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シヴァ side
長い黒髪を風になびかせて、前方を走るアリア。このハイメーラー領に来て白銀の聖女と呼ばれた一端を垣間見ることができた。
白銀の聖女が竜の谷にいると教えてくれた騎士の女性が言っていたとおりだった。
普通なら腰が引けて逃げの一手の選択だろうと思われる巨大な魔物に対して、鱗が欲しいから倒すと言ったあの姿はなんとも嬉しそうに話していた。
あの巨体に怖気づくこともなく一直線に駆けていき、その間に氷狼の串刺しができていた。なんとも言えない圧倒的な力を見せつけられた。いや、蹂躙していたと言ったほうがいいのだろうか。一面だ。雪原一面に突き出た影に刺された氷狼。肌が粟立った。
あのアリアが手にしていた火が剣身となっている短めの剣と刃がない剣をどうするのかと思えば、宙を駆けていったアリアがその剣を構えたかと思えば魔物の頭の下で爆発が起きた。剣が爆発した?一瞬頭が付いて行かなかった。爆炎から落ちていくアリアを見て慌てて行動したぐらいだった。
そして、アリアから奪い取ってしまったような形で貰った剣だ。片刃の変わった形の剣だとは思っていた。
あの騎士の女性は何と言っていたか、確か、魔物の肉を切る包丁をドワーフの町で作ったと言っていなかったか?確かに包丁は片刃だ。
それも振るうだけで斬れると言うので試しに振ってみれば普通の剣では有り得ない威力がでた。気になったので戻り際にアリアに聞いてみた。
「これは何ていう剣になるのだ?」
視線をアリアに向けるとあれだけ魔力を使ったにも関わらず、魔力喰いの草煙を平然と吸っていた。
「オオタチ」
「オオタチ?」
包丁と言われなくて良かったが、聞いたことのない剣の種類だった。
「そう、斬るために刃や芯に質の違う金属を使って叩き鍛えたカタナ。あとレアアイテムをブチ込んだから、全属性が使える」
「は?」
カタナ?オオタチではなかったのか?
剣に属性が?それも全属性使える?この大剣が?これはアリアが怒るはずだ。普通は剣に属性を付けても1つか2つだ。それ以上は無理だと言われている。
「そこまで、呪われるとどうなるかわからないけど、私はそれはもう触れられないからきちんと管理してよね」
最初にも言っていた。この剣は呪われていると。だが今まで俺の呪いが物に浸蝕したことは無かったはずだ。
「呪いが物に浸蝕したことはなかったが?」
「その呪いの力の元は·····いや、なんでもない。まぁ、私はその大剣が自我を持ち出しても驚きはしない」
「自我····」
いや、それは有り得ないだろう。しかし、アリアはこの呪いの元を知っているのか?あの妖精女王も知っているようだったが、はっきりとは教えてくれなかった。この呪いを知っているからアリアは俺を恐れないのだろうか。
林を抜けて家の前の庭まで来たところで立ち止まり、大剣を鞘から抜き構える。そこから魔術を使うように大剣に魔力····いや呪力を流し込む。炎の魔術を使うようにすれば、大剣の刃に炎が出現した。
「黒いね」
アリアが言った。黒い炎。黒炎を纏った剣が出来上がってしまった。思っていたものと違っていた。
「流石、マトウ。黒い炎なんて初めて見た。きっと他の属性も浸蝕されているのだろうね」
マトウ。また知らない言葉が出てきた。あまり良いような響きには聞こえないな。これは使うとどうなるのだろうか。使いどころは考えなければいけないかもしれない。
朝日が山の峰から顔を出したころ、再び戦いの場が見下ろせる高台にアリアは足を運んだ。朝早くに王都に向かうと昨日言っていたのに、何かここにあるのだろうか。
吹き込んでくる風がアリアの黒い髪と黒い外套をなびかせる。しかし、ここまで妖精女王が作り、祝福が施された衣服を平然を着こなすなんて、普通では有り得ないな。全てがレアアイテムと言っていいだろう。
アリアが突然しゃがみ込んだ。何をしているのかと思えば、アリアの魔力がここから見渡せる全ての範囲に広がる。時々地面の底から、光が弾け飛ぶ。アリアが何かをしているのだろう。
