158 / 192
目指せSランク
親子仲、兄弟弟子仲
しおりを挟む
ドットの工房でティアが希望していた魔力軽減のブレスレットを手に入れ、以前作ってもらったネックレスと合わせて『アンチエビルアクセサリー』と名付けられ、ティアを象徴する装備となったのだ。
そしてニラダ達『成長しあう者達』はギルド前に馬車を予約しており、パックの街に向かう為にギルドに向かって歩いていた。
「でもティアさんのアンチエビルアクセサリーってすごく綺麗!ティアさんに似合っているよ」
「ありがとうね、ミヨモもネックレスは同じものしているし、杖が完成したら今度は同じブレスレットをお願いしてみたら」
「そしたらお揃いだね、よーーし、もっとクエストをこなして素材を集めるぞーーー!」
ミヨモが張り切っていると、ニラダが少し冗談めかしてミヨモに話しかける。
「じゃあミヨモだけお留守番して、クエストを頑張ってくれるか?」
「え、えええ!いやいや、今日はニラダ君についていかせてよーーー!クエストはみんなで頑張るからさ」
「はははは。ミヨモ1人を置いていくわけないだろう」
「もう、ニラダ君!でもニラダ君の剣にもアビジンが使えて強い剣になるといいよね」
ニラダに少しからかわれて、少しムッとするが、ニラダの剣が強くなることはミヨモも望んでおりその気持ちをニラダに伝える。
「まあ不安は2つあるから、あまり楽観はできないけどね」
「2つ?ドットさんのお師匠さんが亡くなっているかもしれないから1つじゃないの?」
「それは確かに1つの不安だけど、もう1つは息子さんの事だ」
「ゲンさんって言ったっけ?何が不安なの?」
「ドットおじさんの紹介で来たことをもし話して俺に協力してくれるかの不安だな」
ニラダは自分がドットとの知り合いである事がゲンからの協力が拒まれる理由になるんじゃないかと不安になり、その事にジャンが言及する。
「だが、あくまで仲が悪かったのはお師匠と息子だろ、ドットの旦那は関係ないだろう」
「ドットおじさんはお師匠のゴーンさんの教えを忠実に守っていた、その事がゲンさんとの間に溝を生んでいるかもしれない」
「ちょっと考え過ぎじゃないのか、いくらなんでも」
「それに加えて、おじさんはそのゲンさんの才能に嫉妬していたとも言っていた、ただ嫉妬していただけならいいんだけど……」
「トラブルがあったかもしれねえって事か……」
「……ニラダ、親子仲や兄弟弟子仲の事まではどうにもできないけど、いずれにしても行かないと分からない事もあるわ」
「分かってるよ、あくまで不安は不安にすぎないからな」
ニラダはゲンとドットの関係性に不安を覚えるが、パックの街に向かうしかない事も理解していた。
そしてニラダ達『成長しあう者達』はギルド前に馬車を予約しており、パックの街に向かう為にギルドに向かって歩いていた。
「でもティアさんのアンチエビルアクセサリーってすごく綺麗!ティアさんに似合っているよ」
「ありがとうね、ミヨモもネックレスは同じものしているし、杖が完成したら今度は同じブレスレットをお願いしてみたら」
「そしたらお揃いだね、よーーし、もっとクエストをこなして素材を集めるぞーーー!」
ミヨモが張り切っていると、ニラダが少し冗談めかしてミヨモに話しかける。
「じゃあミヨモだけお留守番して、クエストを頑張ってくれるか?」
「え、えええ!いやいや、今日はニラダ君についていかせてよーーー!クエストはみんなで頑張るからさ」
「はははは。ミヨモ1人を置いていくわけないだろう」
「もう、ニラダ君!でもニラダ君の剣にもアビジンが使えて強い剣になるといいよね」
ニラダに少しからかわれて、少しムッとするが、ニラダの剣が強くなることはミヨモも望んでおりその気持ちをニラダに伝える。
「まあ不安は2つあるから、あまり楽観はできないけどね」
「2つ?ドットさんのお師匠さんが亡くなっているかもしれないから1つじゃないの?」
「それは確かに1つの不安だけど、もう1つは息子さんの事だ」
「ゲンさんって言ったっけ?何が不安なの?」
「ドットおじさんの紹介で来たことをもし話して俺に協力してくれるかの不安だな」
ニラダは自分がドットとの知り合いである事がゲンからの協力が拒まれる理由になるんじゃないかと不安になり、その事にジャンが言及する。
「だが、あくまで仲が悪かったのはお師匠と息子だろ、ドットの旦那は関係ないだろう」
「ドットおじさんはお師匠のゴーンさんの教えを忠実に守っていた、その事がゲンさんとの間に溝を生んでいるかもしれない」
「ちょっと考え過ぎじゃないのか、いくらなんでも」
「それに加えて、おじさんはそのゲンさんの才能に嫉妬していたとも言っていた、ただ嫉妬していただけならいいんだけど……」
「トラブルがあったかもしれねえって事か……」
「……ニラダ、親子仲や兄弟弟子仲の事まではどうにもできないけど、いずれにしても行かないと分からない事もあるわ」
「分かってるよ、あくまで不安は不安にすぎないからな」
ニラダはゲンとドットの関係性に不安を覚えるが、パックの街に向かうしかない事も理解していた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
169
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる