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第一章『初心者卒業編』
第一話『チュートリアル』
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最近流行りのVRMMO、その新作で数多くのゲーマーが注目を集め超大作なのではと話題の《アイディアルワールド・オンライン》。
発売日である今日なぜか友達の彩華が私の家にいた。
しかも、ゲームのハードとソフトを2つずつ。
あ、私の名前は『ふう』。
それでハードとソフトを2つずつ持って上がって来たこの子は『彩華』。
私たちは高校の友達でクラスメイト。
彩華はDあってモデル体型なのに対して私はAカ…
っと、こんな話は置いといて今の状況を簡単に説明すると、彩華が私と一緒にゲームをやりたくて誘おうとしたけど、断られるのが怖かったがためにわざわざ買い揃えてから私の家まで誘いに来たとの事。
あ、ちなみに彩華はお父さんが社長のお金持ち。
私は一人暮らしをしている平凡?な高校生。
どうやって生計を立てているかというと、いわゆる権利収入というやつ。
レストランへのレシピの提供だったり料理本だったり。
え?普通じゃないって?
いやいや、私も彩華も都立の高校に通う『ふ・つ・う』の女子高生だよ?
まあ自己紹介はこの辺にして、そろそろ思考の世界とはおさらば。
「彩華、私もこれやるの?こういうのやった事ないからわかんないよ?」
「その辺は任せて!うちが出来るようになるまで教えたげるからっ!」
そんなキメ顔をされても困るけど、ゲームが嫌いってわけじゃないからやる事になった。
寝室で彩華がテキパキと組み立て、十数分で完成した。
2人でベットに横になり、ハードを被りソフトの起動スイッチを押し私たちはゲームの世界に入っていった。
「まずはキャラクター設定か」
彩華が言うには最初に決めたら変えられない特殊能力といっていわゆる職業のようなものを10個決めた後にステータスを100ポイント振るらしい。
まずは職業。
攻撃するのは怖い、後は家を買ってペットを飼いたい。
現実の私の家はペット禁止だし。
後は物を作るのがすごく好き。
「てことは、これとこれとこれと……っとこんな感じかな!後1つかー…よくわかんないけどこれでいいや!」
次はステータスだけど…
よくわからないローマ字がずらりずらりと。
STRにVIT、INTにDEXにAGI。
なになに、
《STR=攻撃力》《VIT=体力、防御力》
《INT=魔力、魔法攻撃力》《MND=精神力、魔法防御力》
《DEX=命中率》《AGI=回避率》
なるほどね、じゃあこれでいいや!
完成したのがこちら。
フウ Lv1
●ステータス
HP 100 MP 730
STR 0 VIT 0 INT 60 MND 40 DEX 0 AGI 0
●特殊能力
鍛治職人 Lv1 裁縫職人 Lv1 木工職人 Lv1
彫金職人 Lv1 錬金術師 Lv1 薬剤師 Lv1
調理師 Lv1 付術師 Lv1 従魔師 Lv1 魔力操作 Lv1
●能力
生活魔法
と、まあこんな感じかな!
この後はチュートリアルステージに移動するんだったっけ。
「ここがチュートリアルステージか!うん、ただの洞窟」
《鍛治職人チュートリアルを開始します》
《目の前にある鉱石塊を探して採掘してください》
目の前にあるこの赤茶色のやつかな?
「おぉ!銅鉱石10個!」
《エリアを移動します》
《表示される手順に沿って銅鉱石をインゴットにします》
「これをこうして、こうかな?できた!銅のインゴット2個!」
《次のチュートリアルに移行します》
……………
「ふぅ…やっと10種類終わったよ…」
報酬はっと、
鍛治職人入門セット、銅鉱石 10個
裁縫職人入門セット、綿花 10個
木工職人入門セット、丸太(下) 5本
彫金職人入門セット、銅鉱石 10個
錬金術士入門セット、硝子砂 5袋
薬剤師入門セット、薬草 5束
調理師入門セット、白米 5合
付術の入門書、付術の枝
従魔の入門書、従魔の指輪
結構もらったなー、にしても彩華悩んでそうだなー…
っと噂をすればだね。
「おまたせー、またせちゃったか…」
「大丈夫!これからどうするの?」
「ちっちっち、焦らない焦らない。まずはお互いステータスの確認しようか。うちのこれー」
アヤカ Lv1
●ステータス
HP 460 MP 565
STR 10 VIT 30
INT 30 MND 10
DEX 0 AGI 20
●特殊能力
剣術 Lv1 水魔法 Lv1 風魔法 Lv1
雷魔法 Lv1 光魔法 Lv1 回復魔法 Lv1
身体強化 Lv1 魔力強化 Lv1 並列詠唱 Lv1 体術 Lv1
●能力
生活魔法
「魔法剣士風にしてみました!!」
ピースまでしてるし、魔法剣士って事は魔法使いながら剣で戦うのかな?
「よくわからないけど凄そう、ってのはわかった」
「ふうはー?」
「ん、私これ」
フウ Lv1
●ステータス
HP 100 MP 730
STR 0 VIT 0 INT 60 MND 40 DEX 0 AGI 0
●特殊能力
鍛治職人 Lv1 裁縫職人 Lv1 木工職人 Lv1
彫金職人 Lv1 錬金術師 Lv1 薬剤師 Lv1
調理師 Lv1 付術師 Lv1 従魔師 Lv1 魔力操作 Lv1
●能力
生活魔法
「………」
「な、なによ」
「はぁ…こりゃやっちゃいましたな笑」
「どういう事?」
「んー、まず生産職はがっつり運が関わってくるのと、モンスターに狙われたら終わりって事と、すごくお金を使う職業なんだよね…あとこのゲームリアルな器用さも関わってくるらしいから、他の人は生産職一つに絞ってちゃんと素材とか集められるように職業選ぶんだよ。しかもステータスもバランス変だし、後は従魔術も確率悪すぎて人気ないらしいよ」
「……なんか色々とごめん。ペット欲しいなーとか色々考えてたらこうなっちゃって…」
「いやいや、サポーターとしてはすごく優秀でありがたいんだけどね。その分全力でサポートするから!」
「それじゃあとりあえず、レベル上げとフウちゃんの生産素材集めに行こうか!」
「うん!ありがと!」
アヤカについて行ってフィールドに出ると右側には辺り一面草原が広がっていて、左側には森が広がってる。
プレイヤーもいっぱいいるし、森の方からはすごい音が聞こえる。
「夜になる前にちゃっちゃと始めちゃいましょー!」
グリーンスライムってモンスターとプチスパイダーってモンスター、ウィークラビットってモンスター、後は薬草に毒草、丸太狩りに食材集めをして解散。
アヤカからアイテム少し貰って今日の成果はこんな感じかなー。
グリーンスライム液 28個、プチスパイダーの細糸 47個
ウィークラビットの皮 25個、ウィークラビットの肉(下) 32個
獣骨 8個、小麦 37束、薬草 78束、毒草 17束
丸太(下) 22本、岩塩 5個、ローズマリー 3束、石 18個
始めての日にしてはまあまあらしいよ。
まあ、アヤカがバカみたいに強いだけだけどね…
アヤカはまたレベル上げ行くらしいから、私は作業場に行って色々やる事にしよう。
作業場そこそこ空いてるなー。
人の少なさが人気のなさってわかるのちょっと辛い…
まあ、私は好きな事したいだけだから切り替えて作業しよう!
まずは薬剤かな。
だけど最初はポーション用の瓶を作らないとだね!
露店で買ってきた硝子砂を錬金鉢に入れて《スキル錬金》!
●硝子瓶
評価 3 レア度 1
よし!成功率は大体1/3くらいかな!
そしたら次は薬草1束すり潰して、水と合わせて《スキル調合》!
●初級ポーション
評価 1 レア度 1
能力 : HPを40回復
うっ、出来たはいいけど評価1かぁー…確か10まであるんだよね。
にしても成功率どのくらいなんだろ?
とりあえず10個作ってみたけど…
《初級ポーションのレシピを習得しました》
お、10個作ったからかな?ちなみに結果はというと…
評価1が2個、評価2が4個
評価3が3個、評価4が1個
失敗が5個
確かNPCの露店が評価3で回復が50だったから、でき悪すぎだね、うん。
平均2.3って、そりゃ不遇って言われますわ。
そしたら次は思考を変えてやってみよう。
まずは薬草をただ乾燥させてパウダーにしたやつ。
もう一つは薬草を緑茶みたいに蒸して炒めて揉んで乾燥!
これをそれぞれ10束ずつ水と混ぜて《スキル調合》!
結果は
乾燥パウダーver(平均値 5.6)
●初級ポーション
評価 6 レア度 1
能力 : HPを65回復
緑茶風ver(平均値 7.9)
●初級ポーション
評価 8 レア度 1
能力 : HPを75回復
いい感じ!ここまで来ると10にしたいよね!
ちなみに成功率は半分前後ってところかな。
あとは2回くらい
《初級ポーションのレシピを更新しました》
っていう表示が出てきた。
補足で説明しとくとレシピに登録されると手順を省いて作れるらしい!めっちゃ便利!
とまあ置いといて、10にする方法だけど一つ思い当たる節がある。
さっき緑茶風にしたから思いついたんだけど、試しにお湯にして少し薬草を戻してからスキルを使ったらなんと、3回目でようやく
●初級ポーション
評価 10 レア度 2
能力 : HPを90回復する
《初級ポーションのレシピを更新しました》
きたーーー!なんかものすごく達成感!
とりあえず量産。うん、スキルって便利だね…
結果的に評価10が10本ほど出来た。これは順調じゃないかな!
あと、同じやり方で水じゃなくてグリーンスライム液でやったら中級ポーションが出来た。
言うまでもなく薬草取りに行ったよね。
それで完成したのがこちら!
●中級ポーション
評価 10 レア度 3
能力 : HPを120回復する
ちなみにお店のは、
●中級ポーション
評価 3 レア度 2
能力 : HPを70回復する
最終的に
初級ポーション評価10を50本
中級ポーション評価10を20本
が完成したよ。
もちろんちゃんと瓶詰めにしたよ?
いやー頑張った!でも楽しいわ!
マーケットがあるらしいから完成度10は売り物にして、後は自分用かな!
次は本命の調理!ここは本気で行かずして何をする!
食材は兎の肉に岩塩、それからローズマリーと小麦かー。
まずは味見兼ねて茹でと素焼きだね!
●茹でた兎肉
評価 2 レア度 1
●兎肉の素焼き
評価 1 レア度 1
んー、やっぱり煮込み系が良いのかなー?
岩塩とローズマリーしかないからスープかな。
一口サイズに切って、削った岩塩と刻んだローズマリーで下味つけて一度焼く。
表面に焼き色がついてきたら、鍋に移して水を入れてひたすら煮込む。
その間に小麦粉作ってパンを作ろう。
酵母売っててよかったよ…
バケットっぽくしたいから、こうしてこうして…
●バケット
評価 8 レア度 1
《バケットのレシピを習得しました》
ぼちぼちだなー、10じゃなかったのは残念だけど。
鍋の方はまだ煮込み足りないから待ってる間にでも裁縫やろう!
とりあえず細糸束ねて糸にして、布にして、《スキル縫合》!
じゃーん!ワンピース作ってみました!
●白いワンピース(体)
評価 7 レア度 2
能力 : DEF+5 MDEF+7 VIT+2 INT +1
可愛い!後で装備しよ!
次はウィークラビットの皮かー、小さいからどうにかして大きく出来ないかな?
試しに錬金でやってみよう。
皮と皮を重ねて《スキル錬金》!
できた、これを繰り返してもっと大きくして…
《皮結合のレシピを習得しました》
お、出た出た!これは使えるから取っておきたかったんだよね!
次に繋げた皮をこうしてこうして《スキル縫合》!
●兎皮の胸当て
評価 6 レア度 2
能力 : DEF+8 VIT+3 AGI+2
●兎皮の腰巻き
評価 5 レア度 2
能力 : DEF+6 VIT+2 AGI+1
まあまあかなー、これはアヤカ用だね。
そろそろ良い感じかな!
最後に濾して、綺麗なお肉だけ鍋に戻して完成!
●兎肉のスープ
評価 7 レア度 2
《兎肉のスープのレシピを習得しました》
美味しいけどこれだけじゃやっぱり物足りないなー。
取り除いたお肉を裏漉ししてきめ細かくしたら、スープ少しと乾燥させて粉末にしたローズマリーを少し加えて混ぜて完成!
●兎肉のパテ
評価 4 レア度 1
《兎肉のパテのレシピを習得しました》
まあ、出し殻にしては良い感じにできたね!
これとさっき作ったバケットを切って軽く焼き目つけてパンの上にっと。
●兎肉のパテとバケット
評価 6 レア度 1
《兎肉のパテとバケットのレシピを習得しました》
ん、美味しい!これはこれでありじゃん!
ささ、腹ごしらえも終わったし、もう時間も遅いから木工は明日にして最後に鍛治と彫金やってログアウトしますか!
ってなわけで鍛冶場に移動してきたけど…暑い。
すごい精神力必要そうな場所だわ。
今日チュートリアルで手に入れた銅鉱石をインゴットにしよう!
10個で1つ作れるらしいから上手くいけば2つか。
お、終わったあぁぁー…
●銅のインゴット
レア度 2
長剣と短剣、後は指輪作っておきたい!
なになに、インゴットを炉に入れて熱した後、冷めないうちに…
あぁーー…
長剣こりゃ失敗だなー…
●銅の剣
評価 1 レア度 2
能力 : ATK+12 STR+2 耐久値-5
切り替えて次は短剣!
………
●銅の短剣
評価 4 レア度 2
能力 : ATK+8 STR+4
平均は超えたか…でもこれでなんとなくコツがわかってきたよ!
最後は彫金の指輪だね!
残ったインゴットを熱して、補足して丸くしてくっつける!
うわ、失敗した。
これは難しいかも。
●銅の指輪
評価3 レア度 2
能力 : STR+2
●銅の指輪
評価 4 レア度 2
能力 : DEX+3
4回中2回完成かー…
なんにせよ目標は達成したし、そろそろアヤカとの待ち合わせ時間だし宿屋の前で待ってよっと。
………
「ごめん!また待たせちゃったね」
「大丈夫だよ!そうそう、素材のお返しにポーションと装備渡しとくね。はい、これ!」
内容は
銅の剣、兎皮の胸当て、兎皮の腰巻き
初級ポーション完成度8、9合計10本
中級ポーション完成度8、9合計10本
兎肉のスープ5個、兎肉のパテとバケット5個
のセット!
「え…?」
「…ん?」
「待って、なんでこんなにあるの?しかもポーション完成度高くない…?」
「そうなの?売る用にーって思って完成度10いっぱいあるけど?」
「はぁ…またまた別の意味でやっちゃいましたな…売るなら購入制限つけたほうがいいね。あとNPCの店で出回ってる値段の2倍…いや、完成度10なら3倍くらいで売っといたほうがいいよ」
「そんなに!?」
「当然でしょ!回復量多すぎだし、普通出来ないから!」
「そうだったんだ、気をつけるね。忠告ありがと!」
「じゃあ私からも、今日の素材半分あげるよ。これだけの見返りがあるならこっちとしても嬉しいし」
「こんなにいっぱいありがと」
「あ、あと指輪2つあるんだけどどっちがいい?」
「んー、STRの方かなー」
「はい、じゃあこれ」
「ありがと!んじゃ、今日はこの辺でログアウトしちゃいますか!」
宿屋のベットに行ってログアウトして私の部屋。
彩華も起きて自分の分片付けしてる。
「それじゃあ、今日は無理言ってごめんね。また明日!」
「ううん、私も楽しかったから!また明日ね」
さて、ご飯食べてやる事やって寝よっと。
………
おやすみ。
発売日である今日なぜか友達の彩華が私の家にいた。
しかも、ゲームのハードとソフトを2つずつ。
あ、私の名前は『ふう』。
それでハードとソフトを2つずつ持って上がって来たこの子は『彩華』。
私たちは高校の友達でクラスメイト。
彩華はDあってモデル体型なのに対して私はAカ…
っと、こんな話は置いといて今の状況を簡単に説明すると、彩華が私と一緒にゲームをやりたくて誘おうとしたけど、断られるのが怖かったがためにわざわざ買い揃えてから私の家まで誘いに来たとの事。
あ、ちなみに彩華はお父さんが社長のお金持ち。
私は一人暮らしをしている平凡?な高校生。
どうやって生計を立てているかというと、いわゆる権利収入というやつ。
レストランへのレシピの提供だったり料理本だったり。
え?普通じゃないって?
いやいや、私も彩華も都立の高校に通う『ふ・つ・う』の女子高生だよ?
まあ自己紹介はこの辺にして、そろそろ思考の世界とはおさらば。
「彩華、私もこれやるの?こういうのやった事ないからわかんないよ?」
「その辺は任せて!うちが出来るようになるまで教えたげるからっ!」
そんなキメ顔をされても困るけど、ゲームが嫌いってわけじゃないからやる事になった。
寝室で彩華がテキパキと組み立て、十数分で完成した。
2人でベットに横になり、ハードを被りソフトの起動スイッチを押し私たちはゲームの世界に入っていった。
「まずはキャラクター設定か」
彩華が言うには最初に決めたら変えられない特殊能力といっていわゆる職業のようなものを10個決めた後にステータスを100ポイント振るらしい。
まずは職業。
攻撃するのは怖い、後は家を買ってペットを飼いたい。
現実の私の家はペット禁止だし。
後は物を作るのがすごく好き。
「てことは、これとこれとこれと……っとこんな感じかな!後1つかー…よくわかんないけどこれでいいや!」
次はステータスだけど…
よくわからないローマ字がずらりずらりと。
STRにVIT、INTにDEXにAGI。
なになに、
《STR=攻撃力》《VIT=体力、防御力》
《INT=魔力、魔法攻撃力》《MND=精神力、魔法防御力》
《DEX=命中率》《AGI=回避率》
なるほどね、じゃあこれでいいや!
完成したのがこちら。
フウ Lv1
●ステータス
HP 100 MP 730
STR 0 VIT 0 INT 60 MND 40 DEX 0 AGI 0
●特殊能力
鍛治職人 Lv1 裁縫職人 Lv1 木工職人 Lv1
彫金職人 Lv1 錬金術師 Lv1 薬剤師 Lv1
調理師 Lv1 付術師 Lv1 従魔師 Lv1 魔力操作 Lv1
●能力
生活魔法
と、まあこんな感じかな!
この後はチュートリアルステージに移動するんだったっけ。
「ここがチュートリアルステージか!うん、ただの洞窟」
《鍛治職人チュートリアルを開始します》
《目の前にある鉱石塊を探して採掘してください》
目の前にあるこの赤茶色のやつかな?
「おぉ!銅鉱石10個!」
《エリアを移動します》
《表示される手順に沿って銅鉱石をインゴットにします》
「これをこうして、こうかな?できた!銅のインゴット2個!」
《次のチュートリアルに移行します》
……………
「ふぅ…やっと10種類終わったよ…」
報酬はっと、
鍛治職人入門セット、銅鉱石 10個
裁縫職人入門セット、綿花 10個
木工職人入門セット、丸太(下) 5本
彫金職人入門セット、銅鉱石 10個
錬金術士入門セット、硝子砂 5袋
薬剤師入門セット、薬草 5束
調理師入門セット、白米 5合
付術の入門書、付術の枝
従魔の入門書、従魔の指輪
結構もらったなー、にしても彩華悩んでそうだなー…
っと噂をすればだね。
「おまたせー、またせちゃったか…」
「大丈夫!これからどうするの?」
「ちっちっち、焦らない焦らない。まずはお互いステータスの確認しようか。うちのこれー」
アヤカ Lv1
●ステータス
HP 460 MP 565
STR 10 VIT 30
INT 30 MND 10
DEX 0 AGI 20
●特殊能力
剣術 Lv1 水魔法 Lv1 風魔法 Lv1
雷魔法 Lv1 光魔法 Lv1 回復魔法 Lv1
身体強化 Lv1 魔力強化 Lv1 並列詠唱 Lv1 体術 Lv1
●能力
生活魔法
「魔法剣士風にしてみました!!」
ピースまでしてるし、魔法剣士って事は魔法使いながら剣で戦うのかな?
「よくわからないけど凄そう、ってのはわかった」
「ふうはー?」
「ん、私これ」
フウ Lv1
●ステータス
HP 100 MP 730
STR 0 VIT 0 INT 60 MND 40 DEX 0 AGI 0
●特殊能力
鍛治職人 Lv1 裁縫職人 Lv1 木工職人 Lv1
彫金職人 Lv1 錬金術師 Lv1 薬剤師 Lv1
調理師 Lv1 付術師 Lv1 従魔師 Lv1 魔力操作 Lv1
●能力
生活魔法
「………」
「な、なによ」
「はぁ…こりゃやっちゃいましたな笑」
「どういう事?」
「んー、まず生産職はがっつり運が関わってくるのと、モンスターに狙われたら終わりって事と、すごくお金を使う職業なんだよね…あとこのゲームリアルな器用さも関わってくるらしいから、他の人は生産職一つに絞ってちゃんと素材とか集められるように職業選ぶんだよ。しかもステータスもバランス変だし、後は従魔術も確率悪すぎて人気ないらしいよ」
「……なんか色々とごめん。ペット欲しいなーとか色々考えてたらこうなっちゃって…」
「いやいや、サポーターとしてはすごく優秀でありがたいんだけどね。その分全力でサポートするから!」
「それじゃあとりあえず、レベル上げとフウちゃんの生産素材集めに行こうか!」
「うん!ありがと!」
アヤカについて行ってフィールドに出ると右側には辺り一面草原が広がっていて、左側には森が広がってる。
プレイヤーもいっぱいいるし、森の方からはすごい音が聞こえる。
「夜になる前にちゃっちゃと始めちゃいましょー!」
グリーンスライムってモンスターとプチスパイダーってモンスター、ウィークラビットってモンスター、後は薬草に毒草、丸太狩りに食材集めをして解散。
アヤカからアイテム少し貰って今日の成果はこんな感じかなー。
グリーンスライム液 28個、プチスパイダーの細糸 47個
ウィークラビットの皮 25個、ウィークラビットの肉(下) 32個
獣骨 8個、小麦 37束、薬草 78束、毒草 17束
丸太(下) 22本、岩塩 5個、ローズマリー 3束、石 18個
始めての日にしてはまあまあらしいよ。
まあ、アヤカがバカみたいに強いだけだけどね…
アヤカはまたレベル上げ行くらしいから、私は作業場に行って色々やる事にしよう。
作業場そこそこ空いてるなー。
人の少なさが人気のなさってわかるのちょっと辛い…
まあ、私は好きな事したいだけだから切り替えて作業しよう!
まずは薬剤かな。
だけど最初はポーション用の瓶を作らないとだね!
露店で買ってきた硝子砂を錬金鉢に入れて《スキル錬金》!
●硝子瓶
評価 3 レア度 1
よし!成功率は大体1/3くらいかな!
そしたら次は薬草1束すり潰して、水と合わせて《スキル調合》!
●初級ポーション
評価 1 レア度 1
能力 : HPを40回復
うっ、出来たはいいけど評価1かぁー…確か10まであるんだよね。
にしても成功率どのくらいなんだろ?
とりあえず10個作ってみたけど…
《初級ポーションのレシピを習得しました》
お、10個作ったからかな?ちなみに結果はというと…
評価1が2個、評価2が4個
評価3が3個、評価4が1個
失敗が5個
確かNPCの露店が評価3で回復が50だったから、でき悪すぎだね、うん。
平均2.3って、そりゃ不遇って言われますわ。
そしたら次は思考を変えてやってみよう。
まずは薬草をただ乾燥させてパウダーにしたやつ。
もう一つは薬草を緑茶みたいに蒸して炒めて揉んで乾燥!
これをそれぞれ10束ずつ水と混ぜて《スキル調合》!
結果は
乾燥パウダーver(平均値 5.6)
●初級ポーション
評価 6 レア度 1
能力 : HPを65回復
緑茶風ver(平均値 7.9)
●初級ポーション
評価 8 レア度 1
能力 : HPを75回復
いい感じ!ここまで来ると10にしたいよね!
ちなみに成功率は半分前後ってところかな。
あとは2回くらい
《初級ポーションのレシピを更新しました》
っていう表示が出てきた。
補足で説明しとくとレシピに登録されると手順を省いて作れるらしい!めっちゃ便利!
とまあ置いといて、10にする方法だけど一つ思い当たる節がある。
さっき緑茶風にしたから思いついたんだけど、試しにお湯にして少し薬草を戻してからスキルを使ったらなんと、3回目でようやく
●初級ポーション
評価 10 レア度 2
能力 : HPを90回復する
《初級ポーションのレシピを更新しました》
きたーーー!なんかものすごく達成感!
とりあえず量産。うん、スキルって便利だね…
結果的に評価10が10本ほど出来た。これは順調じゃないかな!
あと、同じやり方で水じゃなくてグリーンスライム液でやったら中級ポーションが出来た。
言うまでもなく薬草取りに行ったよね。
それで完成したのがこちら!
●中級ポーション
評価 10 レア度 3
能力 : HPを120回復する
ちなみにお店のは、
●中級ポーション
評価 3 レア度 2
能力 : HPを70回復する
最終的に
初級ポーション評価10を50本
中級ポーション評価10を20本
が完成したよ。
もちろんちゃんと瓶詰めにしたよ?
いやー頑張った!でも楽しいわ!
マーケットがあるらしいから完成度10は売り物にして、後は自分用かな!
次は本命の調理!ここは本気で行かずして何をする!
食材は兎の肉に岩塩、それからローズマリーと小麦かー。
まずは味見兼ねて茹でと素焼きだね!
●茹でた兎肉
評価 2 レア度 1
●兎肉の素焼き
評価 1 レア度 1
んー、やっぱり煮込み系が良いのかなー?
岩塩とローズマリーしかないからスープかな。
一口サイズに切って、削った岩塩と刻んだローズマリーで下味つけて一度焼く。
表面に焼き色がついてきたら、鍋に移して水を入れてひたすら煮込む。
その間に小麦粉作ってパンを作ろう。
酵母売っててよかったよ…
バケットっぽくしたいから、こうしてこうして…
●バケット
評価 8 レア度 1
《バケットのレシピを習得しました》
ぼちぼちだなー、10じゃなかったのは残念だけど。
鍋の方はまだ煮込み足りないから待ってる間にでも裁縫やろう!
とりあえず細糸束ねて糸にして、布にして、《スキル縫合》!
じゃーん!ワンピース作ってみました!
●白いワンピース(体)
評価 7 レア度 2
能力 : DEF+5 MDEF+7 VIT+2 INT +1
可愛い!後で装備しよ!
次はウィークラビットの皮かー、小さいからどうにかして大きく出来ないかな?
試しに錬金でやってみよう。
皮と皮を重ねて《スキル錬金》!
できた、これを繰り返してもっと大きくして…
《皮結合のレシピを習得しました》
お、出た出た!これは使えるから取っておきたかったんだよね!
次に繋げた皮をこうしてこうして《スキル縫合》!
