# 魔女集会で会いましょう ~拾い物は、慎重に~

東川カンナ

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14.そして、掛け違える。

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「レイナルド、お前……」
 半ば無理矢理に連れ出されて、リリアンヌは大層不機嫌な様子でそう言葉を発した。


「わざとだな?」


「わざと?」
 レイナルドはきょとんとした顔をしてみせる。
 この期に及んですっとぼける気か。
「あんな当てつけるような物言い」
 剣呑な空気を強めると、レイナルドは一応謝った。
「悪い悪い、ちょっとあまりに予想外の事態でな。面白くて、つい」
「お前は面白いで終わりかもしれないけど、こっちはそうもいかないって分かってる?」


 一つ屋根の下で一緒に暮らしているのはリリアンヌなのだ。サフィールに説明して、拗れた機嫌をどうにかしなければならない。
 もう少しきちんと話をしたかったのだが、それができなかった。色々と誤解が生まれている気がする。レイナルドがべらべら喋ったことはまるきり嘘ということもないが、誇張されていた部分も大いにある。


「いや、うん、悪かった。事が済んだらオレから弁明するか?」
「いい。もうお前とサフィールを引き合わせない方が平和な気がする」
「あぁ、それはまぁな。オレ、次は殺されるかも」
 何を思い出しているのか、くくくと笑う男を呆れた顔でリリアンヌは見遣った。


「しっかしお前が、人間の、それも男と暮らしてるなんてな。玄関の扉が開いた瞬間、心臓が止まるかと思ったぞ」
「…………大袈裟な」


 レイナルドとの付き合いはどれほどになるだろうか。
 思い出すのが面倒だと思う程度には長い。
 ただ、リリアンヌは己の処女性を守り通してきたし、その辺りはこの男も重々承知しているので、二人の間におかしな空気が流れたことなど一度もない。
 よく喋るし、少々悪ふざけが過ぎるところはあるが、基本的な物の考え方や人との距離の取り方などそういうところが割に合っていて、敵対するようなことはなく時には互いの困り事に協力することもある。
 けれどそう密な付き合いをしている訳でもないのだ。
 サフィールがこの度レイナルドと初対面だったことで分かる通り、数年、いや、十年単位で顔を合わせないこともある。かと思えば一年の内にちょくちょく顔を合わせることもあったりする、そういう付き合い。
 時間が空いても昨日会っていたのと同じ調子で言葉を交わせるから、楽な相手であることは事実だった。


「大袈裟なもんか。しかも、マズイことになってるな?」
 言われて、リリアンヌはドキリとした。
「見たところ力を失った様子ではないが」
「な、にを」
 これはもしかしなくても、そういう関係になっていることまでバレているではないか。
「見てたら分かるよ。あと、跡な?」
「跡?」
 この意味はよく分からなかった。分からないならいいと言われて、ますます首を傾げる。
「よくその気になったな? まさか初めからその気だったのか?」
「まさか。レイ、お前、魔女の純潔を何だと思ってるの」
「いや、よく分かってるよ。それもリリアンヌみたいに頑固で融通が利かなくて、まさにこれが魔女です、みたいな芯の通った女が弾みでどうこうなるなんて思えない。力の喪失は死と同義だ。誇りなくして、生きてはいけない」
 よく分かっている。
 これもまた人間と悪魔の間に生まれたことで色々苦労や苦悩はしているようで、自分という存在をどう定め置くか決めかねていた時期は長かったらしい。


 自分が何者であるか。


 長くを生きるものにとって、それはより重要な事柄だ。
 自分の形がぼやけると、ロクなことにならない。時の流れの中で倦んで、ロクな死に方をしなくなる。
 魔女が魔女であることの重さを、この半悪魔はよく分かっているのだ。


「どうして拾った」
「いや、だから本当に気まぐれだよ。森に捨てられていたんだ。怪我が酷くて、今にも死にそうだった。初めに見つめた時は、もちろん拾う気なんてなかった。この森ではよくあることだと、そう思っただけ」
「でも、自分の血までやって助けたな?」
「分かるか」
 似た気配がした、とレイナルドは言った。
「拒絶反応を起こさず生き残れば、飽きるまで面倒をみてやろうかと。あれは見事に乗り切ってみせた訳だ」
「力を失わずに済んだのは、血を分けたことが理由か。いつからこんなことになってる」
「つい最近だよ。正直、こんなことになるとは思いもしなかった。そういうつもりはなかったし、そんな風に思われてるとも知らなかった」
 迂闊だなぁ、と嘆息された。
 ムッとしない訳ではないが、自分でもその通りだと思うので言い返せない。
「分かりにくいけど、情が深いところがあるからなぁ」
「べっつに、情なんて……」
「もちろん、魔女らしく恐ろしく冷酷に切り捨てることができるのも、知っているが」


