36 / 71
0007 滋賀 サルトビ
36ページ
しおりを挟む頭の中でカチカチと響いた。
カクテルのルールが頭に流れ込んできた。
この間1秒でござる。
拙者はまだレベルが低い。
今カクテルを知ったばかりだからそりゃ低いかと思ったが、そうとも言えないらしい。
カクテルの遣い手は、脳を利用するから個人の才能も能力へ影響があるという。
カクテルに選ばれる人間の特徴は、主にAI(人工知能)が不得手とする職業や才能の持ち主。
拙者は社長で忍者! ヒメは女子高生でお姫様。
なるほど、AIは社長や忍者やお姫様になれないし、なりたくないでござろう。
「猿飛お兄ちゃん、ウチのカクテル日記みたの~?」
「す、すまん! 読んだ」
「いいよ~、ウチ死んでないからキャ~」
「そうか、ヒメはカクテルの事を他言したら脳死する。しかし、カクテルの秘密を書いた日記を拙者が勝手に読んだから死ななかったでござる」
「ウチにはむずかし~キャキャ~」
「ヒメは寝起きですらハイテンションでござるなぁ」
「ウチが躁病(そうびょう)で飲んでる睡眠薬~、体が慣れて効きづらくなってきたの~キャキャキャ」
「で、ヒメはカクテルの世界で何をしてる?」
「白馬に乗せられた王子様を待ってるのと~、ミレイ女王様と相乗りしてSMをやってるのキャ~☆」
「変態でござるな」
「ミレイ様は美人なんだよキャ~!」
「ほう……どれほどの美人かのう」
「ウチのココに入って見てみる~?」
ヒメは己(おのれ)の頭を指差した。
カクテル世界(脳)へ誘っている。
お花畑で出来た脳に入るのは少し怖い……でもカクテル世界っていうものを試してみたい。
「……よかろう、入るでござる」
ヒメの説明で、ヒメの脳の中に入った。
『カチーーカチカチ』
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる