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第一部 スライム姉妹、登場
第26話 使節団が来る
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グミと念話をした夜から時間は遡る。
昼食の席で国王からゼリアは声を掛けられた。
「カレンよ」
「何でございましょうか、お父様」
「来週、ショークア王国から使節団がやって来る。そこにお前も出席してほしい」
なんと、このビボーナ王国に他国の使節団がやって来るようだ。最近のカレンの落ち着き具合に、国王も悩んだ上での決断のようである。ただ、ゼリアも王女カレンの身代わりであるので、せっかくだからカレンのいい情報を振りまいておこうと考えていたので、これはちょうどいい機会だと国王の話に興味津々である。
昼食の後、ゼリアはルチアに、ショークア王国の詳細を尋ねた。
「胡散臭い国です。ゼリア様ならまだ大丈夫でしょうけれど、カレン様なら間違いなく殴っていると思います」
衝撃である。胡散臭いとはいえ、カレンに拳を振るわせる国とは一体どんな国なのか。逆にゼリアの興味を引いた。
「いや、私も聞かれたら答えたいですけれど、私の知識もその程度ですので、これ以上教えられる事はございません」
ルチアは謝罪しながらゼリアに返していた。確かに、一侍女の知る知識には限界があるというものである。だが、ゼリアはそれを気にする様子はなかった。
「いえいえ、私も無理を強いてしまいましたね。素直に家族に聞いてみます」
ゼリアはルチアに謝罪した。
「ゼリア様、あなたはあくまでカレン様ですので、侍女に頭を下げないで下さいませ」
「あ、ごめんなさい」
ルチアが諫めると、ゼリアは再び謝った。
ルチアと話を終えると、ゼリアはルチアを伴って訓練場へと向かう。もちろん鍛錬用のパンツスタイルである。
その途中でアレスとすれ違いそうになった。
「あ、お兄様。ちょっとよろしいですか?」
「どうした、カレン」
ゼリアに声を掛けられて、アレスはすぐさま反応する。
「このような場所でする話ではございませんので、ちょっと場所を変えませんか?」
「なんだ、秘匿の話か?」
アレスが聞き返すと、ゼリアが黙って頷いた。その様子を見たアレスは、察したように近くの部屋へとゼリアたちを誘導した。
普段は誰も使わない部屋に、アレス、ゼリア、ルチアの三人は入って扉を閉めた。一呼吸すると、アレスはゼリアに改めて質問をする。
「で、何の話だ?」
「はい、ショークア王国の事についてでございます」
「ああ、その国か。使節団が来るから気になったというところか」
アレスが納得いったようでゼリアに確認すると、ゼリアはこくりと頷いた。
「そういう勤勉なところは、カレンとは明らかに違うな。まぁ質問に答えよう」
アレスは前髪をかき上げ、大きく息を吐いた。そして、落ち着いてゼリアに顔を向けた。
「俺もあまり詳しくはない。ただ、ビボーナとは過去に戦争をした記録があるくらいの知識だな」
「戦争相手……。今は停戦状態という事でしょうか」
「まぁそうなるな。後は、ろくな噂は聞かない感じだな」
これだけ言うと、アレスは口を閉じた。どうやらアレスも本当にこれ以上は知らないようだ。となると、これ以上はアレスに聞いても無駄だとゼリアは判断した。
「ありがとうございます、お兄様。夕食時にお父様たちにお伺いする事に致しましょう」
「ああ、その方がいいかも知れないな」
ゼリアが次の方針を打ち出すと、アレスもそれに同意した。これ以上分かる事もないので、ゼリアはアレスと別れて、訓練場で汗を流していた。
夕食の時間となった。王家は揃って食事を取っている。
ショークア王国の事について、ゼリアは国王と王妃に質問をぶつけてみる事にした。
「お父様、お母様。少々よろしいでしょうか」
「どうした、カレン」
国王が反応して言葉を返してきた。
「今度来られるショークア王国の事について、少々知識を得ておきたいと思いまして、お父様たちに説明をして頂きたいのです」
ゼリアは意外とストレートに聞いた。ひねりも何もない。
だが、この質問をぶつけられた国王は王妃と顔を見合わせて、少し困ったような顔をしている。どうやら、あまり好ましくない質問のようだ。しかし、これから会う国の事を何も知らないというのも問題だろうと考えるゼリアは、ねだるような表情を国王たちに向けた。
娘ではないが、娘の顔でねだられた国王は、苦悶の表情を浮かべる。これは相当に相手国に癖があるという証なのだろう。しかし、初めての社交の場となるので不安があるのだろうと感じた国王は、観念したようにショークア王国の事について語り出した。
その説明を聞いたゼリアは、その場で考え込んだ。本当に癖のありすぎる相手のようだからだ。カレンだったら間違いなく真っ直ぐ行ってぶっ飛ばすだろう。
考えた結果、とりあえず波風立てないようににこにこと立っているだけで十分だろうと考えた。過去に何度か戦争をした相手とあれば、下手に刺激しないで腹の中を探る方がいいからだ。脳筋モードはとりあえず封印である。
「お父様、心配なさらないで下さい。私は面倒事を起こすつもりはございませんので」
ゼリアはこう言うが、国王の顔から不安の色は消えなかった。
なんにしてもショークア王国の使節団が来るのは一週間後だ。不穏な相手ではあるものの、何事もなく穏便に済ませられる事を祈るばかりである。
昼食の席で国王からゼリアは声を掛けられた。
「カレンよ」
「何でございましょうか、お父様」
「来週、ショークア王国から使節団がやって来る。そこにお前も出席してほしい」
なんと、このビボーナ王国に他国の使節団がやって来るようだ。最近のカレンの落ち着き具合に、国王も悩んだ上での決断のようである。ただ、ゼリアも王女カレンの身代わりであるので、せっかくだからカレンのいい情報を振りまいておこうと考えていたので、これはちょうどいい機会だと国王の話に興味津々である。
昼食の後、ゼリアはルチアに、ショークア王国の詳細を尋ねた。
「胡散臭い国です。ゼリア様ならまだ大丈夫でしょうけれど、カレン様なら間違いなく殴っていると思います」
衝撃である。胡散臭いとはいえ、カレンに拳を振るわせる国とは一体どんな国なのか。逆にゼリアの興味を引いた。
「いや、私も聞かれたら答えたいですけれど、私の知識もその程度ですので、これ以上教えられる事はございません」
ルチアは謝罪しながらゼリアに返していた。確かに、一侍女の知る知識には限界があるというものである。だが、ゼリアはそれを気にする様子はなかった。
「いえいえ、私も無理を強いてしまいましたね。素直に家族に聞いてみます」
ゼリアはルチアに謝罪した。
「ゼリア様、あなたはあくまでカレン様ですので、侍女に頭を下げないで下さいませ」
「あ、ごめんなさい」
ルチアが諫めると、ゼリアは再び謝った。
ルチアと話を終えると、ゼリアはルチアを伴って訓練場へと向かう。もちろん鍛錬用のパンツスタイルである。
その途中でアレスとすれ違いそうになった。
「あ、お兄様。ちょっとよろしいですか?」
「どうした、カレン」
ゼリアに声を掛けられて、アレスはすぐさま反応する。
「このような場所でする話ではございませんので、ちょっと場所を変えませんか?」
「なんだ、秘匿の話か?」
アレスが聞き返すと、ゼリアが黙って頷いた。その様子を見たアレスは、察したように近くの部屋へとゼリアたちを誘導した。
普段は誰も使わない部屋に、アレス、ゼリア、ルチアの三人は入って扉を閉めた。一呼吸すると、アレスはゼリアに改めて質問をする。
「で、何の話だ?」
「はい、ショークア王国の事についてでございます」
「ああ、その国か。使節団が来るから気になったというところか」
アレスが納得いったようでゼリアに確認すると、ゼリアはこくりと頷いた。
「そういう勤勉なところは、カレンとは明らかに違うな。まぁ質問に答えよう」
アレスは前髪をかき上げ、大きく息を吐いた。そして、落ち着いてゼリアに顔を向けた。
「俺もあまり詳しくはない。ただ、ビボーナとは過去に戦争をした記録があるくらいの知識だな」
「戦争相手……。今は停戦状態という事でしょうか」
「まぁそうなるな。後は、ろくな噂は聞かない感じだな」
これだけ言うと、アレスは口を閉じた。どうやらアレスも本当にこれ以上は知らないようだ。となると、これ以上はアレスに聞いても無駄だとゼリアは判断した。
「ありがとうございます、お兄様。夕食時にお父様たちにお伺いする事に致しましょう」
「ああ、その方がいいかも知れないな」
ゼリアが次の方針を打ち出すと、アレスもそれに同意した。これ以上分かる事もないので、ゼリアはアレスと別れて、訓練場で汗を流していた。
夕食の時間となった。王家は揃って食事を取っている。
ショークア王国の事について、ゼリアは国王と王妃に質問をぶつけてみる事にした。
「お父様、お母様。少々よろしいでしょうか」
「どうした、カレン」
国王が反応して言葉を返してきた。
「今度来られるショークア王国の事について、少々知識を得ておきたいと思いまして、お父様たちに説明をして頂きたいのです」
ゼリアは意外とストレートに聞いた。ひねりも何もない。
だが、この質問をぶつけられた国王は王妃と顔を見合わせて、少し困ったような顔をしている。どうやら、あまり好ましくない質問のようだ。しかし、これから会う国の事を何も知らないというのも問題だろうと考えるゼリアは、ねだるような表情を国王たちに向けた。
娘ではないが、娘の顔でねだられた国王は、苦悶の表情を浮かべる。これは相当に相手国に癖があるという証なのだろう。しかし、初めての社交の場となるので不安があるのだろうと感じた国王は、観念したようにショークア王国の事について語り出した。
その説明を聞いたゼリアは、その場で考え込んだ。本当に癖のありすぎる相手のようだからだ。カレンだったら間違いなく真っ直ぐ行ってぶっ飛ばすだろう。
考えた結果、とりあえず波風立てないようににこにこと立っているだけで十分だろうと考えた。過去に何度か戦争をした相手とあれば、下手に刺激しないで腹の中を探る方がいいからだ。脳筋モードはとりあえず封印である。
「お父様、心配なさらないで下さい。私は面倒事を起こすつもりはございませんので」
ゼリアはこう言うが、国王の顔から不安の色は消えなかった。
なんにしてもショークア王国の使節団が来るのは一週間後だ。不穏な相手ではあるものの、何事もなく穏便に済ませられる事を祈るばかりである。
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