎日手入れを欠かさない。その白い指と爪が僕のおちんちんを優しく包み込んでいた。ママはゆっくりと指を動かしながら「アッくん。こんなになるまで我慢しなくても良いのよ。精子が溜まってアッくんが病気になったりしたら大変だからね。おちんちんが大きくなって我慢できなくなったらママにちゃんと言うのよ。」と僕の耳元で言った。僕は「うん。そうするよ。」と答えてから、「ママ、今日も目をつぶってママのことを考えるの?」と聞いた。ママの指の動きが一瞬止まってママも躊躇したみたいだが、「そうね。ママのことが好きでしょう。ママの知らないところでもおちんちん硬くなっているのでしょう。ママ分かっているんだから。」と悪戯っぽく言った。ママは何でもお見通しだ。「ごめんなさい。」と謝ったら、ママは、「大丈夫よ。でも出したくなったら必ずママに言ってね。」と念を押した。後で聞いたらママは精子が溜まりすぎた僕が変な事件でも起こさないかと本気で心配していたみたいだ。目をつぶって綺麗なママの指が僕のおちんちんを弄っているんだと思ったら、すぐにおちんちんがむず痒くなってきて、射精感というらしいが不思議な圧迫感が迫ってきた。前回の経験があったので怖くはなかったが、ママにこの感覚を伝えるために、「ママ、ママ、ママ、おちんちんが変だよ。」と甘えた声を出した。ママは「そうなの。そうなの。おちんちん気持ち良いね。いっぱい出して良いのよ。ママが出してあげるからね。ほら、アッくん。出してしまいなさい。」と指の動きを早くした。「出ちゃう。出ちゃう。ママ、ママ、出ちゃう、ママ。」と言いながら僕は射精した。前回みたいに声こそは出さなかったけど、やっぱり僕は泣いていた。ただこの涙は、ひたすらママに甘えたくてすがりつきたくて仕方がない涙だった。僕は振り返ってママにしがみついて、大きなおっぱいに顔を埋めて「ママ―、ママ―。」とだけ繰り返した。ママは「アッくん、良いのよ、ママがいるからね、何も心配しなくて良いのよ。」と言いながら優しく僕の背中を撫ぜてくれた。しばらくして僕が顔を上げると、ママは「たくさん出たね。気持ち良かったね。それじゃ、おちんちん洗いましょうね。」と湯舟から出た。ママが手にソープを付けて泡立てながら、僕を立たせ、片膝を着きかけた時に僕のおちんちんが依然として硬く尖っていることに気が付いて、驚いた顔で「アッくん。どうして小さくならないの。」と聞いた。残念ながら僕にもどうしてか分からないから、「知らない。」と答えるしかなかった。ママは困った顔をして、「これでも剥けるのかな。」とそろそろと僕のおちんちんを触っていたが、僕が、「痛い。」と声を漏らすと、「怖い。駄目だぁ。」と僕とホラーゲームをやって負けた時と同じ声を出した。「アッくん、どうしよう。」と聞かれたので、「今日は洗わなくて良いよ。」と言ったら、「それは駄目。」と僕がビックリするぐらいの低い声で反対した。「この前の汚れ見たでしょう。ママは汚いおちんちんは嫌いです。」とテレビで見たお掃除の達人みたいなことを言った。それから「どうなんだろう。」と独り言を呟いてから、「アッくん、ちょっとお湯に浸かってて待ってて、上がったらまだ駄目よ。」と言い残して、ママは大きく二つに割れたお尻を振りながら浴室から出て行った。ママのスタイルを良く見せているのはお尻の位置が高いからだ。ママは背も高いけど、足も長くてお尻の位置も高い。他のママ達と集まって話をしていると他のママのお腹のあたりにママのお尻があって、同じ人種だとは思えないくらいだ。ママがジーンズを履かない理由は、ママのお尻が大きくてお尻が入るサイズを履くと足回りがブカブカになってとんでもなく下半身デブに見えるから、らしい。「ママはもともと太っているのだから気にする必要はないのじゃない。」とからかうと、結構本気のデコピンをされる。「太ってはいても、実物よりも太っているように思われるのは許せない。」そうだ。ママはベビーオイルを持って戻って来て、体が冷えちゃったと湯舟に浸かって、「新兵器。」とベビーオイルを見せた。「硬いままなの?」とママが戻ったとたんに硬くなった僕のおちんちんを確認して、「アッくんのおちんちん元気だね。」とママの割れた大きなお尻のせいで硬くなる僕のおちんちんの事情など知らない諷で呆れていた。
 ママは僕を再度湯舟の縁に座らせて、前から屈みこんで僕のおちんちにベビーオイルをたっぷり垂らして揉むように少しづつおちんちんを覆っている皮を後ろにずらす作業に熱中していた。ママが「痛くない?大丈夫?」と僕の反応を上目遣いで確認しながらやるので余計時間が掛かっているようだった。キツキツだけどママの努力は実を結びつつあり少しづつおちんちんの中身が顔を出しつつあった。ママが両足を開いて座り込んでいるので、僕からは柔らかそうな短い毛がびっしりと生えたママのお股が良く見えていた。ママが体勢を変える度に、股を閉じたり開いたりしていると今までに嗅いだことのない匂いを嗅ぎ分けた。何だろう、古い段ボールのような、チーズのような、腐っているのに生っぽい。どちらかというと臭い部類に入るのだけど、嗅ぎ続かずにはいられない不思議な匂いだった。そうかママのお股の匂いなんだって気付いたら、ママの指に挟まれたおちんちんが急に気持ち良くなってしまって、もう射精が我慢できなくなって、おちんちんの先がポロンと剥けた感覚がしたのと同時にママの顔に向けてビュー、ビューって精子を飛ばしてしまった。遮る皮がなかったので、すごい勢いで精子が出てママの顔にまともに掛けてしまった。慌てて「ごめんなさい。」と謝ったけれど、精子を飛ばす時の快感というものを始めて分かったような気がしていた。ママはびっくりして「ひぃー。」と叫んでトンと後ろ向きに尻もちを着いてしまって、毛に覆われたママのお股が露わになった。「アッくん、ママはおちんちんの的じゃないのだけど。」と僕の精子を顔に付けたまま怒った。それから、ママからおちんちんがヒリヒリするまでゴシゴシ洗われたのは言うまでもない。

 その欲求は突然襲ってきた。欲求というよりも渇望かもしれない。夜に数学の予習をしていたら、浴室の中で嗅いだママのお股の匂いが鼻孔の奥に前触れもなく蘇った。伴ってママが晒したお股の割れたお肉の写像が蘇った。綺麗なママからは想像もできない黒くて異形な形で、その箇所から臭いのだけども嗅がずにはいられない不思議な匂いを漂わせていた。急におちんちんが膨れあがってコチコチになった。苦しくてたまらなかった。これまでにないコントロールできない狂暴な衝動だった。目の前の方程式に集中しようと試みたが所詮は悪あがきだった。部屋の中を動物園の熊みたいにグルグル回っていた。このまま気が狂ってしまうのではないかと不安になった。散々迷ったが、自分で始末を付けるしかないのだろうなと覚悟を決めた。ただ、射精の時はママを感じていたかった。ママの匂いを嗅ぎたかった。本当に悪いことだとは思いつつ、僕は1階に降りて浴室に向かった。ママが夜に洗濯をしていなければ、洗濯機の中にママのパンティがあるはずだ。もし洗濯済であったら僕の背徳的行為は一時の気の迷いということで帳消しにできるはずだった。僕は息を止めて洗濯機のフタを開けた。果たしてママがお仕事の間ずっと身に付けていた白いレースのパンティが他の洗濯物の上に無造作に置いてあった。興奮と緊張で気が遠くなりそうな気がして視界が狭くなった。そっとママのパンティを手の中に押し込んだ。僕の生まれて初めての犯罪行為はママの着用後のパンティを盗むという、なんとも情けない行為だった。
 忍び足で部屋に戻って、ママのパンティを握りしめた手をそっと開いた。いつものママの甘い体臭が漂った。本当に小さなパンティだった、ママの大きなお尻が何故この布切れの中に納まるのか不思議なくらい小さかった。開くとお股が当たる部分が黄色い何かで広範囲に汚れており、指でなぞってみると乾いてカサカサになっていたが、湿ってぬめりを残している箇所もあった。僕は我慢できずに鼻を付けてママのお股の匂いを嗅いだ。ママのオシッコの匂いだろうツンとする刺激臭がまずして、それから濃厚なあの不思議な匂いが鼻孔の奥を満たした。最初は臭いのだけど、嗅いでいるうちに嫌な臭いではなくなってくる。この匂いも大好きなママの匂いのひとつだと思うと、どんな臭い匂いでも良い匂いになってしまうのかもしれなかった。記憶していた匂いはもっと生臭かったような気がしたが、目の前のママのパンティからはオシッコの匂いが混じってすっぱいような、一度お土産でもらったチーズのような臭いがした。おちんちんはずっとコチコチで、パンツの圧迫感で精子が出てしまったら困るなとママのパンティの匂いを嗅いでいる途中で器用に足でパンツを下げた。夢中で匂いを嗅いで、この部分がママのお股の割れたお肉を包んでいたのだと思ったら、もう我慢できなくなっておちんちんを弄ろうと下を見たら透明な粘り気のある液がおちんちんの先から出てフロアまで糸を引いていて驚いた。オシッコでもない精子でもないものがおちんちんから、それも何の排泄感もなく漏らして垂してしまったことがショックだった。病気かもしれないと思った。救いは透明な液体であったので慌て拭いたティッシュをそのままクズ籠に捨てても大丈夫そうだったことぐらいだ。もうおちんちんを弄る気は萎えていた。そういうことなのかと僕は理解していた。ママのパンティを盗んだせいで、僕がこっそりママのお股の匂いを嗅いだこと、硬くなったおちんちんから変な液が出たこと、その後に精子を出したとして、その始末をしたティッシュをどう処分したかまで、この先全ての事をママに隠していかなければならないんだ。何故、隠し事をしたり、嘘を付いたりすることが悪いのかというと、ひとつの隠し事をすると、その隠し事を隠すために別の隠し事をしなければならなくなるし、ひとつの嘘を付くと、その嘘をごまかすために別の嘘を付かなくなければなってしまうんだ。そうなったら、ママと僕の間には隠し事と嘘しかなくなってしまう。ママはその事が分かっていたから、お互いに隠し事はしない、嘘は付かないという約束をすることを僕に望んだのだ。僕は部屋の中でこれからどうするべきかしばし迷っていたのだが、ママに全てを正直に話そうと決めた。ママのパンティを盗んでお股の匂いを嗅いでしまったことをママに告げることは辛いことだった。これまで僕がママから得て来た僕への信頼を裏切ることになり、ママは僕に失望して口を聞いてくれなくなるかも知れない。それでも隠し事をすることでママと僕の間が知らず知らず離れていくことの方が嫌だった。「謝るしかないんだ。」と僕は自分を奮い立たせて、まず浴室に行って洗濯機の中にママのパンティを戻した。そして、ママの寝室の前に行き、覚悟を決めてドアをそっと開けた。

 寝室はテーブルライトが付いていて、寝ていると思っていたママが布団から上半身を起こしていたことに驚いた。ママは、「アッくん、ママの寝室まで来るのに随分時間が掛かっちゃったね。」と優しい声で言った。ママはお見通しの素振りを見せたが、「眠れないの?苦しいの?」とどうやら僕の悪事の全貌を把握している訳でもなさそうだった。「違うんだ。」と僕は言って、「ママに謝らなければならないことがあるんだ。」と勇気を振り絞って続けると、ママは、「まぁ、大変。でも少し冷えるからママの隣に来てちょうだい。それからお話を聞かせてね。」とお尻をずらして僕が入り込むスペースを作ってくれた。ママはパジャマではなく、薄い綿のナイトウェアを着ていて、僕が素直にママの隣に座ると、僕の目を見て「アッくん、どうしたの?何か悪いことしたの?」と目を三日月にして優しく尋ねた。僕が一番ママに伝えたかったことは、ママと僕の約束は本当にママと僕にとって大切なことに気付いたということだったけど、その為には僕がやってしまったことをまずママに謝る必要があった。僕は突然襲った狂暴な衝動から話し始めた。ママは熱心に聞いてくれて、「うん。」、「それで。」と僕が話しやすいよう気を使ってくれていたが、僕が洗濯機からママの汚れたパンティを盗んだことを告白すると、「ひょえー。」と奇声を発してベットから慌てて飛び出して寝室から出て行き、しばらくしてパンティを手に戻って来て、「アッくん、これ?」って僕に見せて、僕が「うん。」と頷いて、「ごめんなさい。」と言ったら、「なにもこれでなくても。」と絶望的な声を出した。「それからどうしたの?」と結構キツメの顔で問いただされ、僕は正直に「汚れたところの匂いを嗅いだ。」と変態行為を告白した。ママは再び「ひょえー。」と再び奇声を上げて、慌ててパンティに鼻を近づけて匂いを嗅いで、顔をしかめてから、「あぁ。臭ちゃい。」と呻いて、「今朝はうっかりお着換えしないでお仕事にいっちゃったの。」と言い訳をしてから、恥ずかしそうな顔をして、「ごめんね。臭かったでしょう。」と逆に謝られてしまった。多分、僕がひどく落ち込んでいたので、怒るに怒れずおどけてくれたのだと思う。僕は、首を横に振って、「臭くなかった。」と言ってから、「最初は変な匂いだなと思ったのだけど、ママの匂いだと思ったらだんだん良い匂いになっきて、おちんちんが硬くなって気付いたら変な液体がおちんちんからいっぱい出て怖くなってしまった。」と正直に言ったら、ママは少し笑って、「それは多分精子が出る前に出るなんとかという液で、誰でも出すもので何も心配することはないのよ。」と教えてくれて、「透明でヌルヌルしていたでしょう。」と確認して、僕が「うん。」と頷くと、「やっぱり。それだよ。心配することないよ。」と決めつけた。「それで不安になって、ママのところに相談に来たの?」と聞くので、僕は今度は大きく首を横に振って、「違うんだ。」と言ってから、ママに隠れてそうした行為をしてしまった僕が何を考えたか、上手く言えたかどうか分からなかったが、ママに一生懸命説明した。途中から、ママは口を押えて嗚咽を上げ始めた。僕が話し終えたら、ママは、「アッくんって、アッくんって。」って繰り返した後、「ごめん。なんだか、ママ嬉しくなっちゃって。アッくんがこんな事考えていたなんて。」と涙を流した。「アッくんありがとう。ママはアッくんのママで良かった。アッくんのこと大好きだよ。」と言ってくれた。「僕もママのこと誰よりも好きだよ。」と答えたら、ママは大きな胸に僕の顔を押し付けて抱きしめてくれて、「今夜のことは絶対に忘れない。」と言ったのだけど、僕がパンティを盗んだことも絶対に忘れないと言われているようで恥ずかしかった。ただ、やっぱりママに隠し事をしなくて本当に良かったと安堵した。
「それでアッくんの言う狂暴な衝動は消えてしまったの?」とママは心配そうな顔をした。「うん。ママに嫌われるかもしれないと心配していたら、どこかに消えたみたい。」と言ったら、「ママがアッくんを嫌いになることはないのだけど。」と言ってから、「出したいときは我慢せずにお家で出した方が良いみたいよ。」と、多分僕が外で変な行為をしないかと心配しているみたいだった。確かにママのパンティを盗んだ行為は衝動的で、僕の理性で押さえられない行為だったのだけど、それはママのパンティだったからだ。僕はそのことを理解していたが、狂暴な衝動というママに伝えた表現がマズかったのかもしれず、ママにしてみれば、僕がご近所でパンティ泥棒をするのではないかと心配するのも無理からぬことかもしれなかった。ママを安心させるために少し説明する必要があった。「あのね。」とママの注意を引いてから僕は続けた、「僕はママの匂いが好きなんだ。」「そうでしょう。ママも努力しているのだから。」。やっぱりママは分かっていない。「ママの匂いは大まかに3つに分かれるんだ。ひとつはおっぱいの匂い。これはママの体のベースとなる匂いで甘くて嗅いでいるととても安心するんだ。」。ママはこの子は何を言い出すのだという戸惑った顔で「はぁ。」と言った。「次に腋の匂い。これはママの体や心の調子を表わす匂いで、楽しい時、悲しい時を教えてくれる、ママを思って抱きつきたくなる匂い。最後はお股の匂い。不思議な匂いだけどママの匂いだと思うと良い匂いになっておちんちんが硬くなる匂い。さっき狂暴な衝動と言ってしまったのだけど、僕の衝動はすべてママというかママの匂いがトリガーになるので、ママは家の外の僕の行動を心配しなくて良いんだ。分かってくれた?」と僕が聞くと、ママは「はい。トリガー?。多分。」と答えてから、「アッくんと話していると、時々、宇宙人と話している気分になる。」と自分の低い理解度を晒してから、「私、変な生物産んじゃったのかな。」とホントに小さな声で言った。
 それでもママは、溜まった精子はちゃんとを出しておくべきだという主張は変えないらしく、「おちんちんの様子だけでも見て見ようか。」と僕のパジャマとパンツを半分ぐらい降ろすと、おちんちんはそれなりの期待で既に硬くなっているわけで、ママは「やっぱりちゃんと出しておこうよ。」と言ってくれるので、僕としても「うん。」と頷くしかなかった。ママは僕の下半身を裸にして寝かせ、ティシュボックスを横に置いて、自分はベットに腰かけておちんちんを摩ってくれるのだけど、この体勢だと僕はママに抱きつけないし、匂いも嗅げないなとがっかりしていた。ママは不満げな僕の表情に気付いたみたいで、「なんだかここだと難しいね。お風呂に入ろうか。」と誘ってくれた。お風呂だと裸のママに甘えられるのだけど、もう遅い時間だし、ママは明日もお仕事なのだから無理は言いたくないと思って、「ママのパンティの匂いを嗅ぎたいけど駄目かな。」と今の気持ちを正直に言った。ママは瞬時に固まって、うつむいたまま、「さっきのやつ?」と確認するので、「うん。」と言うと、「気持ちは嬉しいのだけど、それだけは辞退させてください。」と申し訳なさそうに頭を下げた。「私のプライドが許さない。」。ママが困ることを無理にお願いするつもりはないので、「分かった。」と言うと、ママは、「パパもアッくんもおかしいよ。」とベットの上に飛び乗って正座した。「裸のママが傍に居るのに、どうして脱いだパンティの方に興味を示すの?。それって失礼だよね。」。どうやらパパもママの汚れたパンティが好きだったらしい。パパの気持ちは良く分かる。「でも、ママは裸じゃないよ。」とパパとのシチュエーションの違いだけは指摘した。ママは、「そうか。」と呟いて、「アッくんはママの匂いで、その狂暴な衝動に襲われるのだよね。」と確認した。「たぶんそうだと思う。」と答えると、しばらく考えた後、「アッくん、目をつぶって、ママのことを考えて。目を開けたら駄目だよ。約束だよ。」と言って、僕の「分かった。」という声を確認してテーブルライトを消したらしく、まぶたの裏のぼんやりとしたオレンジ色が黒く変わった。
 ベットの横でママのナイトガウンを脱ぐ衣擦れの音がして、しばらくしたら、ママの甘い匂いが傍で強く匂った。ママも裸になってくれたんだと思って、おちんちんが硬くなった。暗闇の中でママの甘い匂いを嗅いでいたら、ベットが沈んで、突然濃厚な匂いに変わった。あのチーズのような古い段ボールのような、不思議なママのお股の匂いだった。頭がくらくらして、僕は「はぅ。」って変な声を出した。僕の鼻息は直ぐに跳ね返り、僕の顔のすぐ上に大きくて暖かいものがあるのが分かった。その場所から濃厚な匂いが出ていて僕の顔は熱のこもった異臭に包まれた。パンティの匂いにはなかった生臭さもあり、息苦しかったが僕の嗅覚は歓喜に震えた。ママとの約束を守って目を固く閉じて、ママのお股の匂いを嗅いだ。おちんちんにママの指であろうしなやかなものが絡みついたとたんに僕は強烈な射精感を覚えて、「ママ、ママ。」と呻いたら、おちんちんが暖かいものに包まれ、僕は声を漏らしながら精子を漏らした。おちんちんから精子が出ている間も、その温かいものは離れることなく、僕のおちんちんを優しく包んでいた。精子は出たけれど僕のおちんちんは硬いままで、知らないうちに僕はお尻を持ち上げるようにして、おちんちんを突き出して包んでくれた暖かいものを求めていた。暖かいものが再びおちんちんに絡んで、今度はきつく扱かれるとおちんちんの奥が痛いほどの快感が込み上げてきて、震え、咆哮しながら僕は二度目の精子を出した。しばらくすると暖かいものが離れ、呼吸も楽になり、再びママの甘い匂いに周りの空気が変わった。もう大丈夫だろうと目をあけると手で体を支えるようにして、ママの白く大きな裸体が横座りしていた。僕はそうするのが当たり前のように、ぶつかるように裸のママに抱きつき、ママの体は崩れて横になって、フワフワな体で僕を包み込んだ。僕は、ママを抱きしめて、「ママ、ママ、ママ。」とずっとうわ言のように繰り返していた。ママは何も言わなかったけど、時々僕の髪を撫ぜてくれていた。僕は意識をなくすようにママのおっぱいの中で眠りにおちた。僕は幸せだった。
 朝起きたら僕は僕のベットで寝ていて、ちゃんとパジャマも来ていた。顔を洗って、リビングに降りたら、いつものママが、「おはよう。」とニッコリ笑って、いつもの挨拶をしてくれた。「アッくん、トーストで良いよね。」と言う声を聴きながら、色々なことがあった昨夜のどこからが夢で、どこまでが現実だったのか分からなくなってしまった。ただ、その事をママに聞こうとも思わなかったし、多分、ママも何も言わないだろうなとも思った。

 僕はその頃パソコンアプリの自前のマニュアル作り熱中していた。表計算ソフトひとつにしても僕らが授業で使う機能はほんの一部で、その何十倍もの処理機能があることを教えられたのだけど、必要もないのに分厚いマニュアルを紐解く気にはなかなかならない。そこで僕がやりたい作業テーブルを先に作って、その作業に対応するアプリの機能マニュアルを作るという逆ルートからのアプローチを試していた。いずれはプログラミングもやるつもりだけど、既存ソフトを迷いなく使いこなすというのはそれなりに求められるスキルだろうし、ソフトの作り手の意図や思考に触れておくことは先々役に役に立つだろうと考えた。僕は授業で使うタブレットの他にラップトップのパソコンも持っていて、家ではそのパソコンを使っていた。高価なものなので、本当に恐る恐るママに頼んでみたら、すぐに賛成してくれて僕の希望するものを買ってくれた。マニュアルもかなりのページになったので、ファイリングして一度使い勝手を確認したかったが僕はまだプリンターを持っていない。パパが使っていたプリンターが書斎にあったのでママに使って良いかと聞いたら、古いものだから多分使えないのじゃないとは言われたが、使えそうなものは勝手に使って良いと言われたので、試しに僕のパソコンに繋いでみた。なんのことはなくOS標準ドライバーがあり使えることが分かったので、インクを換えればプリントできそうだった。純正インクを調べるためプリンターの型番をメモして部屋に戻ろうとして、パパの書斎を眺めて変な物の配置だなと感じた。ママが時々掃除をするので鍵は掛かっておらず、これまで何度か書斎の中を覗く機会はあったのだがじっくりと中を確認したことはなかった。窓に向かって机が二つならんで、そのひとつにデスクトップのパソコンとディスプレー2台が並んでいた。マルチディスプレーというやつだ。その左の壁に本棚があったがほとんどはファイルで、背表紙に番号が振ってあり多分案件別の仕事の資料だろう思われた。本棚の隣に洋服ダンスがあった。不自然だったのは右の壁に沿って幅広のがっしりとしたテーブルが設置されて、無造作に椅子が突っ込まれていた。打ち合わせテーブルや資料置き場にしては重厚なテーブルだった。スペースはあるのだから壁に寄せる必要はないような気がした。書斎というよりは作業場と呼んだ方が相応しい殺風景な部屋で、右の壁に掛けられた3つのリトグラフの額がマッチしていなかった。リトグラフは風景画と、あと2つは何か分からない抽象的なデザインのもので、壁に掛かった位置も高さもマチマチでバランスが悪かった。僕ならもう少し工夫するのにとテーブルに昇って試しに真ん中のリトグラフを外してみたら、リトグラフが掛かっていた壁の一部が同じ壁紙で不自然に塞いであり、その壁紙を剥がしてみると加工した穴が開いていた。最初、配管用の穴がみっともないから隠していただけかと思ったが、配管用にしては位置が不自然だった。穴を覗き込んだら真っ暗でただの穴かとも思ったが、指を入れてたら奥に引っ掛かりがあり、横にスライドさせたら隣の寝室が見えてびっくりした。エッっと思い直してもう一度良く見たら、穴から覗くにしては見える範囲が広いのに気づいた。ワイドスコープを使っている。本格的だった。他のリトグラフの裏もチェックすると、巧妙に隠してはあったが同じ仕掛けがしてあり、ご丁寧に一か所はズームで焦点は寝室のベットに合っていた。三か所から見れば寝室の全貌が把握できるように上手くできていた。音を立てないように書斎を出て、隣の寝室にそっと入って書斎のリトグラフがあるあたりがどうなっているかを確認したら、飾り棚になっており、多分棚を支えるフックか何かにレンズが仕込まれているなと推理した。椅子に昇って確認したかったが、ママに見つかると面倒だなと諦めた。書斎に戻ってリトグラフを動かした痕跡を消しながら何のための仕掛なのだろうかと悩んだ。設置作業は素人ができるようなものではなく、パパはいったい何者だったのだろうかと怖くなった。パパはスパイだったのかとも思ったが、自分で自分の寝室を見張るスパイもいないはずで目的が分からなかった。ママに言うべきかどうか迷ったが、ひょっとしたら、こののぞき穴のことはママも知っているのではないかという奇妙な想像もあって、なんとなく恐ろしくなった。ただ、パパは既に死んでいて、パパ若しくは何者かが何を思ってこの仕掛を作ったのか僕には確認する術はないのだから、このことは知らなかったことにして騒がないようにした方が良いと判断した。僕はこの奇妙な仕掛けのことは忘れようと決めた。

