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53 副長?副長······
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目の前の3人が、いやこの話を聞いていた周りの者たちが青い顔を通り越して白い顔になっている。
そんな者たちを横目に私は煙管を片手に紫煙を吐きながら、戦場に目を向ける。今はまだ余裕がある。日は沈み薄暗くなっているが今日が満月だということが、助かっている。そうじゃないと魔術師に光を空に掲げる様に言わばければならなかった。
「リーゼ様、どうかお力をお貸しいただけないでしょうか?」
ヴァザルデス師団長が頭を下げて言ってきた。その隣では同じように頭を下げたクァドーラ魔術師長がいる。
力を貸す、ね。だからこのスタンピードをなんとかするために、ここに私がいるのだけど?オヴァールの地竜を討伐すると約束したというのに、王都も危機的状況に陥っているから、私がこの場にいるのに?
「はぁ。だから、私がここにいるのでしょ?第二波が来る前に前線にいる古参と新人を半分程入れ替えて、これじゃ、第二波も持たない」
「「はっ!」」
「魔術師も3分の1出して、新人の補助をするように、でもなるべく魔力は温存しておくように、先はまだまだ長いからね」
「はっ!」
ヴァザルデス師団長とクァドーラ魔術師長は私が命じたことをなす為に、この場を離れていった。その二人の背中を見ながら考えを巡らす。攻略対象か。あの二人が?
確かヴァザルデス師団長はヴァザルデス公爵家の次男だったと思う。本当なら伯爵の爵位を受け継ぐことができたらしいけど、それを蹴って騎士の道に進んだと聞いた。母親と弟が魔物に襲われて命を落としたと、その時自分だけ助かってしまったと辛そうに話していたのを思い出す。
あ!これをヒロインの聖女が慰めるって話か!
ごめん。その話聞いた時『嘆いても過去は変わらないんだから、強くなって皆を助けられるぐらいに強くなって、師団長みたいに残される家族を作らなければいい』とか言って、ぶった切ってしまった。
クァドーラ魔術師長は代々騎士の家系のクァドーラ伯爵家の長男だ。ヴァザルデス師団長と同期で二人が手合わせをしているのをよく見ていた。けれど、騎士の家系だからといって彼が騎士に向いているかといえばそうではなかった。
元々筋肉が付きにくい体質のようで、訓練に取り残されている姿をよく見ていたのだ。
しかし、体に巡る魔力の量は一般の人よりもとても多かったので、私は彼をスカウトをした。『私の元で魔術師として討伐隊に入らないか』と。そして、クァドーラ魔術師長は魔術も剣術も使える魔剣士となったのだ。
聖騎士団の時は魔術師長兼第1小隊から第5小隊をまとめる中隊長として立っていたのだが。
あ、もしかして、これもヒロインの聖女が慰める話だったのだろうか。
いや、しかし、あの表情が乏しいクァドーラ魔術師長は攻略され、アルレット伯爵令嬢の前で甘々な笑みを浮かべていたので、きっとその話は関係ないのだろう。
『クァドーラ副長はね普段は無表情なのだけど、好感度が高くなると甘いマスクで囁いてくれるの!もうキュンキュン!』
······何故か友人の言葉が突然降ってきた。クァドーラ副長?副長······。
「ねぇ。イオブライ小隊長。クァドーラ魔術師長の今の肩書は何?」
「はっ!今はヴァザルデス騎士団長閣下の元で副長を勤めています」
そう、副長ね。それに閣下ねぇ。何度聞いても偉そう。いや、公爵家の坊っちゃんに間違いないからいいのだけど、似合わない。
『騎士団長閣下はとっても努力家さんでね。ピンチの時に颯爽と現れて助けてくれるの!きゃー!もうイケメン過ぎる!』
あ、うん。友人よ。君はきっとこの乙女ゲームをしていたのだろう。私にもっと詳しく説明してくれていたら、よかったのではないのだろうか。
いや、私が話半分に聞いていたのだろう。ポータブルを片手に素材集めをしながら、いつもの事だと友人の話を聞いていたために、断片な記憶としてあるのだろう。
前世の私よ!もう少し友人の話に興味をもってもよかったのではないのか!
私は遠い目をしながら、下で指示をだしている二人を見る。なんかごめん。でも、今は扱き使うから心の中で謝っておくよ。
「あの、リーゼ様。お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「何?」
イオブライ小隊長が遠慮がちに声を掛けてきた。
「そこの方はどなたでしょうか?」
そうだね。イオブライぐらいになると外套の効力は看破してしまうよね。あの二人はわからなかったみたいだけど。
そう、黒い外套を纏い怪しい仮面を被った魔王様はずっと私の隣にいた。それも私の腰を抱いたままずっとだ。あの二人に怒っているときも、鱗を投げているときも、そして今も黙ったまま私の隣にいるのだ。
「私でも認識できるかどうかの人など滅多に居ないものですから」
「気にする必要はないわ」
「ですが、リーゼ様が僻地まで足を運んだり、ダンジョンの最下層のラスボスを倒したり、火山の火口のマグマの底に潜ったりして手にした素材をふんだんに使った剣をその者が持っているなど、気にするなと言う方が無理です」
なんか、人の口から私の行動を聞かされると、自分でもおかしいと流石に思ってしまった。しかし、素材を集めることは苦ではない!
煙管を左手に持ち、魔力混じりの煙を吐く。いつもながら隣の人物をどう説明したらいいのか、わからない。隣国の元第1王子がこの国にいるってだけで問題のような気がする。
「戦力増強ってことで」
「リーゼ様!」
第5王子の婚約者でなくなった私は誰を連れていようが、基本的には咎められないはずだ。
「イオブライ小隊長。この話は終り、コーライド班長報告を」
丁度、偵察に行っていた者が帰ってきた。第0小隊第2班の班長であるコーライドだ。
「はっ!聖女リーゼ様が危惧しております第3波の襲来予想はおよそ3時間後であります」
3時間か····3時間は頑張って欲しい。
「采配はヴァザルデス騎士団長閣下?に任せるから、3時間は頑張って粘ってと伝えて。あと、怪しい動きをしている魔物がいないか第0小隊で調べておいて」
「了解いたしました!」
これだけしておけばいいだろう。私は第4外壁を後にする。2時間は仮眠しておかないと、後がきつい。
そんな者たちを横目に私は煙管を片手に紫煙を吐きながら、戦場に目を向ける。今はまだ余裕がある。日は沈み薄暗くなっているが今日が満月だということが、助かっている。そうじゃないと魔術師に光を空に掲げる様に言わばければならなかった。
「リーゼ様、どうかお力をお貸しいただけないでしょうか?」
ヴァザルデス師団長が頭を下げて言ってきた。その隣では同じように頭を下げたクァドーラ魔術師長がいる。
力を貸す、ね。だからこのスタンピードをなんとかするために、ここに私がいるのだけど?オヴァールの地竜を討伐すると約束したというのに、王都も危機的状況に陥っているから、私がこの場にいるのに?
「はぁ。だから、私がここにいるのでしょ?第二波が来る前に前線にいる古参と新人を半分程入れ替えて、これじゃ、第二波も持たない」
「「はっ!」」
「魔術師も3分の1出して、新人の補助をするように、でもなるべく魔力は温存しておくように、先はまだまだ長いからね」
「はっ!」
ヴァザルデス師団長とクァドーラ魔術師長は私が命じたことをなす為に、この場を離れていった。その二人の背中を見ながら考えを巡らす。攻略対象か。あの二人が?
確かヴァザルデス師団長はヴァザルデス公爵家の次男だったと思う。本当なら伯爵の爵位を受け継ぐことができたらしいけど、それを蹴って騎士の道に進んだと聞いた。母親と弟が魔物に襲われて命を落としたと、その時自分だけ助かってしまったと辛そうに話していたのを思い出す。
あ!これをヒロインの聖女が慰めるって話か!
ごめん。その話聞いた時『嘆いても過去は変わらないんだから、強くなって皆を助けられるぐらいに強くなって、師団長みたいに残される家族を作らなければいい』とか言って、ぶった切ってしまった。
クァドーラ魔術師長は代々騎士の家系のクァドーラ伯爵家の長男だ。ヴァザルデス師団長と同期で二人が手合わせをしているのをよく見ていた。けれど、騎士の家系だからといって彼が騎士に向いているかといえばそうではなかった。
元々筋肉が付きにくい体質のようで、訓練に取り残されている姿をよく見ていたのだ。
しかし、体に巡る魔力の量は一般の人よりもとても多かったので、私は彼をスカウトをした。『私の元で魔術師として討伐隊に入らないか』と。そして、クァドーラ魔術師長は魔術も剣術も使える魔剣士となったのだ。
聖騎士団の時は魔術師長兼第1小隊から第5小隊をまとめる中隊長として立っていたのだが。
あ、もしかして、これもヒロインの聖女が慰める話だったのだろうか。
いや、しかし、あの表情が乏しいクァドーラ魔術師長は攻略され、アルレット伯爵令嬢の前で甘々な笑みを浮かべていたので、きっとその話は関係ないのだろう。
『クァドーラ副長はね普段は無表情なのだけど、好感度が高くなると甘いマスクで囁いてくれるの!もうキュンキュン!』
······何故か友人の言葉が突然降ってきた。クァドーラ副長?副長······。
「ねぇ。イオブライ小隊長。クァドーラ魔術師長の今の肩書は何?」
「はっ!今はヴァザルデス騎士団長閣下の元で副長を勤めています」
そう、副長ね。それに閣下ねぇ。何度聞いても偉そう。いや、公爵家の坊っちゃんに間違いないからいいのだけど、似合わない。
『騎士団長閣下はとっても努力家さんでね。ピンチの時に颯爽と現れて助けてくれるの!きゃー!もうイケメン過ぎる!』
あ、うん。友人よ。君はきっとこの乙女ゲームをしていたのだろう。私にもっと詳しく説明してくれていたら、よかったのではないのだろうか。
いや、私が話半分に聞いていたのだろう。ポータブルを片手に素材集めをしながら、いつもの事だと友人の話を聞いていたために、断片な記憶としてあるのだろう。
前世の私よ!もう少し友人の話に興味をもってもよかったのではないのか!
私は遠い目をしながら、下で指示をだしている二人を見る。なんかごめん。でも、今は扱き使うから心の中で謝っておくよ。
「あの、リーゼ様。お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「何?」
イオブライ小隊長が遠慮がちに声を掛けてきた。
「そこの方はどなたでしょうか?」
そうだね。イオブライぐらいになると外套の効力は看破してしまうよね。あの二人はわからなかったみたいだけど。
そう、黒い外套を纏い怪しい仮面を被った魔王様はずっと私の隣にいた。それも私の腰を抱いたままずっとだ。あの二人に怒っているときも、鱗を投げているときも、そして今も黙ったまま私の隣にいるのだ。
「私でも認識できるかどうかの人など滅多に居ないものですから」
「気にする必要はないわ」
「ですが、リーゼ様が僻地まで足を運んだり、ダンジョンの最下層のラスボスを倒したり、火山の火口のマグマの底に潜ったりして手にした素材をふんだんに使った剣をその者が持っているなど、気にするなと言う方が無理です」
なんか、人の口から私の行動を聞かされると、自分でもおかしいと流石に思ってしまった。しかし、素材を集めることは苦ではない!
煙管を左手に持ち、魔力混じりの煙を吐く。いつもながら隣の人物をどう説明したらいいのか、わからない。隣国の元第1王子がこの国にいるってだけで問題のような気がする。
「戦力増強ってことで」
「リーゼ様!」
第5王子の婚約者でなくなった私は誰を連れていようが、基本的には咎められないはずだ。
「イオブライ小隊長。この話は終り、コーライド班長報告を」
丁度、偵察に行っていた者が帰ってきた。第0小隊第2班の班長であるコーライドだ。
「はっ!聖女リーゼ様が危惧しております第3波の襲来予想はおよそ3時間後であります」
3時間か····3時間は頑張って欲しい。
「采配はヴァザルデス騎士団長閣下?に任せるから、3時間は頑張って粘ってと伝えて。あと、怪しい動きをしている魔物がいないか第0小隊で調べておいて」
「了解いたしました!」
これだけしておけばいいだろう。私は第4外壁を後にする。2時間は仮眠しておかないと、後がきつい。
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