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第一章 転生アンマリア
第34話 な、内緒ですからね!
しおりを挟む「……ん、俺の研究か?」
「そうそう!」
それはつまり俺の観察日記を書くと言うことか?
「まあ、いいけど。じゃあ律はどうする?」
「……僕は春樹を研究するから」
「えっ、それって俺だけタマの研究ってこと?」
思わず二人の方を向いた。
すると二人ともポカンとした表情をしていた。
「ん? オレは気にしないけど、もしアオが気にするなら律の研究でもすればいいだろ。なあ律」
「うん」
律の言葉がきっかけになった。
別にタマにこだわっているわけでもないし、こうなったら幼なじみたちを徹底的に研究してやろう。
はるちゃんに「じゃあ俺も律の研究する」と伝えると、満面の笑顔がかえってきた。
「よし! それじゃあアオに質問なっ!!」
好きな食べ物に趣味。
そういった俺の好みを、確かめるようにはるちゃんが質問していく。
自分でも知らなかった癖を言い当てられたのはビックリした。
そしてはるちゃんだけでなく律も把握していたらしい。
というか律の方がよく知っていたほどだ。
「あとは、身長と体重だな!」
「たぶん140と30だっけ」
「……蒼翔、嘘はダメ。139と28だった」
思い出しながら答えた俺に、律が声を上げる。
「いやいや何で知ってるんだよ?!」
「律はアオのことよく見てるもんな~」
はるちゃんは口の端をぺろっと舌でなめると、その情報をノートに記入していった。
すでに片面のすべてが文字で埋め尽くされている。
ノートの左下から右上へはるちゃんの手が動いていく。
「よし!」
と、はるちゃんが鉛筆を机に置いた。
「じゃあアオ、服ぬいで?」
なんで、と視線で問いかければ答えてくれる。
「アオの絵を描くからだけど」
「……蒼翔の研究を紙に書くなら、絵は必要」
「いやいや、なんで裸じゃないとダメなんだよ」
堪えきれずに笑うと二人は顔を見合わせる。
よくいがみ合ったりするくせに、こういうときは息がぴったりだなぁ。
「その方がアオのことをよく知れるだろ?」
……言ったな?
「じゃあはるちゃんも律の研究で服ぬげよ」
「もちろん!!」
予想とは違って躊躇なく言い切るはるちゃん。
数秒くらいは迷うものだと思っていたんだけど。
と、そこではるちゃんが律にこっそり何か伝えたことを思い出した。
そして愕然とする。
……まさかはるちゃん、いままでのことって全部計算済みなのか?
嫌な予感がして、おそるおそる律に問いかける。
はるちゃんはともかく、律はこういうのが苦手なはずだ。
水泳とか、お風呂でもいつも身体を隠しているし、律も恥ずかしいからと呟いていた。
「なあ、もしかして律も俺の研究するとき服、ぬぐのか?」
はるちゃんがお菓子をつまむのをやめて律に注目する。
その表情はニヤニヤとしていて、面白がっているようにみえた。
筆箱の上に鉛筆をころがして、律はキッとはるちゃんのことを睨む。
そして一度だけ視線をさまよわせたあと上目遣いでこちらを見た。
そのまま数秒くらい沈黙してから、ためらうように口を開いた。
「蒼翔になら、何されたっていい」
口を閉じると耳を赤く染めた。
「そ、そうか」
なんだか俺まで恥ずかしくなってきた。
はるちゃんが真っ赤になった律をからかってすごく怒られている。
「アオ、俺たちもぬぐんだから、いいよな!」
「……わかったよ」
そうして俺は服をぬいでいった。
パンツだけの姿になった俺に、はるちゃんは言い募った。
「パンツも!!」
いやいや、うそだよな?
「……はるちゃんが先にぬげよ」
「おう」
さすがに冗談だよな、と思っていたら、はるちゃんは迷いなく服をぬいでいった。
たまらず律に話しかけた。
「なぁ律。はるちゃん本当にぬいだんだけど、どうしたらいいと思う?」
「蒼翔もぬげばいいと思う」
律も乗り気か!
思わず天を仰いだ。
「ほらアオ、ぬぎ終わった!」
そうしてはるちゃんが見せてきたのは、スポーツをして適度に筋肉のついた身体だった。
その日焼けのあとから、普段ノースリーブのシャツを着ていることがわかった。
「ほれほれ」
はるちゃんは腰をふって、ブラブラとちんこを揺らしている。
皮が半分むけているからピンク色の亀頭が露出している。
恥ずかしくないのか。うん、そういう性格じゃなかったな。
「……春樹は動かないで」
「おう!」
律がはるちゃんに近づいていく。
その片手にはメジャーがあった。
そっと下からすくい上げるようにして、ちんこを測りはじめる。
「……それ、自由研究にも書くのかよ?」
「……そんなわけない、と思う」
「え、二人とも書かないのか?!」
はるちゃんは常識を一から学び直せばいいと思う。
「……長さが5センチで、周りが6.5センチ」
律はそう口にしながら、紙に書いていった。
「じゃあ次」
そうしてちんこの皮が根元までおろされる。
先端のふくらみにさしかかると、ペロンとめくれた。
「……皮はむけてる、と」
好奇心があったのか、まるで「へぇ、他の人のはこんな感じなんだ」という表情をしている。
俺は律がしていることを黙って眺めていることしかできなかった。
「ふふん」
律はこれを二度、三度とはるちゃんが勃起するまで続けた。
「10センチ」
「じゃあ次アオの番な!」
「……わかった」
俺は二人ともやめる気がないのを確認して観念した。
パンツをぬいだ。
「そうそう!」
それはつまり俺の観察日記を書くと言うことか?
「まあ、いいけど。じゃあ律はどうする?」
「……僕は春樹を研究するから」
「えっ、それって俺だけタマの研究ってこと?」
思わず二人の方を向いた。
すると二人ともポカンとした表情をしていた。
「ん? オレは気にしないけど、もしアオが気にするなら律の研究でもすればいいだろ。なあ律」
「うん」
律の言葉がきっかけになった。
別にタマにこだわっているわけでもないし、こうなったら幼なじみたちを徹底的に研究してやろう。
はるちゃんに「じゃあ俺も律の研究する」と伝えると、満面の笑顔がかえってきた。
「よし! それじゃあアオに質問なっ!!」
好きな食べ物に趣味。
そういった俺の好みを、確かめるようにはるちゃんが質問していく。
自分でも知らなかった癖を言い当てられたのはビックリした。
そしてはるちゃんだけでなく律も把握していたらしい。
というか律の方がよく知っていたほどだ。
「あとは、身長と体重だな!」
「たぶん140と30だっけ」
「……蒼翔、嘘はダメ。139と28だった」
思い出しながら答えた俺に、律が声を上げる。
「いやいや何で知ってるんだよ?!」
「律はアオのことよく見てるもんな~」
はるちゃんは口の端をぺろっと舌でなめると、その情報をノートに記入していった。
すでに片面のすべてが文字で埋め尽くされている。
ノートの左下から右上へはるちゃんの手が動いていく。
「よし!」
と、はるちゃんが鉛筆を机に置いた。
「じゃあアオ、服ぬいで?」
なんで、と視線で問いかければ答えてくれる。
「アオの絵を描くからだけど」
「……蒼翔の研究を紙に書くなら、絵は必要」
「いやいや、なんで裸じゃないとダメなんだよ」
堪えきれずに笑うと二人は顔を見合わせる。
よくいがみ合ったりするくせに、こういうときは息がぴったりだなぁ。
「その方がアオのことをよく知れるだろ?」
……言ったな?
「じゃあはるちゃんも律の研究で服ぬげよ」
「もちろん!!」
予想とは違って躊躇なく言い切るはるちゃん。
数秒くらいは迷うものだと思っていたんだけど。
と、そこではるちゃんが律にこっそり何か伝えたことを思い出した。
そして愕然とする。
……まさかはるちゃん、いままでのことって全部計算済みなのか?
嫌な予感がして、おそるおそる律に問いかける。
はるちゃんはともかく、律はこういうのが苦手なはずだ。
水泳とか、お風呂でもいつも身体を隠しているし、律も恥ずかしいからと呟いていた。
「なあ、もしかして律も俺の研究するとき服、ぬぐのか?」
はるちゃんがお菓子をつまむのをやめて律に注目する。
その表情はニヤニヤとしていて、面白がっているようにみえた。
筆箱の上に鉛筆をころがして、律はキッとはるちゃんのことを睨む。
そして一度だけ視線をさまよわせたあと上目遣いでこちらを見た。
そのまま数秒くらい沈黙してから、ためらうように口を開いた。
「蒼翔になら、何されたっていい」
口を閉じると耳を赤く染めた。
「そ、そうか」
なんだか俺まで恥ずかしくなってきた。
はるちゃんが真っ赤になった律をからかってすごく怒られている。
「アオ、俺たちもぬぐんだから、いいよな!」
「……わかったよ」
そうして俺は服をぬいでいった。
パンツだけの姿になった俺に、はるちゃんは言い募った。
「パンツも!!」
いやいや、うそだよな?
「……はるちゃんが先にぬげよ」
「おう」
さすがに冗談だよな、と思っていたら、はるちゃんは迷いなく服をぬいでいった。
たまらず律に話しかけた。
「なぁ律。はるちゃん本当にぬいだんだけど、どうしたらいいと思う?」
「蒼翔もぬげばいいと思う」
律も乗り気か!
思わず天を仰いだ。
「ほらアオ、ぬぎ終わった!」
そうしてはるちゃんが見せてきたのは、スポーツをして適度に筋肉のついた身体だった。
その日焼けのあとから、普段ノースリーブのシャツを着ていることがわかった。
「ほれほれ」
はるちゃんは腰をふって、ブラブラとちんこを揺らしている。
皮が半分むけているからピンク色の亀頭が露出している。
恥ずかしくないのか。うん、そういう性格じゃなかったな。
「……春樹は動かないで」
「おう!」
律がはるちゃんに近づいていく。
その片手にはメジャーがあった。
そっと下からすくい上げるようにして、ちんこを測りはじめる。
「……それ、自由研究にも書くのかよ?」
「……そんなわけない、と思う」
「え、二人とも書かないのか?!」
はるちゃんは常識を一から学び直せばいいと思う。
「……長さが5センチで、周りが6.5センチ」
律はそう口にしながら、紙に書いていった。
「じゃあ次」
そうしてちんこの皮が根元までおろされる。
先端のふくらみにさしかかると、ペロンとめくれた。
「……皮はむけてる、と」
好奇心があったのか、まるで「へぇ、他の人のはこんな感じなんだ」という表情をしている。
俺は律がしていることを黙って眺めていることしかできなかった。
「ふふん」
律はこれを二度、三度とはるちゃんが勃起するまで続けた。
「10センチ」
「じゃあ次アオの番な!」
「……わかった」
俺は二人ともやめる気がないのを確認して観念した。
パンツをぬいだ。
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