 僕の背丈は地道には伸びていたものの他のクラスメイトと比べると相変わらずチビで、残念ながらママではなくパパの遺伝子を律儀に引き継いでいるようだったが、僕は確実に第二次成長期を迎えていた。おちんちんの周りに毛がまばらに生え始め、お風呂場でママが「ショックだなぁ。」とのたまわったが、もじゃもじゃのママに言われたくはなかった。その頃には、ぼくのおちんちんは包茎と呼ぶ形状らしく、サイズ的にも小さいものらしいということは理解していたが、ママに言わせると「パパもこんなものだった。」ということで、それでもママはパパのことを大好きだったので、ママさえ良ければ僕にとっておちんちんがどうであろうと大した問題ではないと気にもしていなかった。ママと僕は相変わらず仲良しで、ママにオナニーを手伝ってもらうことは世間的にはあり得ないことだということも理解していたが、外に吹聴する話でもなく、ママと僕がそれで良いのだから、お互いが納得のうえの行為であれば何も問題ないはずだった。そのベースとなるのは、ママと僕は隠し事のない間であり、何でも相談して、お互いに嘘は付かないという小さい時にママと交わした約束にあることは間違いなく、「僕はママが大好きだ。」と隠すことなく言う僕の言葉に、ママは「嬉しいな。ママもアッ君が大好きだよ」。と三日月にした目で優しく応えてくれていた。ママは相変わらず「おちんちんが硬くなったら我慢しないでママに言ってね。」と僕の精子が溜まってパンティ泥棒のような行為に及んでしまうことを心配している様子を見せたが、一方で、僕の関心がママ以外に向かないことを願っている諷でもあった。ママは多分知らないことだろうけど、僕のおちんちんは毎日硬くなっていたので、ママの言う通りにしていたら、それこそママは僕の精子を出すために毎日忙しい思いをしなければならず、そこは僕が意識してコントロールして、ママの様子を見ながら、「お風呂一緒に入ろうよ。」と時々お願いしていた。ママも僕もお風呂場での行為に慣れて来て、湯舟の縁に僕が座ってママが後ろから手を回して僕のおちんちんを扱くだけでなく、ママが風呂椅子に座って、僕がママに抱きつくようにママの上に乗ってママの柔らかい下腹におちおちんをこすりつけながら射精することもやっていた。僕はひたすらママに密着したかったので、このやり方はお気に入りで、大きなママにしがみついて「ママ、ママ。」と呼びながらうめき声を出し始めると、ママは僕を抱きしめて、後ろからお尻の穴や睾丸を触って射精を促してくれた。僕の射精が終わると、「気持ち良かったね。アッくんスッキリした?」と聞いて、僕が「うん。」と答えると、優しく終わりのキスをしてくれるようになった。僕が「恋人みたいだね。」と言うと、「残念でした。ママはアッくんのママだから恋人にはなれません。」とは言うものの、まんざらでもなさそうだった。
 僕の性欲は他のクラスメイト達のように毎日のオナニーが我慢できないというものではなく、比較的コントロールできるもののようだった。それは多分僕のおちんちんの射精の対象がママだけだったという点が大きかった。ママの体調が悪かったり、疲れた顔をしている時はママを心配しこそすれ、具合の悪いママに向かって勃起したおちんちんを晒すほど僕は無神経な子供ではなかった。それと、友人が、「これは抜けるぜ。」と親切にAVを貸してくれることもあり、夜中にこっそり鑑賞もし、勃起もするが、どうも視覚のみで精子を出そうという気にはならない。僕の性衝動はやはり嗅覚に負う部分が大きいようで、嗅覚も触覚も満たしてくれないAVは知らない性世界を教えてくれる視聴覚教材のようなものだった。綺麗なママは僕の視覚、聴覚、嗅覚、触覚のすべてを満たしてくれる存在で、ママも僕の射精を導く行為をさぼど嫌がらずに、時に積極的にやってくれるので、僕はママさえ傍にいてくれれば、いつでもおちんちんを扱いて性欲を満たしてくれるのだという安心感もあり、甘い体臭を振りまき、スーツに包まれた大きなお尻や胸を揺らすママを見てその中身を想像するだけでも満足だった。ただ、ママのあの匂いは時に僕を”狂暴な衝動”に導くやっかいなものでもあった。

 あの衝動が再び僕に唐突に襲い掛かってきたのは夜中に目覚めた時で、僕は夢精の開始を際どく察知して、マズいと精子を洩らす前に覚醒したようだった。おちんちんは硬く尖って、夢のエロティックな記憶がぼんやりと残っていた。あぁ、まただ、と前回と同じ状況であることを確認した。心臓がドキドキして、頭がクラクラして、ひたすらママのお股の匂いが嗅ぎたくて仕方なかった。このまま悶々と朝まで寝返りを打ち続けるのも辛くて、ママのところに行くしかないなと思ったが、さすがにママも就寝している時間だった。迷ったが、ひょっとしたら前の時のように起きているかもしれないと思い立ち、寝ていたら引き返すつもりでそっと寝室の前まで行き、ゆっくりとノブを回して中を覗いたら、寝室の中は真っ暗で、ママは既に眠っていた。寝室の中はママの良い匂いで満ちており、暗くて視界が利かない分、余計に匂いがママの存在を示していた。起こしたらママに申し訳ないという気持ちもあったがねもう我慢できなかった、思わず、「ママ。」と小さい声を漏らしたら、ママは「うーん。」と返事とも付かない言葉を返したが、また眠ってしまったらしく静かになった。再度、「ママ」と呼んだら、ママは、「アッくん?」とやっと寝ぼけた声を出したので、「一緒に寝て良い?」と聞いたら、小さな欠伸と一緒に、「はい。どうぞ。」と体を横にずらしてくれて、「アッくん。苦しいの?」と眠いだろうに僕のことを気遣ってくれた。「ママの匂いを嗅ぎたいだけなんだ。ママは寝ていて良いよ。」と言うと、「まぁ、大変。」と意味のない同情をしてくれて、仰向けになって、「お好きなだけどうぞ。」と眠そうな声を出して目を閉じた。ママはキャミソールのようなナイトウェアで寝ていて、大きなおっぱいが透けて見えていた。お風呂上りに、「セクシーでしょう。」とわざわざ見せに来たやつだ。僕はお言葉に甘えて薄い掛布団に潜り込みママのお腹に顔を付けてママの甘い匂いを暫く嗅いだ後、怒られるのを覚悟で、ママの足の間に体をするりと割り込ませて上手くママのお股が顔の前に来る体勢を作った。果たして半分眠っていたであろうママは、「ヒェッ。」と驚きの声をだし、「ちょっ、ちょっと。」の戸惑いの声の後に、「アッくん、何してるの。」と熱がこもった太ももで僕の顔をギュっと挟んで非難の声をあげた。くぐもった声で、「匂いを嗅ぎたいんだ。」と言うと、「へっ。」って声がして、「あれか。でも、できれば辞退したいのだけど。」と非難が控えめになった。「苦しいんだ。」と正直に言った。「ママのお股の匂いを嗅ぎたくて仕方がないんだ。」と頼んだら、やっと僕の切羽詰まった状況に気付いてくれたらしく、「アッくん。狂暴になっちゃったの?」。と確認し、「そうなんだ。」と答えると、「うーーん。」と悩んで、「できれば短めにね。」と太ももの力を抜いてくれて、僕の「うん。」の声を確認して、「困ったアッくんね。」と言いながらも足を少し開いてくれた。僕はこの時点でママのお股の匂いがこれまでに嗅いだ臭いよりも薄いことに気が付いていた。お風呂から上がってすぐのせいなのかなとも思ったが、同じ箇所なのに匂いが変わるのが不思議だった。クンクンと匂っていたが、パンティを履いているせいなのかなとも思い、暗闇の中で鼻を近づけていたら鼻の頭がパンティに当たったので付けたまま匂いを嗅ぎ続けた。なんとなくだけど匂いが濃厚になってきたように感じて、ママのお股のあちこちに鼻を付けて犬のようにクンクンと嗅いでいたら、上から「アッくん、もう良いかな。」というママの声が聞こえた。「もう少しだけ。」と答えたら、「もう。」という呆れたママの声がして、「アッくん、ちょっと待って。顔を離してくれる?」と言われて、終わりかと嗅ぐのを止めて頭をあげたら、ママのお尻が持ち上がって、手が伸びてきたと思ったら、お尻が左右に動いて、片足が浮き、ため息の後、「うん。アッくん。」というママの声が聞こえ、僕の顔は記憶するあの濃厚な匂いに包まれた。匂いの元に鼻を近づけたらママの柔らかいお股の毛が僕の顔に当たって、ママがパンティを脱いでくれたのだと理解した。それから僕はもう狂ってしまって、鼻をママのお股の毛に埋めて匂いを嗅ぎまくった。本当に鼻を鳴らしていたと思う、ママの濃厚なお股の匂いを必死に嗅いだ。途中でママが両膝を立ててくれたらしく呼吸が楽になった。両膝を立ててくれたおかげで僕の鼻が毛の薄いお股の奥まで届くようになり、その温かい部分に鼻を埋め込んで匂いを嗅いでいたら、僕の顔はベトベトになり、匂いを嗅ぎながら僕はママのお股に顔を埋めて子犬のように舐めていた。ママのお股は柔らかく湿っていた。夢中で舐めていたら、僕のおちんちんは触りもしないのに快感が押し寄せ、あっと思う間もなく精子を漏らした。パンツの中でおちんちんが大量の精子にまみれていった。

 ママはタオルをお湯で濡らしてきてくれたらしく、暖かいタオルで僕の顔を綺麗に拭いてくれた。タオルが離れると僕は「ごめんなさい。」とママに謝った。ママは、素っ気ない様子で、「何に謝っているの。」と僕に尋ねた。「寝ているママを起こしてしまったこと。ママの困ることをしてしまったこと。それから、」と言いかけたら、ママは、「もう、良いの。」と僕の口を押えた。それから、僕に、「アッくん、少しお話しようか。」というので、「ママ、その前にそのタオルを貸してくれない。」と頼んだ。ママは、「何故?」と不思議な顔をした。「それから。」と僕は話を続けて、「うっかりパンツの中で射精してしまったんだ。」と謝ったら、ママは、「アッくんも大変だったんだ。」とフフフと笑って、お湯の入った洗面器を持ってきて僕のおちんちんを隅々まで拭いてくれた。
「横になってお話しましょう。」とママはナイトウェアを脱いで裸になり、ベットに横になって、「アッくん、いらっしゃい。」と僕を呼んだ。「傍でママと言って。ママを安心させてちょうだい。」と二の腕で乱れた髪を直した。ママの黒い腋毛が見えた。ママの豊満で美しい裸体は画集にあるゴヤの”裸のマハ”みたいだった。僕もパジャマの上を脱いで裸になって、ママに抱きつき、大きなおっぱいに顔を埋めて、「ママ。」と呼んだ。ママは僕の髪を撫ぜながら、「アッくん、お願いだからママをびっくりさせないで。」と言った。「アッくんの成長が早くて、ママが置いていれそうで不安なの。」。僕が顔をあげたらママの腋毛があって甘酸っぱい匂いがした。「ごめんなさい。」と素直に謝って、「もうママが嫌がることはしないよ。約束するよ。だからママ、僕のことを嫌いにならないで。」とママの腋に顔を付けた。「ママがアッくんのことを嫌いになるわけがないでしょう。」とママは優しく言ってくれた。「でも、ママはアッくんのママなのだから、ママとしてやれることしかできないの。」と付け加えた。よく意味が分からず、「えっ。」と反応すると、「アッくんはママのことが好きでしょう。」。僕が大きく頷くと、ママの目は三日月になって、「ありがとう。アッくんは小さい時からおりこうさんで優しくて、ママの自慢の男の子なの。ママもアッくんのことが大好きよ。」と言ってくれたが、「ときどき宇宙人みたいだけどね。」とも小さい声で呟いた。「アッくん。」とママは改まった声を出してから、「ママにはいくつかの顔があるの。」と言った。「アッくんが普通見ているのは、アッくんのママとしての顔、ママにとって一番重要で大事にしなければいけない顔。次に、パパの奥さんだったという顔、パパは死んでしまったけれどパパからの言葉は今でもママにとって大切なことで、ママの心の中ではパパはまだ生きている。それから、お金を稼ぐための社会人としての顔、お人好しなだけでは生きていけないわ。ママも時々怖い顔するんだから。そして最後に女としての顔。この顔は今のアッくんに理解するのは難しいだろうけれど、アッくんが男であるように、ママは女であり、当然女としての喜びや悲しみがあるの。ママはアッくんのママなのだけど、女ではないの。分かってもらえるかな。」。いつものママの口調は、フワフワとしていて安心させてくれる優しいものなのだけど、この時は毅然として重みがあり、僕は頷くしかなかった。ママの手が僕のおちんちんに伸びて、ゆっくりと動かし始めた。「だからね。アッくんはママには何をお願いしても良いの。ママのおっぱいを吸っても良いし、匂いを嗅いでも良い。アッくんがやりたいことはママに何でもやって良いの。それがママにとっても嬉しいことなの。でもね、それはママがアッくんのママだからなの。ママはアッくんのママだけど、アッくんの女じゃないの。分かるわね。」。僕は再び頷いた。「アッくんはもう知っているだろうから言うけど、セックスだけは絶対に駄目だよ。ママとセックスしてしまったら、ママはママじゃなくなって、ママはアッくんの女になってしまう。それはママとアッくんのこれまでの仲が終わってしまうことになるの。」。ママの口調は強かったが、おちんちんを扱く手の動きは優しかった。「女はやっかいだよ。ママは優しいけど、女になったママは怖いし嫌なものだよ。アッくんもそのうち女を知ることになるだろうけど、でもそれはママじゃない。ママはいつまでもアッくんのママでいたいの。」。ママの言うことは良く分かった。僕がママをママとしてではなくひとりの女として好きになろうとしていたことへの、優しくも手厳しい拒絶であった。裏切られたような、取り残されたような気持ちだった。僕が黙っていたら、ママが、「アッくん、深刻になることはないのよ。どちらかというとママの問題なの。」と三日月の目でにっこりと笑い、「アッくんが、ママのことをママとして好いてくれれば何も変わらないの。ママだって簡単に他の女の子にアッくんを取られるつもりはないのだから。」と笑った。「ママのお股の匂いを嗅いだのでしょう。匂い嗅いだらお精子出しちゃったのでしょう。悪い子ね。今度はママの手で気持ち良くなりなさい。」。おちんちんを扱くママの手の動きが早くなった。ママは僕の気持ちを考えて、色々なバランスを取りながら大切なことを伝えてくれたのだなと申し訳なく感じていた。僕の望みがママを苦しめることになっては絶対にいけなかった。僕はママにしがみついて、「ママ。」と射精が近いことを伝えた。ママは手の動きを止めて、上半身を起こして僕のおちんちんを迷いなく口で咥えた。ママの暖かい口のぬめりを感じ僕は痺れるような快感で精子を出した。出しながら僕は、「ママ、ママ。」と叫んだ。そう叫ぶことは、僕の義務なのだと思った。

 納得はしていたが、ママの言葉で僕は目の前でシャッターを閉じられたような気分になっていたのも確かだ。それからママを少し避けていたというか、ママから逃げていた。僕はママとセックスをしたいと思ったことはなかったが、ママに甘えること、ママの匂いを嗅ぐこと、そしてママにオナニーを手伝ってもらうことがママとのセックスに繋がってしまうのかと考えていた。セックスをしたらママと僕の関係は終わるのだというママの言葉は堪えた。ママ抜きの僕は考えられなかった。普段の僕だったら、ママが傍にいてくれて、ママに甘えることさえできたら、特に射精をしなくても友人もうらやむ綺麗なママと仲良く過ごすことに満足できるのだろうけど、あの”狂暴な衝動”が現れたらシチュエーションによってはリスクなしということにはならないだろう。ピント外れではあるが、ママが僕のパンティ泥棒を心配するのは、そうした危険性を”狂暴な衝動”に支配された僕にママが感じたからだろうなと腑に落ちた。ただ、ママがそう感じたからこそ、ママは僕のワガママを聞いてくれて、ワガママに付属する僕の精子の処理をやってくれるようになったのだろうと考えると、何が良かったのか、悪かったのか、これからどう振舞えばママに安心してもらえるのか、色々な考えがグルグルして分からなくなってしまっていた。

