170 / 207
動く水軍
しおりを挟む
ギン達はウィルが操舵する船でブロッス帝国の補給拠点がある小島を目指して航行していた。
「このまま、何もなければ補給拠点を無効化する。奴らの補給を絶てればプレツへの侵攻は難しくなるな」
「ええ、現在の戦いですら物資の補給が途切れれば大軍を連れているフィファーナ将軍はその維持が難しくなり、プレツ軍やエイム殿達が戦いやすくなるでしょうな」
ギン達が勝利への道筋が見えてきたことを話しているとウィルが口を挟む。
「おい、お前ら、何もなければなんていうけどさ、海を甘く見ちゃいけねえよ」
「私もこればかりは兄に賛同します。今、急に天候が変わると私達が助かる可能性は低くなります」
「そうそう、それにお前ら、万一水軍に見つかったらどうするんだ?」
ウィル、ミニル共に海、ひいては自然の恐ろしさを訴えると共に、水軍に発見されるという最悪の事態に対しどうするかの疑問をギン達にぶつける。
「一応俺達は警戒区域から離れて迂回しているからそう簡単には見つからないと思うが、島に近づくと見つかる可能性は高まると思っている」
「だから、そうなった時にどうするかをこっちは聞いてんだよ!」
「この船は小回りが利くようだな」
「それがどうしたんだよ?」
ウィルの疑問に対しギンが返事を返す。
「奴らの船は大きく、この大きさの船を捉えるのは難しいとみている。振り切って陸地におびき寄せれば俺達がどうにかする」
「正気か⁉お前!相手は帝国軍だぞお前らだけで勝てるのか?」
「水軍相手だと海の上で戦うのは厳しいだろう、だが陸地なら俺達ならば戦える」
「おいおい、いくらあんたらが強くても無謀すぎるだろう」
ギンとウィルがそれぞれの意見を話している頃、ブロッス帝国の水軍のもとに情報が入っていた。
「隊長!申し上げます!」
「どうした?」
「先程フィファーナ将軍の使者より周囲への警戒を強めよとのフィファーナ将軍の命が伝えられました」
「何かあったのか?」
隊長は部下の兵士に対し疑問をぶつけ、兵士は返答をする。
「プレツの港町ニリより民間船を使い我らの補給拠点を目指している者がいるという情報です」
「民間船か、それで周囲にそれらしき船は見つかったのか?」
「そのような報告はまだ入っておりません」
「ならば、他の船にも伝え警戒範囲を広げ捜索するよう指示を出せ。我らの船は補給の為の小島まで後退するぞ」
こうして水軍を指揮する隊長は全ての船に警戒範囲を広げ捜索する指示を出す。ギン達はこの警戒網をいかにして切り抜けるのか?
「このまま、何もなければ補給拠点を無効化する。奴らの補給を絶てればプレツへの侵攻は難しくなるな」
「ええ、現在の戦いですら物資の補給が途切れれば大軍を連れているフィファーナ将軍はその維持が難しくなり、プレツ軍やエイム殿達が戦いやすくなるでしょうな」
ギン達が勝利への道筋が見えてきたことを話しているとウィルが口を挟む。
「おい、お前ら、何もなければなんていうけどさ、海を甘く見ちゃいけねえよ」
「私もこればかりは兄に賛同します。今、急に天候が変わると私達が助かる可能性は低くなります」
「そうそう、それにお前ら、万一水軍に見つかったらどうするんだ?」
ウィル、ミニル共に海、ひいては自然の恐ろしさを訴えると共に、水軍に発見されるという最悪の事態に対しどうするかの疑問をギン達にぶつける。
「一応俺達は警戒区域から離れて迂回しているからそう簡単には見つからないと思うが、島に近づくと見つかる可能性は高まると思っている」
「だから、そうなった時にどうするかをこっちは聞いてんだよ!」
「この船は小回りが利くようだな」
「それがどうしたんだよ?」
ウィルの疑問に対しギンが返事を返す。
「奴らの船は大きく、この大きさの船を捉えるのは難しいとみている。振り切って陸地におびき寄せれば俺達がどうにかする」
「正気か⁉お前!相手は帝国軍だぞお前らだけで勝てるのか?」
「水軍相手だと海の上で戦うのは厳しいだろう、だが陸地なら俺達ならば戦える」
「おいおい、いくらあんたらが強くても無謀すぎるだろう」
ギンとウィルがそれぞれの意見を話している頃、ブロッス帝国の水軍のもとに情報が入っていた。
「隊長!申し上げます!」
「どうした?」
「先程フィファーナ将軍の使者より周囲への警戒を強めよとのフィファーナ将軍の命が伝えられました」
「何かあったのか?」
隊長は部下の兵士に対し疑問をぶつけ、兵士は返答をする。
「プレツの港町ニリより民間船を使い我らの補給拠点を目指している者がいるという情報です」
「民間船か、それで周囲にそれらしき船は見つかったのか?」
「そのような報告はまだ入っておりません」
「ならば、他の船にも伝え警戒範囲を広げ捜索するよう指示を出せ。我らの船は補給の為の小島まで後退するぞ」
こうして水軍を指揮する隊長は全ての船に警戒範囲を広げ捜索する指示を出す。ギン達はこの警戒網をいかにして切り抜けるのか?
0
あなたにおすすめの小説
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
聖女召喚に巻き込まれたけど、僕は聖者で彼女よりも優れた能力を持っていた。
アノマロカリス
恋愛
僕の名前は、凱旋寺聖(がいせんじひじり)という厳つい苗字の高校2人生だ。
名前から分かる通り、僕の家は300年続く御寺の一族だ。
その所為か、子供の頃から躾は厳しく育てられた…が、別に跡を継ぐという話は出た事がない。
それもその筈…上に、二人の兄と姉がいるからだ。
なので、兄や姉が後継を拒まない限り、跡目争いに巻き込まれるわけではないのだ。
そんなわけで、厳しく育てられては来たが…抜け道を探しては良く遊んでいた。
…という、日頃の行いが悪い事をしていた所為か…
まさか、あんな事に巻き込まれるなんてなぁ?
この物語はフィクションです。
実在の人物や団体とは一切関係がありません。
理葬境
忍原富臣
ファンタジー
戦の時代、小国同士が争い陣地を広げていたような頃の物語――
大国を築いた国王は飢饉により多くの民を犠牲にした。納税を厳しくした結果、民たちは苦しみ死んでいった。一方、王城や城下町で暮らす人々にはきちんとした食料が分け与えられていた。
飢饉は収まらず、国王は大臣達に何か案を出すように命じる。そして、一人の大臣の案が採用され、数ヶ月、数年後には何とか持ち直すことが出来た――
この物語の始まりはここから……
ある日、国王は息子に自分の寿命が短いことを告げる。
国王が亡くなってから、町や村では「悪夢」という得体の知れないものが噂されるようになった。
大臣の一人、剛昌は急死する前の国王の異変に気が付き調査を進めていくが……。
これは理弔と呼ばれる村が出来るまでの物語……。
登場人物たちの過去からこの先に待ち受ける未来までを描いた儚き物語……。
そして、この物語の本質は登場人物たち全員が主人公となり「死者の為に紡ぐ物語」であるということ。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
悪役令嬢として断罪された聖女様は復讐する
青の雀
恋愛
公爵令嬢のマリアベルーナは、厳しい母の躾により、完ぺきな淑女として生まれ育つ。
両親は政略結婚で、父は母以外の女性を囲っていた。
母の死後1年も経たないうちに、その愛人を公爵家に入れ、同い年のリリアーヌが異母妹となった。
リリアーヌは、自分こそが公爵家の一人娘だと言わんばかりにわが物顔で振る舞いマリアベルーナに迷惑をかける。
マリアベルーナには、5歳の頃より婚約者がいて、第1王子のレオンハルト殿下も、次第にリリアーヌに魅了されてしまい、ついには婚約破棄されてしまう。
すべてを失ったマリアベルーナは悲しみのあまり、修道院へ自ら行く。
修道院で聖女様に覚醒して……
大慌てになるレオンハルトと公爵家の人々は、なんとかマリアベルーナに戻ってきてもらおうとあの手この手を画策するが
マリアベルーナを巡って、各国で戦争が起こるかもしれない
完ぺきな淑女の上に、完ぺきなボディライン、完ぺきなお妃教育を持った聖女様は、自由に羽ばたいていく
今回も短編です
誰と結ばれるかは、ご想像にお任せします♡
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる