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第259話 邪神ちゃんたちの険悪ムード
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「揃いも揃ってなんで居ますのよ!」
声を絞り出すように文句を言うオピス。フェリス単独でも必死だったというのに、これではまったく勝ち目がないのだから仕方がない。
「かっかっかっ、わしとティグリスはフェリスの後をつけてきただけじゃが、そちらさんらはたまたまじゃぞ」
「ええ、その通りです。錬金術を扱う邪神が気になりまして、わざわざセンティアより出向いてきましたからね」
ドラコとマイオリーがそれぞれの事情を説明していた。
それにしても、マイオリーがもの凄い殺気を放っているのが気になる。聖女だというのに、本気で怒っているのである。
「はあはあ……。なるほど、オピスの真価はその瞳にあるってわけか……」
邪眼から解放されたフェリスは、片膝をつきながらオピスを見ている。
「かっかっかっ、ずいぶんやられたようじゃな、フェリス。油断するのが悪いぞ」
「ははっ、まったくね」
ドラコとフェリスは笑っているのだが、聖女に後ろに疲れて本気でびびっているオピスに、シンミアとティグリスが迫っていく。
「あの時出会った占い師はてめえだったのか、オピス」
「どこか知ったような雰囲気を感じたのはそのせいだったのね」
「あ、いや、うん。まあそういう事ですわよ……」
二人から凄まれてたじたじになるオピス。邪眼を使えば前に居る二人からは逃れられそうだが、真後ろに居るマイオリーがいかんせん怖すぎた。それがゆえに、オピスには逃げるという選択肢は既に存在していなかった。
「二人とも落ち着きませんか。コネッホ、あなたの家にお邪魔しても大丈夫ですかね」
この状況でも唯一落ち着いているラータが話を振る。だが、コネッホはこれに首を縦に振らなかった。
「うちでは収まりきらないな。なにせさっきまで錬金術を教えていて、部屋が散らかっているからね」
「あなたは……、あれほど散らかす癖を直せと、200年前にも言っておいたじゃないですか……」
コネッホが相変わらずだったせいで、ラータは呆れた反応をしていた。一度ついた癖というのは簡単には直らないのである。
「悪いな。あたいの癖もあるのだが、片付けに入る前にフェリスが来てばたばたとしていたのでな」
「ちょっと、あたしのせいにしないでくれない?!」
コネッホが言い訳をすると、フェリスは責任を擦り付けられて怒っていた。まあ当然である。
「かっかっかっ、本当にコネッホは仕方がない奴じゃのう。どれ、ここはわしが一つ解決策を出そうではないか」
様子を見ていたドラコが自信たっぷりに発言している。見た目幼女なだけに、とても偉そうにしか見えない。実際に中身は力のある古龍なので偉いのだが。
「冒険者組合を使うんじゃよ。新しい組合長も来ておるのじゃろ? わしらはまだその面を拝んでおらんし、あそこなら適当な広さのある場所がある。昼間なら冒険者が出払っておって、中に居るのは依頼を受け付けておる事務員くらいじゃ」
ドラコは理由を付けながら提案をしている。さすがは古龍といったところだ。頭の回転が素晴らしい限りである。
「ええ、そう致しましょうか。フェリス様のお仲間のお話にはとても興味がありますからね」
「かっかっかっ、聖女も物好きよのう。まあいろいろと聞きたい話は山積みじゃからな。ブルムだったな。おぬしも来るか?」
「えっ……」
ドラコから急に話を振られたブルムは、ものすごく戸惑っている。邪神に聖女というとんでもない組み合わせの居る場所に、自分みたいな一介の冒険者が立ち会っていてもいいのかと正直悩ましいところだからだ。だが、そういった機会が今後あるのかどうかも分からないので、仲間には悪いとは思うものの、立ち会う事に決めたのだった。
「かっかっかっ、決まりじゃのう。コネッホ、冒険者組合までわしらの案内を頼むぞ」
話がまとまったところで、ドラコはコネッホへと話を振った。
「なんであたいがするのかしら。こういうのは言い出しっぺがするものでしょうに。ドラコとフェリスは場所を知っているというのにさ」
「そう言うな。確かに場所は知っておるが、さっきも言うたが、わしらは新しい組合長を知らぬ。ゆえに、この街の馴染みであるお前さんが案内するというのが筋というものじゃろう?」
「ぐぬぅ、屁理屈を抜かすとは……」
「かっかっかっ、舌戦でわしに勝とうと思うなよ」
悔しがるコネッホに対して、高笑いをするドラコ。
「おぬしたちもそれでいいな?」
笑い終えたかと思えば、シンミアやティグリスたちに鋭い視線を向けるドラコ。その眼光にシンミアやティグリス、そしてオピスは黙って頷いていた。なにせフェリスたち邪神の中では、ドラコが一番の実力者だ。オピスだって邪眼でどうにかフェリスを抑え込めていたものの、ドラコには通じるイメージが湧かなかったのだ。それこそ数100年前のようにのほほんと油断した時にでも掛けないといけないのである。
ドラコの提案でモスレの冒険者組合に向かう事になったフェリスたち。その様子はとてもじゃないが和気あいあいといった雰囲気ではなかった。というのも、オピスがやらかした事が一番大きかったからだ。なにせマイオリーたちがやって来た時にフェリスと戦っていたのだから、もはやこれが致命的だった。冒険者組合に向かう途中でフェリスから吹っ掛けた事が判明したとはいえ、わだかまりが残った状態は解消されなかった。
こんな雰囲気の中、冒険者組合に到着したフェリスたち。はたしてこんな状態で、フェリスたちはまともに話ができるのだろうか。それは誰にも分からない事だった。
声を絞り出すように文句を言うオピス。フェリス単独でも必死だったというのに、これではまったく勝ち目がないのだから仕方がない。
「かっかっかっ、わしとティグリスはフェリスの後をつけてきただけじゃが、そちらさんらはたまたまじゃぞ」
「ええ、その通りです。錬金術を扱う邪神が気になりまして、わざわざセンティアより出向いてきましたからね」
ドラコとマイオリーがそれぞれの事情を説明していた。
それにしても、マイオリーがもの凄い殺気を放っているのが気になる。聖女だというのに、本気で怒っているのである。
「はあはあ……。なるほど、オピスの真価はその瞳にあるってわけか……」
邪眼から解放されたフェリスは、片膝をつきながらオピスを見ている。
「かっかっかっ、ずいぶんやられたようじゃな、フェリス。油断するのが悪いぞ」
「ははっ、まったくね」
ドラコとフェリスは笑っているのだが、聖女に後ろに疲れて本気でびびっているオピスに、シンミアとティグリスが迫っていく。
「あの時出会った占い師はてめえだったのか、オピス」
「どこか知ったような雰囲気を感じたのはそのせいだったのね」
「あ、いや、うん。まあそういう事ですわよ……」
二人から凄まれてたじたじになるオピス。邪眼を使えば前に居る二人からは逃れられそうだが、真後ろに居るマイオリーがいかんせん怖すぎた。それがゆえに、オピスには逃げるという選択肢は既に存在していなかった。
「二人とも落ち着きませんか。コネッホ、あなたの家にお邪魔しても大丈夫ですかね」
この状況でも唯一落ち着いているラータが話を振る。だが、コネッホはこれに首を縦に振らなかった。
「うちでは収まりきらないな。なにせさっきまで錬金術を教えていて、部屋が散らかっているからね」
「あなたは……、あれほど散らかす癖を直せと、200年前にも言っておいたじゃないですか……」
コネッホが相変わらずだったせいで、ラータは呆れた反応をしていた。一度ついた癖というのは簡単には直らないのである。
「悪いな。あたいの癖もあるのだが、片付けに入る前にフェリスが来てばたばたとしていたのでな」
「ちょっと、あたしのせいにしないでくれない?!」
コネッホが言い訳をすると、フェリスは責任を擦り付けられて怒っていた。まあ当然である。
「かっかっかっ、本当にコネッホは仕方がない奴じゃのう。どれ、ここはわしが一つ解決策を出そうではないか」
様子を見ていたドラコが自信たっぷりに発言している。見た目幼女なだけに、とても偉そうにしか見えない。実際に中身は力のある古龍なので偉いのだが。
「冒険者組合を使うんじゃよ。新しい組合長も来ておるのじゃろ? わしらはまだその面を拝んでおらんし、あそこなら適当な広さのある場所がある。昼間なら冒険者が出払っておって、中に居るのは依頼を受け付けておる事務員くらいじゃ」
ドラコは理由を付けながら提案をしている。さすがは古龍といったところだ。頭の回転が素晴らしい限りである。
「ええ、そう致しましょうか。フェリス様のお仲間のお話にはとても興味がありますからね」
「かっかっかっ、聖女も物好きよのう。まあいろいろと聞きたい話は山積みじゃからな。ブルムだったな。おぬしも来るか?」
「えっ……」
ドラコから急に話を振られたブルムは、ものすごく戸惑っている。邪神に聖女というとんでもない組み合わせの居る場所に、自分みたいな一介の冒険者が立ち会っていてもいいのかと正直悩ましいところだからだ。だが、そういった機会が今後あるのかどうかも分からないので、仲間には悪いとは思うものの、立ち会う事に決めたのだった。
「かっかっかっ、決まりじゃのう。コネッホ、冒険者組合までわしらの案内を頼むぞ」
話がまとまったところで、ドラコはコネッホへと話を振った。
「なんであたいがするのかしら。こういうのは言い出しっぺがするものでしょうに。ドラコとフェリスは場所を知っているというのにさ」
「そう言うな。確かに場所は知っておるが、さっきも言うたが、わしらは新しい組合長を知らぬ。ゆえに、この街の馴染みであるお前さんが案内するというのが筋というものじゃろう?」
「ぐぬぅ、屁理屈を抜かすとは……」
「かっかっかっ、舌戦でわしに勝とうと思うなよ」
悔しがるコネッホに対して、高笑いをするドラコ。
「おぬしたちもそれでいいな?」
笑い終えたかと思えば、シンミアやティグリスたちに鋭い視線を向けるドラコ。その眼光にシンミアやティグリス、そしてオピスは黙って頷いていた。なにせフェリスたち邪神の中では、ドラコが一番の実力者だ。オピスだって邪眼でどうにかフェリスを抑え込めていたものの、ドラコには通じるイメージが湧かなかったのだ。それこそ数100年前のようにのほほんと油断した時にでも掛けないといけないのである。
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