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ユニット結成しました
救出成功
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教え子である吉川を発見したリサ・バーンであったが追っていた魔物に追い付かれ様々な魔物からも取り囲まれる。
「まずいわ、この魔物を切り抜けないと脱出口までたどり着けない」
「せ、先生……」
「吉川さん、あなたは絶対私が守るから、私の側を離れないでね」
「わ、私も手伝うよ、私もクレー射撃ができるし、銃だって持っているから」
吉川は手伝いを願い出るが吉川の状態に気づいたリサが声をかける。
「ダメよ、足をケガしているじゃない、そんな状態で無理しちゃだめよ」
「でも先生……」
「安心して、脱出口の場所は把握しているし、魔物さえ切り抜ければなんとかなるわ」
そう言ってリサは銃を取り出し魔物に対して弾丸を放っていく、連射の効かない銃ではあるが、魔力で弾丸は生成されるため、タイムラグはあるが弾を込める手間が省けるのはリサにとってもありがたい武器であった。
「約3秒ってところね」
「え?」
「1発放ってから次の弾丸を放てるようになるまでよ、連射の効かない銃としては早い方だけど」
3秒というのは連射式でない銃としては異例の速さではあるがその間攻撃こそできないものの、弾を込める工程を飛ばして敵からの攻撃の備えるには十分な時間であり、次から次へと放てるおかげで魔物との距離を稼ぎつつあった。
「はあ、はあ……」
「大丈夫先生?」
「大丈夫よ、直接的に攻撃を受けずに済んでいるから」
「そうじゃなくて、息が荒くなっているし、先生もあいつらが怖いのかなって……」
「……そうね、私も怖いわ、へたすれば殺されるわけだし、でもねあなたは絶対守り抜くから信じて」
「でも先生……」
「それに、そろそろ助けが来る頃よ」
「助け?」
リサが助けに来ると言うと、その言葉の通り先程までリサと共に行動していた配信者が現れ魔物をハンマーでぶっ飛ばしていた。
「大丈夫か上田さん!」
「ええ、ありがとう」
「早く脱出口へ向かえ!俺もこいつらをまいたら行くからよ!」
「お願いします!」
そう言ってリサは吉川を連れて脱出口まで移動する、足のケガをしている為早くは動けないが、銃を駆使して魔物をけん制し、どうにか脱出口までの移動に成功する。
「はあ、はあ、吉川さん脱出口に……え⁉」
「はあ、はあ……」
「傷口が広がっている、とりあえず何か応急処置を、ええっと……」
「その必要はねえよ」
戻ってきた配信者がポージョンを吉川に飲むよう促し、ポーションを飲むと傷口がふさがっていき、吉川も喜んでいる。
「あ、ケガが治った!」
とりあえずの危機を脱した3人であった。
「まずいわ、この魔物を切り抜けないと脱出口までたどり着けない」
「せ、先生……」
「吉川さん、あなたは絶対私が守るから、私の側を離れないでね」
「わ、私も手伝うよ、私もクレー射撃ができるし、銃だって持っているから」
吉川は手伝いを願い出るが吉川の状態に気づいたリサが声をかける。
「ダメよ、足をケガしているじゃない、そんな状態で無理しちゃだめよ」
「でも先生……」
「安心して、脱出口の場所は把握しているし、魔物さえ切り抜ければなんとかなるわ」
そう言ってリサは銃を取り出し魔物に対して弾丸を放っていく、連射の効かない銃ではあるが、魔力で弾丸は生成されるため、タイムラグはあるが弾を込める手間が省けるのはリサにとってもありがたい武器であった。
「約3秒ってところね」
「え?」
「1発放ってから次の弾丸を放てるようになるまでよ、連射の効かない銃としては早い方だけど」
3秒というのは連射式でない銃としては異例の速さではあるがその間攻撃こそできないものの、弾を込める工程を飛ばして敵からの攻撃の備えるには十分な時間であり、次から次へと放てるおかげで魔物との距離を稼ぎつつあった。
「はあ、はあ……」
「大丈夫先生?」
「大丈夫よ、直接的に攻撃を受けずに済んでいるから」
「そうじゃなくて、息が荒くなっているし、先生もあいつらが怖いのかなって……」
「……そうね、私も怖いわ、へたすれば殺されるわけだし、でもねあなたは絶対守り抜くから信じて」
「でも先生……」
「それに、そろそろ助けが来る頃よ」
「助け?」
リサが助けに来ると言うと、その言葉の通り先程までリサと共に行動していた配信者が現れ魔物をハンマーでぶっ飛ばしていた。
「大丈夫か上田さん!」
「ええ、ありがとう」
「早く脱出口へ向かえ!俺もこいつらをまいたら行くからよ!」
「お願いします!」
そう言ってリサは吉川を連れて脱出口まで移動する、足のケガをしている為早くは動けないが、銃を駆使して魔物をけん制し、どうにか脱出口までの移動に成功する。
「はあ、はあ、吉川さん脱出口に……え⁉」
「はあ、はあ……」
「傷口が広がっている、とりあえず何か応急処置を、ええっと……」
「その必要はねえよ」
戻ってきた配信者がポージョンを吉川に飲むよう促し、ポーションを飲むと傷口がふさがっていき、吉川も喜んでいる。
「あ、ケガが治った!」
とりあえずの危機を脱した3人であった。
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