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異世界で仲間が増えました

集合!診療所前

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 ソフィアさんからメルさんの料理の審査の日程を知らされて、俺はギベルトに当日可能かの確認をとり、行けるとの返答をもらった。あの後ソフィアさんはメルさんやミランダさんにも審査日程が決まった事を知らせてくれており、俺達はいよいよ審査当日を迎えた。

 集合場所は診療所の前と決めており、そこでポーラさんとトム君がミランダさんとリンちゃんに挨拶してそのままミランダさんの家にリンちゃんと一緒に向かう事になっている。

 そして俺達ミヤシタ・リハビリ・クリニックの面々とミランダさん、ソフィアさんの計6名はメルさんの店で料理の審査をするのだ。メルさんは今日は俺達が審査をする事になったので、貸し切りという事にしてくれたのだ。

 現在は診療所の前に俺とミミの2人だけだという事で、他のみんなの到着を待っている。

 しばらく待っているとまずミランダさんとリンちゃんが到着し、俺達に対して挨拶をする。

「おはよう、ミヤシタさん、ミミさん」
「おはよーー、おにいちゃん、聖女のおねえちゃん、あれ?今日はあのかっこいいおねえちゃんは?」

 リンちゃんはミーザの事をかっこいいおねえちゃんと呼んでいるが、確かに傭兵らしく武器を持って装備もちゃんとしているミーザはカッコいいよな。

「おはようございます、ミランダさん、リンちゃん、あのですねかっこいいおねえさんはもう少ししたら来ますよ」
「そうなの」
「それからなリンちゃん、ママから聞いていると思うけど、ママ、今日はおにいさん達のお手伝いをしてくれるからその間遊んでくれる子が来てくれるんだ」
「うん、トム君って子でしょう、リンも早く学校に行きたいな」

 あれから少しこの地方の平民向きの学校について話を聞いたが、前にソフィアさんの話したように計算や読み書きの基本を学ぶようだし、ダンカンさんもミランダさんもリンちゃんがもう少し大きくなったら学校に通わせる方針のようだ。

 そんな話をしていたらまずミーザが到着した。

「おはよう、ユーイチ、ミミ。あ、ミランダさんとリンちゃんも来ていたんだ。おはようございます」
「おはよう、ミーザさん」
「おはよう、かっこいいおねえちゃん」
「おはよう、リンちゃんは今日新しい友達と遊ぶんだよね」

 そうだな、新しい友達になってくれるといいな。そんな事を考えていたらソフィアさんとポーラさん、あの男の子がトム君か、さすがはソフィアさんの弟、幼いけど顔立ちが整っているな。

さあ、トム君とリンちゃんは仲良くできるかな?
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