最前線

TF

文字の大きさ
上 下
291 / 394

Dead End ユ キ・サクラ (35)

しおりを挟む

新月の夜まで、がっつりと研究するためにスケジュールを調整しておいたので、ひたすら!我を忘れて、職務なんて投げ捨てるかの如く!
没頭するかのように幾度となく加護にアクセスし、お母さんが魔力不足になろうがお構いなしに!資料を読みあさった!

おかげで、資料の中身はほぼ完ぺきに!書き写すことが出来た!
研究に必要な道具や素材も把握できたし、理論も何となく理解した!
書かれていた知らない材料とか、成分は、何かで代用できるのかある程度の目星もついてる!
代替え案を用意した!

後は、地下に用意してある教会から送られてくる人々の祈りと言う名の魔力を蓄積するために用意した施設。
その潤沢な魔力を使って研究を開始するから、魔石貯蔵庫っという名目で建設した地下施設に隣接する様に地下培養研究施設を建設する手筈を整えて行く。

こういった施設を作る上で当然、幹部達の会議をするんだけど、研究内容が新しい医療、新しい仕組みへの研究、引退せざるをえなかった戦士達に明日を与えるっていうプレゼンをしたら大賛成だったし。
お母さんもこういった医療の新しい道を切り開くために作る施設ってことで、興味深々ですっごい協力的!!
研究塔の皆も、突如始まる新しい研究で仕事が増えるんじゃないかってネガティブな意見が出てきそうだよなぁって不安を感じたりしたけれどさ!
内容を伝えていると全員がすっごく協力的で怪我した人とか、病気で救えなかった人を救える可能性が高くなるっていう部分に心惹かれた人が多みたいで、全員がやる気に溢れている、モチベーションは最高って感じ!
なので全員が渡した資料に書かれている成分をどうやって錬金したり、抽出したり…無いモノをどうやって生み出すのかって部分でも目を輝かせている

だけど、私が始祖様の術式とか、敵の魔道具を解析分析をお願いしている術式研究所は稼働停止しないといけないかもなー…
殆どの人がさ、何処かの部隊と兼任だから、専属って言うのは私と数名って感じ!
専属の人は元々、私が渡してある研究を主軸として研究してもらっているから、新しく指令を出す必要はないかな?

当面のスケジュールと稼働状況をある程度、想定して細かい指示書を作成していく

幸いなことに、必要な素材は何とかなりそうな感じがする。
何故なら…必要な材料は此方側である程度、用意できそうな気がするから。
その材料って言うのが、死の大地に住まう獣から採取できる素材の中に、近しい性質や成分がある。

これを僥倖と捉えるのか、もしかしたら、魔女は獣サイドだったっていう可能性が湧き上がってくる…
どういう繋がりがあるのかわからない…

邪推してしまいたくなる。
だけど、それは、その部分は、私が考える事ではない。
これを僥倖と捉え、天が味方してくれていると、神が研究を進めろと言っていると思って動き続ける!
これもまた、偉大なる始祖様が導いてくれたものだと信じて。

ってなわけで、明日は待ちに待った新月!
たったの一か月だって言うのに凄く長く感じた~…やるべきことが一気に増えたからなんだろうなぁ~…
ぶっちゃけると毎日が充実している、明日へ向かって一歩ずつ進めているって言う実感も沸いてくる。

研究こそ我が命!我が道!満ち足りるってなもんだよね!

そうだよ!ほんっとにそう!我ながらナイスな言葉だよね!
取引とかあんな誰でも出来ることをどうして、最高の頭脳であり、この星で最強であらせられたあの偉大なる伝説の人物、始祖様から加護を与えられた一族が!!
どうして、誰でもできる、どうでもいい取引なんて!そんな下らないことに時間を割かないといけないんだっての!

私に時間を寄こせ!研究させろ!未解読の術式を研究させろよー!!

