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第228話 邪神ちゃんの自由行動
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ヘンネが戻ってくる夕方までには、実はもう一つ問題が起きていた。
「ところでフェリスよ」
「うん?」
急にドラコがフェリスに声を掛ける。
「すっかり忘れておったんじゃが、シンミアはどこに行ったのじゃ?」
そう、シンミアが薬草園から消えていたのである。フェリスに連れられて一緒に来ていたはずなのだが、ドラコが商業組合から戻ってきた頃にはすでにその姿がなかった。
「あー、あたしも忘れてた。伝言頼まれてたわ」
「ごめんなさい、私もです……」
揃いも揃ってシンミアの事を忘れていた面々である。
「おぬしら……」
さすがのドラコも言葉がなかった。
「まあいい、それはそれとしてどこへ行ったというのじゃ?」
気を取り直して、ドラコはフェリスたちに尋ねる。
「クレアールの街を見て回っているわ。来たのはいいけどゆっくり見てなかったって言ってね。あたしたち二人も居るんだから、自分くらいはいいだろうってね」
「あやつめ……」
フェリスの返答を聞いて、ドラコは頭を押さえていた。
「あやつはフェリスの特殊能力を知らんからそう言えたんじゃろうなぁ……。知っておったら到底できん話じゃ。メル一人に薬草園を世話させる事になるんじゃからな」
ドラコの言う通りである。フェリスが触れた生き物には不思議な力が作用するという事を、シンミアは知らなかったのである。だから、よそものである自分は街を見学してこようといって、出掛けていったのだった。フェリスたちが止めようとする間もないくらいの出来事だった。
「ま、出ていってしもうたのは仕方がない。メル一人に手伝ってもらうとしようか」
「はい、頑張ります」
むんと気合いを入れるメルである。
「フェリスはくれぐれも薬草には触れるなよ。倉庫に置いてある分もそうじゃぞ」
「分かったわよ。適当に掃除していればいいんでしょ」
フェリスはぷりぷりと怒りながら、午前中同様にドラコたちと別行動を取る事になった。
さて、問題のシンミアはというと、一人でのんびりとクレアールの街を散策していた。噂を聞きつけてやってきた街を、改めてのんびりと散策しているのである。
「うききき……、街の設備はひと通り揃っているようだな。近くに川が流れているから、水路もあちこちに張り巡らされているぞ」
クレアールの街は川から引いてきた用水路が、網の目ほど細かくはないが街中に引かれていた。
「話じゃフェリスが造ったらしいが、なるほど、こういうどこか抜けた感じならフェリスがどうのこうのというのは納得がいく」
地味にフェリスを貶すシンミアである。リーダー格の邪神にこれだけ言えるというのも本当に珍しい関係性だ。
「クルックー、クルックー」
街を歩いていると、シンミアは不思議な鳴き声を耳にする。その声に誘われたシンミアは、クルークの飼育場へとやって来ていた。
「へえ、魔物のクルークじゃないか。こんなのも飼ってるんだな」
どうやらシンミアもクルークの事は知っているようだった。そんなシンミアがじろじろと見ていると、
「クルークの買い付けですか。卵は上質、肉も上質、乗り物としても活用できるクルーク、お安くしておきますよ」
揉み手をしながら女性が出てきた。どうやら通りかかっただけのシンミアを見て、クルークの買い付けに来た商人と間違えたようである。
「ああ? まあ、買い付けに来たわけじゃないが、見せてもらってもいいわけだな?」
「あれ、そうなんですね。ですが、見学は歓迎ですよ。クルークの素晴らしさを広めなければなりませんから!」
困ったようにシンミアが反応すると、一瞬表情が曇った女性は再び満面の笑みになる。強い。
シンミアを中に案内した女性は、ものすごく生き生きした顔でクルークの説明をしている。シンミアはものすごく呆気に取られたようで、話半分に女性の言葉に耳を傾けていた。
「いや~、魔物だと思って最初は怖がっていたんですが、よくよく見ているとどんどん可愛く思えてきちゃいまして……。今では私の癒しなんですよ」
「あ、ああ、そうなんだ……」
女性のテンションがはっきり言っておかしかった。シンミアがドン引きするレベルなのだから、相当やばいのである。
「それだけ愛情が向いてしまうと、売ったり解体したりって普通躊躇しないかな?」
様子を見ながらシンミアが女性に質問してみると、
「確かに、そういう事もありましたね。でも、私が育てた子がみなさんの役に立っていると思うとなると、それはそれで嬉しくなってしまうのですよ」
合わせた手に頬を当てながら、うっとりとした様子で喋っている。
「私はっきり悟ったのです。クルークという種族が好きだという事を!」
女性がこう叫ぶと、後ろに居たクルークたちがひたひたと女性に寄ってきた。頬を擦り合わせているあたり、女性もまたクルークに好かれているのだろう。
「ま、まあ、あんたのクルークにかける情熱は分かった。でも、あちきは買う事はないな。さすらいのトレジャーハンターは孤高に限るからな」
「あらあ、そうなのですね。でしたら無理にとは言いません、ご安心下さい」
意外な事に女性はあっさりと引き下がった。
「そ、それじゃあ、あちきは用事があるんでこれで失礼するよ」
シンミアは逃げるようにクルークの飼育場を後にしたのだった。
「またいらして下さいねー」
女性は笑顔で手を振っていた。
そして、夕方にはフェリスエルから戻ってきたヘンネと合流して、ドラコの薬草園へと戻ったのだ。
