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4.笑った
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されるがまま大人しく姫抱っこされていると。
廊下には誰もおらずこの光景を見られなかったのは良いものの何処に向かってるのか分からなくて泣きそう。
「着いたでー」
ガラリと知らない空き教室に連れてこられた。
は!?こんな空き教室ストリーとスチルでさえ見た事ないんだが!!
完全に自室みたい高級そうなソファーとかデッカイ冷蔵庫とか置いてあるし怖い。
すると高級そうなソファーに降ろされてドアの鍵を閉めた瞬間、走って目の前に膝まづいた。
「あぁぁ♡晃ちゃんが俺のテリトリーにおるなんて幸せやんなぁ♡♡」
「は??」
「その侮蔑した表情も最高や♡」
いや、困惑した顔ですが??
えっ、誰だこいつ?本当に朱雀紅葉なの??
取り敢えずなんか話さなきゃ。
「何でこんな所に連れてきたか先に言え」
「それはやなぁ♡珍しく九条が泣きながら興奮して生徒会室に来てなぁ。ドン引きしながら話し聞いたら初めて晃ちゃんが俺達をお家に招待してくれるって聞いて衝動的に連れてきちゃった♡」
「…学園では関わるなって約束を破ってか?」
九条様が言ってた事を言うとボロボロと涙を零しながら手に縋りつく。
「うっ、ぐす。それは堪忍してや。
俺達が昔っから晃ちゃんの事世界一大好きなの知っとるやろ?」
すまん、俺はその事まったく知らないんだわ。
さすがに返答に困るとまた口が勝手に動いた。
「はぁ?お前らなんか一切興味も無い」
「酷いなぁ♡そんな所も大好きやで♡♡」
えぇぇぇ、俺の知ってる朱雀紅葉はドSの凶悪イケメンな筈なんだけどなぁ???
目の前にいるの恍惚とした表情でめっちゃ見てくるドMなんだけど。
「……で?話は終わりか」
「終わりやけど、俺ともっとお話しようやぁ」
「お前とこれ以上話してる暇なんてない」
「酷いなぁ♡」
立ち上がった瞬間、そのままグイッとソファに押し倒された。
「は?」
「うわぁ、驚いた表情も可愛いんやねぇ」
え"ぇ"、急にドSキャラ出してくるなよ!?
「さっさと退け」
「やぁだ」
耳元で囁かれて腰がゾワゾワした。
流石はお姉さんプレイヤー達に大人気なだけあるけど、これ以上は俺の精神力が持たん!
どうにかしないとと、混乱しながら頭を回転る。
すると、ポンっと思い浮かんで低い声で言った。
「これ以上やったらお前だけ家に呼ばないぞ?」
傍から聞いたら小学生みたいなセリフだけど、この状態から抜け出すにはこれしか無いからなぁ。
そうしみじみ思いながらギロッと本気で睨みつける。
「………ごめんなさい」
俺の上でガチ凹みしながら朱雀は謝った。
その表情が子犬みたいで可愛すぎてつい微笑みながら頭を撫でるとビックリした顔をする。
「よし、謝れて偉いな!」
「………えっ!?晃ちゃん??」
「じゃあ俺は教室に戻るぞ」
困惑してる隙に朱雀の下から急いで逃げ出して自分の教室まで誰も居ない廊下をダッシュした。
「はぁ、放課後やだなぁー」
本当に今日どうなるんだろう。
ーーーーー
ポカンと晃ちゃんが出ていった扉を眺める。
「……晃ちゃんが笑った?」
あの日、俺達が晃ちゃんに許されない事をしてしまった以来、一切俺達に笑ってくれなかったのに。
「は、ははは、アハハハハ♡」
その瞬間、一気にゾクゾクっと興奮が湧き上がってソファの肘置きを粉砕してしまった。
「こりゃあアイツらに報告せなあかんなぁ」
興奮しきったままソファから立ち上がって生徒会室に向かった。
続く
廊下には誰もおらずこの光景を見られなかったのは良いものの何処に向かってるのか分からなくて泣きそう。
「着いたでー」
ガラリと知らない空き教室に連れてこられた。
は!?こんな空き教室ストリーとスチルでさえ見た事ないんだが!!
