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第九章 大いなる秘密
番外編4 地名紹介
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アイヴォリー王国
物語の中心となる王国。東側の多くを海に面している土地ながら、北側には火山を備えた豪雪地帯もあったりと、割と忙しい地形をしている。
国王と女王という二王制を取っている珍しい国で、その理由は国王または女王だけだと、その王が早世してしまうという奇妙な事象に見舞われたためである。二王制となってからはそのような事は起こらなくなっている。
国名の由来はivory(象牙)。比較的白い色を基調とし、それでいて強さも兼ねる事から名付けられた。王家の姓としても使われ、王族の名前は白または透明に準ずる名前から取られている。
王都ハウライト
物語の中心の国の更に中心となる都市。街の中心から少し外れた場所には、生徒たちが通うサンフレア学園がある。
街のほぼ中心にアイヴォリー王城がそびえ、そこから貴族街、商業街と同心円状に広がり、四方それぞれに関所となる門が存在している。定番の異世界都市の形をしているが、防衛上の観点からすれば仕方のない形である。
ちなみに水路は、北のアクアマリン領から流れ込む形で街の北から入り、そこから貴族街との境界に沿って流れが分かれ、東西の街道にぶつかったところで王城の方向に流れている。南半分も同じようになっていて、南側の海へと流れて行くようになっている。
由来は宝石のハウライト。
サンフレア学園
ロゼリアやチェリシアたちの通う学園で、貴族であれば義務的に通う事になる学園。十三歳から六年間通う事になる。
あらゆる武術を習う武術科、あらゆる魔法を学ぶ魔法科、商人を目指す商業科、政治に携わる文官科という四つの科が存在している。希望があれば執事や侍女の技術などを学ぶ事も可能。ちなみにロゼリアたちは三人そろって魔法科に所属している。
能力とお金があれば、平民も入学可能なのだが、お金を納めるには貴族の後ろ盾がほぼ必須なので、学園に入れる平民はほぼ商家の子女に限られるのが現状である。
由来は太陽フレア。
シェリア
国内随一の広さを誇るコーラル領にある海に面した街。国内で生産される海水塩のすべてが生産されている。初期こそ魔法によって塩を抽出していたが、領内情勢が安定した頃から天日干しや沸騰による生産も始まった。
それ以外にも漁業が盛んで、天日干しやオイル漬けなども作られている。またオリーブオイルの産地もこの辺りである。
由来はshell(貝殻)。
カイス
コーラル領の高台地域にある村。シェリアからほぼ北の位置にあるが、途中にある崖のせいで交通が不便となっている。
異世界からの転移者たちのうち、アトランティスを起源とした者たちの子孫が住んでいるが、その昔にアトランティス帝国なる国が近くに存在した事による。
現在、奇跡の湖と呼ばれている場所はただの凹地であり、それこそがアトランティス帝国のなれの果てであった。
由来はスイカ。
シクラメア
コーラル領の近くにある宿場街。ロゼリアやチェリシアたちにはことごとく無視されていたが、王都から東側へ向かう時はほぼ毎度利用される事になる重要な地点である。
由来はシクラメン。
サファイア湖
アクアマリン領に存在する大きな湖で有名な避暑地。ケルピーが生息しているが、滅多に現れない。幻獣『蒼鱗魚』の住処でもあるので、その影響もあったのかも知れない。
モスグリネ王国
アイヴォリー王国の西側に存在する、自然豊かな国。精霊の森と呼ばれる神聖な場所があり、王族は代々王位継承のためにその場所を訪れる習わしがある。
チェリシアが遊んでいたゲームの中では、ペイルの肩書くらいでしか出てこない国ではあるが、ロゼリアとペシエラの逆行前ではアイヴォリーを滅ぼすほどの国力を持っていた。
由来はmoss green(苔の緑)。
ヴィフレア
モスグリネ王国の王都。ハウライトほどではないが、整備された街並みが王都らしさを出している。
街の中には味噌以外の大豆製品を作っている工房があり、チェリシアが狂ったように見学していた。
由来はvihrea(フィンランド語で緑)
地名に関してはこんなところですかね。
次回からはまた本編。
物語の中心となる王国。東側の多くを海に面している土地ながら、北側には火山を備えた豪雪地帯もあったりと、割と忙しい地形をしている。
国王と女王という二王制を取っている珍しい国で、その理由は国王または女王だけだと、その王が早世してしまうという奇妙な事象に見舞われたためである。二王制となってからはそのような事は起こらなくなっている。
国名の由来はivory(象牙)。比較的白い色を基調とし、それでいて強さも兼ねる事から名付けられた。王家の姓としても使われ、王族の名前は白または透明に準ずる名前から取られている。
王都ハウライト
物語の中心の国の更に中心となる都市。街の中心から少し外れた場所には、生徒たちが通うサンフレア学園がある。
街のほぼ中心にアイヴォリー王城がそびえ、そこから貴族街、商業街と同心円状に広がり、四方それぞれに関所となる門が存在している。定番の異世界都市の形をしているが、防衛上の観点からすれば仕方のない形である。
ちなみに水路は、北のアクアマリン領から流れ込む形で街の北から入り、そこから貴族街との境界に沿って流れが分かれ、東西の街道にぶつかったところで王城の方向に流れている。南半分も同じようになっていて、南側の海へと流れて行くようになっている。
由来は宝石のハウライト。
サンフレア学園
ロゼリアやチェリシアたちの通う学園で、貴族であれば義務的に通う事になる学園。十三歳から六年間通う事になる。
あらゆる武術を習う武術科、あらゆる魔法を学ぶ魔法科、商人を目指す商業科、政治に携わる文官科という四つの科が存在している。希望があれば執事や侍女の技術などを学ぶ事も可能。ちなみにロゼリアたちは三人そろって魔法科に所属している。
能力とお金があれば、平民も入学可能なのだが、お金を納めるには貴族の後ろ盾がほぼ必須なので、学園に入れる平民はほぼ商家の子女に限られるのが現状である。
由来は太陽フレア。
シェリア
国内随一の広さを誇るコーラル領にある海に面した街。国内で生産される海水塩のすべてが生産されている。初期こそ魔法によって塩を抽出していたが、領内情勢が安定した頃から天日干しや沸騰による生産も始まった。
それ以外にも漁業が盛んで、天日干しやオイル漬けなども作られている。またオリーブオイルの産地もこの辺りである。
由来はshell(貝殻)。
カイス
コーラル領の高台地域にある村。シェリアからほぼ北の位置にあるが、途中にある崖のせいで交通が不便となっている。
異世界からの転移者たちのうち、アトランティスを起源とした者たちの子孫が住んでいるが、その昔にアトランティス帝国なる国が近くに存在した事による。
現在、奇跡の湖と呼ばれている場所はただの凹地であり、それこそがアトランティス帝国のなれの果てであった。
由来はスイカ。
シクラメア
コーラル領の近くにある宿場街。ロゼリアやチェリシアたちにはことごとく無視されていたが、王都から東側へ向かう時はほぼ毎度利用される事になる重要な地点である。
由来はシクラメン。
サファイア湖
アクアマリン領に存在する大きな湖で有名な避暑地。ケルピーが生息しているが、滅多に現れない。幻獣『蒼鱗魚』の住処でもあるので、その影響もあったのかも知れない。
モスグリネ王国
アイヴォリー王国の西側に存在する、自然豊かな国。精霊の森と呼ばれる神聖な場所があり、王族は代々王位継承のためにその場所を訪れる習わしがある。
チェリシアが遊んでいたゲームの中では、ペイルの肩書くらいでしか出てこない国ではあるが、ロゼリアとペシエラの逆行前ではアイヴォリーを滅ぼすほどの国力を持っていた。
由来はmoss green(苔の緑)。
ヴィフレア
モスグリネ王国の王都。ハウライトほどではないが、整備された街並みが王都らしさを出している。
街の中には味噌以外の大豆製品を作っている工房があり、チェリシアが狂ったように見学していた。
由来はvihrea(フィンランド語で緑)
地名に関してはこんなところですかね。
次回からはまた本編。
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