LAST TORTURE 〜魔界の拷問吏と捕虜勇者〜

3333(トリささみ)

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拷問4日目 〜夕の部〜

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「ルタ。」

いつもの独房。
リーモンは手足を縛られたルタの頭を撫でる。

「…やるぞ。」

拷問の時間が始まった。
リーモンは大きめの盥を床に置き、用意した湯をその中に流し込む。

「……」

ルタは今回の拷問の内容を覚り、身を捩らせる。

「気付いたな?今からお前のアナルを弄り回す。」

ルタに腰湯をさせた後、やおら押し倒してうつ伏せにし、腰を上げて尻臀を左右に押し広げる。

「…っ。」

腰湯で紅潮した顔が羞恥で更に赤らむ。
歯を食いしばって耐えていると、アナルが硬く締まる。

「オイ、力抜けって。裂けるぞ。」
「……」

ルタは深呼吸して緊張を緩める。

「安心しろ。痛くはするけど傷つけねえ。」

リーモンはアナルに何度も口づけをし、舌を這わせ、処女をじっくりと愛でながら堪能する。

「ん……んむっ……む……ふっ……」
「……」

ルタは諦観の域に達しているのか、微動だにせず受け入れる。

「ふぅ…こんくらいでいいか。」

リーモンの独り言を聞いて、アナルが反射的に締まる。

「フゥッ。」

しかし濡れそぼった其処に息を吹きかけると、ピクリと反応して緩めた。

「そうだ。力を抜くよう努めろ。」

リーモンは人差し指の先端を窄まりに突きつけ、ゆっくりと侵入させる。

「…っ…」
「んっ…必要な休みとはいえ、三日ぶりだとやっぱキツイな。」

肉輪を力ずくで拡げ根元まで挿し込むと、指の動きを止めてアナルが受け入れきるのを待つ。

「……ハッ……ハッ……ハアアッ……」

ルタは苦しげな吐息を上げながらも、アナルは比較的スムーズに順応する。
生来の才能なのか、それともアナルでの快楽を本能的に見いだし開花しつつあるのか。

「ん、奥まで銜えられたな。よしよし。
……なあ、覚えてるか?
前に言った『前立腺』ってトコの話。」

ルタがビクリと反応した。
心なしか彼の肉棒が微かに膨張したように見える。

「『どんなに屈強な男でも一発でメスに変えちまうスイッチ』…って前に言っただろ?
アレの意味を改めて教えてやる。」

そう言うと挿入した指を蠢かせ腸壁を掻く。

「っ!!っ…」

いきなりの刺激に、ルタはビクッと背を跳ねたが、すぐに姿勢を正して堪える。

「おぉーっとスマンスマン。
ゆっくりじっくりやるからな。」

リーモンは内部を揉むようにほぐし、やがて『ある一点』に辿り着く。

ーーーーーこりゅっ

「!!?」
「お、此処か。」

ーーーーーこりゅこりゅっ!

「ふああっ!!!」

鼻から抜ける甘い吐息。

「へへ、可愛いとこあるじゃねえか。
アヌスでの前立腺弄りは、尿道と比べてそこまで負担はかからねえ。
初めての奴には、堪らない快楽だろう?」

ーーーーーこり、こり、ごりっ!!

「……♡♡♡」

肉棒の先端からカウパーが涎のように垂れる。

「お前は本当に、いじめ甲斐のある奴だな。」

あれほど食い締めていた肉輪が、奉仕するように指に絡みついている。
その変貌ぶりを体感したリーモンの瞳に熱が籠る。

「分かるか?メスとしてイク感覚。
チンポにいっさい触らず穴を弄られて、ザーメン出さずにオルガスムスをキメる感覚。
普段シコってイくときとは全然違うだろう?」
「……ぁ……ぁぅっ……」

ルタはどうやら快楽の波に溺れているようだ。
脱力しきった体で身震いしている。

「あー…顔見てえのに見れねえ。
後背位のツライところだな。
お…そうだ。次からは鏡を用意させようか。ハハハ!」
「あ、あふっ、ふうぅっ。」

咽び泣くように喘ぐルタの背を眺め、リーモンはアナルを蹂躙し、気まぐれで前立腺を弄る。

「あ、あ、あうぅ…」
「なんだ?また前立腺いじめ抜かれてえのか?」

ルタは首を縦に振る。

「クッククク、素直でよろしい。だが…」

リーモンは指を引き抜いて、襟を正す。

「今日の拷問はここまでだ。」
「……」
「じゃあな。」

断ち切られた快楽に呆然とするルタを無視して、リーモンは地下牢を後にした。
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