ってね、大きな声で訴えかけてやりたいけどさ、出来ないんだよね~…私がルの一族だっていうのは出来る限り伏せておきたい事なんだよね。
王族からすれば、聖女の一族は一旦、途絶えたことになっているからね、表向きはね、流石にアレも私がルの一族の末裔だってのは気が付いているけれど表だって行動しない辺りその辺で私を攻撃する気は無いんだろうね。
まぁ、暗殺紛いなことはしょっちゅう仕掛けてくるけど、毎度毎度、爪が甘いのはさ、構って欲しいだけなんじゃねぇの?って感じる部分もあるんよなー…どうでもいいけどね。

それにね、たぶんだけど、また100年も経過したら私の故郷で突如、ルの宿命を背負った、ううん、背負わされた短命種が産まれ落ちる気がする。
今までは何とか血の繋がりで引き継いでこれたけれど、始祖様から繋げられた血の繋がり、今代は…私でお終いなんだよね…

命を繋ぐという使命…失ってはいけない血筋…命のバトンを遠い過去に投げ捨ててしまった…それを思い返し、つい、お腹を摩ってしまう…

ふっと鼻で笑った後、ぽんっとお腹を叩き、机から立ち上がり細かい指示書を渡しに各部署へと足を運ぶ。

メイドちゃんにこういった事をお願いすればいいんだけれど、指示書の内容を直接伝えないといけないよね。
新しいことに挑戦するってことだからわからない事とか、既にある程度、浮き彫りになっているだろうから、それらの説明と相談を同時進行で行いたいからね~

なので、メイドちゃんにはメイドちゃんにしか出来ないスケジュール調整をお願いしている

今後、数年単位で新月の周期を計算して、新月が訪れるタイミングに近しい日は念のために!
全てにおいて私が取引で外に出ない様に調整してもらっているのだ!

こればっかりは、毎度のことながらね、頭上がんないよね~…
私からさ、取引先に直接連絡取るとさ、相手も恐縮しちゃったり?萎縮しちゃったりするけどさ、メイドちゃんが良い感じにクッションになってくれるから相手さんもね、変にストレスを感じないからね。

スムーズに取引が出来るってもんだよね~。
傲慢な貴族がこの状態を見て、その影響でさ、出費が嵩んで取引のうまみが減るかもしれないって部分を指摘されそうな気がするけれど!
どうでもいいくらい稼いでるから気にしたら負け!今は私の時間の方が万倍も価値があるからいいの!赤字じゃなくて黒字なら問題なし!

多少の赤字なんてどうとでもなるからさー、ほんっと、メイドちゃんに任せたい!!
取引も全部!何もかも!外交官って職位にしてさ!色々と任せたいんだけどね~絶対に嫌ですって断られてるんだよね~。

何とか説き伏せたいけれど、交渉材料が乏しくて難しいかなー…
メイドちゃんの背景を考えるとさー絶対に首を縦に振らせる交渉材料があることはあるんだけどさ~。
それってさ、私的にも切りたくないカードってなわけで、それを使っちゃうとね~メイドちゃんの背景にいる海を渡った大陸に鎮座しているちょっと訳ありの通称本国がさ、世界情勢的にも有利になってしまうようなカードっていうかもうジョーカー切り札って感じのやつがあるんだけどさ、ここで使うのは無理なんだよね~。
だって、いざって時に置いときたいじゃん?そのいざって絶対にやってくると思ってるんだよね、いつか私自身が向こうと取引するときに置いときたいジョーカーだから使いたくないんだよなぁ…

これでも一応、海を渡った先にある色んな大陸との大型な取引も視野に入れているから、絶対に切りたくないジョーカーってのはね、念のために数多く用意してあるんだよね。
っていってもなぁ、このカードを使うタイミングってさ、平和になった後か、最終決戦で人手が足りねぇって判断した時に使おうって思っているカードだから永遠に使わない可能性もあるんだよなぁ…

いや、使うか、私が…死んだあと、とかでね…

うん、そう考えると、切りたくないね…残して置くかぁ~…
しゃーねー、今後も頑張って私自らいつも通りに取引も頑張ろうと、一歩進むたびに腹を括っていく。
各部署に細かい指示書を渡しに行き、指示書を渡した際に、事前に渡してある指示書で悩んでいる部分があれば質問受け付けるよと言うと、数多くの質問や素材が何時頃届くのかなどの相談を受け、出来る範囲、わかる範囲で適切な指示をだし、私自身もわからないことに関しては悩みを共に考え、一緒に方向性としての道を示していく。

今回のは、薬に精通する部分もあるから、薬と毒のエキスパートであるお母さんにも手伝って欲しかったんだけどなー。
医療班の仕事を減らしてもらって研究の手伝いをしてもらうかと思ったんだけどなー…
ちょっと、お母さんのスケジュール的にも無理そうな感じだったから現場優先、ユキさんの心のケア優先で動いてもらっている。

勇気から頼まれているユキさんのメンタルケアに関しての進展としては、特に進展はない、のかな?現状維持?
今のところ、ユキさんは自分が女性の心だっていうのは誰にも打ち明けていない。
打ち明けてくれた方が変なストレスから解放されると思っているから打ち明けて欲しいけれど、デリケートな問題だから、恐らく、打ち明けるきっかけが必要なのだと思う。
お母さんもそれを察してくれているみたいで無理に駒を進めようとせず暖かく見守るように相談の乗ってくれていたり、現場での辛かったこととか、頑張っている事とか、そういうケアに徹してくれている。

周りからすると、ユキさんだけ特別扱いしてないか?って思われるかもしれないけれど、ユキさんが偉大なる戦士長の息子っていう部分がこの街にいる新兵含め全員が知っているから、ゆくゆくは幹部の道へと進むのだろうっと薄々感じ取っているみたいで特に文句はない。
幹部であるお母さんや私が気にかけているのも、未来の幹部として教育する為っとしか感じていない人もいるだろうかな?
これでさ、ユキさんがおんぶにだっこで何もしなかったら色々と問題が発生するけどさ~、ベテランさんこと、カジカさんからユキさんの評価を聞いたら新兵の中では断トツで強いって評価で、今すぐにでも前線に送り出しても問題ない程の力量に技量だって驚いていたってことだもんね。
カジカさんが期待を込めて徹底的にしごきぬいていて、新兵達が絶対に受けたくないって言うくらいの厳しい訓練内容についていけているのも、また、周りからの評価が高くなっていってるんだろうね。

ユキさんの努力する姿っていうのはしっかりと周りからも評価されている。

その代わり、自由時間を削って訓練に取り組んでたりするから、新兵達と他愛のない会話とかも参加する頻度が減ってしまっていて、新兵達もユキさんの事を特別視しているみたいでさ、気軽に会話に誘えないみたいで徐々に孤立していってるみたいなのが問題だってお母さんが言っていたから、私も彼女が孤立しない様に出来る限り、時間がある時は声を掛けるようにしている。

貴女は独りじゃないよって伝えないとね!

同部屋のさ、王族の隠し子こと、オリン君は基本的に他人の事なんてどうでもいいって素振りだから、あまり期待していない。
興味が無い素振りだけどさ世渡りが上手い!そういう部分ってのが、彼が王族の隠し子故にって感じだよね。
印象に残らないようにされど、相手を不快にさせない様に身をひそめる…その空気を読む力はピカイチだよねー…
そんな彼にさ~ユキさんに対して色々とケアをして欲しいって声を掛けたらきっと、ある程度、気にはかけてくれるだろうけれど、それでも深くっと言うか、極力関わろうとしないんじゃないかなー?流石にね、王族と縁がある血筋だもの…縁どころじゃねぇか…
もろに王族の血筋だもんなーユキさんって…

あの強かなオリン君が他の王族と深く関わろうとなんて絶対にしないだろうなぁ…何か一押ししないと絶対にしないだろうなぁ~…

そんな事を考えながら、細かい指示を出し終えて、地下の工事がどの程度進んでいるのか確認するために向かうとへとへとに疲れ果てて眼をしょぼしょぼさせているユキさんを見つけたので近づいてみるけれど…

気が付かない?結構近くにいるんだけど?

よっぽど、訓練が厳しいのか、足取りがふらふらしてる…
後ろを付いて行くけれど一向に気が付く様子が無いので、隙だらけの脇腹に指を突き刺してみると
「わっひゃぁ!?」
ビクンっと跳ねるように飛ぶ仕草が凄く…面白かった!
空中で後方を確認しようと身を捻る動作が見えたので、ユキさんの視界に入らない様に体を動かし、着地と同時に再度、脇腹に指を突き刺す
「うひぃ」
仰け反るように体を逸らして飛び、直ぐに首をぐりんっと回して此方を見てくる、あー、この速度は逃げれんな~
視線が交差したので、にひっと笑顔で手を振ると
「やめてよ!くすぐったいなぁ!!」
顔を真っ赤にして両脇をガードしながら吠えてくる
くすぐったがりなのかーこれは良き情報じゃ、にしし

飛び跳ねた勢いで結構な距離が離されたので、何かされる前に逃げようかと思ったら一瞬で間合いを詰められ瞬時に肩を掴み
「悪い子にお仕置き!」
すぐに、私の脇腹をくすぐってくるが・・・っふ、私にその攻撃はあまり効かない!耐えれない事も無い!
攻撃に耐えていると、むきになったのか、必死に脇腹を突いたり抓ったりするのだが、その必死な攻撃が逆に?雑になりくすぐったいという感覚が無くなる。

っふ、勝ったな!ガハハ!っと仁王立ちで声に出すと
「うー、ずるいよ姫様ー!」
悔しそうに頬を膨らませてる、残念だったな!私がくすぐったいと感じるのは主にうなじと足裏だ!絶対に教えないけどな!…後は、腋下も苦手かも?
軽くからかった後、世間話を少しして別れる、ユキさんも早くお風呂に入ってご飯食べて寝たいみたいだし無駄話に花を咲かせるわけにはいかないよね

ユキさんと別れた後は当初の予定通り、地下の研究施設がどの程度、完成に向かっているのか新着を確認する…
このペースで行けば、二か月後にはある程度、稼働させれそうかな?
穴を掘って上にある建物に影響が出ない様にレンガに鉄筋コンクリートに近いモノを使って地下スペースを作ってもらっている
地下が出来たら、製造を開始していて、地下が出来るころには完成している実験用の魔道具を運んで、他にも必要な研究用の道具を運び込むだけ!
道具の中身や内容なんて運ぶ人はわからないだろうし、工場にお願いしている魔道具もどういう仕組みなのか中身なんて知らないだろうから、この研究内容が王都に漏れることはない!何も問題なしってね!

順調順調!このまま、軌道に乗ってくれるといいんだけどねー。
この研究がある程度進んだら、ユキさんに見せてあげないとね…

この研究が進めば、女性の体を培養できる、貴女の心を解き放ってあげれるよってね…

下準備は程々に順調、障害は今のところなし!万事順調!頼まれてた事も概ね良好と判断!
うんうん、明日の手土産は完璧じゃん?にっしっし!
自慢げに地下から外に出て深呼吸をする…

早く会いたいな…

遠くに殆ど見えるか見えないか、そんなお月様を眺めながら、甘いため息を漏らしてしまう。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰
ファンタジー
一人の少年がドラゴンを従え国では最少年でトップクラスになった。 ドラゴンは決して人には馴れないと伝えられていて、住処は「絶海」と呼ばれる無の世界にあった。 だが、周りからの視線は冷たく貴族は彼のことを認めなかった。 それからも国を救うが称賛の声は上がらずいまや冷酷魔法騎士と呼ばれるようになってしまった。 そんなある日、女神のお遊びで冷酷魔法騎士は少女の姿になってしまった。 そんな姿を皆はどう感じるのか…。 そして暗黒世界との闘いの終末は訪れるのか…。 ※こちらの内容はpixiv、フォレストページにて展開している小説になります。 画像の二次加工、保存はご遠慮ください。

【画像あり】転生双子の異世界生活~株式会社SETA異世界派遣部・異世界ナーゴ編~

BIRD
ファンタジー
【転生者モチ編あらすじ】 異世界を再現したテーマパーク・プルミエタウンで働いていた兼業漫画家の俺。 原稿を仕上げた後、床で寝落ちた相方をベッドに引きずり上げて一緒に眠っていたら、本物の異世界に転移してしまった。 初めての異世界転移で容姿が変わり、日本での名前と姿は記憶から消えている。 転移先は前世で暮らした世界で、俺と相方の前世は双子だった。 前世の記憶は無いのに、時折感じる不安と哀しみ。 相方は眠っているだけなのに、何故か毎晩生存確認してしまう。 その原因は、相方の前世にあるような? 「ニンゲン」によって一度滅びた世界。 二足歩行の猫たちが文明を築いている時代。 それを見守る千年の寿命をもつ「世界樹の民」。 双子の勇者の転生者たちの物語です。 現世は親友、前世は双子の兄弟、2人の関係の変化と、異世界生活を書きました。 画像は作者が遊んでいるネトゲで作成したキャラや、石垣島の風景を使ったりしています。 AI生成した画像も合成に使うことがあります。 編集ソフトは全てフォトショップ使用です。 得られるスコア収益は「島猫たちのエピソード」と同じく、保護猫たちのために使わせて頂きます。 2024.4.19 モチ編スタート 5.14 モチ編完結。 5.15 イオ編スタート。 5.31 イオ編完結。 8.1 ファンタジー大賞エントリーに伴い、加筆開始 8.21 前世編開始 9.14 前世編完結 9.15 イオ視点のエピソード開始 9.20 イオ視点のエピソード完結 9.21 翔が書いた物語開始

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...