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パーティーランクを上げろ
先輩聖職者
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ティアとジャン、それぞれの知人が冒険者であり、現在はクエストを受けていない状態の為、クエストの協力の為に交渉に向かう事とする。
「じゃあまずは私の先輩の所に向かいましょう」
「ティア、その先輩っていうのはどんな人なんだ?」
「一応私と同じで修行の為に冒険者になった人よ、ただ、ケンカっぱやい人で、ロッドで魔物を殴り倒す方が得意のよ」
「なあティア、その人本当に聖職者か?」
ティアの先輩なる人物はどうも武闘派に近く、ロッドで魔物を殴り倒す為、思わずニラダも聖職者かどうか疑わしくなり思わず尋ねてしまった。
「ええ、一応教会に所属しているわ。ただ最近は私もその人冒険者で稼ぐのが向ているんじゃないかと思うの」
「ねえティアさん、ティアさんはその人と一緒にパーティーに入らなかったの?」
「その人も治癒魔法は使えるし、あの人が入ったパーティーも攻撃的なその人の方がパーティーの方針に合っていたらしいの」
「なるほど、パーティー全体が攻撃的なタイプか、交渉も大変そうだな」
ニラダはパーティーの基本方針を聞いて、今回のクエストへの協力交渉は難しそうだと口にするが、ティアが力強く呼びかける。
「まあ、そこは私に任せてみて、魔物をその人達に任せて私達は食料を守る作戦もあるし」
「そうだな、それじゃあ早速行ってみるか」
「そうね、その人がいそうな所は大体見当つくから」
ティアの言葉でギルドを出て、ニラダ達が向かった場所はなんと酒場であった。
「酒場!ここにいるのか?」
「ええ、多分ね」
そう言ってティアは酒場に入り、その人物を探すが、先にティアの名前を呼ぶ声が聞こえる。
「あ、ティアじゃなーーい、珍しいね、あんたがここに来るなんてさ」
「お久しぶりです、リンダさん、やっぱりここで飲んでいたんですね」
「あたしだけじゃないよ、ほらパーティーメンバーも一緒」
「よーーー、まあお前らには少し早いがな」
ティアの話した先輩が女性である事、そして聖職者のはずだが酒の身である事にミヨモとジャンは驚きを隠せないでいた。
「ええ、ティアさんの先輩さんって女の人だったの?さっきの話とイメージと違う」
「ああ、それに聖職者があんなに酒飲んでいいのかよ」
「ちょっとティア、この子達に何を言ったの?まあ、それよりもそこのあんた聖職者が酒を飲んでいけないって誰が決めたの?あたし達の教会はその辺はうるさくないんだよ」
ティアの先輩聖職者であるリンダ、強烈な印象に面食らうニラダ達だが、果たして交渉の行方は?
「じゃあまずは私の先輩の所に向かいましょう」
「ティア、その先輩っていうのはどんな人なんだ?」
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「なあティア、その人本当に聖職者か?」
ティアの先輩なる人物はどうも武闘派に近く、ロッドで魔物を殴り倒す為、思わずニラダも聖職者かどうか疑わしくなり思わず尋ねてしまった。
「ええ、一応教会に所属しているわ。ただ最近は私もその人冒険者で稼ぐのが向ているんじゃないかと思うの」
「ねえティアさん、ティアさんはその人と一緒にパーティーに入らなかったの?」
「その人も治癒魔法は使えるし、あの人が入ったパーティーも攻撃的なその人の方がパーティーの方針に合っていたらしいの」
「なるほど、パーティー全体が攻撃的なタイプか、交渉も大変そうだな」
ニラダはパーティーの基本方針を聞いて、今回のクエストへの協力交渉は難しそうだと口にするが、ティアが力強く呼びかける。
「まあ、そこは私に任せてみて、魔物をその人達に任せて私達は食料を守る作戦もあるし」
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「酒場!ここにいるのか?」
「ええ、多分ね」
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