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パーティーランクを上げろ
1つの結論
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ジャンの案内でお宝の場所にたどり着いたニラダ達であったが、そこにレッドオーガが現れ、臨戦態勢に入る。
「気を付けてニラダ、レッドオーガはグリーンオーガよりも数段強いわ」
「ああ、分かっている、さて組み合うのは危険だし、まずはこれでやってみるか」
そう言ってニラダはマジックボックスから弓矢を取り出し、まだ距離があるのでレッドオーガが接近する前に矢を放つが、矢を叩き落されてしまう。
「くっ、ダメか仕方ない」
矢が叩き落されるとニラダは剣を抜き、レッドオーガに向かっていくが、レッドオーガの棍棒での攻撃をかわすのが精一杯だ。
「ニラダ君!」
「やっぱり補助魔法なしじゃ太刀打ちは無理ね」
「いや、そうとも言い切れないな」
「どういう事、ジャンさん?」
ミヨモとティアはニラダがレッドオーガの攻撃をかわし続ける様子を見て、太刀打ちは厳しい事を口に出すが、ジャンの考えは違うようであり、それについての言及をする。
「ニラダの奴、速度がアップする魔法を使わないでレッドオーガを翻弄する動きをしている。多分、隙を狙っているな」
「隙って言っても、レッドオーガは体力もすごいし、その前にニラダの体力が尽きてしまうわ」
「まあ、俺もニラダが危ないと思ったら加勢するし、まだあいつに任せようぜ」
「え、ええ……」
ジャンはまだニラダに任せようと提案し、承諾するもののティアはまだどこか不安げであり、そしてその不安が的中してしまうのだ。
攻撃が当たらないと判断したレッドオーガは距離を取り、ニラダから離れた場所から棍棒を大きく素振りし、風圧を発する。その風圧にニラダは吹き飛ばされてしまい、ニラダ達より後方にいるミヨモ達もたじろいでしまう。
「うっ、あ!ニラダ君!」
ミヨモが心配するもニラダは大きく飛ばされ、ミヨモ達も風圧を浴びた余波で思うように動けないでいた。
そしてレッドオーガはゆうゆうとニラダに近づく事に成功し、棍棒で叩こうとするが、攻撃の一瞬のスキを突き、ニラダが補助魔法を唱え剣でレッドオーガの身体に突き刺す。
「フォースアップ!」
強化された剣で突き刺されたレッドオーガの攻撃はニラダには届かず、そのまま絶命し、魔石化した。
「ニラダ君!」
「大丈夫⁉」
「すげえな、まさか1人でレッドオーガをやっつけちまうなんて」
仲間達が接近し、すこし疲れを見せながらニラダが声を出す。
「ははは、やっぱり補助魔法なしは結構キツイな」
「当たり前よ、もう」
「だが、これで1つ分かった事がある。俺の身体能力は信じられないくらい向上している」
ニラダが行きついた結論として、自分の身体能力が向上しているという実感があった。その理由とは?
「気を付けてニラダ、レッドオーガはグリーンオーガよりも数段強いわ」
「ああ、分かっている、さて組み合うのは危険だし、まずはこれでやってみるか」
そう言ってニラダはマジックボックスから弓矢を取り出し、まだ距離があるのでレッドオーガが接近する前に矢を放つが、矢を叩き落されてしまう。
「くっ、ダメか仕方ない」
矢が叩き落されるとニラダは剣を抜き、レッドオーガに向かっていくが、レッドオーガの棍棒での攻撃をかわすのが精一杯だ。
「ニラダ君!」
「やっぱり補助魔法なしじゃ太刀打ちは無理ね」
「いや、そうとも言い切れないな」
「どういう事、ジャンさん?」
ミヨモとティアはニラダがレッドオーガの攻撃をかわし続ける様子を見て、太刀打ちは厳しい事を口に出すが、ジャンの考えは違うようであり、それについての言及をする。
「ニラダの奴、速度がアップする魔法を使わないでレッドオーガを翻弄する動きをしている。多分、隙を狙っているな」
「隙って言っても、レッドオーガは体力もすごいし、その前にニラダの体力が尽きてしまうわ」
「まあ、俺もニラダが危ないと思ったら加勢するし、まだあいつに任せようぜ」
「え、ええ……」
ジャンはまだニラダに任せようと提案し、承諾するもののティアはまだどこか不安げであり、そしてその不安が的中してしまうのだ。
攻撃が当たらないと判断したレッドオーガは距離を取り、ニラダから離れた場所から棍棒を大きく素振りし、風圧を発する。その風圧にニラダは吹き飛ばされてしまい、ニラダ達より後方にいるミヨモ達もたじろいでしまう。
「うっ、あ!ニラダ君!」
ミヨモが心配するもニラダは大きく飛ばされ、ミヨモ達も風圧を浴びた余波で思うように動けないでいた。
そしてレッドオーガはゆうゆうとニラダに近づく事に成功し、棍棒で叩こうとするが、攻撃の一瞬のスキを突き、ニラダが補助魔法を唱え剣でレッドオーガの身体に突き刺す。
「フォースアップ!」
強化された剣で突き刺されたレッドオーガの攻撃はニラダには届かず、そのまま絶命し、魔石化した。
「ニラダ君!」
「大丈夫⁉」
「すげえな、まさか1人でレッドオーガをやっつけちまうなんて」
仲間達が接近し、すこし疲れを見せながらニラダが声を出す。
「ははは、やっぱり補助魔法なしは結構キツイな」
「当たり前よ、もう」
「だが、これで1つ分かった事がある。俺の身体能力は信じられないくらい向上している」
ニラダが行きついた結論として、自分の身体能力が向上しているという実感があった。その理由とは?
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