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アル―の行方
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奪還作戦完了。
大王鬼神を倒したカンたちはその足で帰路へ着く。
ボロ船でドコダに戻る。
救出された村人は船と馬車に別れドコダへ。
こうして村人全員の帰還は深夜遅くまで続いた。
ドコダ地域の村の大半は消失したため一時的に温泉郷に身を寄せる。
温泉郷はリサイクル卿部隊の活躍により大王鬼神の魔の手から逃れた。
そのため小さな集落に皆が集中する事態に。
カンたちも前回お世話になった旅館で一泊。
大王鬼神との戦いの疲れを癒す。
翌朝。
誰よりも早く目を覚ます。
「ううん。早いっすね兄貴」
「悪い。起こしたか? 」
「もう、何なのよ! こんな早くから! 」
プラスティ―は寝不足で不機嫌。
「兄貴? 行くんすか? 」
「ああ。アル―を探さなくては」
「手伝いますよ兄貴! 」
「よし行こう! 」
「まったく何なのよ。もう! 」
相変わらず不機嫌なプラスティ―。
「アル―! 」
「兄貴? 」
「アル―! 」
「うるさい! 分かった私も一緒に探してあげる。
だからそれを止めなさい! 」
「アル―! 」
「もう情けないわね! 」
三人は外へ。
アル―捜索を開始する。
「兄貴。昨夜は見かけなかったんすか? 」
「それが全然」
「先に着いて、疲れたから寝ちゃったんじゃないの? 」
「そんなことない! アル―は俺を気にかけてるはずだ! 」
「そうかしら。もう忘れちゃったとか?
あなたがサウスドコダから追い出されて大分経つし…… 」
「そんなことない! はずだ…… 」
「待って! そもそもどうやって戻ったの知るわけ?
あなたはどこにいるかも伝えてないでしょう」
「でも手紙で…… 」
「手紙を読んでいるとも限らないじゃない」
「そんな…… 」
そう言われたら自信がなくなる。
「もう気にしてないんじゃない彼女は。もう忘れましょう」
まさか……
プラスティ―の考え方にはとげがあるものの頷ける。
「それか…… いえ何でもない。気にしないで」
途中で止められると逆に気になる。はっきり言って欲しいものだ。
「兄貴! 気にしないで。嫉妬してるんっす」
「嫉妬して悪い? 」
「開き直ったっす。気をつけて兄貴」
「なぜ救出の時に見つからなかったか?
なぜその後も懸命に探しても見つからなかったのか?
分かるカン? 」
「なぜって…… さあ…… 」
「分かってるくせに。いいわ」
「パックはどう思う? 」
「自分? それは…… 」
口ごもる。
誰もが最悪の結果を認めたくないのだ。
口にするのはためらわれる。
たとえそれが紛れもない事実だとしても。
三人は親方が身を寄せている家へ向かった。
「おお。勇者様のご到着だ。
三人揃って会いに来ていただけるとは光栄でございます」
からっていると言うよりも礼儀を尽くしていると捉えるのが自然。
「親方! 」
「カンよ。成長したな」
「へい」
「何か用か? 」
「アル―。アル―を見ませんでしたか? 」
「いや。俺もそれなりに探したんだが見つからないんだ。
心配するな。そのうちひょっこり現れるさ」
「親方…… 」
「そう気を落とすな。あの酔っぱらいなら分かるかもしれないぞ」
「どういうことでしょう? 」
「いや。最後の最後まで確認作業を行っていたからな。
見た目に反して真面目な奴よ!
俺やお前が見落としたとしても奴は覚えてるかもしれない」
モッタのところへ。
リサイクル卿部隊はドコダ山付近にテントを構える。
有り得ないとは思うが大王鬼神の手下等の残党が襲ってくるとも限らない。
警戒を怠らない。
山道を登る。
すぐに部隊を捉える。
ハア ハア
「疲れた! 何度登ればいいわけ? 」
「右に同じっす」
「カン? カンではないか。どうした何か用か? 」
リサイクル卿とコップが談笑中。
「父上! モッタは? 」
「ああ奴なら酒が切れたと近くの家へ」
「奴がどうかしたか? 」
「人を探していまして。アル―って言う女の子」
「ああ。お前の幼馴染のアル―か」
「そのアル―を知りませんか? 」
「おい! 誰か知っている者は? 」
聞いて回るが誰も分からないとのこと。
モッタを探すしかない。
「やっぱりいないのかなあ…… 」
「諦めてはダメっす! 見つけましょう自分たちの手で! 」
「パック…… 」
モッタは一番近い家から順に酒を恵んでもらいに行っている。
「しっし! 早く行っちまいな! 」
えらい剣幕の奥さん。
幼い男の子に危害を加えるのではと必死。
「まったくここの者はケチでいかんな」
昼間から酒浸りの怪しい男を追い払う。
「あれ? あんたたちは先日の。この町は楽しめたかい? 」
「はいどうも。お騒がせしました」
念のためアル―について聞いてみる。
「いやー見てないよ。悪いね」
挨拶を済ませモッタを引っ張っていく。
「何をしやがる! 」
「酔っぱらいの爺さんにも困ったもんす」
「まだ若いわ! 」
「ねえモッタさん。女の子見なかった? 」
「ああ見たな」
「ええ? 本当なの? 」
「何人もいるだろこの地域にもよ! 」
「そうじゃなくて! アル―って女の子」
「ああ? 覚えてられるかよ! 」
「だがお前らぐらいでものすごくかわいい子を見たよ」
「本当? 」
「ああ。今は爺さんのところにいるはずだ」
「爺さん? 」
「神社の爺さんだ。行ってみな」
モッタに礼を言い神社へ急ぐ。
続く
大王鬼神を倒したカンたちはその足で帰路へ着く。
ボロ船でドコダに戻る。
救出された村人は船と馬車に別れドコダへ。
こうして村人全員の帰還は深夜遅くまで続いた。
ドコダ地域の村の大半は消失したため一時的に温泉郷に身を寄せる。
温泉郷はリサイクル卿部隊の活躍により大王鬼神の魔の手から逃れた。
そのため小さな集落に皆が集中する事態に。
カンたちも前回お世話になった旅館で一泊。
大王鬼神との戦いの疲れを癒す。
翌朝。
誰よりも早く目を覚ます。
「ううん。早いっすね兄貴」
「悪い。起こしたか? 」
「もう、何なのよ! こんな早くから! 」
プラスティ―は寝不足で不機嫌。
「兄貴? 行くんすか? 」
「ああ。アル―を探さなくては」
「手伝いますよ兄貴! 」
「よし行こう! 」
「まったく何なのよ。もう! 」
相変わらず不機嫌なプラスティ―。
「アル―! 」
「兄貴? 」
「アル―! 」
「うるさい! 分かった私も一緒に探してあげる。
だからそれを止めなさい! 」
「アル―! 」
「もう情けないわね! 」
三人は外へ。
アル―捜索を開始する。
「兄貴。昨夜は見かけなかったんすか? 」
「それが全然」
「先に着いて、疲れたから寝ちゃったんじゃないの? 」
「そんなことない! アル―は俺を気にかけてるはずだ! 」
「そうかしら。もう忘れちゃったとか?
あなたがサウスドコダから追い出されて大分経つし…… 」
「そんなことない! はずだ…… 」
「待って! そもそもどうやって戻ったの知るわけ?
あなたはどこにいるかも伝えてないでしょう」
「でも手紙で…… 」
「手紙を読んでいるとも限らないじゃない」
「そんな…… 」
そう言われたら自信がなくなる。
「もう気にしてないんじゃない彼女は。もう忘れましょう」
まさか……
プラスティ―の考え方にはとげがあるものの頷ける。
「それか…… いえ何でもない。気にしないで」
途中で止められると逆に気になる。はっきり言って欲しいものだ。
「兄貴! 気にしないで。嫉妬してるんっす」
「嫉妬して悪い? 」
「開き直ったっす。気をつけて兄貴」
「なぜ救出の時に見つからなかったか?
なぜその後も懸命に探しても見つからなかったのか?
分かるカン? 」
「なぜって…… さあ…… 」
「分かってるくせに。いいわ」
「パックはどう思う? 」
「自分? それは…… 」
口ごもる。
誰もが最悪の結果を認めたくないのだ。
口にするのはためらわれる。
たとえそれが紛れもない事実だとしても。
三人は親方が身を寄せている家へ向かった。
「おお。勇者様のご到着だ。
三人揃って会いに来ていただけるとは光栄でございます」
からっていると言うよりも礼儀を尽くしていると捉えるのが自然。
「親方! 」
「カンよ。成長したな」
「へい」
「何か用か? 」
「アル―。アル―を見ませんでしたか? 」
「いや。俺もそれなりに探したんだが見つからないんだ。
心配するな。そのうちひょっこり現れるさ」
「親方…… 」
「そう気を落とすな。あの酔っぱらいなら分かるかもしれないぞ」
「どういうことでしょう? 」
「いや。最後の最後まで確認作業を行っていたからな。
見た目に反して真面目な奴よ!
俺やお前が見落としたとしても奴は覚えてるかもしれない」
モッタのところへ。
リサイクル卿部隊はドコダ山付近にテントを構える。
有り得ないとは思うが大王鬼神の手下等の残党が襲ってくるとも限らない。
警戒を怠らない。
山道を登る。
すぐに部隊を捉える。
ハア ハア
「疲れた! 何度登ればいいわけ? 」
「右に同じっす」
「カン? カンではないか。どうした何か用か? 」
リサイクル卿とコップが談笑中。
「父上! モッタは? 」
「ああ奴なら酒が切れたと近くの家へ」
「奴がどうかしたか? 」
「人を探していまして。アル―って言う女の子」
「ああ。お前の幼馴染のアル―か」
「そのアル―を知りませんか? 」
「おい! 誰か知っている者は? 」
聞いて回るが誰も分からないとのこと。
モッタを探すしかない。
「やっぱりいないのかなあ…… 」
「諦めてはダメっす! 見つけましょう自分たちの手で! 」
「パック…… 」
モッタは一番近い家から順に酒を恵んでもらいに行っている。
「しっし! 早く行っちまいな! 」
えらい剣幕の奥さん。
幼い男の子に危害を加えるのではと必死。
「まったくここの者はケチでいかんな」
昼間から酒浸りの怪しい男を追い払う。
「あれ? あんたたちは先日の。この町は楽しめたかい? 」
「はいどうも。お騒がせしました」
念のためアル―について聞いてみる。
「いやー見てないよ。悪いね」
挨拶を済ませモッタを引っ張っていく。
「何をしやがる! 」
「酔っぱらいの爺さんにも困ったもんす」
「まだ若いわ! 」
「ねえモッタさん。女の子見なかった? 」
「ああ見たな」
「ええ? 本当なの? 」
「何人もいるだろこの地域にもよ! 」
「そうじゃなくて! アル―って女の子」
「ああ? 覚えてられるかよ! 」
「だがお前らぐらいでものすごくかわいい子を見たよ」
「本当? 」
「ああ。今は爺さんのところにいるはずだ」
「爺さん? 」
「神社の爺さんだ。行ってみな」
モッタに礼を言い神社へ急ぐ。
続く
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