「『地の道へ繋ぐ光を満たせ、豊かなる地は彼のモノとの約束なり』」
アリアがそう唱えた瞬間、大地が光輝いた。そして、光が収まれば地面が一面の草原となっていた。俺が付けた大地のヒビも、むき出した荒れた地面も、全てが一瞬にして青々と茂った緑に覆われていた。
「アリアこれは?」
「ん?·····あれじゃ、人が住めないでしょ?暴れるだけ暴れてそのままって、手前勝手よね」
確かにあのままでは人は住めるかもしれないが、生活を元の状態に戻すにはそれなりの歳月がかかったはずだ。今の状態も一から始めなけばならないが、荒れた大地からよりはマシだろう。
立ち上がって眼下を満足気に見下ろしているアリアを見る。本当にすごい。
「アリアは何でもできて凄いな」
「何でもはできない。死んだ人を生き返らすことは出来ないし、その呪いを解くことも出来ない。私に出来る事は持て余した魔力を使うぐらい」
何でもは出来ないと言うアリア。そんな事は当たり前だ。少し寂しそうに言うアリアの手を握る。
「アリアは凄い。普通はできない事だ」
「そうね」
そう答えるアリアはどこか遠くを見ていた。まるでどうでも良いと言わんばかりだ。いや、またアリアは心をどこかに飛ばしているのだろう。時折ここでは無い何処かをアリアは見ている事がある。
「それに、俺の呪いまでどうにかしようとしてくれていたのか?」
だから、無理やり俺を視界に入れるように、アリアの体ごとこちらに向かせる。まるで世界には己一人しかいないと思わせるアリアの雰囲気を無くすために。
「終わりの見えない苦しみは発狂する程のものだと知っているから。でも、その呪いはどうにもならない」
常に魔力喰いの薬煙を吸い続けているアリアだ。そうしないと、そう在らないと己の魔力に殺されるインフィーヌ。
だから、こんな俺に優しさと一時の安らぎを与えてくれた。
「ありがとう」
感謝の言葉をアリアに言うと、なぜ言われているのかわからないという顔をされた。
「はぁ。お礼なんて別にいい。そろそろ王都に向かいたいのだけど?王都で泊まることは避けたいし」
「俺が言いたかっただけだ。アリア、ありがとう」
未だに名を呼ぶことを強要しないと名を呼ばれる事は無い。その理由が分かればいいのだが。
長い黒髪を風になびかせて、前方を走るアリア。このハイメーラー領に来て白銀の聖女と呼ばれた一端を垣間見ることができた。
白銀の聖女が竜の谷にいると教えてくれた騎士の女性が言っていたとおりだった。
普通なら腰が引けて逃げの一手の選択だろうと思われる巨大な魔物に対して、鱗が欲しいから倒すと言ったあの姿はなんとも嬉しそうに話していた。
あの巨体に怖気づくこともなく一直線に駆けていき、その間に氷狼の串刺しができていた。なんとも言えない圧倒的な力を見せつけられた。いや、蹂躙していたと言ったほうがいいのだろうか。一面だ。雪原一面に突き出た影に刺された氷狼。肌が粟立った。
あのアリアが手にしていた火が剣身となっている短めの剣と刃がない剣をどうするのかと思えば、宙を駆けていったアリアがその剣を構えたかと思えば魔物の頭の下で爆発が起きた。剣が爆発した?一瞬頭が付いて行かなかった。爆炎から落ちていくアリアを見て慌てて行動したぐらいだった。
そして、アリアから奪い取ってしまったような形で貰った剣だ。片刃の変わった形の剣だとは思っていた。
あの騎士の女性は何と言っていたか、確か、魔物の肉を切る包丁をドワーフの町で作ったと言っていなかったか?確かに包丁は片刃だ。
それも振るうだけで斬れると言うので試しに振ってみれば普通の剣では有り得ない威力がでた。気になったので戻り際にアリアに聞いてみた。
「これは何ていう剣になるのだ?」
視線をアリアに向けるとあれだけ魔力を使ったにも関わらず、魔力喰いの草煙を平然と吸っていた。
「オオタチ」
「オオタチ?」
包丁と言われなくて良かったが、聞いたことのない剣の種類だった。
「そう、斬るために刃や芯に質の違う金属を使って叩き鍛えたカタナ。あとレアアイテムをブチ込んだから、全属性が使える」
「は?」
カタナ?オオタチではなかったのか?
剣に属性が?それも全属性使える?この大剣が?これはアリアが怒るはずだ。普通は剣に属性を付けても1つか2つだ。それ以上は無理だと言われている。
「そこまで、呪われるとどうなるかわからないけど、私はそれはもう触れられないからきちんと管理してよね」
最初にも言っていた。この剣は呪われていると。だが今まで俺の呪いが物に浸蝕したことは無かったはずだ。
「呪いが物に浸蝕したことはなかったが?」
「その呪いの力の元は·····いや、なんでもない。まぁ、私はその大剣が自我を持ち出しても驚きはしない」
「自我····」
いや、それは有り得ないだろう。しかし、アリアはこの呪いの元を知っているのか?あの妖精女王も知っているようだったが、はっきりとは教えてくれなかった。この呪いを知っているからアリアは俺を恐れないのだろうか。
林を抜けて家の前の庭まで来たところで立ち止まり、大剣を鞘から抜き構える。そこから魔術を使うように大剣に魔力····いや呪力を流し込む。炎の魔術を使うようにすれば、大剣の刃に炎が出現した。
「黒いね」
アリアが言った。黒い炎。黒炎を纏った剣が出来上がってしまった。思っていたものと違っていた。
「流石、マトウ。黒い炎なんて初めて見た。きっと他の属性も浸蝕されているのだろうね」
マトウ。また知らない言葉が出てきた。あまり良いような響きには聞こえないな。これは使うとどうなるのだろうか。使いどころは考えなければいけないかもしれない。
朝日が山の峰から顔を出したころ、再び戦いの場が見下ろせる高台にアリアは足を運んだ。朝早くに王都に向かうと昨日言っていたのに、何かここにあるのだろうか。
吹き込んでくる風がアリアの黒い髪と黒い外套をなびかせる。しかし、ここまで妖精女王が作り、祝福が施された衣服を平然を着こなすなんて、普通では有り得ないな。全てがレアアイテムと言っていいだろう。
アリアが突然しゃがみ込んだ。何をしているのかと思えば、アリアの魔力がここから見渡せる全ての範囲に広がる。時々地面の底から、光が弾け飛ぶ。アリアが何かをしているのだろう。
「『地の道へ繋ぐ光を満たせ、豊かなる地は彼のモノとの約束なり』」
アリアがそう唱えた瞬間、大地が光輝いた。そして、光が収まれば地面が一面の草原となっていた。俺が付けた大地のヒビも、むき出した荒れた地面も、全てが一瞬にして青々と茂った緑に覆われていた。
「アリアこれは?」
「ん?·····あれじゃ、人が住めないでしょ?暴れるだけ暴れてそのままって、手前勝手よね」
確かにあのままでは人は住めるかもしれないが、生活を元の状態に戻すにはそれなりの歳月がかかったはずだ。今の状態も一から始めなけばならないが、荒れた大地からよりはマシだろう。
立ち上がって眼下を満足気に見下ろしているアリアを見る。本当にすごい。
「アリアは何でもできて凄いな」
「何でもはできない。死んだ人を生き返らすことは出来ないし、その呪いを解くことも出来ない。私に出来る事は持て余した魔力を使うぐらい」
何でもは出来ないと言うアリア。そんな事は当たり前だ。少し寂しそうに言うアリアの手を握る。
「アリアは凄い。普通はできない事だ」
「そうね」
そう答えるアリアはどこか遠くを見ていた。まるでどうでも良いと言わんばかりだ。いや、またアリアは心をどこかに飛ばしているのだろう。時折ここでは無い何処かをアリアは見ている事がある。
「それに、俺の呪いまでどうにかしようとしてくれていたのか?」
だから、無理やり俺を視界に入れるように、アリアの体ごとこちらに向かせる。まるで世界には己一人しかいないと思わせるアリアの雰囲気を無くすために。
「終わりの見えない苦しみは発狂する程のものだと知っているから。でも、その呪いはどうにもならない」
常に魔力喰いの薬煙を吸い続けているアリアだ。そうしないと、そう在らないと己の魔力に殺されるインフィーヌ。
だから、こんな俺に優しさと一時の安らぎを与えてくれた。
「ありがとう」
感謝の言葉をアリアに言うと、なぜ言われているのかわからないという顔をされた。
「はぁ。お礼なんて別にいい。そろそろ王都に向かいたいのだけど?王都で泊まることは避けたいし」
「俺が言いたかっただけだ。アリア、ありがとう」
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