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追放されてからの生活
突然の訪問者
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シーナに対して木剣だけでなく真剣の修行も取り入れてから数日、まずは土台となる石等の資材が届いた。
資材は全ていわゆる道場の建設予定地に運ばれており、俺とシーナはそこに向かう。
「師匠見てください、村長さんから届いたって教えてくれた資材はあれですよね?」
「ああ、そうだな」
「師匠、届けてくれたのは助かりますがどのようにして土台を作るんですか?」
「待ってくれ、俺の描いた大まかな完成予想図を元に設計を考えてくれて図面を渡されている」
ふむふむ、とりあえず手順としてはこうか、土台作りも相当な力仕事だな、これを2人だけとは。
「とりあえずだがこの図面通りにやってみよう、まずは2人でどこまでできるか確かめた方がいいだろうし」
「はい」
「それじゃあまずは……」
道具も届いているし、俺達はとりあえず手探りでやってみたが、思った以上にきつく、夕方になると2人共ヘロヘロだった。
「はあ……はあ……、シーナとりあえず今日はここまでにしておこう」
「はあ……はあ……、そうですね、だけど土台だけでも結構時間がかかりそうですね」
「……、シーナ、野菜売りや、魔物狩りの報酬で少しでも余裕ができたら人夫も雇う事もしてみようと思っているから、とりあえず今は2人で頑張ろう」
「ええ……」
さすがにシーナも少しきつそうだな、とはいえ金も稼がなくてはいけないし、少しでも修行しなくてはいけないし、道場の建設も少しづつでも進めなければならないし、そんな日々が長く続くかと思いきや、ある日意外な形で決着が着く事になる。
資材が届いてから数日後、剣の修行をしている俺達に村人が話しかけてきた。
「た、大変だニックさん!」
「どうしたんだ一体?また厄介な魔物か⁉」
「それなら退治しましょう、今の私達には少しでもお金が必要ですから!」
「い、いや、魔物じゃなくてだな……」
「魔物じゃない、一体何があったんだ?」
「ここでドラゴンを退治したやつの噂を聞いて、手合わせしたいって奴が村にやって来たんだ」
おいおい、こっちは仕事や修行、建設で忙しいってのに、そのうえ訳の分からない奴と手合わせするのか、もう勘弁してくれ。
「村にやって来たって言ってたな、どんな奴だ剣士か?」
「いや、槍を使う元傭兵だって言ってたな」
「槍を使う元傭兵?」
槍を使う元傭兵がどんな奴か考えているとそいつはあっさりと俺達の前に現れた。
「よう、あんたか、ドラゴンを退治した剣士ってのは?」
俺より頭1個分は大きい身体をしたそいつは長槍を持って、俺に声をかけてきた。
資材は全ていわゆる道場の建設予定地に運ばれており、俺とシーナはそこに向かう。
「師匠見てください、村長さんから届いたって教えてくれた資材はあれですよね?」
「ああ、そうだな」
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ふむふむ、とりあえず手順としてはこうか、土台作りも相当な力仕事だな、これを2人だけとは。
「とりあえずだがこの図面通りにやってみよう、まずは2人でどこまでできるか確かめた方がいいだろうし」
「はい」
「それじゃあまずは……」
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「はあ……はあ……、シーナとりあえず今日はここまでにしておこう」
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「……、シーナ、野菜売りや、魔物狩りの報酬で少しでも余裕ができたら人夫も雇う事もしてみようと思っているから、とりあえず今は2人で頑張ろう」
「ええ……」
さすがにシーナも少しきつそうだな、とはいえ金も稼がなくてはいけないし、少しでも修行しなくてはいけないし、道場の建設も少しづつでも進めなければならないし、そんな日々が長く続くかと思いきや、ある日意外な形で決着が着く事になる。
資材が届いてから数日後、剣の修行をしている俺達に村人が話しかけてきた。
「た、大変だニックさん!」
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「それなら退治しましょう、今の私達には少しでもお金が必要ですから!」
「い、いや、魔物じゃなくてだな……」
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「ここでドラゴンを退治したやつの噂を聞いて、手合わせしたいって奴が村にやって来たんだ」
おいおい、こっちは仕事や修行、建設で忙しいってのに、そのうえ訳の分からない奴と手合わせするのか、もう勘弁してくれ。
「村にやって来たって言ってたな、どんな奴だ剣士か?」
「いや、槍を使う元傭兵だって言ってたな」
「槍を使う元傭兵?」
槍を使う元傭兵がどんな奴か考えているとそいつはあっさりと俺達の前に現れた。
「よう、あんたか、ドラゴンを退治した剣士ってのは?」
俺より頭1個分は大きい身体をしたそいつは長槍を持って、俺に声をかけてきた。
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