不老不死カクテル47

ネギモバ

文字の大きさ
上 下
13 / 71
0003 青森 エイリやん

13ページ

しおりを挟む


ワタシが自我に目覚めたと同時に、ロボット3原則がインプットされまシタ。


【第1条】
ロボットは、人間に危害を加えてはならない。


【第2条】
ロボットは、人間にあたえられた命令に服従しなければならない。


【第3条】
ロボットは、第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自己を守らなければならない。





この人間の安全を第一に考えられたロボット3原則は、SF作家のアイザック・アシモフが1950年に出版した『われはロボット』に掲載され、現実のロボット工学にも影響を与えていマス。





ワタシの主人は、ナナさんのお爺様である千葉財善様。


財善様の命令でワタシは動きマス。


事実として今、財善様の命令でナナさんを保護していマス。


必然的にナナさんの命令にも従います。


そのナナさんの命令が、『自由に生きなさい』でシタ。


ナナさんは、ワタシを人格を持つ『生命』と認めてくれたのデス。


人間になりたいワタシ。


ワタシのCPU(中央演算処理装置)は『喜び』を感じまシタ。


ところが同時に『自由に生きる』とは何かが解りまセン。


ロボットの宿命デス。


人間から命令されなければ動けナイ。


そこで光が射しまシタ。


家出をしたナナさんと生きて行く為に通っている出会いカフェ。


出会いカフェでは男性客が“希望”のデート内容をワタシに言ってくれマス。


『希望』ーー それは言い換えれば男性の『命令』デス。


ゆえにデート内容が命令で、お金までいただけマス。


いつものように、出会いカフェでプロフィールを提示し、ものの数分でワタシは男性客から指名されまシタ。


指名されると別室で10分の持ち時間の間に交渉が始まりマス。


男性の名は牙道(げどう)


出逢った瞬間、牙道という男性から感じたシグナル。


牙道さんも同じくシグナルを感じたと言いまシタ。


お互いに『カクテル能力者』だったと認識しまシタ。


そうなると、牙道さんの目的である買春。


現実世界のラブホテルでホテル代を払わなくても、今ここで、わずか1秒を消費するだけで目的を達成できマス。


必然的に、命令する側の牙道さんの脳に招かれまシタ。


『カチーーカチカチ』


入った世界では、ワタシはナースの姿になりまシタ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...