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パーティーランクを上げろ
後方からの襲撃
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ニラダは先に補助魔法で攻撃力をあげ、その魔法を強化を重ねし者の対象にし、感覚強化の魔法により通常時も感覚を強化しすぎない事に成功したかに見えたが、ミヨモよりある点を指摘される。
「ねえ、ニラダ君、確かそのスキルって戦闘もしないとスキルの対象にならないんじゃなかったけ?」
「もちろん、それは覚えている。だから両方の魔法がきれたら、再び攻撃力をあげる強化魔法を使ってから聴力を上げる魔法を使うさ」
「良かった、2つともそんなに間を置かずに使ったし、大体同じくらいにきれるよね」
「ああ、だから今感覚を研ぎ澄まされている状態だから少し静かにしてもらってもいいか」
ニラダは魔法の効力がきれたら、再度かけなおす事をミヨモに告げ、現在聴力が上昇しているのでミヨモや他の仲間に静かにしてもらうよう告げる。
「あ、うん、分かった」
「そうね、ニラダが周りの音に集中できるようにしないとね」
「頼むぜ」
仲間達がニラダの発言を受け、静かにすると、すぐにニラダは周囲の異変に気付く。
「みんな、来るぞ」
「何、やっぱり空からか?」
「いや、これは後ろからだ、山道に入った瞬間に来るとはな」
「ニラダ君、どうするの?」
ニラダが魔物の襲撃に気付き、ミヨモが指示を仰ぐとニラダは仲間達に指示を出していく。
「御者さん、馬車を止めてください」
「は、はい」
「みんな俺が魔物を引き付ける、ミヨモとティアは馬車内から魔法で援護を、ジャンは他のパーティーに魔物の襲撃を伝えてくれ」
「うん」
「ええ」
「よっしゃ、任せろ」
全員がニラダの指示を了承すると、早速ニラダは馬車から降り、魔物との戦闘に向かう。
「こっちは強化を重ねし者の対象にならないが使うしかないか、プロテクト!クイック!」
ニラダは防御力と速度を強化して魔物に向かっていく。一方、魔物の接近にまだ気づいていないパーティーの馬車にジャンは近づき、まずはケンのパーティーが乗っている馬車の御者に声をかける。
「すまねえ、馬車を止めてくれ」
「わああ、どうしたんですか?」
「ジャン、いきなりどうしたの?」
「ケンか、後ろを見てくれ、魔物が襲撃してウチのリーダーが食い止めている」
「本当だ!どうすれば」
「俺達があの小僧を助けに行くか、それとも食料を守るために先を急ぐかってところか、どうして欲しいか聞いているか?」
「いや、俺は伝えてくれとしか聞いてねえ」
「俺達に判断をゆだねたわけか、さて……」
この局面での判断はいかに?
「ねえ、ニラダ君、確かそのスキルって戦闘もしないとスキルの対象にならないんじゃなかったけ?」
「もちろん、それは覚えている。だから両方の魔法がきれたら、再び攻撃力をあげる強化魔法を使ってから聴力を上げる魔法を使うさ」
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ニラダは魔法の効力がきれたら、再度かけなおす事をミヨモに告げ、現在聴力が上昇しているのでミヨモや他の仲間に静かにしてもらうよう告げる。
「あ、うん、分かった」
「そうね、ニラダが周りの音に集中できるようにしないとね」
「頼むぜ」
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ニラダが魔物の襲撃に気付き、ミヨモが指示を仰ぐとニラダは仲間達に指示を出していく。
「御者さん、馬車を止めてください」
「は、はい」
「みんな俺が魔物を引き付ける、ミヨモとティアは馬車内から魔法で援護を、ジャンは他のパーティーに魔物の襲撃を伝えてくれ」
「うん」
「ええ」
「よっしゃ、任せろ」
全員がニラダの指示を了承すると、早速ニラダは馬車から降り、魔物との戦闘に向かう。
「こっちは強化を重ねし者の対象にならないが使うしかないか、プロテクト!クイック!」
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「本当だ!どうすれば」
「俺達があの小僧を助けに行くか、それとも食料を守るために先を急ぐかってところか、どうして欲しいか聞いているか?」
「いや、俺は伝えてくれとしか聞いてねえ」
「俺達に判断をゆだねたわけか、さて……」
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