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第十章 乙女ゲーム最終年
人物紹介4
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さてと、本格的な最終局面に向かう前に一息入れます。
・パープリア男爵家
本編の巨大暗躍組織である。時空を飛ばされてきたアトランティス大陸出身者のうち、デーモンハートによる精神汚染を受けた者の子孫のうちの一つである。現当主の先祖が、アイヴォリー王国の絡んだ戦いで偶然武勲を上げた事で爵位を賜ったのが起こりである。
由来はパープル(紫)。
・アイリス・パープリア → アイリス・コーラル
元々は薄い紫の髪をした少女で、パープリア男爵の長女である。シルヴァノやペイルたちの命を狙った魔物氾濫事件の主犯の一人だったが、ロゼリアとペシエラの恩情で罪に問われる事はなく生きながらえた。逆行前では、自分の起こした魔物氾濫が原因で死亡している。
生存を隠蔽するために、髪色を薄いピンクに変え、眼鏡もかけた状態に変装した。それからはアイリスの侍女を務めた後、頃合いを見てコーラル家養女となる。
実は、忘れ去られた神獣使いベル・フラウアードの子孫であり、神獣や幻獣はおろか、精霊や妖精、はては魔物までも従わせる事ができる。
また実家がきな臭い事をしていた経緯から、暗器を扱う事ができ、今もドレスの中には大量の暗器が隠されているらしい。
由来はアイリス(あやめ)。
・アメジスタ・パープリア
アイリスやヴィオレスの母親で毒の入った食事を与えられて、屋敷の中に幽閉されていた。
助け出された後は、マゼンダ商会の従業員として多忙な日々を送っている。
由来はアメジスト。
・ヴィオレス・パープリア → ヴィオレス・ノワール
アイリスの兄で、家の家業にまったく協力しなかった潔癖の人。アイリスの一年次に起きた襲撃事件をきっかけに家を飛び出した。
剣術の腕前が確かなために、騎士団に入団後、ノワール家の養子となる。
由来はヴァイオレット(紫)。
・パープリア男爵
名前不詳の極悪人。アイヴォリー王国に祖先の地を奪われた恨みを晴らすべく、裏で色々と画策していた。
最終的にはデーモンハートまで持ち出し、禁法を使ってまで王国を滅ぼそうとしたが、ライたちの活躍によって失敗した。
禁法の代償とクロノアの手によって一時的に時間停止に陥っていたが、最終的には処刑された。
・インディ
パープリア男爵の右腕で、屋敷の執事長を務めていた。執事としての腕は高かったのだが、男爵と同じ精神汚染されたアトランティスの子孫だったがために、裏ではかなり悪事に手を染めていた。その他の子孫たちとのパイプ役でもあった。
男爵と同様に時間停止に陥ったのち、こちらも処刑されている。
由来はインディゴ(藍)。
・スノーフィールド公爵家
数代前の王弟によって生まれた一族。由緒正しきアイヴォリーの血筋である。
由来は雪原の英語。
・プラティナ・スノーフィールド
ロゼリアたちと同い年の銀髪の美しい女性。ハーフアップにした髪型がより気品さを際立たせている。
ロゼリアやペシエラと同じで、剣と魔法の両方を使いこなす魔法剣士型。
由来はプラチナ(白金)。
・スノーフィールド公爵
プラティナの父親でかなりの魔法の使い手。銀髪の男性である。
・ドール商会
マゼンダ商会が台頭する前から、王国の商業を牛耳っていたと言っても過言ではない大商会。鉱工業や繊維などを主に取り扱う。
由来はd'or(フランス語で金)。
・ロイエール・ドール
ドール商会の現商会長の息子。乙女ゲームの攻略対象。
勤勉家でまじめといった感じの男性で、家業を継ぐために必死に勉強をしている。ちょっと癖っけのある金髪である。
由来はイエロー。
・ブラッサ・ドール
ロイエールの姉。同じ金髪がふわふわした感じの髪型をしている。勉強しているものの、ロイエールよりも商業面では天性の才能を持つ。
平民の身でありながら、宰相の息子であるチークウッドの婚約者になっている。
由来はブラス(真鍮)。
・オーロ・ドール商会長
ロイエールとブラッサの父親。予想外にもやせ型の筋肉質という苦労人タイプ。金髪は短めで、口ひげは上に跳ねている。
商人としての才能は別格。マゼンダ商会の能力を早くから感知して、取り扱い分野の差別化で食い合いを避ける形を取った。
由来はoro(イタリア語で金)。
・カナリー・ドール
オーロの妻。美人。軽くウェーブした髪を持っているので、子どもの癖毛は母方の遺伝と思われる。
由来はカナリア。
・リード
ドール商会の抱える金属職人の一人。武器などの金属の鍛錬を主に行っている。
由来は鉛(lead)。
・グレイア
リードの娘で金属職人の見習い。その一方で剣術も習っている。勝気な性格のおてんば娘である。肩まであるストレートの暗い銀髪で釣り目。
由来は灰色のグレイ。
・モスグリネ王国
アイヴォリー王国の隣にある国で、いろいろと交流が盛んである。自然豊かな土地であり、林業や繊維業は国主導で行われるくらいである。
王都の名前はヴィフレアであり、これもフィンランド語で「緑」という意味である。
由来はモスグリーン。
・ペイル・モスグリネ
乙女ゲームの攻略対象で、緑色の短めの髪型をした俺様主義な王子。魔法は使えるが剣の方が得意である。
サンフレア学園には三年次までの期間限定で留学をしており、四年次に上がる頃には祖国に帰ってしまう。乙女ゲームではその三年次までをプレイするので、実質影響はない。
逆行前は強く芯を持った女性であったロゼリアに惚れており、その処刑によってアイヴォリー王国を恨み、戦争を仕掛けて滅亡させた。
基本的に強い女性を好むようで、逆行後はペシエラに心惹かれていた時期がある。結局はロゼリアを婚約者とする事で収まった。
由来はペイルグリーン。
・ダルグ・モスグリネ
モスグリネ王国の国王。つまりはペイルの父親。しっかりとした立派なおひげが生えている。裏表の少ない人物で、少し空気を読んでほしい。
由来はダークグリーン。
・ライム・モスグリネ
モスグリネ王国の王妃。つまりはペイルの母親。物腰柔らかい、実に王妃というイメージな人。
由来はライムグリーン。
・その他の主要人物
・ガレン
サンフレア学園の教師の一人で、普段は物腰の柔らかい教師を装っている。だが、その素の姿は意外とラフな感じである。髪は名前の由来通り赤茶けた色をしている。
それだけでも驚くところだが、実は精霊王オリジンであり、すべての精霊や妖精を束ねる立場に居る人物。とても博識。
由来はレンガ。
・ケットシー
モスグリネ王国で商業組合の組合長を務めている大きな猫。元はただの猫なのだが、幻獣化して二足歩行はするし、人間の言葉だってペラペラと喋れる。
とても気分屋で興味を持った事には結構ぐいぐいと首を突っ込んでくる。パープリアの残党狩りでは積極的に関わり、狡猾に罠に掛けて一網打尽にするという恐ろしい一面も持っている。
・キャノル
シアンに化けてロゼリアたちの命を狙った元暗殺者。魔法への認識阻害を働きかけるなど、実はアクアマリンでの事件の陰の功労者である。
一度、アイリスとは同じ仕事をこなした事がある。
性格自体はさばさばしており、仕事と割り切れば身の振り方もさっさと切り替えてしまう。
アイリスと同様に、スカートの中にはたくさんの暗器を隠し持っている。
由来はキャノーラ(菜花)。
こんなところでしょうか。
さて、次回からはついに乙女ゲーム最後のターンである三年次冬のお話に入ります。最後までぜひともお付き合い下さいませ。
・パープリア男爵家
本編の巨大暗躍組織である。時空を飛ばされてきたアトランティス大陸出身者のうち、デーモンハートによる精神汚染を受けた者の子孫のうちの一つである。現当主の先祖が、アイヴォリー王国の絡んだ戦いで偶然武勲を上げた事で爵位を賜ったのが起こりである。
由来はパープル(紫)。
・アイリス・パープリア → アイリス・コーラル
元々は薄い紫の髪をした少女で、パープリア男爵の長女である。シルヴァノやペイルたちの命を狙った魔物氾濫事件の主犯の一人だったが、ロゼリアとペシエラの恩情で罪に問われる事はなく生きながらえた。逆行前では、自分の起こした魔物氾濫が原因で死亡している。
生存を隠蔽するために、髪色を薄いピンクに変え、眼鏡もかけた状態に変装した。それからはアイリスの侍女を務めた後、頃合いを見てコーラル家養女となる。
実は、忘れ去られた神獣使いベル・フラウアードの子孫であり、神獣や幻獣はおろか、精霊や妖精、はては魔物までも従わせる事ができる。
また実家がきな臭い事をしていた経緯から、暗器を扱う事ができ、今もドレスの中には大量の暗器が隠されているらしい。
由来はアイリス(あやめ)。
・アメジスタ・パープリア
アイリスやヴィオレスの母親で毒の入った食事を与えられて、屋敷の中に幽閉されていた。
助け出された後は、マゼンダ商会の従業員として多忙な日々を送っている。
由来はアメジスト。
・ヴィオレス・パープリア → ヴィオレス・ノワール
アイリスの兄で、家の家業にまったく協力しなかった潔癖の人。アイリスの一年次に起きた襲撃事件をきっかけに家を飛び出した。
剣術の腕前が確かなために、騎士団に入団後、ノワール家の養子となる。
由来はヴァイオレット(紫)。
・パープリア男爵
名前不詳の極悪人。アイヴォリー王国に祖先の地を奪われた恨みを晴らすべく、裏で色々と画策していた。
最終的にはデーモンハートまで持ち出し、禁法を使ってまで王国を滅ぼそうとしたが、ライたちの活躍によって失敗した。
禁法の代償とクロノアの手によって一時的に時間停止に陥っていたが、最終的には処刑された。
・インディ
パープリア男爵の右腕で、屋敷の執事長を務めていた。執事としての腕は高かったのだが、男爵と同じ精神汚染されたアトランティスの子孫だったがために、裏ではかなり悪事に手を染めていた。その他の子孫たちとのパイプ役でもあった。
男爵と同様に時間停止に陥ったのち、こちらも処刑されている。
由来はインディゴ(藍)。
・スノーフィールド公爵家
数代前の王弟によって生まれた一族。由緒正しきアイヴォリーの血筋である。
由来は雪原の英語。
・プラティナ・スノーフィールド
ロゼリアたちと同い年の銀髪の美しい女性。ハーフアップにした髪型がより気品さを際立たせている。
ロゼリアやペシエラと同じで、剣と魔法の両方を使いこなす魔法剣士型。
由来はプラチナ(白金)。
・スノーフィールド公爵
プラティナの父親でかなりの魔法の使い手。銀髪の男性である。
・ドール商会
マゼンダ商会が台頭する前から、王国の商業を牛耳っていたと言っても過言ではない大商会。鉱工業や繊維などを主に取り扱う。
由来はd'or(フランス語で金)。
・ロイエール・ドール
ドール商会の現商会長の息子。乙女ゲームの攻略対象。
勤勉家でまじめといった感じの男性で、家業を継ぐために必死に勉強をしている。ちょっと癖っけのある金髪である。
由来はイエロー。
・ブラッサ・ドール
ロイエールの姉。同じ金髪がふわふわした感じの髪型をしている。勉強しているものの、ロイエールよりも商業面では天性の才能を持つ。
平民の身でありながら、宰相の息子であるチークウッドの婚約者になっている。
由来はブラス(真鍮)。
・オーロ・ドール商会長
ロイエールとブラッサの父親。予想外にもやせ型の筋肉質という苦労人タイプ。金髪は短めで、口ひげは上に跳ねている。
商人としての才能は別格。マゼンダ商会の能力を早くから感知して、取り扱い分野の差別化で食い合いを避ける形を取った。
由来はoro(イタリア語で金)。
・カナリー・ドール
オーロの妻。美人。軽くウェーブした髪を持っているので、子どもの癖毛は母方の遺伝と思われる。
由来はカナリア。
・リード
ドール商会の抱える金属職人の一人。武器などの金属の鍛錬を主に行っている。
由来は鉛(lead)。
・グレイア
リードの娘で金属職人の見習い。その一方で剣術も習っている。勝気な性格のおてんば娘である。肩まであるストレートの暗い銀髪で釣り目。
由来は灰色のグレイ。
・モスグリネ王国
アイヴォリー王国の隣にある国で、いろいろと交流が盛んである。自然豊かな土地であり、林業や繊維業は国主導で行われるくらいである。
王都の名前はヴィフレアであり、これもフィンランド語で「緑」という意味である。
由来はモスグリーン。
・ペイル・モスグリネ
乙女ゲームの攻略対象で、緑色の短めの髪型をした俺様主義な王子。魔法は使えるが剣の方が得意である。
サンフレア学園には三年次までの期間限定で留学をしており、四年次に上がる頃には祖国に帰ってしまう。乙女ゲームではその三年次までをプレイするので、実質影響はない。
逆行前は強く芯を持った女性であったロゼリアに惚れており、その処刑によってアイヴォリー王国を恨み、戦争を仕掛けて滅亡させた。
基本的に強い女性を好むようで、逆行後はペシエラに心惹かれていた時期がある。結局はロゼリアを婚約者とする事で収まった。
由来はペイルグリーン。
・ダルグ・モスグリネ
モスグリネ王国の国王。つまりはペイルの父親。しっかりとした立派なおひげが生えている。裏表の少ない人物で、少し空気を読んでほしい。
由来はダークグリーン。
・ライム・モスグリネ
モスグリネ王国の王妃。つまりはペイルの母親。物腰柔らかい、実に王妃というイメージな人。
由来はライムグリーン。
・その他の主要人物
・ガレン
サンフレア学園の教師の一人で、普段は物腰の柔らかい教師を装っている。だが、その素の姿は意外とラフな感じである。髪は名前の由来通り赤茶けた色をしている。
それだけでも驚くところだが、実は精霊王オリジンであり、すべての精霊や妖精を束ねる立場に居る人物。とても博識。
由来はレンガ。
・ケットシー
モスグリネ王国で商業組合の組合長を務めている大きな猫。元はただの猫なのだが、幻獣化して二足歩行はするし、人間の言葉だってペラペラと喋れる。
とても気分屋で興味を持った事には結構ぐいぐいと首を突っ込んでくる。パープリアの残党狩りでは積極的に関わり、狡猾に罠に掛けて一網打尽にするという恐ろしい一面も持っている。
・キャノル
シアンに化けてロゼリアたちの命を狙った元暗殺者。魔法への認識阻害を働きかけるなど、実はアクアマリンでの事件の陰の功労者である。
一度、アイリスとは同じ仕事をこなした事がある。
性格自体はさばさばしており、仕事と割り切れば身の振り方もさっさと切り替えてしまう。
アイリスと同様に、スカートの中にはたくさんの暗器を隠し持っている。
由来はキャノーラ(菜花)。
こんなところでしょうか。
さて、次回からはついに乙女ゲーム最後のターンである三年次冬のお話に入ります。最後までぜひともお付き合い下さいませ。
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