 僕は自分が鳥の巣の中にいる夢を見ていた。暖かくて大きなものに包まれていた。ここに居さえすれば、安全でなんの心配もないのだと満足していた。これは夢なんだろうなと気付いたけれど、夢精が起る前のエロチックな夢のように目を覚ます必要もない、すごく落ち着けて、そのまま安心して深い眠りに落ちていける夢だった。どのくらい寝ただろうか、目が覚めたら明け方なのか部屋の中はぼんやりと明るくなっており、横にママが寝ていた。ママがいつから僕の隣に居てくれたのかは分からなかったけれど、きっと添い寝をしてくれて、だからあんなに気持ちの良い夢だったのだろうなと思った。最近、僕がママを避ける諷だったので、きっとママも寂しかったのだろう。ママの方から僕のベットに来てくれたことが単純に嬉しかった。今日は日曜日だからこのままママと一緒にゆっくり寝て、お風呂に入ってママに甘えてみようかなと考えると嬉しくなった。ママの綺麗な寝顔が横にあった。何日か前、ママがパパの7回忌の話をしていて、そんなにも長い時間ママと僕は二人きりでこの家で暮らしてきたのだと思い寄った。子供の僕から見てもママの僕に対する溺愛振りは異常だなと思う時もあるのだけど、ママはパパがいない分、本来パパに向かうはずのママの愛情が僕に向いてしまうのは無理からぬことだと理解できていた。僕は物心ついた時から、綺麗で優しいママが自慢のママ大好きっ子だったのだが、普通であれば外の世界に目を向け始める年ごろにパパが死んでしまったため、再びママだけと向かい合う生活に戻ってしまったのだけど、内向的な性質もあり僕はそのことを歓迎していた。そうした母と子が辿り着いたのが、今のママと僕の関係だった。子供の性に親がどこまで関与するのはそれぞれで、見て見ぬ振りが世間一般の常識レベルだろう。僕がママに求め、ママがそれに応えてくれる関係が世間的には非常識なことだろうなぐらいは分かっていた。でも、世間に向かって、僕たちはこのようなことをやっていますとオープンにするはずもなく、自分たちの家の中でどんなにママと僕が仲良くしようと誰にも迷惑にならないはずだった。ただ、僕に僕の考えがあるように、ママにもママの思いがあって、だからこの前のような話もしてくれるのだろう。ママは自分にはいくつかの顔があると言っていたが、ママとしての顔が一番大事だと言ってくれた。今の僕はそのことに満足すべきなのかとママの顔を見ていた。ママの別の顔はどんなものだろかと興味もあったが、なんとなく艶めかしくて見たいような見たくないような複雑な気分だった。
 突然、ママの目から涙がスッと流れて、ママの口から、ウゥッという嗚咽が聞こえた。驚いて体が固まった。ママは泣きながら寝ていた。悲しい夢なら起こしてあげた方が良いなと思い、「ママ。」と声を掛けたら、ママは目を開いて僕を認めた。自分が泣いていたのに気づいたらしく、指で涙を払うような仕草を見せて、「あら、嫌だ。」と呟いて、「おはよう。早いのね。」と恥ずかしそうに言った。「悲しい夢見たの?」と聞いたら、「悲しかったのかなぁ、なんだか昔の夢を見ていたみたい。」と横に寝ている僕を抱き寄せて、「起きたらアッくんが居てくれて良かった。」と回した腕に力を入れた。「ごめんね、アッくんの寝顔を見ていたら幸せな気持ちになって、もったいないから一緒に寝ちゃった。」とお詫びのつもりか、僕の顔に大きなおっぱいを押し付けた。「僕はママの夢を見ていたよ。」と教えてあげたら、「一人前に殺し文句を言うのね。ママ以外の女の夢見たらママは怒るからね。」と笑った。
 ママは僕のママで、僕はママの子供なのだからある意味仕方がないのだが、ママは僕の恥ずかしい過去の行いも含めて全てを把握しており、そのことを踏まえて僕を理解しようとしてくる。もっとも、理解できないことに対しては「”宇宙人”みたい。」なことも平気で言う厚かましさもある。それに対して僕はママのことをあまりにも知らな過ぎるのではないかとママの涙を見て思っていた。ママが何故昔の夢を見たら涙を流すのかが僕には理解できなかった。ママが泣いた時に、僕は、「ママ泣かないで。」という意味のない小さな子供みたいなお願いでしか慰められないことが不満だった。この前、ママは僕の性に対して明らかに僕の領域に踏み込んできた。それは自分の子供だからということもあるのだろうけど、僕の思考や性を親として理解できていると考えているから踏み込んできたはずだった。そのことに対して僕はママに何の反論もできなかった。ママの話が正しいとか間違っている以前に、僕はママのことを何も知らなかった。計らずもママが言ったようにママは僕にママの顔しか見せてくれてはおらず、僕はママの顔をしたママに無邪気に甘えてきただけだった。理不尽な考えかもしれないが、ママと僕はパパが死んだ時に、二人の間に隠し事はしないということと、お互いに嘘を付かないということを誓ったのにもかかわらず、僕はママのことを余りにも知らなかった。不公平だと思った。僕だってママが経験してきた悲しみや苦しみを知るべきなんだ。そうしなければ、ママと僕はこれから先、何の進展のないままに、お互いの気持ちに齟齬を残したままギクシャクとした関係が続いてしまうような気がしていた。それだけは駄目だと僕は思った。
「パパとママはセックスしていたの?」。重要な話をしようとする時は、まわりくどい説明抜きに、いきなり主題から入るほうが相手の本音を引き出し易いということは学校でのディベイトテクニックのひとつだ。ママはキョトンとした顔をして、すぐに、「ウキョ?」と変な声を出した。「パパとママはどんなセックスしていたの?」。聞きたい答えよりもハードルを上げて聞く。これもテクニックのひとつだ。「ちょ、ちょ。何ということ聞くの?」。「聞いてはいけないの?」。「聞いていけないことはないけど、何でそんなこと聞くの。」「いちいち理由を付けないと、聞いてはいけないの?」とやり取りが少し続いた後、「答える必要はないと思います。」とママが結論を出した。こうした返答になるだろうことは想定内で、僕にはとっておきのカードがあった。「ママと僕は隠し事はしないという約束をしたよね。」。「しましたけど、何でもかんでもさらけ出すということではないわ。ママにもプライバシーがあるし、言いたくても言えないこともあるでしょう。」。多分このあたりがママの限界だ。僕は最後のカードを切った。「僕は夢精をした時も、パンティを盗んだ時もすべてママに話したよね。僕にとっては死にそうなぐらい恥ずかしいことだったのだけど、ママとの約束を守ることが僕にとって何よりも大切だと信じていたから話したんだ。」。「でもママにとっては僕との約束って、僕から一方的に話を聞き出すための方便だったんだね。」。駄目押しでプッシャーを掛ける。ママはもう反論できなかった。「パパもアッくんもママのこと馬鹿して、すぐママを言いくるめるのだよね。で、何が聞きたかったのだっけ。親のセックス事情を聞いてくる子供が何処にいるんですかね。」。ママは少々切れ気味に白旗を上げた。「パパとママはセックスなんてしていませんでした。これで良いですか?」。「へっ?」。今度は僕がキョトンとする番だった。「じゃあ、僕はパパの子供じゃないの?」。「何言っているの。アッくんどこからどう見たってパパのコピーじゃない。」。「でも、パパとママはセックスしなかったのでしょう。」。「すいません。言い直します。アッくんが生まれてから、パパとママはセックスしていません。」。ママはお人好しで嘘の付ける人ではない。「へぇー。」とは感心したものの信じられなかった。だってママはこんなに綺麗だし魅力的だ。「パパって不能だったの?」。「ちょっと、アッくん何変な言葉勉強しているのよ。私のパパに変な事言わないで。」。「でも不思議なんだ、こんな綺麗なママを前にしておちんちんが硬くならない人がいるなんて。」。ママは、「あらっ。」と笑顔になって、「本当にアッくんは隠し事をしないわね。」とちょっと機嫌が直った諷だった。「もらろんパパのおちんちんも硬かったわよ。」。「でも、セックスはしなかったのだよね。」「それはね・・・、」と言いかけて、話が過ぎたと気付いたらしい。「ちょっと待って、アッくん、隠し事はしない。それは約束する。でも、何もかも一度に聞かれても困る。ママに少し時間をちょうだい。」。もしママが話の途中で悲しそうな顔になったら、僕は変な事を聞いてすいませんでしたとママとの話を切り上げるつもりだった。ママを悲しませることだけは絶対にしない。これは僕のポリシーだ。でもママが話してくれる分は聞いても構わないよなと思った。ママとこんなに密な時間を過ごしたのも久しぶりだったなと僕は満足だった。折角の日曜日なのだからもう少し寝ようと思った。僕は「うん。分かった。」と頷いて、ママの少し安心した顔を確認してから、「ママ、僕もう少し寝るよ。おっぱい吸わせて。」とお願いした。ママは、しばらく僕の顔を見つめて、「私、へんな生物産んでしまったのですか。」と神様に抗議するように天井を仰ぎ見た後、ナイトウェアの肩紐を外し、目の前に白くて大きなおっぱいを出してくれた。

