391 / 544
新章 青色の智姫
第22話 戴冠式のお知らせ
しおりを挟む
ロゼリアの元に、アイヴォリー王国からの手紙が届く。
その手紙を早速確認したロゼリアは、そういう時期が来たのかと感慨深そうに眺めていた。
「ロゼリア」
「ペイル様?」
部屋にペイルがやって来る。
「くそっ、先を越されてしまったな。悔しいがしっかりお祝いをしてやらねばいかぬな」
「ええ、そうですね」
右手を顔の前で握りしめるペイルは、本当に悔しいな表情をしながら小さく拳を震わせていた。その姿を見てついつい笑ってしまうロゼリアである。
「ふふふっ、そのお祝いはボクに任せてもらおうか」
「ケットシー、あなたいつも突然現れないの!」
急に乱入してくる猫の幻獣に、ロゼリアの冷静なツッコミが炸裂する。
「はっはっはっ、いいじゃないか、ボクたちの仲というものだよ」
相変わらずの気まぐれっぷりである。思わず殴ってやりたいという衝動が、ロゼリアの中に生まれていた。
「物騒なことは考えないでおくれ。それよりもマゼンダ商会の方は何か贈らないのかい? せっかくこっちに支店を出しているというのね」
「確かにそうですね。実質的な経営は私とペイル様となっていますしね」
マゼンダ商会ヴィフレア支店。
それは、初めてモスグリネを訪れた際に設置された商会である。主にチェリシアの暴走による、大豆を仕入れるために設置された支店である。
「俺たちからの贈り物を何かこしらせさせるか。とはいえ、この告知された時期には間に合わないだろうな」
ペイルは贈られてきた手紙をもう一度確認する。そこに書かれていたシルヴァノとペシエラの戴冠式は一か月後である。確かに今から手配してどうのこうのとなれば、運搬のための時間を含めてギリギリといったところだろう。
「はっはっはっ」
その様子を見ていたケットシーが笑っている。
「まあ、贈り物はボクに任せておいておくれよ。なにせ、ボクが関わっているんだからね。はっはっはっ」
自信たっぷりなケットシーは、ロゼリアたちの前からかき消すように姿を消したのだった。
相変わらずの自由っぷりと自信に満ちあふれた態度に、ただただ呆れる二人だった。
「……なんというか、不安になってきたな」
「私もですよ……」
しばらく沈黙する二人。
やがて、ロゼリアがペイルに話し掛ける。
「子どもたちを連れていきましょうか」
「どうしてだ?」
突然のロゼリアの言葉に、ペイルは純粋に問い掛ける。
「ペシエラは逆行前に私を処刑してしまったことを後悔しています。その私たちの幸せな姿を見せるのが、一番の贈り物になると思うのですよ」
「なるほどなぁ。だが、俺はその時にいろいろやらかしたと聞いてるが、大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。ペシエラはそんなに子どもじゃありませんからね」
ペイルの疑問に、ロゼリアはついおかしなって笑いながら答えていた。
「……それもそうだな」
ちょっと驚いた表情をしたペイルだったが、納得したかのように笑い始めた。
「では、あの子たちと話をしてきますね」
「ああ、頼んだ。俺は戴冠式の事で各所に指示を出して回らなきゃいけないからな」
「承知致しました」
ぺこりと頭を下げて、ロゼリアは一足先に部屋を出ていったのだった。
暖かな日差しの下で、ロゼリアが紅茶をたしなんでいる。そこへ、呼び出しに応じたシアンとモーフの二人がやって来た。
「お呼びでございますでしょうか、お母様」
「どうなされたのでしょうか、母上」
シアンは十歳、モーフは八歳。二人ともしっかりと言葉遣いはできているようである。
「まあ、座りなさい」
ロゼリアは自分の両隣にシアンとモーフを座らせる。そして、単刀直入に話を始める。
「実は、近々アイヴォリー王国のシルヴァノ殿下が王位を継承されるそうです」
「そうなのですか?!」
驚いた反応を示すモーフに対して、シアンの反応は乏しかった。
「そうですか。そういう時期なのですね」
まるで分っていたかのような反応である。モーフとその従者はあまり気にしていないようだが、シアンの後ろに立つスミレがものすごく困った表情を浮かべているせいでロゼリアはおかしくて笑いそうになってしまう。
だが、ロゼリアアはあえてそれをスルーして、笑いを堪えながら話の続きをする。
「それでですね。二人も大きくなったわけですし、アイヴォリー王国の戴冠式に一緒に参列させようという話になりました。一応確認は取りますが、二人はどうしたいですか?」
唐突な話に面食らうシアンである。とはいえ、さすがに戴冠式ともなれば友好国であるモスグリネは全員で参列させておきたいだろう。見た目は幼いながらもシアンはあごに手を当てて考え始めた。
「僕は参列します」
一方のモーフは、ほぼ間を置かずして答えていた。
「姉上も当然参列されますよね」
間髪入れずにシアンに問い掛けてくるモーフ。まったく、本当に子どもなせいか遠慮がない。
父親であるペイルより濃い緑色の髪と瞳をキラキラさせながら、純粋な態度で問い掛けられると断るにも断れなくなるシアンである。
「ええ、もちろんでございます、お母様」
目をあちこち泳がせた後、観念したようにロゼリアに告げるシアンだった。
こうして、家族そろってアイヴォリー王国に赴くことになったロゼリアたち。
一方で、久しぶりに踏むアイヴォリー王国の地に、いろいろと不安のよぎるシアンなのであった。
その手紙を早速確認したロゼリアは、そういう時期が来たのかと感慨深そうに眺めていた。
「ロゼリア」
「ペイル様?」
部屋にペイルがやって来る。
「くそっ、先を越されてしまったな。悔しいがしっかりお祝いをしてやらねばいかぬな」
「ええ、そうですね」
右手を顔の前で握りしめるペイルは、本当に悔しいな表情をしながら小さく拳を震わせていた。その姿を見てついつい笑ってしまうロゼリアである。
「ふふふっ、そのお祝いはボクに任せてもらおうか」
「ケットシー、あなたいつも突然現れないの!」
急に乱入してくる猫の幻獣に、ロゼリアの冷静なツッコミが炸裂する。
「はっはっはっ、いいじゃないか、ボクたちの仲というものだよ」
相変わらずの気まぐれっぷりである。思わず殴ってやりたいという衝動が、ロゼリアの中に生まれていた。
「物騒なことは考えないでおくれ。それよりもマゼンダ商会の方は何か贈らないのかい? せっかくこっちに支店を出しているというのね」
「確かにそうですね。実質的な経営は私とペイル様となっていますしね」
マゼンダ商会ヴィフレア支店。
それは、初めてモスグリネを訪れた際に設置された商会である。主にチェリシアの暴走による、大豆を仕入れるために設置された支店である。
「俺たちからの贈り物を何かこしらせさせるか。とはいえ、この告知された時期には間に合わないだろうな」
ペイルは贈られてきた手紙をもう一度確認する。そこに書かれていたシルヴァノとペシエラの戴冠式は一か月後である。確かに今から手配してどうのこうのとなれば、運搬のための時間を含めてギリギリといったところだろう。
「はっはっはっ」
その様子を見ていたケットシーが笑っている。
「まあ、贈り物はボクに任せておいておくれよ。なにせ、ボクが関わっているんだからね。はっはっはっ」
自信たっぷりなケットシーは、ロゼリアたちの前からかき消すように姿を消したのだった。
相変わらずの自由っぷりと自信に満ちあふれた態度に、ただただ呆れる二人だった。
「……なんというか、不安になってきたな」
「私もですよ……」
しばらく沈黙する二人。
やがて、ロゼリアがペイルに話し掛ける。
「子どもたちを連れていきましょうか」
「どうしてだ?」
突然のロゼリアの言葉に、ペイルは純粋に問い掛ける。
「ペシエラは逆行前に私を処刑してしまったことを後悔しています。その私たちの幸せな姿を見せるのが、一番の贈り物になると思うのですよ」
「なるほどなぁ。だが、俺はその時にいろいろやらかしたと聞いてるが、大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。ペシエラはそんなに子どもじゃありませんからね」
ペイルの疑問に、ロゼリアはついおかしなって笑いながら答えていた。
「……それもそうだな」
ちょっと驚いた表情をしたペイルだったが、納得したかのように笑い始めた。
「では、あの子たちと話をしてきますね」
「ああ、頼んだ。俺は戴冠式の事で各所に指示を出して回らなきゃいけないからな」
「承知致しました」
ぺこりと頭を下げて、ロゼリアは一足先に部屋を出ていったのだった。
暖かな日差しの下で、ロゼリアが紅茶をたしなんでいる。そこへ、呼び出しに応じたシアンとモーフの二人がやって来た。
「お呼びでございますでしょうか、お母様」
「どうなされたのでしょうか、母上」
シアンは十歳、モーフは八歳。二人ともしっかりと言葉遣いはできているようである。
「まあ、座りなさい」
ロゼリアは自分の両隣にシアンとモーフを座らせる。そして、単刀直入に話を始める。
「実は、近々アイヴォリー王国のシルヴァノ殿下が王位を継承されるそうです」
「そうなのですか?!」
驚いた反応を示すモーフに対して、シアンの反応は乏しかった。
「そうですか。そういう時期なのですね」
まるで分っていたかのような反応である。モーフとその従者はあまり気にしていないようだが、シアンの後ろに立つスミレがものすごく困った表情を浮かべているせいでロゼリアはおかしくて笑いそうになってしまう。
