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第177話 邪神ちゃんとサイコシスと蛇の邪神
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翌日の事、フェリスとけんかしたドラコはモスレに向けて飛んでいた。これだけ話が合わなかったのは珍しいので、このまま顔を合わせるとけんかしそうなので、頭を冷やすためである。まるっと1日かけて、ドラコはモスレの街にたどり着いていた。
「邪魔するぞ、コネッホ」
「あら、ドラコ。単独で来るなんて珍しいわね」
「なあに、ちょっとあってな……」
ドラコはちょっと含みを持たせて口ごもっている。
「ふうん、フェリスとけんかか。変なところで意地を張るからな、あいつは」
「さすがは頭の回る奴じゃな、これだけで察されるとは思わなんだぞ」
あっさり見抜いてくるコネッホに驚きながらも、ドラコはさすがだなと唸っていた。
「先日はゆっくり話せなんだがな、今回は期限はない。お前さんとじっくり話がしたいんじゃが、いいかの?」
「ポーション作りを邪魔しないのなら、構わないぞ。あたいの一番の楽しみだからね」
「そうか。ならば作業しながらでいい、聞いてくれ」
ドラコは部屋の中に座り、コネッホはいつも通りポーションを作り始める。
「で、話とは何かな?」
コネッホが話を振る。
「うむ、フェリスの元の主人である魔族についてじゃ」
「ああ、確か、元々魔族の眷属として魔族化したんだったな、フェリスは。元はただの野良猫だったとか聞くが……。それであの毛艶の良さは実に興味深い」
コネッホは魔法で作った水球の中に、同じく魔法ですり潰した薬草を放り込んでいる。コネッホレベルの錬金術の使い手になると、道具は要らないらしい。
「わしは気になったから調べておったんじゃが、その魔族の名前を聞いた時は驚いたもんじゃよ。巣からほとんど動かなかったわしですら知っておった有名な魔族じゃったからな」
「ふーん……。で、その名前は何だってんだい?」
コネッホは聞いてはいるが興味はなさそうな感じである。だが、この後に出てきた名前を聞いて驚愕する事になる。
「聞いて後悔はせぬな?」
「ずいぶんともったいぶるねぇ。こちとら忙しいんだ、さっさと言ってくれないか?」
確認を取るドラコだが、コネッホが急かしてくるのでついにその名前を口にする。
「……サイコシス」
「は?」
ドラコが名前を口にした途端、コネッホの動きが止まった。それでもポーションはちゃんと保持しているあたり、さすがである。
「もう一度、言ってくれないか?」
耳を疑ったのか、コネッホが確認をしてくる。
「サイコシスじゃ。ああ、口にするのも嫌な名じゃな!」
ドラコがなぜかキレていた。
「サイコシスはあたいもよく知ってる。蛇の邪神の師匠も確か、そのサイコシスだったな」
「なんじゃと?!」
コネッホから予想外な情報が出てきた。
「蛇の奴はあたいらから自分の姿と名前だけを消し去ったようでな、こういう情報は残ってしまっているようだ。狡猾なようでどこか抜けているのが、あたいららしいじゃないか」
コネッホはそう言うと、くすくすと口を押さえて笑っている。そして、忘れないうちに出来上がったポーションを瓶詰めしていた。
「確かにそうじゃのう……」
ドラコの顔が複雑な心境を物語るくらいに困り顔になっている。
「しかしだ。フェリスの主人と蛇の師匠が同一人物とはなぁ……。だとしたら、蛇がフェリスの下に就いたのも納得がいくというものだ」
「どういう事じゃ?」
「簡単な話よ。嫉妬だな」
「なるほど、そういう事か」
頭のいい二人だからか、これだけで納得してしまったようである。
「蛇はサイコシスの弟子として有能として可愛がられていたと話していた。だから、同じようにサイコシスに可愛がられていたフェリスに嫉妬したというわけだ。そして、サイコシスが死に、戦争が終わった事で、蛇の中にはやり場のない気持ちが湧いたのだろう」