完全に自室みたい高級そうなソファーとかデッカイ冷蔵庫とか置いてあるし怖い。
すると高級そうなソファーに降ろされてドアの鍵を閉めた瞬間、走って目の前に膝まづいた。
「あぁぁ♡晃ちゃんが俺のテリトリーにおるなんて幸せやんなぁ♡♡」
「は??」
「その侮蔑した表情も最高や♡」
いや、困惑した顔ですが??
えっ、誰だこいつ?本当に朱雀紅葉なの??
取り敢えずなんか話さなきゃ。
「何でこんな所に連れてきたか先に言え」
「それはやなぁ♡珍しく九条が泣きながら興奮して生徒会室に来てなぁ。ドン引きしながら話し聞いたら初めて晃ちゃんが俺達をお家に招待してくれるって聞いて衝動的に連れてきちゃった♡」
「…学園では関わるなって約束を破ってか?」
九条様が言ってた事を言うとボロボロと涙を零しながら手に縋りつく。
「うっ、ぐす。それは堪忍してや。
俺達が昔っから晃ちゃんの事世界一大好きなの知っとるやろ?」
すまん、俺はその事まったく知らないんだわ。
さすがに返答に困るとまた口が勝手に動いた。
「はぁ?お前らなんか一切興味も無い」
「酷いなぁ♡そんな所も大好きやで♡♡」
えぇぇぇ、俺の知ってる朱雀紅葉はドSの凶悪イケメンな筈なんだけどなぁ???
目の前にいるの恍惚とした表情でめっちゃ見てくるドMなんだけど。
「……で?話は終わりか」
「終わりやけど、俺ともっとお話しようやぁ」
「お前とこれ以上話してる暇なんてない」
「酷いなぁ♡」
立ち上がった瞬間、そのままグイッとソファに押し倒された。
「は?」
「うわぁ、驚いた表情も可愛いんやねぇ」
え"ぇ"、急にドSキャラ出してくるなよ!?
「さっさと退け」
「やぁだ」
耳元で囁かれて腰がゾワゾワした。
流石はお姉さんプレイヤー達に大人気なだけあるけど、これ以上は俺の精神力が持たん!
どうにかしないとと、混乱しながら頭を回転る。
すると、ポンっと思い浮かんで低い声で言った。
「これ以上やったらお前だけ家に呼ばないぞ?」
傍から聞いたら小学生みたいなセリフだけど、この状態から抜け出すにはこれしか無いからなぁ。
そうしみじみ思いながらギロッと本気で睨みつける。
「………ごめんなさい」
俺の上でガチ凹みしながら朱雀は謝った。
その表情が子犬みたいで可愛すぎてつい微笑みながら頭を撫でるとビックリした顔をする。
「よし、謝れて偉いな!」
「………えっ!?晃ちゃん??」
「じゃあ俺は教室に戻るぞ」
困惑してる隙に朱雀の下から急いで逃げ出して自分の教室まで誰も居ない廊下をダッシュした。
「はぁ、放課後やだなぁー」
本当に今日どうなるんだろう。
ーーーーー
ポカンと晃ちゃんが出ていった扉を眺める。
「……晃ちゃんが笑った?」
あの日、俺達が晃ちゃんに許されない事をしてしまった以来、一切俺達に笑ってくれなかったのに。
「は、ははは、アハハハハ♡」
その瞬間、一気にゾクゾクっと興奮が湧き上がってソファの肘置きを粉砕してしまった。
「こりゃあアイツらに報告せなあかんなぁ」
興奮しきったままソファから立ち上がって生徒会室に向かった。
続く
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