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13.置き手紙
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ふと、目を覚ますと何故か暗い部屋のベットの上で寝ていた。
「…………へっ!?何処ここ!!」
勢いよく起き上がり、これまでの事を必死に思い出そうとするが、紅茶入れてから後の記憶が一切ない。
じゃあ、気絶してぶっ倒れてたのをあの5人の中の誰かが運んでくれたって事か?
そう考え至ると手で顔を覆って悶える。
幾ら何でも西園寺らしく無さすぎるだろ俺。
「はぁ…取り敢えず電気つけるか」
もそもそと動き、手探りで電気をつけると。
目の前に映し出された光景に固まってしまった。
「…………………………は?」
何とか振り絞って出た言葉がこれだけだった。
固まったまま数分くらいが経ち、やっと思考が追いついてくるとドッと尋常じゃない程の冷や汗が背中に流れる。
「えっ、まって、えっ??」
俺の目の前には全面に隙間なく【6人目の攻略対象】の写真がびっしりと写真が貼られていた。
底知れぬ恐怖と気味の悪い光景に吐き気が込み上げてきたが何とか耐えながら。
今にも崩れ落ちそうな震えた足で写真に近づき1枚手に取り、恐る恐る眺めると。
「……あれ?少しだけ幼い??」
何故かゲームで見た時より若干幼い上に見たことない制服姿で疑問を感じるが、改めて6人目の攻略対象の事を思い返してみる。
6人目の攻略対象ことLight(ライト)。
攻略キャラ達の全モードをクリアーしたら出てくるおまけキャラみたいな攻略対象だ。
君ラブ本編とのストーリーとはあまり関わりが無く、攻略キャラ自体25歳の大人男性であって。
本名が最後まで出てこない謎多き有名ホストという乙女ゲームで人気出そうなビジュとキャラ設定だったなぁ。
「俺は全く好みじゃなかったけど。
見た目推しのガチ恋勢とかメンヘラプレヤーが滅茶苦茶多かったし1番治安が悪かったな」
Light関連のTLを見る度にガチ恋プレイヤー同士がピー音声が付く程喧嘩していたの思いだしてまた気分が悪くなってきた。
「まぁ二次創作で夢小説沢山あるし、君ラブ知らない乙女界隈でもLightだけ知ってるって言う人多いいから九条様の次に人気なんかな?」
まぁ!!俺は九条様推しだからどうでもいけど!
取り敢えず気まづいけどあの5人の所に行って昨日何かあったか聞かないとなぁと思い、部屋を出てリビングに着くと。
そこには5人の姿が無く、置き手紙だけ机に置いてあった。
『おはよう光輝。
朝からみんな家に呼び出されてしまって急に帰る事になってしまったんだ。
直接伝えられなくてごめんね。
PS.光輝の寝起き姿見れなくて残念。九条』
「うっ…うぉぉぉ!?これはスチルでも見た事ない九条様直々の置き手紙じゃん!!???」
とりあえず近くにあったクリアファイルに入れて保存しとこう。
そうウキウキしなが置き手紙を入れていると、ある疑問に気づいた。
「あれ?よく考えてみたら何でアイツら全員家から呼び出されてんだ??」
……まぁ、俺には関係無いしいっか!!
それよりも部屋に貼ってある写真剥がさねぇと!
つづく…
「…………へっ!?何処ここ!!」
勢いよく起き上がり、これまでの事を必死に思い出そうとするが、紅茶入れてから後の記憶が一切ない。
じゃあ、気絶してぶっ倒れてたのをあの5人の中の誰かが運んでくれたって事か?
そう考え至ると手で顔を覆って悶える。
幾ら何でも西園寺らしく無さすぎるだろ俺。
「はぁ…取り敢えず電気つけるか」
もそもそと動き、手探りで電気をつけると。
目の前に映し出された光景に固まってしまった。
「…………………………は?」
何とか振り絞って出た言葉がこれだけだった。
固まったまま数分くらいが経ち、やっと思考が追いついてくるとドッと尋常じゃない程の冷や汗が背中に流れる。
「えっ、まって、えっ??」
俺の目の前には全面に隙間なく【6人目の攻略対象】の写真がびっしりと写真が貼られていた。
底知れぬ恐怖と気味の悪い光景に吐き気が込み上げてきたが何とか耐えながら。
今にも崩れ落ちそうな震えた足で写真に近づき1枚手に取り、恐る恐る眺めると。
「……あれ?少しだけ幼い??」
何故かゲームで見た時より若干幼い上に見たことない制服姿で疑問を感じるが、改めて6人目の攻略対象の事を思い返してみる。
6人目の攻略対象ことLight(ライト)。
攻略キャラ達の全モードをクリアーしたら出てくるおまけキャラみたいな攻略対象だ。
君ラブ本編とのストーリーとはあまり関わりが無く、攻略キャラ自体25歳の大人男性であって。
本名が最後まで出てこない謎多き有名ホストという乙女ゲームで人気出そうなビジュとキャラ設定だったなぁ。
「俺は全く好みじゃなかったけど。
見た目推しのガチ恋勢とかメンヘラプレヤーが滅茶苦茶多かったし1番治安が悪かったな」
Light関連のTLを見る度にガチ恋プレイヤー同士がピー音声が付く程喧嘩していたの思いだしてまた気分が悪くなってきた。
「まぁ二次創作で夢小説沢山あるし、君ラブ知らない乙女界隈でもLightだけ知ってるって言う人多いいから九条様の次に人気なんかな?」
まぁ!!俺は九条様推しだからどうでもいけど!
取り敢えず気まづいけどあの5人の所に行って昨日何かあったか聞かないとなぁと思い、部屋を出てリビングに着くと。
そこには5人の姿が無く、置き手紙だけ机に置いてあった。
『おはよう光輝。
朝からみんな家に呼び出されてしまって急に帰る事になってしまったんだ。
直接伝えられなくてごめんね。
PS.光輝の寝起き姿見れなくて残念。九条』
「うっ…うぉぉぉ!?これはスチルでも見た事ない九条様直々の置き手紙じゃん!!???」
とりあえず近くにあったクリアファイルに入れて保存しとこう。
そうウキウキしなが置き手紙を入れていると、ある疑問に気づいた。
「あれ?よく考えてみたら何でアイツら全員家から呼び出されてんだ??」
……まぁ、俺には関係無いしいっか!!
それよりも部屋に貼ってある写真剥がさねぇと!
つづく…
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