裏切りの令嬢は微笑み返す〜推しのためになら剣を取りましょう〜

「好きです!私を貴方のお嫁さんにしてください!」
「悪いが君の想いに応えてやれない」

 何度目になるでしょうか。こうしてヴァン様に告白するのは。そして、何度目でしょうか。こうしてヴァン様に断られるのは····でも!好きなのです!大好きなのです!

 ですが、私が英雄の血族であるが故に、ヴァン様は私の手をとってはくれないのですね。英雄の血族の私に剣を持たなくて良いと唯一言ってくれたヴァン様。

 しかし、隣国との戦、数々の魔物の襲来。そして、王都の壊滅。未来は絶望へと繋がっていくのです。

 私は貴方が生きる未来の為ならば、喜んで剣を取りましょう。例え私が貴方に剣を向けることになったとしても。



*内容に不快感を感じられましたら、そのまま閉じることをお勧めします。

*1話1万文字前後となっております。
*題名を「裏切りの英雄」から変更しました。

*作者の目は節穴のため誤字脱字は存在します。

*小説家になろう様にも投稿しております。

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