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異世界に転移しました
共同作業の提案
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キッコの街に行く途中で俺とミミはダンカンさんというキッコの街の住人と出会った。
怪物に襲われ、負傷したダンカンさんをミミが治療魔法で治し、更に俺が突然会得したスキル最適化でダンカンさんの後遺症を取り除いた。
そのダンカンさんが俺達にお礼をしたいと言って、俺達はダンカンさんの案内でキッコの街にあるダンカンさん宅に向かっていた。
「ユーイチ様がまさかあのような私も知らないスキルをお持ちだったとは驚きです」
「いや、実は俺も今さっき会得したばかりなんだ、これに通知が来てな」
俺はそう言いながらスマホの液晶をミミに見せてみる。
「スキル最適化、ふむふむ、すごいですね!というかその鉄の板は何ですか?」
ミミの疑問はもっともだが、どのように説明するかな、とりあえず現在の機能だけ説明してみるか。
「これはスマホ、正確にはスマートフォンといって、俺のいた元の世界では違う使い方をしていたんだが、今はスキルの習得をお知らせする物になっているようだ」
「すまーとふぉん?そうですか、私にはよく分かりませんが、きっとユーイチ様にとっては大事な物なのでしょうね」
まさかスマホがこの世界でも重要な物になるとはな、これは大事に扱わないとな。
そう言っている間にダンカンさんが俺達に声をかけてくる。
「おーーい、ここがキッコの街だぞ―――!」
ダンカンさんの声に反応して俺とミミは街の入り口から街並みを見渡してみる。見る感じ、結構人が多そうだ。
確かミミはここで聖女見習いとしての活動をするって言ってたな、具体的に何をするつもりか聞いてみよう。もしかしたら俺のしようとしている事と重なるかもしれないからな。
「なあミミ、ミミはこの街で活動するって言ってたが、具体的に何をするつもりなんだ?」
「私ですか、私は怪我や病気の方を治療する為に来たんですよ。これも修行の一環だと言われて」
「それって俺が手伝っても問題ないのか?」
「どうしたんですか?いきなり」
ミミの疑問に対して俺はこの街で自分がしようと思っていた事を話すことにした。
「実はさ、俺さっき会得したスキルを活かして怪我や病気で後遺症に苦しんでいる人に元の日常に戻ってもらえるようにしたいんだ。ただ俺では治療ができないから。そこはミミに力を貸して欲しい」
「ユーイチ様……」
「ただ、俺も生活の為に治療代は頂かなくてはいけない、聖女見習いのミミが抵抗あるなら……」
「いいですよ」
え、今何て言った?いいですよって言ったか、尋ね返そうとする前にミミが話し始めた。
「元々お布施は頂くつもりでしたし、貧しい方でお布施が支払えない方の分はこちらの領主様より頂くよう事前に話は通していますから」
「そ、そうだったのか」
「それに私では及ばない部分をユーイチ様がお手伝いして下さるのなら正直助かります」
ミミの活動を手伝いつつ、俺も自分のスキルを活かすことができそうだ。何はともあれ、これから2人で頑張っていかないとな。
怪物に襲われ、負傷したダンカンさんをミミが治療魔法で治し、更に俺が突然会得したスキル最適化でダンカンさんの後遺症を取り除いた。
そのダンカンさんが俺達にお礼をしたいと言って、俺達はダンカンさんの案内でキッコの街にあるダンカンさん宅に向かっていた。
「ユーイチ様がまさかあのような私も知らないスキルをお持ちだったとは驚きです」
「いや、実は俺も今さっき会得したばかりなんだ、これに通知が来てな」
俺はそう言いながらスマホの液晶をミミに見せてみる。
「スキル最適化、ふむふむ、すごいですね!というかその鉄の板は何ですか?」
ミミの疑問はもっともだが、どのように説明するかな、とりあえず現在の機能だけ説明してみるか。
「これはスマホ、正確にはスマートフォンといって、俺のいた元の世界では違う使い方をしていたんだが、今はスキルの習得をお知らせする物になっているようだ」
「すまーとふぉん?そうですか、私にはよく分かりませんが、きっとユーイチ様にとっては大事な物なのでしょうね」
まさかスマホがこの世界でも重要な物になるとはな、これは大事に扱わないとな。
そう言っている間にダンカンさんが俺達に声をかけてくる。
「おーーい、ここがキッコの街だぞ―――!」
ダンカンさんの声に反応して俺とミミは街の入り口から街並みを見渡してみる。見る感じ、結構人が多そうだ。
確かミミはここで聖女見習いとしての活動をするって言ってたな、具体的に何をするつもりか聞いてみよう。もしかしたら俺のしようとしている事と重なるかもしれないからな。
「なあミミ、ミミはこの街で活動するって言ってたが、具体的に何をするつもりなんだ?」
「私ですか、私は怪我や病気の方を治療する為に来たんですよ。これも修行の一環だと言われて」
「それって俺が手伝っても問題ないのか?」
「どうしたんですか?いきなり」
ミミの疑問に対して俺はこの街で自分がしようと思っていた事を話すことにした。
「実はさ、俺さっき会得したスキルを活かして怪我や病気で後遺症に苦しんでいる人に元の日常に戻ってもらえるようにしたいんだ。ただ俺では治療ができないから。そこはミミに力を貸して欲しい」
「ユーイチ様……」
「ただ、俺も生活の為に治療代は頂かなくてはいけない、聖女見習いのミミが抵抗あるなら……」
「いいですよ」
え、今何て言った?いいですよって言ったか、尋ね返そうとする前にミミが話し始めた。
「元々お布施は頂くつもりでしたし、貧しい方でお布施が支払えない方の分はこちらの領主様より頂くよう事前に話は通していますから」
「そ、そうだったのか」
「それに私では及ばない部分をユーイチ様がお手伝いして下さるのなら正直助かります」
ミミの活動を手伝いつつ、俺も自分のスキルを活かすことができそうだ。何はともあれ、これから2人で頑張っていかないとな。
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