52 / 101
ユニット結成しました
ファン層の違い
しおりを挟む
校外学習の班の係決めを終えて帰宅した駿は夕食を終えると今日も配信を張り切っていたが、直前にホワイトペインターが配信を休みたいというメッセージを送って来て、駿は今日は1人で配信をするしかないと決める。
「ホワイトペインターは休みか、仕方ないな、俺1人でもやっておくか、マスクオン!」
マスクオンの掛け声とともに駿はダンジョンプリズマーに変身し、階層転移スキルを使用し、ダンジョンに転移すると早速カメラを起動させ配信を開始する。
「視聴者の諸君、ダンジョンプリズマーだ」
『おお、ダンプリキターーーーー!』
『よっ!待ってました』
『あれ、ホワイトペインターさんは?』
視聴者の1人がホワイトペインターの不在に疑問を抱いたのでダンジョンプリズマーはその疑問に返答する。
「本日、ホワイトペインターは配信ができず、私1人でやる事になったが、諸君らも彼女のSNSを確認したまえ確か告知しているはずだ」
『本当だ、休む告知している』
『そうなのか、ま、まあ俺はダンプリファンだから大丈夫だけどね(震え声)』
『私はいつもはホワイトペインターさんのチャンネルから視聴してますが、せっかくなのでダンプリさんの活躍を見させていただきます」
ホワイトペインターの休みに対して様々な意見が出るがダンジョンプリズマーは今日の探索の大まかな予定について説明する。
「今回は次回の合流の事もあるし、私はこの階層の探索のみに専念する」
『おお、今日は魔物狩りとアイテム回収に集中するのね』
『少しはホワイトペインターさんにもあげてよね』
『何言ってんだ、休んでいるんだし、今日のアイテムはダンジョンプリズマーさんの物でいいだろう』
『何だと!ユニットを組んでいるんだからアイテムは共有財産だろう!』
『でも、直前で自分の都合で休んでいるから、それでクレクレは虫が良すぎだろう』
視聴者同士がチャット欄で言い争いを始めた為、見ていられなくなったダンジョンプリズマーはファンに対して呼びかける。
「待て、私はユニットを組んでいる以上アイテムを独占するつもりなど毛頭ない!それはホワイトペインターとて同じだ!」
『そうなの』
「ユニットのファン、私のファン、ホワイトペインターのファン、ダンジョン配信ファンと様々な視聴者がいるだろうが、私とホワイトペインターのファンが争うのは見たくはない、彼女も同じ気持ちだと思う」
『ごめん、言い過ぎた』
『こっちもだよ、個人のファンでもユニットも応援しないとね』
『うん』
ファン層の違いでのいさかいはあるが、ダンジョンプリズマーはホワイトペインターのファンも大事にしたいと思うのであった。
「ホワイトペインターは休みか、仕方ないな、俺1人でもやっておくか、マスクオン!」
マスクオンの掛け声とともに駿はダンジョンプリズマーに変身し、階層転移スキルを使用し、ダンジョンに転移すると早速カメラを起動させ配信を開始する。
「視聴者の諸君、ダンジョンプリズマーだ」
『おお、ダンプリキターーーーー!』
『よっ!待ってました』
『あれ、ホワイトペインターさんは?』
視聴者の1人がホワイトペインターの不在に疑問を抱いたのでダンジョンプリズマーはその疑問に返答する。
「本日、ホワイトペインターは配信ができず、私1人でやる事になったが、諸君らも彼女のSNSを確認したまえ確か告知しているはずだ」
『本当だ、休む告知している』
『そうなのか、ま、まあ俺はダンプリファンだから大丈夫だけどね(震え声)』
『私はいつもはホワイトペインターさんのチャンネルから視聴してますが、せっかくなのでダンプリさんの活躍を見させていただきます」
ホワイトペインターの休みに対して様々な意見が出るがダンジョンプリズマーは今日の探索の大まかな予定について説明する。
「今回は次回の合流の事もあるし、私はこの階層の探索のみに専念する」
『おお、今日は魔物狩りとアイテム回収に集中するのね』
『少しはホワイトペインターさんにもあげてよね』
『何言ってんだ、休んでいるんだし、今日のアイテムはダンジョンプリズマーさんの物でいいだろう』
『何だと!ユニットを組んでいるんだからアイテムは共有財産だろう!』
『でも、直前で自分の都合で休んでいるから、それでクレクレは虫が良すぎだろう』
視聴者同士がチャット欄で言い争いを始めた為、見ていられなくなったダンジョンプリズマーはファンに対して呼びかける。
「待て、私はユニットを組んでいる以上アイテムを独占するつもりなど毛頭ない!それはホワイトペインターとて同じだ!」
『そうなの』
「ユニットのファン、私のファン、ホワイトペインターのファン、ダンジョン配信ファンと様々な視聴者がいるだろうが、私とホワイトペインターのファンが争うのは見たくはない、彼女も同じ気持ちだと思う」
『ごめん、言い過ぎた』
『こっちもだよ、個人のファンでもユニットも応援しないとね』
『うん』
ファン層の違いでのいさかいはあるが、ダンジョンプリズマーはホワイトペインターのファンも大事にしたいと思うのであった。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
Re:攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。【第一部新生版】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
剣と魔法が交差する世界——。
ある男女のもとに、一人の赤子が生まれた。
その名は、アスフィ・シーネット。
魔法の才能を持たなければ、生き残ることすら厳しい世界。
彼は運よく、その力を授かった。
だが、それは 攻撃魔法ではなく、回復魔法のみだった。
戦場では、剣を振るうことも、敵を討つこともできない。
ただ味方の傷を癒やし、戦いを見届けるだけの存在。
——けれど、彼は知っている。
この世界が、どこへ向かうのかを。
いや、正しくは——「思い出しつつある」。
彼は今日も、傷を癒やす。
それが”何度目の選択”なのかを、知ることもなく。
ワールド・カスタマイズ・クリエーター
ヘロー天気
ファンタジー
不思議な声によって異世界に喚ばれた悠介は、その世界で邪神と呼ばれる存在だった?
歴史の停滞を打ち破り、世界に循環を促す存在として喚ばれた若者の魂は、新たな時代への潮流となる。
借金背負ったので死ぬ気でダンジョン行ったら人生変わった件 やけくそで潜った最凶の迷宮で瀕死の国民的美少女を救ってみた
羽黒 楓
ファンタジー
旧題:借金背負ったので兄妹で死のうと生還不可能の最難関ダンジョンに二人で潜ったら瀕死の人気美少女配信者を助けちゃったので連れて帰るしかない件
借金一億二千万円! もう駄目だ! 二人で心中しようと配信しながらSSS級ダンジョンに潜った俺たち兄妹。そしたらその下層階で国民的人気配信者の女の子が遭難していた! 助けてあげたらどんどんとスパチャが入ってくるじゃん! ってかもはや社会現象じゃん! 俺のスキルは【マネーインジェクション】! 預金残高を消費してパワーにし、それを自分や他人に注射してパワーアップさせる能力。ほらお前ら、この子を助けたければどんどんスパチャしまくれ! その金でパワーを女の子たちに注入注入! これだけ金あれば借金返せそう、もうこうなりゃ絶対に生還するぞ! 最難関ダンジョンだけど、絶対に生きて脱出するぞ! どんな手を使ってでも!
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる