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パーティーランクを上げろ
デデンへの帰還
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ニラダ達はデグの村に食料を届ける事に成功し、クエストを終えると、ギルドへの帰還の為に再度馬車に乗り込み、行きと同じ陣形で移動を開始する。
移動してしばらくすると馬車の中で話をしていた。
「ニラダ、これからもきっとデデンの街から大きく離れた場所でのクエストは受ける事になるけど、今後は私達だけで受けなくちゃいけない事も多くなると思うし、準備は今まで以上に入念にしないとね」
「ああ、むしろ今回のようなケースが特殊で本来ならば自分達だけでこなさなくてはいけなかったからな」
ニラダの発言を聞いて、ミヨモが自分の考えを話す。
「でも、多分他のパーティーの協力がなければきっとニラダ君の言うように食料を奪われていたと思うよ」
「結局はもっと強くならないとダメって事か……」
「そんじゃあこれからはどうするんだ?」
「まあ、まずは帰ってから少し休もう、今回はみんな大変だったからね」
ニラダが帰還後は休む必要があると一同に告げるとジャンがちょっとしたツッコミを入れる。
「そんな事言って、本当はお前が休みたいんだろう、いいぜ!3日くらい休んでも」
「3日か……」
「どうした?3日じゃ少し少ないか?」
「いや、2日休もう、その後の事はまた話すし、みんなもどうしたいかを言ってくれたら助かるな」
ジャンから3日の休みを提案されるがニラダは2日の休みを主張し、その後の事は休み明けに話すと告げる。
「そうだね、分かった」
「2日間で今後の方針の意見を考えろって事ね、分かったわ」
「本当に2日でいいのか?あまり無理すんなよ」
そして再度険しい山道へと突入するが、今回は食料を守り抜くという行為がない分、全パーティーで戦いに挑み、襲ってきた魔物を撃退する。
その後も魔物の襲撃を難なく切り抜け、遂に山道を抜けてそのままデデンの街へと到着する。
「おーーー!久々のデデンの街だぜ」
「良かった無事帰ってこれて」
ジャンとミヨモが久しぶりのデデンの街への帰還に喜んでいるとリンダがニラダ達に接近し、ティアに声をかける。
「あ、ちょっといいかい、ティア」
「リンダさん、どうしたんですか?」
「あのさあ、これあたし達が手に入れた魔石、あんたらにも分けろってウチのリーダーが言うからさ」
「いいんですか?途中で得たアイテム等はリンダさん達にゆずるっていう約束で引き受けてくださったのに」
「あんたらの事をあたし達はみくびっていたから大した事はできないって思ってたら、あそこまでやるんだもん、それなのに自分達だけアイテムを独占したら寝覚めが悪いよ」
言い回しはぶきっらぼうだが、ニラダ達を冒険者として認めたという証でリンダは魔石をティアに渡すのであった。
移動してしばらくすると馬車の中で話をしていた。
「ニラダ、これからもきっとデデンの街から大きく離れた場所でのクエストは受ける事になるけど、今後は私達だけで受けなくちゃいけない事も多くなると思うし、準備は今まで以上に入念にしないとね」
「ああ、むしろ今回のようなケースが特殊で本来ならば自分達だけでこなさなくてはいけなかったからな」
ニラダの発言を聞いて、ミヨモが自分の考えを話す。
「でも、多分他のパーティーの協力がなければきっとニラダ君の言うように食料を奪われていたと思うよ」
「結局はもっと強くならないとダメって事か……」
「そんじゃあこれからはどうするんだ?」
「まあ、まずは帰ってから少し休もう、今回はみんな大変だったからね」
ニラダが帰還後は休む必要があると一同に告げるとジャンがちょっとしたツッコミを入れる。
「そんな事言って、本当はお前が休みたいんだろう、いいぜ!3日くらい休んでも」
「3日か……」
「どうした?3日じゃ少し少ないか?」
「いや、2日休もう、その後の事はまた話すし、みんなもどうしたいかを言ってくれたら助かるな」
ジャンから3日の休みを提案されるがニラダは2日の休みを主張し、その後の事は休み明けに話すと告げる。
「そうだね、分かった」
「2日間で今後の方針の意見を考えろって事ね、分かったわ」
「本当に2日でいいのか?あまり無理すんなよ」
そして再度険しい山道へと突入するが、今回は食料を守り抜くという行為がない分、全パーティーで戦いに挑み、襲ってきた魔物を撃退する。
その後も魔物の襲撃を難なく切り抜け、遂に山道を抜けてそのままデデンの街へと到着する。
「おーーー!久々のデデンの街だぜ」
「良かった無事帰ってこれて」
ジャンとミヨモが久しぶりのデデンの街への帰還に喜んでいるとリンダがニラダ達に接近し、ティアに声をかける。
「あ、ちょっといいかい、ティア」
「リンダさん、どうしたんですか?」
「あのさあ、これあたし達が手に入れた魔石、あんたらにも分けろってウチのリーダーが言うからさ」
「いいんですか?途中で得たアイテム等はリンダさん達にゆずるっていう約束で引き受けてくださったのに」
「あんたらの事をあたし達はみくびっていたから大した事はできないって思ってたら、あそこまでやるんだもん、それなのに自分達だけアイテムを独占したら寝覚めが悪いよ」
言い回しはぶきっらぼうだが、ニラダ達を冒険者として認めたという証でリンダは魔石をティアに渡すのであった。
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