婚約者が最凶すぎて困っています

白雲八鈴

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第5話 少年との短い旅路

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 旅は順調だった。 

 家族が本当に大丈夫かと心配されたが、皇族であるジェイドとかかわったことが知れると、どう転ぶかわからない。
 だから、どう見ても一人で行動できない私が、熱がでたと言って引きこもり、その間に大人の姿の異邦人が、少年を日が昇っていない早朝に連れ出すのだ。

 途中の町で荷馬車とそれを引く騎獣を購入し、外套で顔を隠した怪しい親子ぐらいの身長差の二人が皇都に向かって行くのだ。

 取り敢えず偽造工作として、ランドヴァラン辺境伯爵領の中心の領都に立ち寄って、痕跡を残して、まっすぐ皇都に向かう。町に寄り、宿泊して、次の町へ行く。

 途中、魔物に遭遇することはあったが、ジェイドが威嚇したら逃げ去った。

 どうも進むのが異様なほど順調なのはジェイドの所為と気がついたのは、中核都市である街にたどり着いときだ。
 人々が私が御者する荷馬車を避けていく。異常反応を起こしたように逃げていく。

 横をちらりと見ても深く外套を被っているので、その表情がわからない。まぁ、順調だからいいかと放置することにした。

 とてつもなく順調に十日後には辺境領から皇都についてしまった。怖いぐらい順調だった。

 問題はここからだ。

 それは既に私たちの荷馬車が兵士に囲まれてしまっているからだ。

 たぶん凄いスピードで噂が流れていったのだろう。怪しい二人組が皇都に向かっていると。

「貴様ら、どのような目的で皇都に入ろうとしている!」

 皇子を送り届けただけですがと言いたいが、ここは私が話すところではない。
 横に座っているジェイドを肘で小突く。

 すると私の左手をジェイドが握ってきた。
 頑張れ。と私は握り返す。

 そしてジェイドは私の手を握ったまま外套のフードを取った。いや、私の手は離そうか。

 ジェイドの顔を確認した周りの者達からざわめきが起こる。

「皇都に戻ってきただけだと言えばいいのですか? それともどこの誰だと名乗らないといけませんか?」

 ジェイドの物言いに、私は鳥肌が立った。

「どこかの誰かの策略で死人が戻ってきたと言いかえればよろしいですか? そう言えば、私がさらわれたとき、あなた達は何をしていたのでしょうかね?」

 怖い。怖い。怖い。ジェイドさん。その物言い。凄く怖い。

「通しなさい」

 ジェイドがそう命じると、道ができた。囲んでいた兵たちが、左右に分かれ、地面に頭をつけていた。

 いや、気がつけばこの状況を見ていた野次馬たちも地面にうずくまっていた。……うずくまる?

「リア。進めて」
「……」

 私は言われた通りに騎獣に進むように促す。あ、因みに冒険者エミリアという名だけど、ジェイドは私をリアと呼んでいる。まぁ、どちらでもいいけど。

 そのあと、皇都の中でも同じ現象が起こった。人々が道を開けて地面にうずくまるという現象が……。

「ねぇ、威圧でもしている? 気持ち悪いぐらい、道が開いていくのだけど?」
「リアの姿を見られないようにだ」

 ……いや、見られてもいいように、前世の私の姿を模したのだから、見られてもいいよ。

「そこまでしなくてもいいし」
「リアは俺だけのリアなのだろう?」

 うーん? 確かにこの姿はこのためだけの姿だから、そう言えるのかもしれない。

「そうだね」

 私は適当に答えた。

「じゃ、リアは俺が助けてって言ったら助けてくれる」
「そうだね」

 なんだろう? この質問は?

「リアと一緒に居たいと言えば居てくれる?」
「それはどうかな?」
「……なぜ?」
「ジェイドは第一皇子だし、私は冒険者だ。冒険者は旅をしてこその冒険者だ」
「ィ……リアは?」

 ん? ワザと『イ』を小さく言ったのか?

「子爵令嬢だから無理じゃないかな?」
「なぜ?」
「え?……」

 面倒くさいって答えたら怒られるよね。第一皇子っていう身分が、もう天と地ほど違うってわかっているはずなのに、なぜ聞いてくるのだろう?

「だって身分に隔たりがあるし、私はきっと父が選んだ人と結婚するだろうし」
「は?」

 貴族というものはそうだと母から聞いている。私もいずれは父が選んだ人と家のために結婚するだろうと。

「そうか。まずは子爵の許可がいるのだな?」
「ん?」
「わかった。俺は完璧にやってみせる」
「よくわからないけど、頑張ってね」

 凄く大きな門までたどり着いた。それもこの場所に似つかわしくないボロボロの荷馬車でだ。

 大きな門がガラガラガラっと歯車が回転するような音と共に開いていく。まぁ、大きすぎて人力では無理そう。

 その大きな扉が開いた先には、キラキラとした鎧を着た集団がいた。なんだろう? 騎士っていうやつかな?

「殿下。よくお戻りくださいました」

 その中でひときわキラキラしている人物が前に出てきた。金色の鎧って、成金ぽくってキモい。

「ふん! 無能が!」

 そう言って、ジェイドは荷馬車の御者席から飛び降りた。

「よくも私の前に姿を見せることができますね。近衛騎士隊長」
「面目ありませぬ。あのとき殿下についていたものは既に処分しておりますゆえ」
「お前は処分されないのですね」

 言い方がとても刺々しい。するとそのことには答えず、近衛騎士団長という人物は私の方に視線を向けてきた。

「そちらの方も中にどうぞ」

 いや、入らないよ。入ったら出られる気がしないからね。
 私はフードを取って、笑みを浮かべる。この顔を覚えてもらうためだ。

「遠慮しておくよ。あたしはただの冒険者だからね。死にかけていた坊やを送ってきただけさ」

 そう言って、私は騎獣を反転するように促し、ここを去ろうとする。だが、今度は鎧を着た集団に囲まれてしまった。

「リアに手を出すな!」

 遠くからジェイドの声が聞こえてくるけど、これは逃がす気がなさそうだよね。まぁ、これも想定内。
 私はジェイドに手を振る。

「坊っちゃん、元気に過ごしなよ。じゃあね」

 私はそう言って、御者台から飛び上がる。そして、近くの木の上に登ってそのまま、どこぞかの庭に飛び降りる風を装って、転移をした。


 これにて、銀髪の少年は無事に元の場所に戻ったのでした。めでたしめでたし。




「って、起きたらジェイドがいるわけ!」
「それ、転移を教えてくれたイリアが言うのか?」

 翌朝、起きたら私を捕獲するように寝ているジェイドが同じベッドにいた。

 そう、これが始まりに過ぎなかったのだ。


 外から部屋に戻ると、息が絶え絶えのジェイドが床に血を吐きながら倒れていることもあった。

 同じことを言う教師がウザいと言って、サボっているジェイドが私の部屋に入り浸ることもあった。

 皇城のご飯が不味いとほぼ毎日、私の家族とご飯を食べるジェイドがいた。それは毒入りで美味しいとかないよね。

 近衛騎士隊長を殺したいのだけど、どうしたらいいかと、三人の兄に相談しているジェイドがいた。
 兄たちに人殺しを加担させないで欲しい。

 顔を合わせない日はないぐらいジェイドは私の家に入り浸っていた。お前の家はどこだよっと言いたくなる状況だ。


 だから、私は知らなかった。ジェイドがどう言われているか。それを知ることになったのは、一番上の双子の兄が皇都の学園から送ってきた手紙だった。

『イリア。ジェイドの噂ひでぇよ』
『下位貴族で、ほぼ接点がない俺達にまで聞こえてきたぞ』

 から始まった手紙。いや、普通は学園生活のあれこれを書いて来るんじゃないのかな? 兄たちよ。


 近衛騎士隊長を再起不能にしたと。それも決着がついたにも関わらず、攻撃をして周りが止めに入ることになったと。
 ……ちょっとまとうか。そもそも十歳に負ける近衛騎士隊長ってなに?

「あ、それな。兄貴が人には動けなくなる急所って言うやつがあるから、そこの一点集中で行けっていっていた」

 二番目の兄よ! 何を教えているんだ!


 次が……婚約者の令嬢に紅茶をぶっかけたこと。
 あ、婚約者がいたんだ……って! 紅茶ぶっかけるって何!

「あら? それね。紅茶に毒が混じっている場合どうすればいいって聞かれたから、そんなもの捨てなさいっと言ったわねぇ」

 いや、母よ。母の話はただ単に毒入りの紅茶を飲まなくていいという話であって、紅茶を令嬢にかけることにはならない。


 その次が、気に入らない使用人を次々と、クビにしていて、第一皇子の離宮の使用人が少なくなって、人を入れても直ぐにクビにしていると。
 何が起こっているんだ?

「うむ。それは……やる気がない使用人がいるのだがどうすればいいのかと聞かれたから、皇城だったら人がいっぱいいるだろうから、別の人にしてもらえばいいのではとアドバイスしたことかな?」

 父よ。それは間違いではない。普通だと私も思う。これはジェイドのやりすぎだ。

 他にも使用人を切りつけたとか、皇城の一部を破壊したとか、色々書かれていた。そしてその噂話のあとには、戻ってきた皇子は偽物ではないのかと、話が出てくるそうだ。

 いや、あんな皇子が二人もいたら、私が死にそうになるからやめてくれ。


「へぇ。噂になっているんだ」

 そして、いつものようにご飯を食べに、我が家に入り浸るジェイド。
 私の後ろから覗き込まないで欲しい。

「これどうなっているわけ?」

 私は兄たちからの手紙をパタパタしながらジェイドに聞く。

「近衛騎士隊長ってヤツが、俺を皇城から連れ出した本人だからだ。お仕置きは必要だろう?」

 犯人が堂々と居た! いや、その人物が実行犯だとすれば、すべて上手くいくことになるのはたしか。

「あいつ、父上に媚を売るのだけは上手いからな。俺自身でお仕置きをしてやった。十歳。あ、今日誕生日だから十一歳なった」
「え?」
「ガキだからって馬鹿にしていたヤツが、恐怖した顔をイリアにも見せてやりたかったなぁ」
「ちょっと待って! 今日って誕生日?」
「ああ」

 聞いてないよ! 何も用意していないよ!

「あらあら? いつもと同じ料理しか作っていないわよ」
「鳥を一羽潰すか? 母さん?」
「あ、じゃ俺羽むしりしたい! その後の羽も欲しい! 新しい罠を考えたんだ」

 そう言って、兄たちの手紙を一緒に読もうと集まっていた父と母と兄は慌ててリビングをでて行った。
 そして私はジェイドと取り残されてしまった。

「はぁ、誕生日なんて知らなかったから何も用意していないよ」
「俺はいつもどおりに過ごせればそれでいいんだ」
「まぁ、ここでジェイドに毒を盛る人もいないし、命を狙う人も居ないし、陰口を言う人も居ないからね。思ったのだけど、皇城の方で誕生日祝いってしないの?」

 そもそもここに来ていい日ではないはず。

「まぁ、そういうことで、明後日は皇城でお茶会があるから来ないか?」

 ……何が『そういうことで』なのだろう? 質問の答えになっていない。それに、私がお茶会に行けるはずないよね。

「新しい婚約者を決めるって言うんだ」
「あれ? 婚約者の令嬢に紅茶を掛けたっていう噂を、兄たちが書いていたけど?」

 もしかして、紅茶をかける婚約者なんて嫌って拒否られたのだろうか。それは私も嫌だな。

「母がトランディーラ侯爵家と最近仲がよくて、そちらの令嬢を婚約者にと言ってきている。だが、今のシャンヴァルド公爵家の手前、お茶会で出会った風を装う流れにしようと」

 めっちゃ大人の事情だった。だが、私は子爵令嬢だ。高位貴族の中に立ち入ることさえできない。
 ジェイドは何を考えて私を連れて行こうとしているのかわからないが、そこに立ち入ることは私はできない。

「ジェイド。私は明後日は……釣りに行く予定だから無理」
「いつも行っているだろう? 今日の料理の川魚もイリアが釣ってきたのだろう?」
「兄と一緒にだけどね」

 基本、自給自足なので、子どもたちも食料の調達はしなければならない。

「明日はイリアは俺と皇城に行く」
「いや、無理だよね……って明日!」
「大丈夫。夕飯を食べた後だから」
「全く大丈夫じゃないし、転移は普通の人は使わないから、私の家族以外にバレたら駄目って約束したよね!」
「それも大丈夫だ」
「大丈夫の要素がない!」

 という攻防を家族が帰ってくるまで繰り返していたのだった。

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