「それがわしらが散り散りになった理由か……。身勝手極まりないな」
「その上で自分に危険が及ばないように名前と容姿の情報を封印してだからな。混乱する様を楽しんでいるのかも知れんな」
話をしながらポーションを完成させてしまうコネッホ。
「それにしても、これだけ話し込みながら優良品質のポーションを大量に作るとは、さすがはコネッホじゃのう」
「だてに年月を積み重ねてはいないからな」
コネッホはドヤ顔を決めている。
「蛇の奴も気になるが、あとフェリスに会いに来ておらぬのは、虎と猿か。となると、いよいよ蛇には警戒せんといかんかも知れんな」
「なんだ、ラータもすでにフェリスに会っているのか」
ドラコの証言にコネッホは驚いていた。
「ああ、あやつなら今代の聖女と一緒に過ごしておるよ」
「また、相性最悪なところに居るのだな」
「属性などを見るとそうじゃが、案外うまくいっているようじゃよ」
笑いながら言うドラコの様子に、コネッホもつい笑みをこぼしてしまう。
「しかし、あたいらがこうやって集まってきてしまった以上、蛇の動きには警戒せねばならんな。あいつは狡猾だ。どこからどう切り崩してくるのか想像がつかん」
「じゃのう……。あやつの魔法は古龍であるわしにすら通用しておる。そう抗う事など叶うまいからなぁ……」
ドラコとコネッホは腕を組んで悩み始めた。
「まあなんだ。あたいの方で抗精神操作の効果のあるポーションをできるだけ用意しておこう。そういう魔道具があれば一番だが、あいにくポーションの方しか情報を持っていないんでな」
「そうか、だったらこれをくれておいてやろう」
コネッホの話を受けて、ドラコは自分の服の一部を裂いてコネッホに差し出す。すると、その服の切れ端はドラゴンの鱗へと姿を変えていった。
「悪いな。だが、服を破いて大丈夫だったのか?」
「心配するな、一度変身すれば修復される」
「そうか」
ドラコは立ち上がると、玄関に向かって歩き始める。
「お前さんと話をしてすっきりしたからな、帰るとするわい」
「そうか。だが、今日の話はフェリスたちには内密にな」
「うむ、余計な心配はさせたくないからな。わしもしっかり黙っておくわい」
手を振りながら、ドラコはコネッホの家を出て行った。そして、家の中に残されたコネッホは、ドラゴンの鱗を魔法鞄にしまい込むのだった。
「邪魔するぞ、コネッホ」
「あら、ドラコ。単独で来るなんて珍しいわね」
「なあに、ちょっとあってな……」
ドラコはちょっと含みを持たせて口ごもっている。
「ふうん、フェリスとけんかか。変なところで意地を張るからな、あいつは」
「さすがは頭の回る奴じゃな、これだけで察されるとは思わなんだぞ」
あっさり見抜いてくるコネッホに驚きながらも、ドラコはさすがだなと唸っていた。
「先日はゆっくり話せなんだがな、今回は期限はない。お前さんとじっくり話がしたいんじゃが、いいかの?」
「ポーション作りを邪魔しないのなら、構わないぞ。あたいの一番の楽しみだからね」
「そうか。ならば作業しながらでいい、聞いてくれ」
ドラコは部屋の中に座り、コネッホはいつも通りポーションを作り始める。
「で、話とは何かな?」
コネッホが話を振る。
「うむ、フェリスの元の主人である魔族についてじゃ」
「ああ、確か、元々魔族の眷属として魔族化したんだったな、フェリスは。元はただの野良猫だったとか聞くが……。それであの毛艶の良さは実に興味深い」
コネッホは魔法で作った水球の中に、同じく魔法ですり潰した薬草を放り込んでいる。コネッホレベルの錬金術の使い手になると、道具は要らないらしい。
「わしは気になったから調べておったんじゃが、その魔族の名前を聞いた時は驚いたもんじゃよ。巣からほとんど動かなかったわしですら知っておった有名な魔族じゃったからな」
「ふーん……。で、その名前は何だってんだい?」
コネッホは聞いてはいるが興味はなさそうな感じである。だが、この後に出てきた名前を聞いて驚愕する事になる。
「聞いて後悔はせぬな?」