途中、変な女性に絡まれたものの、概ね満足のいくクレアール見学だったのである。
「ところでフェリスよ」
「うん?」
急にドラコがフェリスに声を掛ける。
「すっかり忘れておったんじゃが、シンミアはどこに行ったのじゃ?」
そう、シンミアが薬草園から消えていたのである。フェリスに連れられて一緒に来ていたはずなのだが、ドラコが商業組合から戻ってきた頃にはすでにその姿がなかった。
「あー、あたしも忘れてた。伝言頼まれてたわ」
「ごめんなさい、私もです……」
揃いも揃ってシンミアの事を忘れていた面々である。
「おぬしら……」
さすがのドラコも言葉がなかった。
「まあいい、それはそれとしてどこへ行ったというのじゃ?」
気を取り直して、ドラコはフェリスたちに尋ねる。
「クレアールの街を見て回っているわ。来たのはいいけどゆっくり見てなかったって言ってね。あたしたち二人も居るんだから、自分くらいはいいだろうってね」
「あやつめ……」
フェリスの返答を聞いて、ドラコは頭を押さえていた。
「あやつはフェリスの特殊能力を知らんからそう言えたんじゃろうなぁ……。知っておったら到底できん話じゃ。メル一人に薬草園を世話させる事になるんじゃからな」
ドラコの言う通りである。フェリスが触れた生き物には不思議な力が作用するという事を、シンミアは知らなかったのである。だから、よそものである自分は街を見学してこようといって、出掛けていったのだった。フェリスたちが止めようとする間もないくらいの出来事だった。
「ま、出ていってしもうたのは仕方がない。メル一人に手伝ってもらうとしようか」
「はい、頑張ります」
むんと気合いを入れるメルである。
「フェリスはくれぐれも薬草には触れるなよ。倉庫に置いてある分もそうじゃぞ」
「分かったわよ。適当に掃除していればいいんでしょ」
フェリスはぷりぷりと怒りながら、午前中同様にドラコたちと別行動を取る事になった。
さて、問題のシンミアはというと、一人でのんびりとクレアールの街を散策していた。噂を聞きつけてやってきた街を、改めてのんびりと散策しているのである。
「うききき……、街の設備はひと通り揃っているようだな。近くに川が流れているから、水路もあちこちに張り巡らされているぞ」
クレアールの街は川から引いてきた用水路が、網の目ほど細かくはないが街中に引かれていた。
「話じゃフェリスが造ったらしいが、なるほど、こういうどこか抜けた感じならフェリスがどうのこうのというのは納得がいく」
地味にフェリスを貶すシンミアである。リーダー格の邪神にこれだけ言えるというのも本当に珍しい関係性だ。
「クルックー、クルックー」
街を歩いていると、シンミアは不思議な鳴き声を耳にする。その声に誘われたシンミアは、クルークの飼育場へとやって来ていた。
「へえ、魔物のクルークじゃないか。こんなのも飼ってるんだな」
どうやらシンミアもクルークの事は知っているようだった。そんなシンミアがじろじろと見ていると、
「クルークの買い付けですか。卵は上質、肉も上質、乗り物としても活用できるクルーク、お安くしておきますよ」
揉み手をしながら女性が出てきた。どうやら通りかかっただけのシンミアを見て、クルークの買い付けに来た商人と間違えたようである。
「ああ? まあ、買い付けに来たわけじゃないが、見せてもらってもいいわけだな?」
「あれ、そうなんですね。ですが、見学は歓迎ですよ。クルークの素晴らしさを広めなければなりませんから!」
困ったようにシンミアが反応すると、一瞬表情が曇った女性は再び満面の笑みになる。強い。
シンミアを中に案内した女性は、ものすごく生き生きした顔でクルークの説明をしている。シンミアはものすごく呆気に取られたようで、話半分に女性の言葉に耳を傾けていた。
「いや~、魔物だと思って最初は怖がっていたんですが、よくよく見ているとどんどん可愛く思えてきちゃいまして……。今では私の癒しなんですよ」
「あ、ああ、そうなんだ……」
女性のテンションがはっきり言っておかしかった。シンミアがドン引きするレベルなのだから、相当やばいのである。
「それだけ愛情が向いてしまうと、売ったり解体したりって普通躊躇しないかな?」
様子を見ながらシンミアが女性に質問してみると、
「確かに、そういう事もありましたね。でも、私が育てた子がみなさんの役に立っていると思うとなると、それはそれで嬉しくなってしまうのですよ」
合わせた手に頬を当てながら、うっとりとした様子で喋っている。
「私はっきり悟ったのです。クルークという種族が好きだという事を!」
女性がこう叫ぶと、後ろに居たクルークたちがひたひたと女性に寄ってきた。頬を擦り合わせているあたり、女性もまたクルークに好かれているのだろう。
「ま、まあ、あんたのクルークにかける情熱は分かった。でも、あちきは買う事はないな。さすらいのトレジャーハンターは孤高に限るからな」
「あらあ、そうなのですね。でしたら無理にとは言いません、ご安心下さい」
意外な事に女性はあっさりと引き下がった。
「そ、それじゃあ、あちきは用事があるんでこれで失礼するよ」
シンミアは逃げるようにクルークの飼育場を後にしたのだった。
「またいらして下さいねー」
女性は笑顔で手を振っていた。
そして、夕方にはフェリスエルから戻ってきたヘンネと合流して、ドラコの薬草園へと戻ったのだ。
途中、変な女性に絡まれたものの、概ね満足のいくクレアール見学だったのである。
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