だが、ロゼリアアはあえてそれをスルーして、笑いを堪えながら話の続きをする。
「それでですね。二人も大きくなったわけですし、アイヴォリー王国の戴冠式に一緒に参列させようという話になりました。一応確認は取りますが、二人はどうしたいですか?」
唐突な話に面食らうシアンである。とはいえ、さすがに戴冠式ともなれば友好国であるモスグリネは全員で参列させておきたいだろう。見た目は幼いながらもシアンはあごに手を当てて考え始めた。
「僕は参列します」
一方のモーフは、ほぼ間を置かずして答えていた。
「姉上も当然参列されますよね」
間髪入れずにシアンに問い掛けてくるモーフ。まったく、本当に子どもなせいか遠慮がない。
父親であるペイルより濃い緑色の髪と瞳をキラキラさせながら、純粋な態度で問い掛けられると断るにも断れなくなるシアンである。
「ええ、もちろんでございます、お母様」
目をあちこち泳がせた後、観念したようにロゼリアに告げるシアンだった。
こうして、家族そろってアイヴォリー王国に赴くことになったロゼリアたち。
一方で、久しぶりに踏むアイヴォリー王国の地に、いろいろと不安のよぎるシアンなのであった。
1
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

かみたま降臨 -神様の卵が降臨、生後30分で侯爵家を追放で生命の危機とか、酷いじゃないですか?-
牛一/冬星明
ファンタジー
神様に気に入られた悪女令嬢が好きな少女は眷属神にされた。
どう見ても人の言う事を聞かなそうな神様の下で働くなって絶対嫌だった。
少女は過労死で死んだ記憶がある。
働くなら絶対にホワイトな職場だ。
神様のスカウトを断った少女だったが、人の話を聞かない神様が許す訳もない。
少女は眷属神の卵として転生を繰り返す。
そいて、ジュリアーナ・マジク・アラルンガルはこの世界に転生された。
だが、神々の加護を貰えないジュリアーナはすぐに捨てられた。
この可哀想な神様の卵に幸はあるのだろうか?

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。

【完結】五度の人生を不幸な出来事で幕を閉じた転生少女は、六度目の転生で幸せを掴みたい!
アノマロカリス
ファンタジー
「ノワール・エルティナス! 貴様とは婚約破棄だ!」
ノワール・エルティナス伯爵令嬢は、アクード・ベリヤル第三王子に婚約破棄を言い渡される。
理由を聞いたら、真実の相手は私では無く妹のメルティだという。
すると、アクードの背後からメルティが現れて、アクードに肩を抱かれてメルティが不敵な笑みを浮かべた。
「お姉様ったら可哀想! まぁ、お姉様より私の方が王子に相応しいという事よ!」
ノワールは、アクードの婚約者に相応しくする為に、様々な事を犠牲にして尽くしたというのに、こんな形で裏切られるとは思っていなくて、ショックで立ち崩れていた。
その時、頭の中にビジョンが浮かんできた。
最初の人生では、日本という国で淵東 黒樹(えんどう くろき)という女子高生で、ゲームやアニメ、ファンタジー小説好きなオタクだったが、学校の帰り道にトラックに刎ねられて死んだ人生。
2度目の人生は、異世界に転生して日本の知識を駆使して…魔女となって魔法や薬学を発展させたが、最後は魔女狩りによって命を落とした。
3度目の人生は、王国に使える女騎士だった。
幾度も国を救い、活躍をして行ったが…最後は王族によって魔物侵攻の盾に使われて死亡した。
4度目の人生は、聖女として国を守る為に活動したが…
魔王の供物として生贄にされて命を落とした。
5度目の人生は、城で王族に使えるメイドだった。
炊事・洗濯などを完璧にこなして様々な能力を駆使して、更には貴族の妻に抜擢されそうになったのだが…同期のメイドの嫉妬により捏造の罪をなすりつけられて処刑された。
そして6度目の現在、全ての前世での記憶が甦り…
「そうですか、では婚約破棄を快く受け入れます!」
そう言って、ノワールは城から出て行った。
5度による浮いた話もなく死んでしまった人生…
6度目には絶対に幸せになってみせる!
そう誓って、家に帰ったのだが…?
一応恋愛として話を完結する予定ですが…
作品の内容が、思いっ切りファンタジー路線に行ってしまったので、ジャンルを恋愛からファンタジーに変更します。
今回はHOTランキングは最高9位でした。
皆様、有り難う御座います!

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシャリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる