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イブとイブ
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朝。
「どうだまだ気が付かないか? 」
「はい、鈍感のようです」
「そうか鈍感か。まあいい。それで? 」
「崖下の捜索に向かいます」
「それは困ったな。あそこはちょと…… いやいい」
地図と暗号を手渡す。
ついでにライトも持たすか。
まったくおかしなお遊びだ。
付き合うこっちの身にもなってくれ。
ペットボトルに塩水をくむ。
さあ忙しくなるぞ!
昼。
コテージ。
今日はのんびりいこう。
アイミたちに任せ俺は留守番。
もう昼過ぎ。
まあいつものことか。
ナイフでもみあげと大分濃くなった髭を切り落とす。
全部とれたわけではないがさっぱりした。
後は髪だがまあもう少しいいだろう。
砂浜に出る。
アイミたちどうしたかな?
とりあえず泳ぐか。
目の前に一人の少女が見えた。
同じく留守番係のムーちゃん。
日焼けでもしているのか砂浜に横たわっている。
「どうした? 」
「ああ。ゲンジさん。暑くて…… 」
夏バテか? 元気が無い。
彼女なら何か知ってるかもしれない。
ちょうどいい機会だ。探ってみるか。
「昔どこかで会わなかったか? 」
「ふふふ…… おかしなこと聞くんですね? 」
「いやその…… 」
格好つけすぎたか。彼女は笑ってくれているようだが。
誘っている?
「ふざけないでくれ! 俺は思い出したいんだ。最近の記憶も昔の思い出も。何でここに来たのかも! 」
「ふふふ…… 」
「思い出そうとするとひどく頭が痛くなる」
「私はカウンセラーではありませんよ」
「ならばお前はどこで生まれどんな人生を歩んできた? 」
「ふふふ…… 忘れました…… 」
彼女は面倒くさいのかただ合わせてくれただけなのか。
「そうか…… 」
「そんな顔をしないで。最初の質問には答えてあげるから。
あなたとはここで初めて会ったの。どこかで出会ったことは絶対にない! 」
「そうか。悪かったな…… 」
「ねえ。アダムとイブって知ってる? 」
「ああ有名だからな」
「あなたにとって私はイブ。でも私にとってあなたはやっぱりイブなの」
「はあ? 」
「私を選んでね」
そう言うと衣服を脱ぎ泳ぎ出した。
大胆な奴。
おーい!
空蝉を探す。
また山に戻ったか?
「空蝉! どこだ? 」
「ゲンジさんどうしたんですか? 」
空蝉が突如姿を現した。
「いやまた倒れたんじゃないかって思って…… 」
「ご心配なく。ただの風邪ですよ。もう完治しましたし」
「そうか少し気になってさ。ここで何をしていた? 」
「つまらないことです」
「うん? 」
「ゴミを埋めていたんです」
「ゴミ? 」
「はい。島の生活は確かに自給自足です」
「まあ自給自足と言うか…… ただ食って寝てるだけかな」
「貝殻やカニの殻、鳥の骨。腐って食べれなくなった残飯。さすがに海に流すのはまずいですから溜まったところで土に埋めているんです」
「考えもしなかった。俺としたことが…… あと糞もかな」
「ええまあ」
空蝉は恥ずかしそうに下を向く。
「別に恥ずかしいことじゃない。食べれば出すのは当たり前。それがサイクルって奴だ」
「俺もそうだろ? 君だって? 」
「いえ。私は…… 」
意地でも否定する。
「まあ認めないならそれでもいいが」
「手伝おうか? 」
「はい。助かります。私の力ではどうにも」
シャベルの代わりにスプーンで加勢する。
ナイフも使って一週間分のゴミがたまるような大きな穴を掘ることにした。
サクサク
サクサク
うん?
変な感覚。
俺は何かを埋めた?
いやそんなはずない。何かの勘違いだ。
島に来てまだ日が浅い。そんな時間は無い。
ただの勘違いだ。
サクサク
サクサク
体に何かを感じる。
雨だ。
雨が落ちてきた。
じきにスコールになる。
「よしここまで。続きは明日にしようか」
「ゲンジさんがそうおっしゃるなら」
スコールになる前にコテージへ避難。
「あれ皆さんは? 」
「俺ちょっと見てくる」
空蝉を残し海へ。
サクサク
ザクザク
今のように大雨の中俺は必死に何かを埋めていた。
何だ一体? 殻か? 残飯か? 死骸……
ダメだ。やっぱり思い出せない。
どうして?