 その後、僕はママに話の続きを催促したりするようなことはしなかった。僕が求めたことはママが経験してきた悲しみや苦しみを僕もママのパートナーとして共有することであり、パパとママのセックスの話は、僕はママにすべてをさらけ出しているのだから、ママも隠し事をしては駄目ですよという警告の意味であった。おかげでどうやらパパとママはセックスレス夫婦であったらしいことは分かったが、続きはママが話したい気分になった時に話してくれれば良かった。この日以降、僕はママの子供の頃からパパと知り合うまでのママについて多くのことを知ることができた。どの話もママにとってはパパとのセックスについて語るよりは楽に話せる話題で有ったらしく、ママは時に涙を流しながらも拒むことなく語ってくれた。ママにとってのトラウマはやはりママが今の僕と同じ年ぐらいの時に起きた交通事故で両親を一度に亡くしたことであり、その日は家族でドライブに行く約束があったのだが学校の勧めるボランティア活動があってママは予定を変更したこと。家族でのドライブは延期になったが、両親は二人で出かけたらしくその時にトラックと正面衝突して母親は即死、父親は三日後に亡くなったこと。トラックの運転手は父親の運転する車がセンターラインを越えて来たと主張し、ほぼその主張が認められたこと。「別にボランティア活動は強制ではなくて、ママはドライブに行くかどうか迷っていたの。ママが一緒に行っていれば事故は起こらなかっただろうし。万一起きたとしても、ママだけ残されることはなかったのだと思うと、自分の行動が許せなくてね。高校生にもなると事故は小さな偶然の積み重ねの結果なんだと諦めも付いたのだけど、ボランティア活動中に先生から呼び出しがあって、先生の車で病院に行って、お医者様の話があって、警察の人がいて、それから色々あって。その時の映像とか、感情とかの記憶が蘇って、自分が許せなかった感情が込み上げてくることがあるの。」。それからママのママのママ。つまりママのおばあちゃんがママを引き取ってくれて高校を卒業するまで一緒に暮らしたらしい。「もちろん見知った関係で、優しいおばあちゃんだと思っていたら、結構厳しい人で、おばあちゃんも自分がちゃんと育てないといけないと気張っていたみたい。」。「お勉強のことよりも女としての躾の方が厳しかった。でもおかげさまでパパと会った時には嫁入り修業は終わっていたのよ。パパと家庭を作るということに何の不安もなかった。」。「パパと知り合った頃はもうおばあちゃん悪くてね、歳も歳だったけど、なんとかママの花嫁姿を見せられたのが唯一の孝行だったのかな。アッくんを見てもらえたら良かったのだけど。」僕が尋ねるままに、ママは小さい頃の両親との思い出や、パパと出会った時の様子などを時間を行きつ戻りつしながら語ってくれた。恋愛話がまったく出てこないので聞いたら、「ある訳ないじゃない。ママはずっと大女とか女子プロレスラーとか呼ばれていたのよ。」。「女としては遅咲きだったんだね。」と言ったら、デコピンされた。

 ママは、「セックスだけは絶対に駄目だよ。」と僕に言ったが、言われた僕がなんとなくママを避ける諷な様子を見せると、ママは言い過ぎたと思ったのか、僕の射精を促す行為については色々な工夫をしてくれるようになった。特に、お風呂の時は、ママは僕のおちんちんを洗うという大義名分があるからか遠慮なく振舞った。その頃の僕はママに少しキツメに叱ってもらいながらも、ママに甘えるというシチュエーションがお気に入りだったのだが、ママが僕を興奮させる手管としてそのバリエーションを手慣れた感じで出して来たのには驚かされた。僕はママと一緒の時には、ママに髪と体を洗ってもらうのだが、ママは手洗い派で、僕の体も手で隅々まで洗ってくれる。泡にまみれたママの白い指が僕の体を舐めまわすように動くと、僕のおちんちんは硬くなってしまう。ママの指が執拗に僕のお尻の穴を洗い始めると、おちんちんはピクピクして情けない声が出始める。ママはおちんちんを指で弾いて、キツイ声で、「アッくん。何勝手に大きくしてるの。」と叱り、僕が、「ごめんなさい。ママ。」と謝ると、「どうして、おちんちん大きくなったのか言ってごらんなさい。」と訊ね、ママが納得するまで何度でも、「違うでしょ。」と僕におちんちんが大きくなった理由を言い直させながら、おちんちんを扱いてくれる。僕は射精が我慢できなくなると、「ママが綺麗だから、ママがセクシーだから。」と、これはママのリクエストで、我慢できなくなったらこう言いなさいと決められてしまったのだが、ママが魅力的だから勃起した事を言うと、ママはニッコリ笑って、「悪い子ね、お仕置きしてあげるからいらっしゃい。」と言い、風呂椅子に座ったママの白い太ももに被さるように四つん這いになると、ママは、「ママでおちんちん硬くして悪い子ね。」と言いながら僕のお尻をパチン、バチンと叩いてくれる。僕が我慢できずにね「ママ、ママ。」と騒ぎ始めると、ママは、「仕方のない子ね。許してあげるからお精子出しなさい。ママに出しなさい。」と言いながら、おちんちんを強く扱いて射精を促してくれる。ママはどこまでが演技でどこからが素なのか分からないぐらい真剣で、お尻をパチン、バチンと叩かれると僕はママでおちんちんを硬くしてしまった本当に悪い子になった気分になっていた。

 僕の性欲は他のクラスメイトのように毎日処理しないと気が狂うというほどでもなかったが、ママとお風呂に一緒に入った日は、僕はママの綺麗で豊満な肉体と濃厚な体臭で悶々とし、お風呂場での射精だけでは満足できず、ママの就寝時間に合わせて寝室に行くことがなんとなく習慣になっていた。僕が寝室に行くと、ママは分かっているくせに、「あら、まだ寝てなかったの?」としらじらしいことを言うものの、スケスケのナイトウェアを身に付けて大きなおっぱいと、乳輪を見せつけるようにして僕を待ってくれていた。ベットでのママは、ママなりの僕に対するけじめなのかお風呂場ほど積極的ではなく、受け身の対応を心掛けているようだったが、僕を甘えさせるだけ甘えさせてくれた。僕はベットの中ではひたすらママに密着することを好んだ。どうもママのセックスとは挿入を伴う若しくは挿入を目的とする行為のことを意味するらしく、僕が性的に興奮するために、ママのお股の匂いを嗅いだり、舐めたりすることは許してくれたが、僕の指や舌の動きにママにも気持ちよくなって欲しいという気持ちが入ると、敏感に察知して、僕に行為を止めるように厳しく言った。ママは僕のママであり女ではないというママの言葉は理解していたが、僕はママが大好きなのだから、僕だけが一方的に射精するではなく、射精に導いてくれるママにも喜んで欲しいという気持があった。
 その晩、ベット中でママのおっぱいを吸いながら恐る恐るそのことを話すと、ママは、「アッくんの気持ちは嬉しいのだけども。」と言ってから、「アッくんはママを女に変えることはできないの。」と少し言い方を変えた。「でも、僕もママのおもちゃじゃないし。」と不用意な言葉を漏らすと、ママは固まってしまい、しばらく沈黙が続いた。先に沈黙に耐えられなくなったのは僕で、「ママ、ごめんなさい。でもママのことが好きなんだ。僕を嫌いにならないで。」と謝った。ママは、我に返って、「そうね、アッくんはママのおもちゃじゃない。」と言ってから、僕を抱きしめて、「アッくんは、ママの大事な子供なの。でもアッくんはどんどん大きくなっていく。ママ、時々どうして良いか分からなくなるの。」と腕に力を込めた。「ママの周りから皆サヨナラする。もう、ママにはアッくんしかいないの。」と涙声になった。「大丈夫だよ。僕はいつまでもママの傍にいるよ。」と抱きついたママの背中を優しくさすってあげたら、ママしばらく顔を伏せていたが、やがて顔を上げて、「どうしたのだろう。変だな、パニックっちゃった。」と言って、僕の髪の匂いを嗅いで、「アッくんの匂い好きだよ。アッくんがママの匂いを嗅ぎたい気持ちもわかるね。」って少し笑った。「ママも意固地になっていたのかもね。」とママは目を上げた。「アッくんのママであることに一生懸命すぎたのかもしれない。そうだね、もう少し気楽にやって良いのかも。」。独り言ともいえる口調で僕に言った。「でも、アッくんの前でママがママ以外の顔をしたら、アッくんビックリするかもよ。」と僕のおちんちんを握った。「僕はもう子供じゃないから大丈夫だよ。」と力を込めて言うと、ママは、「ホントかしらん。」と僕の目を見て、「知らないからね。」と妖しげに笑った。ママは本当に綺麗だ。

 ママが、「アッくん、お精子出そうか?」と聞いて、「ママのお股の匂いで出したい?」と続けた。僕が「うん。」と答えると、「どうしようかなぁ。」と意地悪な振りをするので、「ママ。お願い。」としがみつくと、ママは、「お風呂入ったばかりだから、アッくんのおちんちんが喜ぶかなぁ?。」と体を起こし、レースのパンティを脱ぐと、僕の顔の上でフラフラとパンティを振った。パンティの匂いを嗅ごうと僕か顔を上げると、ママは「これは駄目。」と笑ってパンティを枕の下に隠した後、大きなお尻で僕の顔を跨いだ。テーブルライトの淡い照明でお股の毛に覆われた褐色の肉の盛り上がりが照らされ、その箇所からママのあの不思議で濃厚な匂いがした。僕はママの柔らかくて大きいお尻に手を回して、褐色の肉の重なりに鼻を近づけ、鼻を鳴らして匂いを嗅いだ。ママは、「アッくん、どうママの匂いがする?」と聞くので、「うん。ママの匂いがするよ。」と鼻息を荒くすると、ママは更にお尻を落としてくれて、ママのうねったお股の肉が目の前に突き出された。お股と僕の顔が重なるまで近くなり、僕は自然な格好でママのお股の肉を舐めることができた。僕の目の前にママの褐色のお尻の穴があり、ママのお尻に顔を付けてお尻の穴も夢中で交互に舐めまわした。ママは、「アッくん、そこは汚いから。」と咎める口調で言ったが、どうしてかお尻を離そうとはしなかった。ママに汚いところなんかない。ママは、僕がお股やお尻の穴を舐めている間、「ウン。」とか「アッ。」とか短い言葉を発していたが、僕の舌がママのお股の肉の割れ目の中に届き、僕の口の周りがビチョビチョになると、お尻を後ろにずらして、「飛び出しているお豆があるでしょう。そこもよ。そこは優しく。」と教えてくれた。僕の舌はその突起を容易く探し出し、下の先でチョロチョロと舐めると、「そう、そこよ。アッくん上手よ。」と言いながらママのお尻は前後に動き始め、優しくと指示したくせに、「強く、もっと強く舐めて。」と逆のことを言い。最後は、「吸って、吸って、強く吸って。」と僕の顔にお股を乗せて、「はぅ、はぅ、あぁぁ。」と呻きながら、お股を僕の顔に強く押し付け、最後に「オゥーーゥ、オゥーーゥ。」と動物のように吠えてママは動かなくなった。僕の顔はママの柔らかくて大きなお尻に完全に潰され、苦しいのだけれど、ママのお股のぬめりと熱を感じながら、ママに征服されているような幸せを感じていた。このまま意識を失っもいいやと想っていたら、突然、お尻が顔から剥がされ、新しい空気がどっと流れこんできて、僕は、「ウホッ。」と大きな音をたてて空気を吸い込んだ。すぐにママが飛びついてきて、「アッくん、ごめんなさい。ママ、意識飛んじゃって。苦しかったね。ごめんなさい。」と謝った。僕が首を振って、「気持ち良かったんだ。」と言ったら、ママは自分のことを聞かれたのかと勘違いしたらしく、「すごく良かった。」と僕を抱きしめてキスをした。いつものキスと違って、ママの舌が僕の口の中に入ってきて、僕の舌をまさぐりながら、強い力で吸われた。これがママの女の顔なのかなとなんとなく思っていた。
 ママは、体を下にずらして躊躇なく僕のおちんちんを咥えると口の中で舌を動かした。ママの暖かい口の中で唾液と舌で扱かれた僕のおちんちんはすぐに膨れ上がって射精感がしびれるような快感を伴って込み上げて、ママの口の中で続けさまに精子を出した。ママは僕の射精が終わるのを待って、一度口を外して顎を少し上げて精子を飲んでくれた。嚥下する時にママの白い喉が動いて、本当にゴクンと鳴った。口の恥から少し垂れた涎を指で拭って口に戻し、目を細めたママは僕の知らないママだった。
 ママは再び僕のおちんちんを咥えて、舌でなぞった後強く吸った。多分、僕の精子にまみれたおちんちんをきれいにしてくれたのだと思うが、おちんちんは直ぐに反応して硬くなった。ママは咥えたままウゴウゴと何かを言ったが、僕には聞き取れなかった。「ママ、もう一度お股を頂戴。」とお願いすると、ママはおちんちんから口を外して、「もう。」と呆れながらも、大きなお尻を再び僕の顔の上に乗せてくれた。濡れ傍ったママのお股が僕の顔に乗り、ママの大きなお尻で僕は呼吸ができなくなる。苦しくなると、ママはお尻を少し上げて僕に息継ぎをさせると、直ぐにお股で僕の顔を塞いだ。何度も繰り返されたこの残酷な行為は、ママを困らせた僕への罰なんだろうなと思ったが、苦しくなればなるぼど僕のおちんちんは硬く尖った。

「パパは優しくて正直な人だったけど、自分勝手な人でもあったの。」とママが言ったのは、シャワーを浴びてさっぱりした後に、ベットで裸のママに抱きついている時だった。「ママがアッくんを妊娠すると、パパはママとセックスしなくなった。最初はママの体を気遣ってくれているのかと思っていたのだけど、アッくんが生まれて、ママの体調が元に戻っても、パパはママとセックスしようとはしなかったの。」。この時のママの心境を僕が理解するのは難しかったが、多分、この時はママも特に意図があったわけではなく、単に、僕が聞きたがった話で、以前約束したことだからという軽い気持ちで話し始めたのだろう。ただ、この夜、ママと僕は、ママと子供という関係から、かなり逸脱したパートナーとしての関係に踏み込んでしまっており、ママの心の中も自責の念と言い訳とで色々とバランスが取れなくなって僕に話さざるを得なかった心境かもしれなかった。
「パパに”私が嫌いになったのか”って聞いてみた。パパは笑って、”そんなことない。愛しているよ。どうしてそんなこと聞くの?”って言うから、恥ずかしかったけど、”全然セックスしてくれないから”と正直に言ったら、”万優子はセックスがしたいのか?”って逆に聞くの。本当はセックスがしたいのじゃなくて、パパの愛情を確かめたいだけだったのだけど、それを言うと何か色々と理由を付けられそうな気がして、単純に、”したいです”と言ったの。パパはちょっと困った顔をして、”そうか”って、しばらく考えていた。」。常識的に考えると親がセックス話を子供に聞せるのはゼロではないだろうが、極めてまれなことで、聞く子供にとってもなかなかにやりきれないテーマだろうことは僕も理解していた。ただ、僕の場合はパパは既に死んでおり、記憶すらほとんどない人なので、パパという呼び方はしても、ほぼ実像がない人で、なんだかママの昔の恋愛話を聞いている感じであった。「”僕のような冴えない小男が望外にも君のような美麗の女性を妻にしてしまった。実は君のことは大人しい地味な女性だと思っていた。それがどうだ、出会った時の君は正に大輪の花が開く前の仮の姿に過ぎなかった”っておっしゃるの。」。僕が、「それはちょっとほめ過ぎじゃない。」と茶々を入れたら、「パパがそう言ったのだから仕方ないでしょう。アッくんは若い時のママを知らないからね。」と人の評価だと強調しつつも、自分でも肯定していた。もっともママは大柄でスタイルも良いから、ママがその気になれば今でも周りを圧倒する美しさであることは僕も認める。「”僕は君を満足させられる男ではないんだ”とおっしゃるの、変でしょう、だって身寄りのない女を妻として迎えてくださり、大きな家に住まわせてくれて、お給料もたくさん貰うパパをママが不満に思うはずないじゃない。でも、パパは言うの、”僕の男としての能力は低い。僕のような貧弱なペニスで女性を満足させるなんて無理なんだ”って、でも、ママはパパのおちんちんしか知らないし、セックスもそんなものだと思っていたから、”私は十分満足しています”って言ったの。この時はパパがセックスを避ける原因がママになかったことで、逆に安心したぐらい。」。「パパのおちんちんはそんなに小さかったの?」と聞いたら、ママは頷いて、「その時はそんなこと思いもしなかったのだけど、比較するものがでてくると、決して大きいとは言えなかったね。アッくんと良い勝負かな。」と地味に落ち込むことをさらりと言われた。それよりも、”比較するもの?”が気になったが、触れて良いものかどうか判断できなかったのでスルーした。「パパは”ありがとう”とおっしゃって、”僕の子供、それも男の子を生んでくれて、万優子には本当に感謝している。僕も両親への義理が果たせてホッとしているんだ”って、別にママはアッくんをお義父さんお義母さんのために産んだ訳ではないのだけど、ご両親からパパへの跡継ぎのプレッシャーはあったみたい。そして、”もう僕の役割は終わったようなものだ”っておっしゃったの。はい。以上です。」。いよいよ話が佳境に入っ来たなと聞いていた僕は、「えっ。」と声を出してしまった。「それでどうなったの?」と当然の質問をすると、「どうなったも、こうなったも、アッくんから聞かれたら、お話したのでしょう。パパとママは仲良しだったけど、パパに色々な考えがあってセックスはしかなったということ。ママはアッくんとのお約束は果たしましたよ。」とママはすまして答えた。「パパの色々な考えって何だったの?」と聞いたら、「ママも本当のところは分からなかったの。アッくんは同じ男だから、そのうち分かる時もくるのかもしれないね。さぁ、もう遅いからお休みなさい。おっぱい吸う?」と上手くかわされてしまった。僕はこの夜に3回の射精をしており、疲れていたのかママのおっぱいを吸いながらすぐに深い眠りに落ちてしまった。

「ママと中学生の僕」 完
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みんなの感想(1件)

マルコ
2022.10.14 マルコ

面白いけど、テーマがありふれているかな。

解除

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