「ずいぶんともったいぶるねぇ。こちとら忙しいんだ、さっさと言ってくれないか?」
確認を取るドラコだが、コネッホが急かしてくるのでついにその名前を口にする。
「……サイコシス」
「は?」
ドラコが名前を口にした途端、コネッホの動きが止まった。それでもポーションはちゃんと保持しているあたり、さすがである。
「もう一度、言ってくれないか?」
耳を疑ったのか、コネッホが確認をしてくる。
「サイコシスじゃ。ああ、口にするのも嫌な名じゃな!」
ドラコがなぜかキレていた。
「サイコシスはあたいもよく知ってる。蛇の邪神の師匠も確か、そのサイコシスだったな」
「なんじゃと?!」
コネッホから予想外な情報が出てきた。
「蛇の奴はあたいらから自分の姿と名前だけを消し去ったようでな、こういう情報は残ってしまっているようだ。狡猾なようでどこか抜けているのが、あたいららしいじゃないか」
コネッホはそう言うと、くすくすと口を押さえて笑っている。そして、忘れないうちに出来上がったポーションを瓶詰めしていた。
「確かにそうじゃのう……」
ドラコの顔が複雑な心境を物語るくらいに困り顔になっている。
「しかしだ。フェリスの主人と蛇の師匠が同一人物とはなぁ……。だとしたら、蛇がフェリスの下に就いたのも納得がいくというものだ」
「どういう事じゃ?」
「簡単な話よ。嫉妬だな」
「なるほど、そういう事か」
頭のいい二人だからか、これだけで納得してしまったようである。
「蛇はサイコシスの弟子として有能として可愛がられていたと話していた。だから、同じようにサイコシスに可愛がられていたフェリスに嫉妬したというわけだ。そして、サイコシスが死に、戦争が終わった事で、蛇の中にはやり場のない気持ちが湧いたのだろう」
「それがわしらが散り散りになった理由か……。身勝手極まりないな」
「その上で自分に危険が及ばないように名前と容姿の情報を封印してだからな。混乱する様を楽しんでいるのかも知れんな」
話をしながらポーションを完成させてしまうコネッホ。
「それにしても、これだけ話し込みながら優良品質のポーションを大量に作るとは、さすがはコネッホじゃのう」
「だてに年月を積み重ねてはいないからな」
コネッホはドヤ顔を決めている。
「蛇の奴も気になるが、あとフェリスに会いに来ておらぬのは、虎と猿か。となると、いよいよ蛇には警戒せんといかんかも知れんな」
「なんだ、ラータもすでにフェリスに会っているのか」
ドラコの証言にコネッホは驚いていた。
「ああ、あやつなら今代の聖女と一緒に過ごしておるよ」
「また、相性最悪なところに居るのだな」
「属性などを見るとそうじゃが、案外うまくいっているようじゃよ」
笑いながら言うドラコの様子に、コネッホもつい笑みをこぼしてしまう。
「しかし、あたいらがこうやって集まってきてしまった以上、蛇の動きには警戒せねばならんな。あいつは狡猾だ。どこからどう切り崩してくるのか想像がつかん」
「じゃのう……。あやつの魔法は古龍であるわしにすら通用しておる。そう抗う事など叶うまいからなぁ……」
ドラコとコネッホは腕を組んで悩み始めた。
「まあなんだ。あたいの方で抗精神操作の効果のあるポーションをできるだけ用意しておこう。そういう魔道具があれば一番だが、あいにくポーションの方しか情報を持っていないんでな」
「そうか、だったらこれをくれておいてやろう」
コネッホの話を受けて、ドラコは自分の服の一部を裂いてコネッホに差し出す。すると、その服の切れ端はドラゴンの鱗へと姿を変えていった。
「悪いな。だが、服を破いて大丈夫だったのか?」
「心配するな、一度変身すれば修復される」
「そうか」
ドラコは立ち上がると、玄関に向かって歩き始める。
「お前さんと話をしてすっきりしたからな、帰るとするわい」
「そうか。だが、今日の話はフェリスたちには内密にな」
「うむ、余計な心配はさせたくないからな。わしもしっかり黙っておくわい」
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