「ゲンジさん! 」
ムーちゃんがいくら喚こうがまったく頭に入ってこない。
「ゲンジさん! 」
「ああ。なんだ心配したんだぞ」
「さっきから話しかけてるのに…… 」
「三人は? 」
「まだ帰ってきません! 」
雨量が増えれば危険だ。
「早く! 早く! 」
「ゲンジさん。落ち着いて。どうしちゃったの? 」
ムーちゃんの説得でコテージに戻る。
「嵐が! 嵐が! うおおお! 」
「どうしたんですか? 」
「済まない皆…… 」
人影が見えた。
三人はどうにか無事生還。
安堵する。
急いでコテージへ。
「それでどうだった? 」
「あの船はもうダメ。使い物にならない」
脱出は不可能?
「それでは特に何も見つけられなかったと」
「それはもうばっちり」
アイミが大げさにピースサインで応える。
「戦利品があったの」
「アイミお姉ちゃんが探し当てたよ」
リンが先に言ってしまう。
「もうリン! 」
「アイミ見せてくれ」
「これは凄いと思うよ」
船尾に隠されるように置かれていたそうだ。
「何だと思う? 」
亜砂が焦らす。
「さあ。俺にはまったく」
「しょうがないなあ。アイミさんお願い」
「はいはい。二人ともよく耐えた。私から言うよ」
「いい加減にしろ! いつまで焦らす気だ! 」
「これだよこれ」
ずいぶん古臭い紙切れが三枚。
一つ目は地図。
二つ目は暗号らしき文字の羅列。
最後に船の主が奥さんにあてた手紙。
「覚えてない? 」
「いや全く。ちっとも」
「そう。思い出せないのね」
「ああ済まない」
この期に及んでもまったく思い出せない過去。
なぜだ? なぜなんだ!
【続】
「どうだまだ気が付かないか? 」
「はい、鈍感のようです」
「そうか鈍感か。まあいい。それで? 」
「崖下の捜索に向かいます」
「それは困ったな。あそこはちょと…… いやいい」
地図と暗号を手渡す。
ついでにライトも持たすか。
まったくおかしなお遊びだ。
付き合うこっちの身にもなってくれ。
ペットボトルに塩水をくむ。
さあ忙しくなるぞ!
昼。
コテージ。
今日はのんびりいこう。
アイミたちに任せ俺は留守番。
もう昼過ぎ。
まあいつものことか。
ナイフでもみあげと大分濃くなった髭を切り落とす。
全部とれたわけではないがさっぱりした。
後は髪だがまあもう少しいいだろう。
砂浜に出る。
アイミたちどうしたかな?
とりあえず泳ぐか。
目の前に一人の少女が見えた。
同じく留守番係のムーちゃん。
日焼けでもしているのか砂浜に横たわっている。
「どうした? 」
「ああ。ゲンジさん。暑くて…… 」
夏バテか? 元気が無い。
彼女なら何か知ってるかもしれない。
ちょうどいい機会だ。探ってみるか。
「昔どこかで会わなかったか? 」
「ふふふ…… おかしなこと聞くんですね? 」
「いやその…… 」
格好つけすぎたか。彼女は笑ってくれているようだが。
誘っている?
「ふざけないでくれ! 俺は思い出したいんだ。最近の記憶も昔の思い出も。何でここに来たのかも! 」
「ふふふ…… 」
「思い出そうとするとひどく頭が痛くなる」
「私はカウンセラーではありませんよ」
「ならばお前はどこで生まれどんな人生を歩んできた? 」
「ふふふ…… 忘れました…… 」
彼女は面倒くさいのかただ合わせてくれただけなのか。
「そうか…… 」
「そんな顔をしないで。最初の質問には答えてあげるから。
あなたとはここで初めて会ったの。どこかで出会ったことは絶対にない! 」
「そうか。悪かったな…… 」
「ねえ。アダムとイブって知ってる? 」
「ああ有名だからな」
「あなたにとって私はイブ。でも私にとってあなたはやっぱりイブなの」
「はあ? 」
「私を選んでね」
そう言うと衣服を脱ぎ泳ぎ出した。
大胆な奴。
おーい!
空蝉を探す。
また山に戻ったか?
「空蝉! どこだ? 」
「ゲンジさんどうしたんですか? 」
空蝉が突如姿を現した。
「いやまた倒れたんじゃないかって思って…… 」
「ご心配なく。ただの風邪ですよ。もう完治しましたし」
「そうか少し気になってさ。ここで何をしていた? 」
「つまらないことです」
「うん? 」
「ゴミを埋めていたんです」
「ゴミ? 」
「はい。島の生活は確かに自給自足です」
「まあ自給自足と言うか…… ただ食って寝てるだけかな」
「貝殻やカニの殻、鳥の骨。腐って食べれなくなった残飯。さすがに海に流すのはまずいですから溜まったところで土に埋めているんです」
「考えもしなかった。俺としたことが…… あと糞もかな」
「ええまあ」
空蝉は恥ずかしそうに下を向く。
「別に恥ずかしいことじゃない。食べれば出すのは当たり前。それがサイクルって奴だ」
「俺もそうだろ? 君だって? 」
「いえ。私は…… 」
意地でも否定する。
「まあ認めないならそれでもいいが」
「手伝おうか? 」
「はい。助かります。私の力ではどうにも」
シャベルの代わりにスプーンで加勢する。
ナイフも使って一週間分のゴミがたまるような大きな穴を掘ることにした。
サクサク
サクサク
うん?
変な感覚。
俺は何かを埋めた?
いやそんなはずない。何かの勘違いだ。
島に来てまだ日が浅い。そんな時間は無い。
ただの勘違いだ。
サクサク
サクサク
体に何かを感じる。
雨だ。
雨が落ちてきた。
じきにスコールになる。
「よしここまで。続きは明日にしようか」
「ゲンジさんがそうおっしゃるなら」
スコールになる前にコテージへ避難。
「あれ皆さんは? 」
「俺ちょっと見てくる」
空蝉を残し海へ。
サクサク
ザクザク
今のように大雨の中俺は必死に何かを埋めていた。
何だ一体? 殻か? 残飯か? 死骸……
ダメだ。やっぱり思い出せない。
どうして?
「ゲンジさん! 」
ムーちゃんがいくら喚こうがまったく頭に入ってこない。
「ゲンジさん! 」
「ああ。なんだ心配したんだぞ」
「さっきから話しかけてるのに…… 」
「三人は? 」
「まだ帰ってきません! 」
雨量が増えれば危険だ。
「早く! 早く! 」
「ゲンジさん。落ち着いて。どうしちゃったの? 」
ムーちゃんの説得でコテージに戻る。
「嵐が! 嵐が! うおおお! 」
「どうしたんですか? 」
「済まない皆…… 」
人影が見えた。
三人はどうにか無事生還。
安堵する。
急いでコテージへ。
「それでどうだった? 」
「あの船はもうダメ。使い物にならない」
脱出は不可能?
「それでは特に何も見つけられなかったと」
「それはもうばっちり」
アイミが大げさにピースサインで応える。
「戦利品があったの」
「アイミお姉ちゃんが探し当てたよ」
リンが先に言ってしまう。
「もうリン! 」
「アイミ見せてくれ」
「これは凄いと思うよ」
船尾に隠されるように置かれていたそうだ。
「何だと思う? 」
亜砂が焦らす。
「さあ。俺にはまったく」
「しょうがないなあ。アイミさんお願い」
「はいはい。二人ともよく耐えた。私から言うよ」
「いい加減にしろ! いつまで焦らす気だ! 」
「これだよこれ」
ずいぶん古臭い紙切れが三枚。
一つ目は地図。
二つ目は暗号らしき文字の羅列。
最後に船の主が奥さんにあてた手紙。
「覚えてない? 」
「いや全く。ちっとも」
「そう。思い出せないのね」
「ああ済まない」
この期に及んでもまったく思い出せない過去。
なぜだ? なぜなんだ!
【続】
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