逆行令嬢と転生ヒロイン

第二章 ロゼリアとチェリシア

キャラクター紹介その１

マゼンダ侯爵家
　王都から程近い領地を治める一大貴族。産業は農耕がメインで、特にフルーツ系の生産が盛ん。
　ワインをはじめとしたお酒の生産も行われている。
　血筋のキャラは赤系の名前。

ロゼリア・マゼンダ
　メイン主人公。八歳。
　わがままではないが、素直すぎるのか、言葉がきつくなりがちな少女。
　炎と闇に適性の高いマゼンダ侯爵家の長女だが、適性外の魔法も使いこなす高い素質を持つ。そのせいか、巻き戻りで八歳であるにも関わらず、強力な魔法を使いこなす事ができる。

　由来）ロゼ、ローズ

カーマイル・マゼンダ
　ロゼリアの四つ上の兄。十二歳の誕生日前。
　優秀ではあるものの、妹のロゼリアがさらに優秀なので、比較され続けた事で、前時間軸では卑屈になってしまった。
　この事がマゼンダ侯爵家を裏切る結果となり、王国が滅亡するきっかけとなった。

　由来）カーマイン

ヴァミリオ・マゼンダ
　現当主。ロゼリアとカーマイルの父。
　優秀な文官で武人だが、今は領地経営の書類と戦う日々。

　由来）ヴァーミリオン

レドリス・マゼンダ
　マゼンダ侯爵夫人。つまりはロゼリアとカーマイルの母。
　お淑やかで気が強いが、場の空気で態度を変化させられる器用な人。

　由来）レッド

シアン・アクアマリン
　アクアマリン子爵家の令嬢だった、ロゼリア付きのメイド。年は不詳だが、三～四十にはなるのではなかろうか。

　由来）シアン

リモス
　マゼンダ侯爵家の王都邸の執事長。生真面目。

　由来）レモン、リモーネ

ハイビス
　ヴァミリオ付きの執事で補佐を務める。侯爵領と王都の執事長の更に上の立場。

　由来）ハイビスカス



コーラル子爵家
　山と海に囲まれた。なかなか厳しい環境の領地を治める。
　領都ではないが、シェリアが比較的安定した気候で、中心的な街となっている。
　名前はピンク系の色から。

チェリシア・コーラル
　前時間軸で、ロゼリアを罠に嵌めた令嬢。
　巻き戻りの時間軸では異世界からの転生者の魂が宿っている。前世の名前は不明だが、二十歳過ぎまでは生きていた模様。
　家庭菜園をしていたり、料理に没頭していたらしく、その辺りの知識は豊富。

　由来）チェリー、チェリーブロッサム

ペシエラ・コーラル
　前時間軸でのチェリシアその人。
　巻き戻りでは、本来の体が他人に奪われたので、辻褄合わせで誕生した人物。
　甘やかされていたのか、お小言を言うロゼリアを一方的に嫌っていた。その結果が、ロゼリアを罠に嵌めて処刑させるというもの。だが、これが引き金となって周辺国に攻め入られた結果、王国は滅ぶ事となった。

　由来）ピーチ、ペッシュ

プラウス・コーラル
　コーラル子爵。チェリシアたちの父。
　貧乏な子爵領を何とかしようと努力している苦労人。

　由来）プラム

サルモア・コーラル
　コーラル子爵夫人。チェリシアたちの母。

　由来）サーモン



　第一回の人物紹介はここまで