 長い付き合いだ。リリアンヌの容赦のなさをこの男も重々承知しているはずだ。
 そうでなければここまで生き延び、惑いの森こんな場所で泰然と構えていられる訳がないのだから。


「お前はその気になればオレのことだって簡単に切り捨てられるし、他の誰だって同様にできる。受け入れている相手にだって、それができる。そうあるべきだ。自分以外は、全て、捨てられる。でもあの人間は、違うんだろ。もはや、お前自身と同義なんだろ」
「――――――――」


 言われて、なるほど、と思ってしまった。
 もはやサフィールは自分自身と同義なのだ。自分の一部なのだ。


 こんなことになったから分かち難いのではない。
 いつの間にか分かち難くなっていたから、拒み切れず受け入れてしまったのだ。


 今まで数多の人間やその他の者に出会って来たのに、そんな風にどうしようもないところまで踏み込めたのはサフィールだけだったのだと、改めて教えられる。


 自分にとって、サフィールは他と何がどう違ったのだろう。
 サフィールの何が自分にここまで響いたのだろう。


「リリアンヌ」
 呼ばれて、顔を上げたら、レイナルドが少し複雑そうな顔をしていた。
「お前、この先、きっと」
 分かっている。
「――――――――きっと、手酷く痛めつけれるな」


 時間の流れに。
 それは、分かっている。普段口に出したりはしてみせないけれど、それは心の隅にいつも巣食っている。
 持ち時間が、絶対的に違うから。
 だからいつか、リリアンヌは確実にサフィールを喪う。それは避けられない。


「例えば、使い魔にするとか、そういうのは」
「それは駄目だ。絶対にしない」
 おずおずとされた提案は、即座に否定した。
「一度血の交換はしてるんだ。拒絶反応は出ないんじゃ?」
「二度目も大丈夫な保証はない。術式が違うんだから、一度目と同じ結果になるとは限らない」


 使い魔。
 そういうものを必要と思えば魔女は持つ。自分に従属する、手足として。
 無事に使い魔を作れれば、それは魔女と寿命を共有する。
 ただし、それは一方通行のものだ。使い魔が死んでも魔女は死なないが、逆に魔女が死ねば使い魔は絶対死ぬ。そういうもの。


「それにあれは、従属させる過程で対象の自我を根こそぎ奪う」
 そしてここが重要だ。リリアンヌは別に、サフィールという容れ物が欲しいのではない。何の意思も持たないのであれば、寿命を共有する意味などないのだ。
「ああ、それはな……」
 納得したようにレイナルドが頷いた。そして気を遣うように話題を少し逸らす。不自然だとは感じないように、サフィールに焦点を当てたまま。
「でもあの人間、ちょっと変わってたな。お前の気配がするだけじゃなくて、何か加護? がついてた」
「あぁ、うん。おかげで惑いの森の真ん中でも、割に気軽に放っておける」
 半悪魔といってもこの男、そこらの悪魔よりはよほど力を持っている。血を分けた悪魔がよほど大物の悪魔だったのか、妙に敏く、色々なものを見抜く。
「あれ、どうやったんだ?」
「私が何かしたんじゃない。生まれつきだ」
「生まれつきねぇ……珍しい。どういうルーツなんだ?」
 訊かれても答えようがなかった。
「知らない」
「知らない?」


 リリアンヌはサフィールの過去になど、欠片も興味がなかったから。


「私が拾った子どもは、何にも持っていなかったよ」
 血を流し、ひどく痩せ細り、ボロボロだった子ども。全てから見放されたように転がっていた。
「アレは何者でもなかった。拾った時、私はあいつの命一つ、ただそれだけを拾ったんだ」
「名前も?」
「私が適当につけた」
 その印象的なサファイアの瞳から。
「なるほどな」
 レイナルドは何やら一人でに納得して、うんうん頷き始めた。今、何か納得するような要素があっただろうか。
「あの人間は、全部まるままお前のものな訳だ」
「私が拾ったんだもの」
 もちろん人権やら何やらそういう言葉は知っているし、最低限の配慮はしているつもりだが、リリアンヌより他に“サフィール”に権利のある存在はないと思っている。


 即答したら、ますますレイナルドは頷きを深くした。訳が分からない。


「それより、きな臭い動きがどうのという話だけれど」
 これ以上自分のことを探られるのは、居心地が悪い。あとそのにまにました笑いも腹が立つ。
 彼女は話題を変えることにした。レイナルドが久方ぶりに自分の元にやってくることになった、その理由に。
「実は私も少し気になっていた」
「お?」
「この間、用があって王都に行ったんだが、確かにちょっと気になった」


 人でごった返した街。祭礼の準備で、普段は出てこないような人間も多かった。
 平素と空気が違ったのは分かっている。それにしても。


「視線がな……」
「視線?」
「うん、視線がうるさかった。誰かに見られていたような気もする。瞳の色も変えていたし、魔女だとバレるようなことはなかったと思うが」
 気のせいだと言えばそれまでだ。
 仮に注視する視線があったとしても、その理由までは分からない。単純にリリアンヌの見た目が好みだったとか、あるいは対象はサフィールだったかもしれない。あれが街を歩くと若い娘からきゃーきゃー言われていることは、実は彼女も知っていた。本人は全く興味を持たないので何なら気付いていない節さえあるが、騒がれるだけの見目はしている。


「まぁ勘だよ」
「だが、魔女の勘は軽んじるべきではないな」


 言語化できないレベルで、何かを感じ取っていることも多いから。


 リリアンヌの言を気のせいだとは受け止めず理解を示したレイナルドは、その後大きな溜め息を吐いた。
「今の国での生活、結構気に入ってるんだよな。住み替えるの、面倒なんだよ」
 レイナルドは人に紛れて暮らす。


“人間は面白い。愚かで弱くて反吐が出るところも沢山あるが、しぶとく懸命で目が離せないと思うことも同じくらいある”


 そう言って一定期間で国を変えながら、人間に擬態して生きている。時折悪魔らしく、その人間を唆したり、契約を交わしたりしながら。
 どちらかと言うと悪魔寄りの存在だが、人間としての部分がこの男にそういう暮らしを選択させるのかもしれない。


「まぁ確かに、面倒な時代にならなければそれに越したことはないが」
 クラリッサは無事だろうか、とぼんやり考える。
 サフィールと引き合わせたことはこれまた当然なかったが、王都に身を偽り暮らす彼女の元を時折訪ねることはあった。この世の中、魔女と魔女は対立することの方が多いし、リリアンヌにもどうしようもなく合わなくて敵対している魔女がごろごろいる。そんな中で比較的穏やかに話が通じる相手というのは、貴重と言えば貴重だった。


 例えば、この命を懸けてまで助ける気概はさすがにないけれど、でも知らぬフリを決め込むこともしない。
 彼女を助けることに打算が一つもない訳ではないが、無事でいればそれがいいと思っている。










 果たして、レイナルドに付き合って嫌々ながら夜会をこなし、得るべき情報は得られた。
 クラリッサも一応五体満足の状態で助け出すことに成功し、レイナルドが行っていた所謂“恩”も売りつけられたと思う。


 ”魔女狩り”というのは、魔女を弾劾したいという考えから行われている訳ではなかった。
 そもそも魔女狩りというほど大袈裟なものが行われている訳でもなかったというのが事実。


 ”魔女と所縁ゆかりのある、何者かを探している”というのが本当らしい。


 クラリッサはその“何者か”と関係があると疑われて捕らわれたようだった。実際のところ、それははた迷惑な人違いだったようだが。


 その何者かを探している目的は分からない。正直、関係ないとは思う。ただ、クラリッサの例があるように、間違われて迷惑を被ることはあるだろう。それはごめんだ。
 動いているのが王侯貴族ではなく神殿だというところも、面倒そうな空気がした。
 あぁいうところに属している人間は、一般にそぐわない思想というか信念というかそういうものを持っていて、それに思いも寄らぬ行動力が伴ったりする。
 力の発露のさせ方が違うが、“御業”と称して魔女なんかと同じような力を奮える者もいるから、そういうところが厄介だ。



 そんなこんなで、いくらかの情報を手に入れて、リリアンヌは帰路についた。
 しばらくは森に籠って生活しようと心に決めて。



「――――ただいま」
 家を空けたのはそう長い期間ではなかったと思う。
 最初に一週間と口にしたから、その言葉通り彼女は七日目を数えるこの日、帰って来た。


「サフィール?」


 扉を開ける。
 いつもみたいにありもしないしっぽを振って飛び出してくるかと思ったが、そんなことはなかった。


 出かけてるのか?


 そうかもしれない。何か用事があるのかもしれないし、不在の間はリリアンヌに代わってサフィールが見回りをしてくれているはずだ。いなくても不思議はない。


「――――――――アンヌ?」
 だが、倉庫にしている部屋の扉が開いて、そこからサフィールが顔を覗かせた。


「今帰った」
 珍しいところにいるなと、そう頻繁には使わない部屋から出て来た彼を見ながら、リリアンヌは久しぶりの我が家へ足を踏み入れる。
「おかえり」
「あぁ……」


 “ただいま”と言って“おかえり”と返される。何もおかしなところはない。
 けれど想像していたよりもずっと大人しいその反応に違和感を覚えて、彼女はじっとサフィールの方を見つめた。


「遅かったね」
「一週間の内には帰って来ただろう」
「そうだけど」
 こちらに近付いて来るサフィールの表情は、妙に凪いでいる。少しも嬉しそうな空気はない。


 思ったよりもレイのことが堪えてるのか……?


 そう思っていると、リリアンヌの前に立ったサフィールが不意に彼女の胸元、襟ぐりに指をかけた。
「黒じゃないんだね」
「え? あぁ」
 最初に用意されたあの深緑のドレスとは違うが、モスグリーンの服を身に纏っていた。
 この一週間、慣れない色彩の服ばかり着ていて、違和感がすごかったものだ。


 これは、着て帰るといいとレイナルドが用意したものだった。
 それでなくとも口調や態度からバレやすいんだから、帰るだけであっても黒衣は避けた方がいいという助言は、その通りだった。


「やっぱり落ち着かないものだな」
 でも正直、早くいつもの服装に戻りたい。
「だよね」
 サフィールは同意した。


「アンヌには似合わないよ」
 淡々とした声。


「他の男が用意した服なんて。やだなぁ、妙な匂いまでついてそう」
「サフィ?」


 本当に少し様子がおかしい。そう思って顔を上げたら。


「危ないから、ちょっとじっとしててね?」


 その手には、鈍色に光る鋭利なものが。


「サっ!?」
 ビリイィーっと布が豪快に裂ける音がする。裁ち鋏が、容赦なく服を切り裂いていた。
「ばっ、何を……!」
 下手に動けば肌に触れてしまいそうな刃。
「こんな服、アンヌには必要ないもんね。二度と着ないんだから、着れなくなったところで問題ないよね?」
「何をして、るんだ。こんなことしなくても着替えくらいすぐに……!」
「うん、ごめんね。でも、ほら、こうしておかないと」


「ひっ!?」


 ドレスを裂いたら終わりと思ったら、刃は下着をも切り裂いていった。


「やめろ、何して!」
 危ないから、そうそう迂闊に動けない。
「サフィール!」
 どんな感情でこんなことをしているのか。何がそこまでサフィールを追い詰め追い立てているのか。
 混乱する頭で、顔色を変えずに手を動かし続ける拾い子を見上げる。
 あっという間に、リリアンヌは一糸纏わぬ姿にされてしまっていた。


「何が、したい」
 レイナルドの気配がするものが嫌なのか。それなら、もう満足か。
 早く服を着たい。こんなあられもない姿、平気な顔では晒せない。羞恥心はしっかり持っている。
「いつもの、服を」
「いらないよ」
「いるに決まってるだろ! 服がなけりゃどこにも行けない!」
 おかしなことは言っていない。とても真っ当なことを叫んだつもりだった。


 なのに。


「だからだよ」
 サフィールは、平然とそう言い放った。


「こんな格好じゃどこにもいけないね? 家から、一歩も出れないね?」
「サ、フィール……」


 何かが、大きく歪んで軋んでいる気配がする。
 不在の間に、リリアンヌが説明もそこそこにバタバタと家を出てしまったその間に、サフィールの中で何かが耐え切れないほど大きく大きく育ってしまったような。



「アンヌ、どこにもいかないで」



 不意に抱き上げられる。
 少し甘えを含んだような声は、けれど同時に昏い色をしていた。
 リリアンヌの胸に、氷塊が滑り落ちていくような感覚が走る。



 真っ直ぐに、言葉が伝わらない予感。



 ミシリ、一歩サフィールがリリアンヌを抱きかかえたまま足を踏み出す。



「一生ここに、オレの傍にいてね」



 倉庫部屋の扉が、不穏にぽかりと口を開けていた。




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