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霧のスカーフ
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ニラダ達が最初の階層で手に入れたスカーフをジャンの持つ鑑定スキルで調べるとジャンは自分にピッタリだと言い、それについてニラダに尋ねられる。
「ジャン、ジャンにピッタリっていうのはどういう事だ?」
「もしかして首のサイズがピッタリっていうのが鑑定で分かったの?」
「いや、ミヨモ鑑定スキルはサイズが分かるわけじゃないんだけどな」
「えっ、そうなの?ピッタリって言うから私てっきり……」
ミヨモが勘違いから少し恥ずかしそうにしているとジャンは改めて自分にピッタリと言った内容を説明する。
「まずこのスカーフ名だがどうやら『霧のスカーフ』っていう名前らしい」
「霧のスカーフ?スカーフから霧を発して目くらましにでもするのかしら?」
「いや、霧っていうのはあくまでも雰囲気を表していて、実際に霧を発するわけじゃない」
「それでどんな効力があるの?」
「このスカーフを装備して念じる事で気配を消す事ができるようだ、まあ持続時間はせいぜい10数える程度だし、使用できるのも1日1回だ」
霧のスカーフの効力を聞いて、ニラダがジャンがピッタリだと言った理由が分かり、それについて言及する。
「なるほど、それなら敵に気付かれずに宝まで辿り着けるというジャンにピッタリな装備だな」
「分かっているじゃないかニラダ」
「……ジャン、少し気になるから次に魔物が現れた時に魔物にもジャンのユニークスキルが有効か確かめてもらってもいいか?」
「ああ、構わねえぜ。だけど魔物がお宝を持っているのか?」
ニラダは魔物にもジャンのユニークスキルが有効かどうか使用して欲しいと懇願しジャンは了承するものの魔物が宝を持っている事に疑問だがニラダはそれを頼む理由を説明する。
「時々魔物を倒すと魔石とは別にアイテムが落ちている事があり、冒険者の間ではドロップアイテムと呼ばれているんだ」
「ドロップアイテムか、まあ試しにやってみるか」
ドロップアイテムの存在をニラダより聞いたジャンは次の魔物との遭遇時に自身のユニークスキル、お宝探索を使ってみると言い、次の階層の階段を探す為に動き、その探している途中でミヨモが一連の会話から抱いた疑問をニラダにぶつける。
「ねえ、ニラダ君そのドロップアイテムもクエスト中に手に入れたアイテムに含まれるのかな?」
「クエスト中に手に入れたアイテムなら含まれるはずだ、だからジャンにも確認を取ってみた」
「よーーし、魔物からも積極的にアイテムを手に入れるぞーーー!」
どういうわけかミヨモの張り切り度が振り切っており、ニラダ達は少しミヨモの気分の上がり方についていけないでいた。
「ジャン、ジャンにピッタリっていうのはどういう事だ?」
「もしかして首のサイズがピッタリっていうのが鑑定で分かったの?」
「いや、ミヨモ鑑定スキルはサイズが分かるわけじゃないんだけどな」
「えっ、そうなの?ピッタリって言うから私てっきり……」
ミヨモが勘違いから少し恥ずかしそうにしているとジャンは改めて自分にピッタリと言った内容を説明する。
「まずこのスカーフ名だがどうやら『霧のスカーフ』っていう名前らしい」
「霧のスカーフ?スカーフから霧を発して目くらましにでもするのかしら?」
「いや、霧っていうのはあくまでも雰囲気を表していて、実際に霧を発するわけじゃない」
「それでどんな効力があるの?」
「このスカーフを装備して念じる事で気配を消す事ができるようだ、まあ持続時間はせいぜい10数える程度だし、使用できるのも1日1回だ」
霧のスカーフの効力を聞いて、ニラダがジャンがピッタリだと言った理由が分かり、それについて言及する。
「なるほど、それなら敵に気付かれずに宝まで辿り着けるというジャンにピッタリな装備だな」
「分かっているじゃないかニラダ」
「……ジャン、少し気になるから次に魔物が現れた時に魔物にもジャンのユニークスキルが有効か確かめてもらってもいいか?」
「ああ、構わねえぜ。だけど魔物がお宝を持っているのか?」
ニラダは魔物にもジャンのユニークスキルが有効かどうか使用して欲しいと懇願しジャンは了承するものの魔物が宝を持っている事に疑問だがニラダはそれを頼む理由を説明する。
「時々魔物を倒すと魔石とは別にアイテムが落ちている事があり、冒険者の間ではドロップアイテムと呼ばれているんだ」
「ドロップアイテムか、まあ試しにやってみるか」
ドロップアイテムの存在をニラダより聞いたジャンは次の魔物との遭遇時に自身のユニークスキル、お宝探索を使ってみると言い、次の階層の階段を探す為に動き、その探している途中でミヨモが一連の会話から抱いた疑問をニラダにぶつける。
「ねえ、ニラダ君そのドロップアイテムもクエスト中に手に入れたアイテムに含まれるのかな?」
「クエスト中に手に入れたアイテムなら含まれるはずだ、だからジャンにも確認を取ってみた」
「よーーし、魔物からも積極的にアイテムを手に入れるぞーーー!」
どういうわけかミヨモの張り切り度が振り切っており、ニラダ達は少しミヨモの気分の上がり方についていけないでいた。
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