●兎皮の胸当て
評価 6 レア度 2
能力 : DEF+8 VIT+3 AGI+2
●兎皮の腰巻き
評価 5 レア度 2
能力 : DEF+6 VIT+2 AGI+1
まあまあかなー、これはアヤカ用だね。
そろそろ良い感じかな!
最後に濾して、綺麗なお肉だけ鍋に戻して完成!
●兎肉のスープ
評価 7 レア度 2
《兎肉のスープのレシピを習得しました》
美味しいけどこれだけじゃやっぱり物足りないなー。
取り除いたお肉を裏漉ししてきめ細かくしたら、スープ少しと乾燥させて粉末にしたローズマリーを少し加えて混ぜて完成!
●兎肉のパテ
評価 4 レア度 1
《兎肉のパテのレシピを習得しました》
まあ、出し殻にしては良い感じにできたね!
これとさっき作ったバケットを切って軽く焼き目つけてパンの上にっと。
●兎肉のパテとバケット
評価 6 レア度 1
《兎肉のパテとバケットのレシピを習得しました》
ん、美味しい!これはこれでありじゃん!
ささ、腹ごしらえも終わったし、もう時間も遅いから木工は明日にして最後に鍛治と彫金やってログアウトしますか!
ってなわけで鍛冶場に移動してきたけど…暑い。
すごい精神力必要そうな場所だわ。
今日チュートリアルで手に入れた銅鉱石をインゴットにしよう!
10個で1つ作れるらしいから上手くいけば2つか。
お、終わったあぁぁー…
●銅のインゴット
レア度 2
長剣と短剣、後は指輪作っておきたい!
なになに、インゴットを炉に入れて熱した後、冷めないうちに…
あぁーー…
長剣こりゃ失敗だなー…
●銅の剣
評価 1 レア度 2
能力 : ATK+12 STR+2 耐久値-5
切り替えて次は短剣!
………
●銅の短剣
評価 4 レア度 2
能力 : ATK+8 STR+4
平均は超えたか…でもこれでなんとなくコツがわかってきたよ!
最後は彫金の指輪だね!
残ったインゴットを熱して、補足して丸くしてくっつける!
うわ、失敗した。
これは難しいかも。
●銅の指輪
評価3 レア度 2
能力 : STR+2
●銅の指輪
評価 4 レア度 2
能力 : DEX+3
4回中2回完成かー…
なんにせよ目標は達成したし、そろそろアヤカとの待ち合わせ時間だし宿屋の前で待ってよっと。
………
「ごめん!また待たせちゃったね」
「大丈夫だよ!そうそう、素材のお返しにポーションと装備渡しとくね。はい、これ!」
内容は
銅の剣、兎皮の胸当て、兎皮の腰巻き
初級ポーション完成度8、9合計10本
中級ポーション完成度8、9合計10本
兎肉のスープ5個、兎肉のパテとバケット5個
のセット!
「え…?」
「…ん?」
「待って、なんでこんなにあるの?しかもポーション完成度高くない…?」
「そうなの?売る用にーって思って完成度10いっぱいあるけど?」
「はぁ…またまた別の意味でやっちゃいましたな…売るなら購入制限つけたほうがいいね。あとNPCの店で出回ってる値段の2倍…いや、完成度10なら3倍くらいで売っといたほうがいいよ」
「そんなに!?」
「当然でしょ!回復量多すぎだし、普通出来ないから!」
「そうだったんだ、気をつけるね。忠告ありがと!」
「じゃあ私からも、今日の素材半分あげるよ。これだけの見返りがあるならこっちとしても嬉しいし」
「こんなにいっぱいありがと」
「あ、あと指輪2つあるんだけどどっちがいい?」
「んー、STRの方かなー」
「はい、じゃあこれ」
「ありがと!んじゃ、今日はこの辺でログアウトしちゃいますか!」
宿屋のベットに行ってログアウトして私の部屋。
彩華も起きて自分の分片付けしてる。
「それじゃあ、今日は無理言ってごめんね。また明日!」
「ううん、私も楽しかったから!また明日ね」
さて、ご飯食べてやる事やって寝よっと。
………
おやすみ。
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