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ダンダリオ魔道王国編
【閑話】黒獅子は喉を鳴らす
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それは、本当に偶然だったんだ。
俺は獅子王天下…この国の王太子だ。
ほんの数日まで俺はある意味死んでいた。
それを助けてくれたのが神の愛し子様であるチーちゃんだ。
チーちゃんは可愛い…そして、弟の嫁になった子なんだから俺の妹になったと言ってもいいだろう?まあ、それは俺を助ける為の嘘だった訳だが…未だにちょっと男の子だと思えない…こんな可愛い姫なのに…。
そんなチーちゃんが我が国の最大の危機を祓ってくれ、そして我が国から姫君として帰るので、婚姻の契約書を水に流す式をする事になって、弟の唯はちょっと落ち込んでる。
そんな宴が終わり…俺は母の部屋に見舞いに行き、王子宮を通って自分の宮である王太子宮へ戻る途中だったんだ。
黒いローブ姿の2人組が何かを黒い布で巻いて運んでいたんだ!
黒い布の端っこに白いレースと華奢な靴を履いた足が見えていた!
俺は急いで後を追いかけて、その2人組が何かを唱え魔法陣が展開するのを見たんだ。
そして、そこに飛び込んだ2人の後を俺も魔法陣が消える前に飛び込んだ!
そして、一瞬気が遠くなって…気が付いたら獣王王国から離れた場所に転移していた。
辺りに人の気配はない…不味い!
ここで見失ってしまったら…!
焦り出した俺の鼻に微かに香る香水の残り香がした!
この香りはチーちゃんに唯が贈る為にわざわざ俺を付き合わせて香水屋まで行って買って来た香水!獣王王国だけにしか無い香水の香りで、チーちゃんの為に唯が悩んで悩んで買った香水の香りだ!!
俺は血の気が下がって行くのを感じた!この香りを身に纏っているのなら攫われたのは1人しかいない!
俺は香りを頼りにチーちゃんを追ったんだ!
必ず助ける!
俺を、そして我が国を…何より獣人達に希望の言葉をくれた可愛い人…!
世界に繁栄と混乱をもたらす神の愛し子様であるのに、誰かの為に一生懸命に動き、そして涙する人…。
例え敵であっても…その綺麗な黒い瞳からポロポロと水晶の様な涙を零すチーちゃんを見た時、俺はこの子を守りたいと心から思ったんだ。
どんな命も貪欲に守る!そう言ったチーちゃんの言葉は…獣人にとってどれだけ嬉しかったか…!
獣人はいつも他種族から人とは見られない…獣だと言われる。
確かに獣の姿にもなる俺達だが、俺達には思考する力があるし感情もある!
人と全く同じ様に生きているのに、人族も他の種族達も俺達を人間とは認めない。
認め無いから獣人は奴隷にしてもいいと言う奴隷商人の言葉に怒りで何度潰したか!
潰しても潰しても、別の奴隷商人がやって来て獣人の子供を攫い奴隷にしていく…。
俺達は、ある意味人族にはもう諦めの気持ちが大きかった!
人族の全てがそうでは無いと言ってはいても、人族に対して諦めていたんだ!
どうせ話しても理解されない…理解してくれない…と諦めて来た。
そんな中で俺達を救う為に動いてくれた人達がたくさんいる事に、しかも国の上の人達が関わり動いた事に驚いていた!
獣人の子供は可愛い可愛いと言いながら子供を見ると頭を撫でに走るチーちゃん。
叔父貴の息子を本当に愛しそうに眺めて笑うチーちゃん。
そのチーちゃんと同じ様に可愛い可愛いと言って愛しそうに撫でる侯爵夫人や同行して来た侍女もチーちゃんと一緒だった。
俺達には衝撃的な光景だったんだ。
人が獣人を可愛いと言う事もそうだが、敵の首魁に向かって獣人の方がカッコいいと断言するチーちゃんも衝撃的だった!
俺から見ても敵の魔族の王子は綺麗な顔をしていた。
人族は綺麗な顔に弱い…あんな綺麗な男にチーちゃんは言ったのだ!
「唯殿下の方がカッコいいもん!大人だったら天下兄ちゃんの方が断然カッコいいもん!もっと大人だったら獣王様や初代様の方が渋くてカッコいいもん!!」
この言葉がどれだけ嬉しかったか!
獣王王家の男達が思わずニヤけたのだから!
この後、弟の宙が悔しそうに言っていた…。
「僕も鍛える!腹を6つに割ってやる!!」
そう言っていたから俺と唯は笑って宙を応援した。
いつも…嬉しい事を言ってくれるチーちゃん…必ず!守る!
俺は微かに残る香りを追って走り出した。
そして、小さな村の1軒しかない宿屋の部屋のベッドの上にひとり座っているチーちゃんを発見したんだ!
無事な姿に安堵した…しかし、その華奢な首に嵌められた首輪を見た時!怒りで我を失いかけた!!
あの首輪は隷属の首輪!!
あんな下劣な物を俺達の大事なチーちゃんに着けるなんて!怒りで目の前が赤く染まりそうになった俺を窓越しに見たチーちゃんは、にっこり笑顔で出迎えたんだ。
「天下兄ちゃん!来てくれたの?」
「チーちゃん!」
「エヘヘ…攫われちゃった…心配掛けてごめんなさい!」
「チーちゃん首の…。」
「ああ…これね!僕も最初落ち込んだけど…僕には効かないんだよ!だって絶対防御のスキルがあるんだ~!神様に感謝だね!」
思わず脱力したさ…。
そしてチーちゃんは笑顔で言うんだ。
「あのね、あのね、兄ちゃん僕を助けるの…ちょっと待って欲しいんだ!」
「!!…チーちゃんでも!」
「もうすぐ戻って来る…僕の誘拐犯人…僕と同じなんだ…黒髪、黒目…きっと落ち人なんだと思うんだ…。」
「!!」
「だから、しばらく隷属されてるフリをして観察したいんだ…。」
「…でも、チーちゃんから離れるのは…守るのに近くに居れないのは困る。」
「う~ん…あ!兄ちゃんは獅子の姿になれるよね?」
「ああ…もちろん!黒獅子になる。」
「じゃあ、黒獅子になって!そして、この魔道具で小さくなるんだ!そしたら黒猫っぽくして僕の側にいたら大丈夫だよ!」
「黒猫…分かった…やってみよう。」
黒獅子になってチーちゃんから借りた魔道具で猫の大きさまで小さくなった!!
「うわぁ~可愛い!!ふかふかだぁ~!!」
『よし…これでチーちゃんの側にいるが…もう限界って思ったら俺に言うんだよ、チーちゃん。』
「うん!…ごめんね…ワガママ言って…。」
『大丈夫だ、チーちゃんの事は俺が守る!』
「うん!よろしくお願いします!」
こうして俺はチーちゃんの膝の上で寝てるフリしている。
しかし、無意識なのかチーちゃんが俺を撫でるのが獣人の気持ちいい場所を的確について来るので…ついついゴロゴロと喉を鳴らしてしまいそうで…不味い…!
そんな中、誘拐犯達が部屋へ戻って来た!
チーちゃんが言う通り黒髪、黒目だ!この世界では珍しい色だ…。
「あれ?黒猫がいる??いつの間に入ったんだ?」
「本当だ…可愛い…異世界にも猫がいるんだ…。」
誘拐犯の女の子の方が俺の頭を撫でようと手を伸ばして来た!
俺は咄嗟にシャーーーって威嚇音を出した!!
「キャッ!!…怒ってる…触られたくないのか…残念…。」
俺の頭を撫でたいなんて100万年早いわ!って心の中で思ったさ!
次の日も宿から移動しない誘拐犯達に疑問に思いながらチーちゃんの膝の上にいる。
時々、誘拐犯達がご飯を食べに外へ出る時、チーちゃんが自分のインベントリから食事や飲み物を出してくれて飲み食いしたが…あの誘拐犯達はチーちゃんには何も食べさせないし水も飲ませない!どうも、忘れているみたいなのだが…それに沸々と怒りが込み上げる!
人を人扱いしない連中にいつまで付き合うのか…チーちゃんを見上げるとチーちゃんは優しく俺を撫でる…ついつい気持ち良くなってゴロゴロ喉が鳴って…はっ!とする!
緊張を解いてはダメなのに!なんて撫でるのが上手なんだチーちゃん!!
そういえば唯が言っていた…チーちゃんは天然小悪魔ちゃんを搭載していると…。
セバスチャンも言っていた…天然は最強だと!
俺の怒りの波動を受けるとチーちゃんは俺を絶妙な手触りで撫でる…。
そして、もうちょっとソコ…もうちょいココって感じで撫でるんだ!
俺は、これが天然小悪魔ちゃんの威力!!って感じながらチーちゃんの膝の上に佇む。
『ゴロゴロゴロゴロ……ハ( ゚д゚)!』
これを繰り返しながら…。
本編に続く…。
お気に入り、お読み頂きありがとうございます!
