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二人のお兄ちゃん
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翌朝。
ふああ
まったく昨夜も遅くまで騒ぎやってこっちの迷惑も知らずにいい気なものだ。
もう少しで寝坊するところだったではないか。
なんだこの紙切れは?
そう言えば何かくだらない遊びをしていたな。
まあいい。どれだけ間抜けか見てやるのも悪くない。
どれどれ
質問?
フンくだらない。
まったく何を考えてやがるんだ。
せっかくいい思いをさせてやっていると言うのに。
感謝さえない。
思い出せないことを良いことにまだ続けてやがる。
まあ俺にメリットがあってやってるのだから目を瞑るとして。
まあお仕置きは必要か。
ではさっそく。
ベッドを抜け隠しておいた壺を取り出す。
壺とペットボトル一本を手にビーチへ。
海水を汲む。
単純作業の毎日。
ペットボルに海水を満たす。
最後にこの液体を数滴たらせば出来上がり。
後は三十分も待てばいい。
別に見ている必要はない。
とりあえず朝飯でも食うか。
缶詰を開ける。
うん。うまい。
もうそろそろかな?
ビーチに戻る。
リンが出来上がる。
よし完成だ。
「ううん。眠いよお兄ちゃん! 」
「こらリン! 」
「ああ? 怖いお兄ちゃんだった」
「何でしょうご主人様」
「お前最近たるんでいるぞ! 」
「えええ? 」
「何だその口の利き方は? 」
「だって…… 」
「ふん。まあいい」
「あのねお兄ちゃんが…… 」
リンから報告を受ける。
「よし。今日も頑張って行こう! 」
「おう! 」
「さっそくだが聴いてくれ。いいか。お前にはゲンジを誘惑して欲しい」
「もうお兄ちゃんたらエッチ! 」
「俺じゃない! お前のお気に入りのゲンジの方だ」
「ああ。情けないお兄ちゃんの方ね」
「俺は? 」
「怖いお兄ちゃん」
「こらリン! 」
「冗談なのに…… 」
「もう誰もお前を守ってくれる奴はいなくなった。お前は俺に服従しなくてはならない」
「服従? 」
「絶対服従だ! 」
「はい分かりました。ご主人様」
「よし。では俺の指示に従え! 」
「はーい」
眠そうに目を擦るリン。
「おいちょっと待て! 」
「もうまだ何か? 」
「俺が何を言ったか覚えてるか? 」
「今日も頑張って行こう…… 」
「違う! ゲンジを誘惑しろ! 」
「変なお兄ちゃん。しょうがないなあ…… 」
リンに任せて大丈夫か?
しっかり伝わっただろうか?
もう一度念押しをする。
「もうしつこい! 」
「では解散」
もう間もなく奴も完全に記憶を取り戻す。
だがその前に終わらせてやる。
絶望を味合わせてやる。
俺を信じずに俺に逆らう愚か者め。
罰を受けるがいい。
はっははは!
昼。
うーん。良く寝た。
リン? リンどこだ?
まったくすぐにどっかに行っちまう。
おーいリン!
リン!
リンの姿がどこにも見当たらない。
コテージにもビーチにもいない。
まさかまたいなくなったのか?
もう耐えられない。
一人は嫌だ!
リン! お願いだ。出てきてくれ!
ビーチにいないとすると岩場の方か。
リン! リン!
ダメだここには居ない。
次は……
フルーツでも取りに行ったか?
FL地点へ。
くそここでもないか。
次は…… まあ山は登らないだろう。
コンパスを片手に危険地帯へ。
リン! 戻ってきてくれ!
反応が無い。ここにはいないみたいだ。
ではどこへ?
FL地点からRAへ。
ずいぶん歩いた気がする。
無駄足だったか?
まあいい。島中どこに居ようと探し出すことは簡単だ。
島は狭い。
あとは…… WA地点のみ。
そこに居なければもうこの世にはいない。
ビーチを抜け東進。
リン! リン!
もう疲れも吹っ飛んだ。
ただひたすら歩みを進める。
念のために崖を経由する。
崖には人影の姿は見えない。
もう残りはWAだけだ。
リン! どこだ?
反応があった。
ギーギー
キーキー
翼を広げ常連さんが何やら喚いている。
今日は構っている暇はない。
邪魔者を追い払う。
これで少しは探しやすくなった。
声がする。
「お兄ちゃん! 」
リンの様子は至って冷静。
日課の水汲みを終え休憩中。
「リン! 」
「お兄ちゃん…… 」
「ああ! 何だお兄ちゃんか」
「他に誰がいると言うんだ? 」
「エッチな蛇さん」
「はあ? 」
「冗談だよ。お兄ちゃん。このリンゴ食べる? 」
今朝取って来たそうだ。
「俺にくれるのか? 」
リンの食べかけ。
「一緒に食べよう」
リンゴを一口かじって渡す。
「ほらお兄ちゃん」
勢いがついたリンゴ。掴み損ねそうになる。
暴投。
危うくワンバンさせるとこだった。
泥まみれにならずに済んだ。
「リン! しっかり投げろ! 」
「でも…… 」
「ノーバンで投げてみろ。ほらもう一度」
返してやる。
「お兄ちゃん…… 」
「甘えるな! 妹だからと言って手加減はしない」
「ほい」
「違う! 」
「ええっ? 」
「ほら。よく見ていろ。こうだ」
「こう? 」
「うん。そうだ。良くなっているじゃないか」
「ねえ早く食べようよ」
「ダメだ! ここにノーバンで返すんだ」
左手を挙げる。
「ほらよく狙って」
「ほい」
「そうじゃない! 何度言ったら分かる? こうだ! 」
はあはあ
はあはあ
「ちっとも上達しないじゃないか! 」
「えへへへ」
「笑うな! 」
「ごめんお兄ちゃん。お詫びの印に私脱ぐね」
「はああ? ちょっと待て…… 」
リンは迷うことなくすべてを脱ぎ捨てた。
【続】
ふああ
まったく昨夜も遅くまで騒ぎやってこっちの迷惑も知らずにいい気なものだ。
もう少しで寝坊するところだったではないか。
なんだこの紙切れは?
そう言えば何かくだらない遊びをしていたな。
まあいい。どれだけ間抜けか見てやるのも悪くない。
どれどれ
質問?
フンくだらない。
まったく何を考えてやがるんだ。
せっかくいい思いをさせてやっていると言うのに。
感謝さえない。
思い出せないことを良いことにまだ続けてやがる。
まあ俺にメリットがあってやってるのだから目を瞑るとして。
まあお仕置きは必要か。
ではさっそく。
ベッドを抜け隠しておいた壺を取り出す。
壺とペットボトル一本を手にビーチへ。
海水を汲む。
単純作業の毎日。
ペットボルに海水を満たす。
最後にこの液体を数滴たらせば出来上がり。
後は三十分も待てばいい。
別に見ている必要はない。
とりあえず朝飯でも食うか。
缶詰を開ける。
うん。うまい。
もうそろそろかな?
ビーチに戻る。
リンが出来上がる。
よし完成だ。
「ううん。眠いよお兄ちゃん! 」
「こらリン! 」
「ああ? 怖いお兄ちゃんだった」
「何でしょうご主人様」
「お前最近たるんでいるぞ! 」
「えええ? 」
「何だその口の利き方は? 」
「だって…… 」
「ふん。まあいい」
「あのねお兄ちゃんが…… 」
リンから報告を受ける。
「よし。今日も頑張って行こう! 」
「おう! 」
「さっそくだが聴いてくれ。いいか。お前にはゲンジを誘惑して欲しい」
「もうお兄ちゃんたらエッチ! 」
「俺じゃない! お前のお気に入りのゲンジの方だ」
「ああ。情けないお兄ちゃんの方ね」
「俺は? 」
「怖いお兄ちゃん」
「こらリン! 」
「冗談なのに…… 」
「もう誰もお前を守ってくれる奴はいなくなった。お前は俺に服従しなくてはならない」
「服従? 」
「絶対服従だ! 」
「はい分かりました。ご主人様」
「よし。では俺の指示に従え! 」
「はーい」
眠そうに目を擦るリン。
「おいちょっと待て! 」
「もうまだ何か? 」
「俺が何を言ったか覚えてるか? 」
「今日も頑張って行こう…… 」
「違う! ゲンジを誘惑しろ! 」
「変なお兄ちゃん。しょうがないなあ…… 」
リンに任せて大丈夫か?
しっかり伝わっただろうか?
もう一度念押しをする。
「もうしつこい! 」
「では解散」
もう間もなく奴も完全に記憶を取り戻す。
だがその前に終わらせてやる。
絶望を味合わせてやる。
俺を信じずに俺に逆らう愚か者め。
罰を受けるがいい。
はっははは!
昼。
うーん。良く寝た。
リン? リンどこだ?
まったくすぐにどっかに行っちまう。
おーいリン!
リン!
リンの姿がどこにも見当たらない。
コテージにもビーチにもいない。
まさかまたいなくなったのか?
もう耐えられない。
一人は嫌だ!
リン! お願いだ。出てきてくれ!
ビーチにいないとすると岩場の方か。
リン! リン!
ダメだここには居ない。
次は……
フルーツでも取りに行ったか?
FL地点へ。
くそここでもないか。
次は…… まあ山は登らないだろう。
コンパスを片手に危険地帯へ。
リン! 戻ってきてくれ!
反応が無い。ここにはいないみたいだ。
ではどこへ?
FL地点からRAへ。
ずいぶん歩いた気がする。
無駄足だったか?
まあいい。島中どこに居ようと探し出すことは簡単だ。
島は狭い。
あとは…… WA地点のみ。
そこに居なければもうこの世にはいない。
ビーチを抜け東進。
リン! リン!
もう疲れも吹っ飛んだ。
ただひたすら歩みを進める。
念のために崖を経由する。
崖には人影の姿は見えない。
もう残りはWAだけだ。
リン! どこだ?
反応があった。
ギーギー
キーキー
翼を広げ常連さんが何やら喚いている。
今日は構っている暇はない。
邪魔者を追い払う。
これで少しは探しやすくなった。
声がする。
「お兄ちゃん! 」
リンの様子は至って冷静。
日課の水汲みを終え休憩中。
「リン! 」
「お兄ちゃん…… 」
「ああ! 何だお兄ちゃんか」
「他に誰がいると言うんだ? 」
「エッチな蛇さん」
「はあ? 」
「冗談だよ。お兄ちゃん。このリンゴ食べる? 」
今朝取って来たそうだ。
「俺にくれるのか? 」
リンの食べかけ。
「一緒に食べよう」
リンゴを一口かじって渡す。
「ほらお兄ちゃん」
勢いがついたリンゴ。掴み損ねそうになる。
暴投。
危うくワンバンさせるとこだった。
泥まみれにならずに済んだ。
「リン! しっかり投げろ! 」
「でも…… 」
「ノーバンで投げてみろ。ほらもう一度」
返してやる。
「お兄ちゃん…… 」
「甘えるな! 妹だからと言って手加減はしない」
「ほい」
「違う! 」
「ええっ? 」
「ほら。よく見ていろ。こうだ」
「こう? 」
「うん。そうだ。良くなっているじゃないか」
「ねえ早く食べようよ」
「ダメだ! ここにノーバンで返すんだ」
左手を挙げる。
「ほらよく狙って」
「ほい」
「そうじゃない! 何度言ったら分かる? こうだ! 」
はあはあ
はあはあ
「ちっとも上達しないじゃないか! 」
「えへへへ」
「笑うな! 」
「ごめんお兄ちゃん。お詫びの印に私脱ぐね」
「はああ? ちょっと待て…… 」
リンは迷うことなくすべてを脱ぎ捨てた。
【続】
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