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第二章『度重なる試練と成長編』
第三十五話『五階層の祠 前編』
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あれから後日、ようやく五階層まで辿り着いたんだけど…。
「ようやく景色変わったーー!」
って言っても、目の前にあるのただの大きな祠なんだけどね…。
ただ、その祠の周りをあの赤い結界が覆ってるから今回は中での攻略かな!
いやー、やっと森以外の攻略だからすっごい楽しみだよ。
それじゃあ早速行っちゃおうかな。
………
入ったらポータルだけって…本当に?
…嘘って言って欲しいんだけど…。
「はぁ…入るしかないかー…」
………
…また森…じゃない!
何処だろここ?
階層は移動してないみたいだから五階層に間違いはないっぽいけど、なんか地下迷路みたいな感じ?
っていうよりはダンジョンになるのかな?
これは攻略しがいがありそう!
早速出発しよっかな!
とりあえずボスまでは一人で探索しよ。
いいかげん死神装備試さないと…。
ライムとエルには悪いけど、強いかもしれないボスは残しといてあげるからそれで許して貰えるよね…?
まずは装備切り替えてっと。
よし、行こう!
そういえば迷路って確か必勝法あったよね?
なんだっけ…。
確か左か右に沿っていくやつだったって事だけは覚えてるんだけど…。
まあ、何もしないで進む訳じゃないからマッピングしながら行って行き詰まったらどっちかに沿って進めばいっかな。
なんて考え事をしながら歩いてたら早速敵が出てきたの。
出て来たんだけど…。
「これってスケルトンってやつ?」
なんかぼろぼろの剣だったり槍だったり、後方には弓を持ってるやつもいる。
合計で五体。
ただなんというか、その…。
今の私がスケルトンの上位の存在みたいな感じの見た目だからか目新しさもないし、拍子抜けというかなんというか…。
ただ連携とって来そうな陣形取ってるから油断は出来ないよね。
まずやりと小楯を持ったスケルトンが突進してきて、そこから私に追い打ちをかけるように後方の弓が弧を描くように私の頭上に飛んで来たの。
そこで私は後ろじゃなくて前に向かって矢を交わして、構えた鎌を振り払って腰上付近の背骨を一刀両断。
ただその後ろから槍のスケルトンに隠れるように進んできた剣を持ったスケルトンの剣に当たっちゃったんだけど、ほとんどダメージも喰らわないでそのまま鎌で反撃して討伐。
最後に残った弓のスケルトン二体と剣のスケルトン一体もそのまま簡単に倒すことができたの。
「まあまだ五階層だし強さもこんなもんなのかな?」
この頭骨とか肋骨とか使って面白いの作れそうだなー。
帰ってら作ってみよっと。
それじゃあ先に進みますか。
………
あれから出て来たのはスケルトンがメインでその他にもケイブスパイダーなんかも出て来たんだけど、何よりも厄介だったのがプチストーンゴーレム。
強さはさほどないんだけどなんていうかプチっていうだけあって手のひらサイズでちっちゃいうえに、多少スピードあるから攻撃当たらないのなんの…。
しかも大きさも小さいからそこらへんに転がってる岩とあんまり見分けがつかないから初撃避けにくいし。
まあ多少時間かかるだけで倒せるからいいんだけど、こういうのはアヤカとかライムの方が得意そう。
そんなことを思いながら探索してたんだけど、見つけちゃったよ階段。
階段あるって事は結構広いんだろうなー。
じゃあ一回戻ってマップ全部埋めちゃってから下に行こうかな。
………
あ、宝箱。
なんか全部がそうじゃないってわかってはいるけど、アリシアとの時の事思い出しちゃってちょっと開けるの躊躇うよね。
まあ開けるんだけど…。
なんて思いながら宝箱開けたら…。
ガブッ!
「えっ!?」
いった…くはないけど何これ!?
宝箱に噛まれたんだけど!?
これミミックってやつ?
なんか噛み付いたまま離してくれないし、よだれ垂れてて気持ち悪しし…。
そもそも手から離れないから私も鎌で攻撃出来ないんだけど…。
どうしよ…。
ダメージは三秒に一回くらいの感覚で五ダメージしか喰らわないからHP自動回復で実質ノーダメージみたいなものだけどお互い決め手に欠けて何も出来ないんだけど…。
「んもー!は、な、れ、てー!!!」
だめだ。振り払おうとしても全く離れる気配ないや。
…いいや。
このまま連れて行こう。
右手塞がってるけどまあ両利きだし大丈夫でしょ。
行っちゃえー!
………
それからかじかじされながら探索して何個か宝箱もあったけどさっきみたいにミミックには出くわす事もなく、手に入ったのはなんか今回のイベント限定のアイテムとか他は私には必要ないものが多かったの。
ま、まあまだ五階層だしね。
一番大きかったのは今回のイベント期間内にアイテムと交換できるチケットが二枚。
これ合計何枚あるのかわからないけど、森の中に見落としとかあったらどうしよう…。
せっかく手に入るなら全部欲しいもんね。
まあいいや、先に進もう。
次は階段の下だね。
右手のこいつはまあ、気にしないようにしよう。
………
あれ?地面少し濡れてる?
これがへんなことにならないといいけど…。
なんて思ってしばらく進んだんだけど、上とは違ってスケルトンは出て来るんだけど杖持ったマジックスケルトン。
こいつが厄介でファイアボール使って来るんだけどダメージじゃなくて避けると地面が蒸発して熱でダメージ喰らっちゃうの。
それが面倒で気にしないでファイアボールあたりに行ったらあんまり喰らわなかったの。
あれ?もしかして私ここではあんまり攻撃避けなくていい?
それに気付いちゃった私はそこからは完全にお散歩。
ケイブフロッグっていうヌメヌメしたカエルの粘液以外は全部避けないで探索したの。
ただしばらくして事件は起きたの。
ガブッ!
「……あ…」
…ど、どうしよ…。
両手に花ならぬ両手に箱だよ。
どうすんのこれ…。
ずっとかじかじされっぱなしで両手塞がってるし、このままじゃ武器も持てないよ…。
…あー、うーん…。
よし、このまま進もう。
モンスター出てきても」カエル以外は気にしない事にしよう。
カエルは今度唐揚げにしてやるんだから!
「ようやく景色変わったーー!」
って言っても、目の前にあるのただの大きな祠なんだけどね…。
ただ、その祠の周りをあの赤い結界が覆ってるから今回は中での攻略かな!
いやー、やっと森以外の攻略だからすっごい楽しみだよ。
それじゃあ早速行っちゃおうかな。
………
入ったらポータルだけって…本当に?
…嘘って言って欲しいんだけど…。
「はぁ…入るしかないかー…」
………
…また森…じゃない!
何処だろここ?
階層は移動してないみたいだから五階層に間違いはないっぽいけど、なんか地下迷路みたいな感じ?
っていうよりはダンジョンになるのかな?
これは攻略しがいがありそう!
早速出発しよっかな!
とりあえずボスまでは一人で探索しよ。
いいかげん死神装備試さないと…。
ライムとエルには悪いけど、強いかもしれないボスは残しといてあげるからそれで許して貰えるよね…?
まずは装備切り替えてっと。
よし、行こう!
そういえば迷路って確か必勝法あったよね?
なんだっけ…。
確か左か右に沿っていくやつだったって事だけは覚えてるんだけど…。
まあ、何もしないで進む訳じゃないからマッピングしながら行って行き詰まったらどっちかに沿って進めばいっかな。
なんて考え事をしながら歩いてたら早速敵が出てきたの。
出て来たんだけど…。
「これってスケルトンってやつ?」
なんかぼろぼろの剣だったり槍だったり、後方には弓を持ってるやつもいる。
合計で五体。
ただなんというか、その…。
今の私がスケルトンの上位の存在みたいな感じの見た目だからか目新しさもないし、拍子抜けというかなんというか…。
ただ連携とって来そうな陣形取ってるから油断は出来ないよね。
まずやりと小楯を持ったスケルトンが突進してきて、そこから私に追い打ちをかけるように後方の弓が弧を描くように私の頭上に飛んで来たの。
そこで私は後ろじゃなくて前に向かって矢を交わして、構えた鎌を振り払って腰上付近の背骨を一刀両断。
ただその後ろから槍のスケルトンに隠れるように進んできた剣を持ったスケルトンの剣に当たっちゃったんだけど、ほとんどダメージも喰らわないでそのまま鎌で反撃して討伐。
最後に残った弓のスケルトン二体と剣のスケルトン一体もそのまま簡単に倒すことができたの。
「まあまだ五階層だし強さもこんなもんなのかな?」
この頭骨とか肋骨とか使って面白いの作れそうだなー。
帰ってら作ってみよっと。
それじゃあ先に進みますか。
………
あれから出て来たのはスケルトンがメインでその他にもケイブスパイダーなんかも出て来たんだけど、何よりも厄介だったのがプチストーンゴーレム。
強さはさほどないんだけどなんていうかプチっていうだけあって手のひらサイズでちっちゃいうえに、多少スピードあるから攻撃当たらないのなんの…。
しかも大きさも小さいからそこらへんに転がってる岩とあんまり見分けがつかないから初撃避けにくいし。
まあ多少時間かかるだけで倒せるからいいんだけど、こういうのはアヤカとかライムの方が得意そう。
そんなことを思いながら探索してたんだけど、見つけちゃったよ階段。
階段あるって事は結構広いんだろうなー。
じゃあ一回戻ってマップ全部埋めちゃってから下に行こうかな。
………
あ、宝箱。
なんか全部がそうじゃないってわかってはいるけど、アリシアとの時の事思い出しちゃってちょっと開けるの躊躇うよね。
まあ開けるんだけど…。
なんて思いながら宝箱開けたら…。
ガブッ!
「えっ!?」
いった…くはないけど何これ!?
宝箱に噛まれたんだけど!?
これミミックってやつ?
なんか噛み付いたまま離してくれないし、よだれ垂れてて気持ち悪しし…。
そもそも手から離れないから私も鎌で攻撃出来ないんだけど…。
どうしよ…。
ダメージは三秒に一回くらいの感覚で五ダメージしか喰らわないからHP自動回復で実質ノーダメージみたいなものだけどお互い決め手に欠けて何も出来ないんだけど…。
「んもー!は、な、れ、てー!!!」
だめだ。振り払おうとしても全く離れる気配ないや。
…いいや。
このまま連れて行こう。
右手塞がってるけどまあ両利きだし大丈夫でしょ。
行っちゃえー!
………
それからかじかじされながら探索して何個か宝箱もあったけどさっきみたいにミミックには出くわす事もなく、手に入ったのはなんか今回のイベント限定のアイテムとか他は私には必要ないものが多かったの。
ま、まあまだ五階層だしね。
一番大きかったのは今回のイベント期間内にアイテムと交換できるチケットが二枚。
これ合計何枚あるのかわからないけど、森の中に見落としとかあったらどうしよう…。
せっかく手に入るなら全部欲しいもんね。
まあいいや、先に進もう。
次は階段の下だね。
右手のこいつはまあ、気にしないようにしよう。
………
あれ?地面少し濡れてる?
これがへんなことにならないといいけど…。
なんて思ってしばらく進んだんだけど、上とは違ってスケルトンは出て来るんだけど杖持ったマジックスケルトン。
こいつが厄介でファイアボール使って来るんだけどダメージじゃなくて避けると地面が蒸発して熱でダメージ喰らっちゃうの。
それが面倒で気にしないでファイアボールあたりに行ったらあんまり喰らわなかったの。
あれ?もしかして私ここではあんまり攻撃避けなくていい?
それに気付いちゃった私はそこからは完全にお散歩。
ケイブフロッグっていうヌメヌメしたカエルの粘液以外は全部避けないで探索したの。
ただしばらくして事件は起きたの。
ガブッ!
「……あ…」
…ど、どうしよ…。
両手に花ならぬ両手に箱だよ。
どうすんのこれ…。
ずっとかじかじされっぱなしで両手塞がってるし、このままじゃ武器も持てないよ…。
…あー、うーん…。
よし、このまま進もう。
モンスター出てきても」カエル以外は気にしない事にしよう。
カエルは今度唐揚げにしてやるんだから!
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