次回更新は今夜かな…。
台風接近中です!皆様十分気を付けて下さいね!!
俺は獅子王天下…この国の王太子だ。
ほんの数日まで俺はある意味死んでいた。
それを助けてくれたのが神の愛し子様であるチーちゃんだ。
チーちゃんは可愛い…そして、弟の嫁になった子なんだから俺の妹になったと言ってもいいだろう?まあ、それは俺を助ける為の嘘だった訳だが…未だにちょっと男の子だと思えない…こんな可愛い姫なのに…。
そんなチーちゃんが我が国の最大の危機を祓ってくれ、そして我が国から姫君として帰るので、婚姻の契約書を水に流す式をする事になって、弟の唯はちょっと落ち込んでる。
そんな宴が終わり…俺は母の部屋に見舞いに行き、王子宮を通って自分の宮である王太子宮へ戻る途中だったんだ。
黒いローブ姿の2人組が何かを黒い布で巻いて運んでいたんだ!
黒い布の端っこに白いレースと華奢な靴を履いた足が見えていた!
俺は急いで後を追いかけて、その2人組が何かを唱え魔法陣が展開するのを見たんだ。
そして、そこに飛び込んだ2人の後を俺も魔法陣が消える前に飛び込んだ!
そして、一瞬気が遠くなって…気が付いたら獣王王国から離れた場所に転移していた。
辺りに人の気配はない…不味い!
ここで見失ってしまったら…!
焦り出した俺の鼻に微かに香る香水の残り香がした!
この香りはチーちゃんに唯が贈る為にわざわざ俺を付き合わせて香水屋まで行って買って来た香水!獣王王国だけにしか無い香水の香りで、チーちゃんの為に唯が悩んで悩んで買った香水の香りだ!!
俺は血の気が下がって行くのを感じた!この香りを身に纏っているのなら攫われたのは1人しかいない!
俺は香りを頼りにチーちゃんを追ったんだ!
必ず助ける!
俺を、そして我が国を…何より獣人達に希望の言葉をくれた可愛い人…!
世界に繁栄と混乱をもたらす神の愛し子様であるのに、誰かの為に一生懸命に動き、そして涙する人…。
例え敵であっても…その綺麗な黒い瞳からポロポロと水晶の様な涙を零すチーちゃんを見た時、俺はこの子を守りたいと心から思ったんだ。
どんな命も貪欲に守る!そう言ったチーちゃんの言葉は…獣人にとってどれだけ嬉しかったか…!
獣人はいつも他種族から人とは見られない…獣だと言われる。
確かに獣の姿にもなる俺達だが、俺達には思考する力があるし感情もある!
人と全く同じ様に生きているのに、人族も他の種族達も俺達を人間とは認めない。
認め無いから獣人は奴隷にしてもいいと言う奴隷商人の言葉に怒りで何度潰したか!
潰しても潰しても、別の奴隷商人がやって来て獣人の子供を攫い奴隷にしていく…。
俺達は、ある意味人族にはもう諦めの気持ちが大きかった!
人族の全てがそうでは無いと言ってはいても、人族に対して諦めていたんだ!
どうせ話しても理解されない…理解してくれない…と諦めて来た。
そんな中で俺達を救う為に動いてくれた人達がたくさんいる事に、しかも国の上の人達が関わり動いた事に驚いていた!
獣人の子供は可愛い可愛いと言いながら子供を見ると頭を撫でに走るチーちゃん。
叔父貴の息子を本当に愛しそうに眺めて笑うチーちゃん。
そのチーちゃんと同じ様に可愛い可愛いと言って愛しそうに撫でる侯爵夫人や同行して来た侍女もチーちゃんと一緒だった。
俺達には衝撃的な光景だったんだ。
人が獣人を可愛いと言う事もそうだが、敵の首魁に向かって獣人の方がカッコいいと断言するチーちゃんも衝撃的だった!
俺から見ても敵の魔族の王子は綺麗な顔をしていた。
人族は綺麗な顔に弱い…あんな綺麗な男にチーちゃんは言ったのだ!
「唯殿下の方がカッコいいもん!大人だったら天下兄ちゃんの方が断然カッコいいもん!もっと大人だったら獣王様や初代様の方が渋くてカッコいいもん!!」
この言葉がどれだけ嬉しかったか!
獣王王家の男達が思わずニヤけたのだから!
この後、弟の宙が悔しそうに言っていた…。
「僕も鍛える!腹を6つに割ってやる!!」
そう言っていたから俺と唯は笑って宙を応援した。
いつも…嬉しい事を言ってくれるチーちゃん…必ず!守る!
俺は微かに残る香りを追って走り出した。
そして、小さな村の1軒しかない宿屋の部屋のベッドの上にひとり座っているチーちゃんを発見したんだ!
無事な姿に安堵した…しかし、その華奢な首に嵌められた首輪を見た時!怒りで我を失いかけた!!
あの首輪は隷属の首輪!!
あんな下劣な物を俺達の大事なチーちゃんに着けるなんて!怒りで目の前が赤く染まりそうになった俺を窓越しに見たチーちゃんは、にっこり笑顔で出迎えたんだ。
「天下兄ちゃん!来てくれたの?」
「チーちゃん!」
「エヘヘ…攫われちゃった…心配掛けてごめんなさい!」
「チーちゃん首の…。」
「ああ…これね!僕も最初落ち込んだけど…僕には効かないんだよ!だって絶対防御のスキルがあるんだ~!神様に感謝だね!」
思わず脱力したさ…。
そしてチーちゃんは笑顔で言うんだ。
「あのね、あのね、兄ちゃん僕を助けるの…ちょっと待って欲しいんだ!」
「!!…チーちゃんでも!」
「もうすぐ戻って来る…僕の誘拐犯人…僕と同じなんだ…黒髪、黒目…きっと落ち人なんだと思うんだ…。」
「!!」
「だから、しばらく隷属されてるフリをして観察したいんだ…。」
「…でも、チーちゃんから離れるのは…守るのに近くに居れないのは困る。」
「う~ん…あ!兄ちゃんは獅子の姿になれるよね?」
「ああ…もちろん!黒獅子になる。」
「じゃあ、黒獅子になって!そして、この魔道具で小さくなるんだ!そしたら黒猫っぽくして僕の側にいたら大丈夫だよ!」
「黒猫…分かった…やってみよう。」
黒獅子になってチーちゃんから借りた魔道具で猫の大きさまで小さくなった!!
「うわぁ~可愛い!!ふかふかだぁ~!!」
『よし…これでチーちゃんの側にいるが…もう限界って思ったら俺に言うんだよ、チーちゃん。』
「うん!…ごめんね…ワガママ言って…。」
『大丈夫だ、チーちゃんの事は俺が守る!』
「うん!よろしくお願いします!」
こうして俺はチーちゃんの膝の上で寝てるフリしている。
しかし、無意識なのかチーちゃんが俺を撫でるのが獣人の気持ちいい場所を的確について来るので…ついついゴロゴロと喉を鳴らしてしまいそうで…不味い…!
そんな中、誘拐犯達が部屋へ戻って来た!
チーちゃんが言う通り黒髪、黒目だ!この世界では珍しい色だ…。
「あれ?黒猫がいる??いつの間に入ったんだ?」
「本当だ…可愛い…異世界にも猫がいるんだ…。」
誘拐犯の女の子の方が俺の頭を撫でようと手を伸ばして来た!
俺は咄嗟にシャーーーって威嚇音を出した!!
「キャッ!!…怒ってる…触られたくないのか…残念…。」
俺の頭を撫でたいなんて100万年早いわ!って心の中で思ったさ!
次の日も宿から移動しない誘拐犯達に疑問に思いながらチーちゃんの膝の上にいる。
時々、誘拐犯達がご飯を食べに外へ出る時、チーちゃんが自分のインベントリから食事や飲み物を出してくれて飲み食いしたが…あの誘拐犯達はチーちゃんには何も食べさせないし水も飲ませない!どうも、忘れているみたいなのだが…それに沸々と怒りが込み上げる!
人を人扱いしない連中にいつまで付き合うのか…チーちゃんを見上げるとチーちゃんは優しく俺を撫でる…ついつい気持ち良くなってゴロゴロ喉が鳴って…はっ!とする!
緊張を解いてはダメなのに!なんて撫でるのが上手なんだチーちゃん!!
そういえば唯が言っていた…チーちゃんは天然小悪魔ちゃんを搭載していると…。
セバスチャンも言っていた…天然は最強だと!
俺の怒りの波動を受けるとチーちゃんは俺を絶妙な手触りで撫でる…。
そして、もうちょっとソコ…もうちょいココって感じで撫でるんだ!
俺は、これが天然小悪魔ちゃんの威力!!って感じながらチーちゃんの膝の上に佇む。
『ゴロゴロゴロゴロ……ハ( ゚д゚)!』
これを繰り返しながら…。
本編に続く…。
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