1 / 13
序章
しおりを挟む
ここ近年、魔物の被害が拡大し、国はその対策として、騎士となる者の増員を決めた。この度国は重い腰を上げ、身分問わず騎士となるものを求めたのだ。
それにより、英雄と呼ばれる者、魔女と呼ばれている者が出てきた。
魔物との戦いは数年に渡り続き、この2年ほどは魔物被害も少なくなり、ようやく人々は不安をかかえること無く暮らせるようになってきた。
平和になってくれば、次に何が起こるか。
その身の振り方が求められるようになる。具体的に言えば結婚という問題だ。
その問題に直面しているのが、魔物との戦いの中で魔女と称された女性だ。
その彼女は今、35人目の婚約者候補とお見合いをしている最中である。35人ということは、34人目まで断られているということだ。
そのお見合い風景を覗いてみよう。
ただ、注意してほしいことは、彼女は公爵令嬢だが、騎士団に在席しているため、言葉遣いに少々目に余るところがある。
では、そっと扉を開けて覗いてみよう。
それにより、英雄と呼ばれる者、魔女と呼ばれている者が出てきた。
魔物との戦いは数年に渡り続き、この2年ほどは魔物被害も少なくなり、ようやく人々は不安をかかえること無く暮らせるようになってきた。
平和になってくれば、次に何が起こるか。
その身の振り方が求められるようになる。具体的に言えば結婚という問題だ。
その問題に直面しているのが、魔物との戦いの中で魔女と称された女性だ。
その彼女は今、35人目の婚約者候補とお見合いをしている最中である。35人ということは、34人目まで断られているということだ。
そのお見合い風景を覗いてみよう。
ただ、注意してほしいことは、彼女は公爵令嬢だが、騎士団に在席しているため、言葉遣いに少々目に余るところがある。
では、そっと扉を開けて覗いてみよう。
41
お気に入りに追加
699
あなたにおすすめの小説
【完結】きみの騎士
*
恋愛
村で出逢った貴族の男の子ルフィスを守るために男装して騎士になった平民の女の子が、おひめさまにきゃあきゃあ言われたり、男装がばれて王太子に抱きしめられたり、当て馬で舞踏会に出たりしながら、ずっとすきだったルフィスとしあわせになるお話です。
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
【完結】試される愛の果て
野村にれ
恋愛
一つの爵位の差も大きいとされるデュラート王国。
スノー・レリリス伯爵令嬢は、恵まれた家庭環境とは言えず、
8歳の頃から家族と離れて、祖父母と暮らしていた。
8年後、学園に入学しなくてはならず、生家に戻ることになった。
その後、思いがけない相手から婚約を申し込まれることになるが、
それは喜ぶべき縁談ではなかった。
断ることなったはずが、相手と関わることによって、
知りたくもない思惑が明らかになっていく。
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
悪役令嬢?いま忙しいので後でやります
みおな
恋愛
転生したその世界は、かつて自分がゲームクリエーターとして作成した乙女ゲームの世界だった!
しかも、すべての愛を詰め込んだヒロインではなく、悪役令嬢?
私はヒロイン推しなんです。悪役令嬢?忙しいので、後にしてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる